【写真で見る】佐野史郎さんが鮨を握る手つきは・・・? ドラマ『時すでにおスシ!?』場面写真

役と自身の人生が重なり合う瞬間、そして「この人は何者なのか」と問い続ける演技への向き合い方――。長年第一線で活躍し続ける佐野さんが語る、俳優としての原点と現在の思いに迫った。

■“冬彦さん”役の先にあったもの――佐野さんが語る転機

佐野さんはこれまで数多くの作品に出演し、時代ごとにさまざまな人物像を演じてきた。その歩みの中で、大きな転機となった作品として挙げるのが、『ずっとあなたが好きだった』だ。

社会現象にもなったこの作品は、佐野さんが演じた“桂田冬彦”という強烈なキャラクター性ばかりが語られがちだが、佐野さん自身はその奥にあったテーマを強く意識しているという。親子関係や家族の在り方、そして社会の流れの中で揺れ動く人間の姿について、「あの頃は、そういうものを模索していた時代でもあったと思うんです」と振り返る。

当時はまだインターネットもあまり普及しておらず、「こんなに長く見られる作品になるとは思わなかった」と率直に語る。それでもなお語り継がれている理由については、「どんな時代でも抱えている問題を問い直していたからではないでしょうか」と分析する。「ちゃんとやれば伝わるんだ、という手応えはありましたね」。その実感は、今の俳優人生にも確かに息づいている。

■父として、子として――変化していく家族観も役に投影

近年は父親役など、家族を軸とした役柄を演じる機会も増えている佐野さん。2025年度後期NHK連続テレビ小説『ばけばけ』では、娘のことで翻弄される父親を演じるなど、人生の機微に寄り添う役どころが続く。現在出演するドラマ『時すでにおスシ!?』も、“家族”をテーマの一つとしている作品だ。

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