市川團子と、父である市川中車こと香川照之

 

 11月15日、芸能事務所「トライストーン・エンタテイメント」はある若手歌舞伎役者の所属を公式サイトで公表した。その意外な組み合わせが、話題となっている。

 

「この日、《この度、市川團子(五代目)が弊社トライストーン・エンタテイメントに所属する運びとなりました》と発表されました。同時に宣材写真も公開。一方、市川團子さんも同日、自身のInstagramを更新し、《一生懸命に精進して参ります》と投稿しています」(スポーツ紙記者)

 

 X上には《映像のお仕事にも、、、期待、、、!!》《軸足は歌舞伎に置きつつ他の舞台や映像でどんどんメジャーになって行くんだろうな》《ビックリしましたが、この先の映像仕事を見越しての選択なんでしょうね》との声援が寄せられている。

 

 2004年生まれの市川團子は、2012年6月に「スーパー歌舞伎 ヤマトタケル」のワカタケルで五代目市川團子を名乗り初舞台を踏む。父は市川中車(香川照之)、祖父は市川猿翁さんと、歌舞伎の名門「澤瀉屋」の出身だ。

 

「初舞台を踏んで以降も、2013年10月『春興鏡獅子』の胡蝶の精を演じ、国立劇場特別賞を受賞するなど、学業と両立しながら歌舞伎役者として着実にステップアップしてきました。2023年、市川猿之助さんの代役を務めることになり、19歳にして、中1日の準備期間で明治座の舞台『不死鳥よ 波濤を越えて―平家物語異聞―』の昼の部で主演を務めるなど、若手歌舞伎俳優として注目されています。

 

 團子さんは、身長179cmのスタイル。着物も洋服もお洒落に着こなし、現在、青山学院大学文学部に在籍。演劇映像などを学んでいるといいます。歌舞伎を広める意味でも、メディアからの取材に積極的に応じ、女性誌に登場したりと活躍の場を広げています。こうした流れからも、映像作品などへ広く出演していくことを視野に入れ、今回の事務所所属に踏み切ったのでしょう。同事務所は、小栗旬さんが社長を務め、綾野剛さん、間宮祥太朗さんら映画やドラマで活躍する俳優を多数抱えています」(芸能記者)

 

 また別の芸能記者はこう話す。

 

「小栗さんと父である歌舞伎役者であり俳優としても活躍する市川中車(香川照之)さんとは、映画『キサラギ』(2007年)や2021年のドラマ『日本沈没-希望のひと-』(TBS系)などで共演しています。これまでイベントなどでも香川さんとの親交を明かしてきました。今回の事務所所属には、父である中車さんのアドバイスや後押しがあった可能性も考えられますね」

 

『女性セブン』では、小栗が織田信長役で出演する2026年NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』に、彼に仕える小姓・森蘭丸役にキャスティングされており、これでドラマデビューを飾ると報じられている市川團子。今後さらに活躍の場を広げていくのだろう。

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