TBS山本恵里伽アナ
Photo By スポニチ

 12日のTBS「報道特集」(土曜後5・30)は参院選(20日投開票)を前に「争点に急浮上“外国人政策”に不安の声」と題して特集。排外主義的な主張を掲げる一部政党が勢いを増していることを取り上げ、当事者の外国人たちの不安の声を伝えた。

 メインキャスターの同局・山本恵里伽アナウンサーは「外国人政策が争点に急浮上する中で、これまではそこまで注目されていなかった強硬な主張が急に支持を得るとか、社会が決して受け入れてはこなかった排外的な差別的な言葉がSNSで拡散していく。そういった現実に正直凄く戸惑いを感じています」とコメント。

 「実際、外国籍の人と全く関わらずに生活をしている人って実はほとんどいないと思うんです。学校の友達だったり職場の同僚だったり」とし、「自分の1票がひょっとしたらそういった身近な人たちの暮らしを脅やかすものになるかもしれない。これまで以上に想像力を持って投票しなければいけないなと感じています」と話した。

 また、山本アナは外国人差別に詳しい大阪公立大・明戸隆浩准教授を取材し、「“日本人ファースト”という言葉がかなり独り歩きしている印象。ヘイトスピーチとは違うのか?」と質問。

 明戸准教授は「“日本人ファースト”はそれだけ取り上げると“日本人を大事にします”。排外主義なの?ヘイトスピーチなの?と言えてしまう。一番ヘイトスピーチで重要なところは差別の扇動なんです。差別用語を一切使わずに差別をあおるということ。直接“出てけ”と言っていないと言い訳ができてしまうが、実際にやっていることはその支持層に対して排外主義、ヘイトスピーチをあおる効果、これは言っている側も分かってないわけない」と解説した。

続きを表示

Leave A Reply
Exit mobile version