モダンリビング255号(2021年2月発売)藤森照信の「日本のモダン建築」20世紀の名作住宅で掲載した、吉田五十八の初期の作品である小林古径邸。昨年の暮れに藤森照信さんと共に訪れた際、いろいろお話を伺いました。

吉田五十八 よしだ いそや/1894年東京生まれ。1913年東京美術学校(現・東京藝術大学)図案科第2部に入学。23年に卒業後、吉田建築事務所を設立。25年にヨーロッパやアメリカを回り、各地に残る古典建築に強い感銘を受ける。帰国後、当時日本では過去の建築となっていた数寄屋建築に着目し、30年代ごろから独自に近代化を図った数寄屋建築を数多く発表。74年逝去。

小林古径邸/日本画家、小林古径氏が東京・南馬込にある画室の隣に自邸を建てたいと吉田五十八氏に依頼し、1934年に完成した吉田氏の初期作品。木造2階建ての建物は、客間、書斎、居間やキッチンといった生活空間を1階、2階に寝室などを配置。建物内は京都の宮大工・岡村仁三氏や、建具の名工・佐野開三氏による高い施工技術によって細部まで緻密な仕上げが実現している。後の36年には既存の画室も吉田氏の手によって改造された。93年に解体された後、古径の出生地である新潟県・上越市にある小林古径記念美術館に移築、一般公開されている。2005年国登録有形文化財。

藤森照信さんインタビュー【反住器】

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