【昭和スター列伝】銀幕の女優たちが、次々とその男に夢中になった。相手は俳優ではなく、別の世界から来た男だった

    昭和四十年代の撮影所には、きらびやかなスターたちがあふれていました。けれど、その中に一人だけ、明らかに空気の違う男がいました。演技を学んだことは、一度もない。なのに、彼がカメラの前に立つと、本職の俳優たちがかすんで見える。そして、銀幕の女優たちが、次々とこの男に心を奪われていったのです。

    彼は、俳優ではありませんでした。まったく別の世界からやってきた男でした。左の頬に刻まれた一筋の傷が、その何よりの証でした。男の名は、安藤昇。かつて東京の裏の世界に、その名をとどろかせた、本物の首領。日本の映画史上、彼のような経歴の男が銀幕のスターになった例は、後にも先にもありません。

    感化院と少年院で育った少年。海の底で命の終わりを待った十九歳。無法の渋谷を制し、一千人を超える組織を束ねた若き首領。背広を着て、刺青を禁じた、異色の集団。白昼の大事件と、六年の獄中。そして、すべてを自らの手で解散し、裸一貫で飛び込んだ銀幕の世界。演技経験ゼロの男に積まれた破格の契約金。放送禁止になりながら二十万枚を超えた歌。五十八本の主演。銀座の伝説のクラブに残る、恋の記憶。

    なぜ、選び抜かれた銀幕の女たちは、この危険な男に引き寄せられたのか。作り物の光の世界で、彼だけが知っていた本物の闇とは。二つの世界を生き切った男、安藤昇の物語を、当時の記録とともに、ひもといていきます。

    昭和スター列伝を、チャンネル登録して、昭和のスターたちの、栄光と、知られざる物語を、いっしょに、たどってください。

    章立て:
    00:00 別世界から来た男
    01:35 手のつけられない少年
    02:34 海の底で待った十九歳
    04:42 焼け跡の東京へ
    05:51 無法の渋谷を制した男
    06:55 背広の組織、一千人
    08:06 頬に刻まれた傷
    09:32 白昼の大事件
    10:33 独房の六年
    11:17 帝国を自ら閉じた朝
    12:17 前代未聞の銀幕デビュー
    14:31 放送禁止の大ヒット
    15:01 五十八本の主演
    15:50 女優たちが溺れた理由
    17:47 銀座に残る恋の伝説
    18:46 語らない男の色気
    19:27 引き際の美学
    21:14 筆を持った元首領
    22:28 悔いはない
    23:21 七百人が見送った男

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    3件のコメント

    1. 演技を一度も学んだことのない男が、五十八本の主演。そして、銀幕の女優たちが、次々と溺れていった。作り物の世界で、彼だけが本物だったからかもしれません。

      一千人の組織を自ら解散し、スターの座も自ら下りた。のぼりつめては、捨てる。その引き際の美学に、男として、しびれます。

      みなさんは、この安藤昇という生き方を、どう思われますか。憧れますか。それとも、恐ろしいと感じますか。よかったら、コメントで、聞かせてください。

      こういう昭和のスターたちの物語を、これからも、ていねいに、作っていきます。よかったら、チャンネル登録して、いっしょに、振り返ってもらえたら、うれしいです。