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エピソード10『マネージングパートナー』“Managing Partner”

あらすじ

ハーヴィーとゼインは部下の闘いを黙って見守ることができず、口を出してしまう。ドナは事務所にとって最善の選択をする。

ネタバレ感想

代表争いに向けた対決をさせると発表があり、アレックスとサマンサの仁義なき戦いが始まります。

アレックスに頼まれたハーヴィーは協力し、ロバートはサマンサからの協力を拒否。これでは不公平で、ドナが「次は断って」と言うのも分かります。

 

12年前、「君の事務所は資金洗浄しているが首謀者が分からない」というFBIの〈トム〉にスパイとして調べることを強要されたサマンサ。

当時の代表〈ジャーヴィス〉に「FBIから接触があり捜査協力を求められました。資金洗浄してると思われてる」とすぐ報告し、ジャーヴィスも自分が経理部に行けば犯人に気付かれるから、サマンサには担当している訴訟は他の者に回し、疑惑が事実か帳簿を調べる任務が命じられました。ジャーヴィスが怪しいパターンか?

ギャヴィンに対し、この間航空会社に莫大な額でルノワールの絵画を売って契約までしており、これは絵画の取引に見せかけた賄賂だと法廷で指摘するサマンサ。

今回のフェルメールの絵画破損も保険金目当ての故意だったと主張。

秘匿情報の利用ではなく、妻が公的な書類である離婚申請の書類にも書かれていた情報なのでアレックスはこの件で反論できません。

 

これに対抗したアレックスの巻き返しは、保険会社が輸送にかかわった複数の会社の中からスターボード航空だけを訴えたのは、一番儲かっているからではないか、以前契約していたのに解約になって賞与が出なかったことへの恨みがあるのではないか、という報復の指摘です。

人気のない経理部で探し物をしているとロバートが現れ、誤魔化そうとしたサマンサに「私も同じ理由で来た。怪しい金の動きがあるが証拠がない」と話し、2人で手分けすることに。

ここから信頼を買われて後に右腕にまでなるのですね。

 

場面は現在に変わり、ロバートから頼みたいことはないか聞かれているサマンサ。

「“梱包会社に不備はない”と主張しようとニーナに言ったら気まずそうだった。調査で梱包に不備が見つかったのかも。報告書は届いてるはずですがまだ“私は”見てません」

「私に箱ごと処分して欲しいのか」

「そうです」

改めてギャヴィンが本当に悪いと確信していることを聞き直した上で、揺るぎないサマンサにロバートは報告書の処分を約束。

 

手分けして証拠探しをしていたら、ロバートの口座に不自然な賞与の入金記録を見つけ問い詰めるサマンサ。

「半年前、私は代表3人が資金洗浄してると気づいた。私も誘われたが断ったら共犯に仕立て上げられた。送られた金は返そうとしたが向こうが受け取らないから寄付したんだ」という事情と、弁護士を目指す娘が資格が取りづらくならないよう自分が疑われて犯罪者になるリスクは回避しなければならず通報できなかった思いも聞かされます。

 

「フェルメールの絵が世界から1枚減ったら、自分の持つフェルメールの価値がどうなるか」をギャヴィンが質問していた鑑定士〈フィリップ・ジョーンズ〉の証言を取り付けたサマンサ。

やはりギャヴィンはクロで、負けを認めて弁償するから家族のためにも1日待ってくれ、と頼まれました。

サマンサは情けを見せて待ってくれたというのに、どこまでも汚いギャヴィンはサマンサが過去に犯した倫理違反のリストを用意して脅迫するようアレックスに強要。

「やらなければ脅しに使うまでもなく法曹協会に行くぞ」とアレックスも敵でもあるし身内でもあるサマンサを人質に取られたような状況です。

サマンサのフリをしたカトリーナに保険会社の報告書の原本を取りに行かせたいとハーヴィーを説き伏せるアレックス。

サマンサの資格がかかっていることを知らず、単純にハーヴィーがアレックスを勝たせようとしていると思っているカトリーナは、頼まれた仕事を引き受けるか悩んでドナに相談します。ドナの答えはいつも通り「ハーヴィーを助けて」とこんな時でも信頼しています。

 

カトリーナの動きで梱包会社の落ち度をニーナが知っていたという証拠が得られ、ギャヴィンが資格剥奪を狙っていることも伝えた上で「訴えを取り下げろ」とサマンサに要求するアレックス。

妻がガンになったことにより学部長が引退し、代理に選ばれたシーラ。

正式な学部長も夢ではないと聞いて、それでは2人とも忙し過ぎて子育てに手が回らないことを心配するルイス。

悩みがありそうなルイスから事情を聞いたカトリーナは「シーラが忙しいならあなたが時間を作っては?今のあなたには支えてくれる代表2人と新しいシニアパートナーがいる。あなたが仕事をセーブしても安心して任せられるはず」であると伝えます。

 

どちらにせよ子供ができれば自分が時間を作ると考え直したルイスは、シーラから妊娠したという嬉しい報告を聞かされました。

妊娠のおかげで子宮筋腫の手術もしなくて済むそうです。

ルイスは育休取りそうな顔ですし、こうなると思ってました(笑)

12年前、通報せずロバートを守った時からサマンサとロバートの絆が生まれています。

この時ロバートが信用できる人物として後に裏切られることになるランドとカルドーの名前を挙げていたのは、行く末を知っていると複雑です。

あの頃のロバート同様、家族がいるから情けをかけて欲しいと言われてギャヴィンに猶予を与えたせいでアレックスに負けてしまったサマンサ。

「勝負には負けたけれど代表にするという約束を守ってかつての借りを返して」とロバートに迫ります。無茶苦茶だな。

仮に聞き入れられたとして、今後事務所内でアレックスに背後から刺されそうですよ。

 

ロバートとサマンサの密約を嗅ぎ取ったドナはルイスを訪ねて状況を説明。

ルイスは妊娠報告とともに、自分が代表を降りるから空いた枠でアレックスとサマンサの2人ともを代表にすればいいと提案しますが、ドナはこれに反対し、「あなたが代表になって。今はロバートもハーヴィーもトップにふさわしくない」とまさかの展開。

代表になりたいと焦がれていた時にはなれず、父親になりたいと夢が叶いかけているタイミングで今や望んでいない地位が手に入りそうとはルイスらしいなぁ。

出産までは9ヶ月あるし、その後どうなるかは分かりませんが、とにかくドナは今の事務所はルイスに預けられるよう動くつもりです。

「争いはウンザリだ」と、ロバートとハーヴィーにもそれぞれの腹心を同時に昇進させるから説得しろと宣言するルイス。

こうして見ると、確かにここ最近のルイスならリーダーに相応しいかもしれません。

それにしても、1人でなきゃ昇進の重みが薄れるとは言え、2人とも揃って昇進ってそんなに悪いことなのでしょうか?これくらいの野心がないと凄腕弁護士にはなれないということなんですかね。

サマンサもアレックスもなんだかんだ文句を言いながらも納得し、代表を新たにようやく事務所が一つになれそうです。

父親になるルイスの無敵感が凄い(笑)良かったなぁ、ルイス。散々報われない思いをしてきましたしね。ハーヴィーも祝福してくれて言うことなしです。

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▼次回、エピソード11

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