映画『国宝』の興行収入が173.7億円、観客動員数が1231万人を達成したことが発表された。

これまで実写邦画興行収入が1位だった『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』を抜き、首位に躍り出た。

『国宝』本予告新語・流行語大賞に「国宝(観た)」がノミネート

映画『国宝』は、2017年から2018年にかけて朝日新聞紙上で連載された小説家・吉田修一さんによる小説を原作とした作品。

任侠の一門に生まれながら、歌舞伎役者の家に引取られた主人公・喜久雄。その家の御曹司・俊介と切磋琢磨し芸に青春を捧げていく葛藤と覚悟が描かれていく。

2025年「新語・流行語大賞」にも「国宝(観た)」がノミネートされるほどの社会現象になった本映画。原作小説も累計200万部を超える大ヒットを記録している。

『踊る大捜査線2』を抜く、22年ぶりの偉業

映画『国宝』は、6月6日の公開から110日間で興行収入150億円、観客動員数1066万人をそれぞれ突破。『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』以来、22年ぶりに興行収入が100億円を超えた実写の邦画作品に。

そして、25日に実写邦画の国内興行収入が1位だった『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』の記録をも抜き、実写邦画歴代1位を記録した。

10月には『国宝』のアメリカ版予告編も公開。第98回「米国アカデミー賞」国際長編映画賞の日本代表にも決定しており、上映は2026年初頭を予定。実写邦画最大のヒット作が世界でどのように評価されるのか見ものだ。

KAI-YOU編集部_音楽・映像部門

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ポップポータルメディア「KAI-YOU」の編集部(2013年3月15日より運営開始)。重要性の高いニュース記事に加え、クリエイターへのインタビューや発表会、展覧会などのイベントレポート、独自の視点・切り口からのレビューやコラムなども多数配信。ポップカルチャーと現代社会が相互に影響し合う歴史を記録しながら、シーンの最先端にある新たな価値観や才能を発掘・発信している。

音楽・映像部門では、VOCALOIDやDTMなど多様なカルチャーが絡み合い複雑化するインターネット音楽シーンの現状を発信。ジャニーズから歌い手、ネット発アーティストまで、音楽やMV、映画を対象に、最先端技術を使った映像や膨大な時間がかけられたアナログ手法の作品、それらを生み出すクリエイターを紹介している。

映画『国宝』の興行収入が173.7億円を突破 『踊る大捜査線2』超え実写邦画歴代1位に

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