市川染五郎
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 歌舞伎俳優の市川染五郎(20)が、9日放送のTBS「情熱大陸」(日曜後11・00)に出演。歌舞伎に向きあうきっかけとなった体験を語った。

 歌舞伎俳優の松本白鸚を祖父に、十代目松本幸四郎を父に持つ染五郎は、2009年、4歳の時に初舞台を踏んだ。今年20歳を迎えたが、同番組では、かつて一度だけ舞台を嫌がったというエピソードを披露した。

 染五郎は「5歳か6歳ぐらいの時に」と切り出し、「その時期は化粧をするのが凄い嫌だった時期で、ベタベタ塗りたくられるのが凄い嫌で」と回想。「それで“絶対やりたくない”って泣きわめいて、結局やらなかった」と振り返った。

 数カ月後、母が運転する車で新橋演舞場を通りがかった際、「その演舞場の外を自分がやるはずだった役を、代わりにやっている方が歩いていた」。「“やらない”って言った自分にも悔しかったし、自分がやらないって言ったんですけど、役を奪われたみたいな気持ちになって」と打ち明け、「子供ながらになって。それでもう、絶対“嫌だ”って言わずにやろうって決めましたね、その時」と語っていた。

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