【レポート】京都芸術大学“音楽コース”記者発表会にDa-iCEの工藤大輝やSWAYなど登壇、国内初の完全オンライン型音楽制作学士課程を開設「経験を惜しみなく伝えたい」

京都芸術大学が7月12日、2026年4月に開設する通信教育部芸術学部文化コンテンツ創造学科“音楽コース”の記者発表会を昭和女子大学人見記念講堂にて開催した。

本コースは、日本国内で唯一となる完全オンライン型の音楽で取得できる芸術学士課程であり、音楽業界の第一線で活躍する講師陣が実践的かつ創造的な学びを提供するというものだ。

当日は、京都芸術大学の佐藤卓学長をはじめ、エガワヒロシ准教授、講師として工藤大輝(Da-iCE)、SWAY(DOBERMAN INFINITY)、Night Tempo、松隈ケンタ、宅見将典、三宅彰が登壇し、想いを語ったほか、司会進行をクリス・ペプラーが務めた。以下に、登壇者のコメントを一部抜粋してお届けしたい。

   ◆   ◆   ◆

▶佐藤 卓(学長)
「音楽コースの開設は本学として長年の念願であり、大きな期待を寄せています」

▶エガワヒロシ(准教授)
「音楽の力を通じて社会に貢献できる人材を育てることが、本コースの理念です」

▲工藤大輝(Da-iCE)
「学生の創作活動のヒントになれるよう、経験を惜しみなく伝えたいと思います」

▲SWAY (DOBERMAN INFINITY)
「自分の20年以上のキャリアを活かし、生徒の個性を引き出せる授業を目指します」

▲宅見将典
「生徒のニーズを受け止め、世界で活躍できる音楽家の育成を目指したい」

▲Night Tempo
「現場での体験をリアルに共有し、成長の糧にしてもらいたいです」

▲松隈ケンタ
「最前線の音楽シーンで培った知見を伝え、創造力豊かな人材を育てたい」

▲三宅 彰
「音楽・芸能という人類の営みに対する責任を胸に、教育に臨みたい」

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また、講師陣による具体的な授業内容の一例として、工藤大輝が「自由な表現としての音楽に寄り添い、経験を元にしたアドバイスを行う」と語ったほか、SWAYは「ラップの実践授業を通して個性と表現力を引き出すことを目指す」と述べた。

本コースでは、フジパシフィックミュージックとの産学連携や、音楽情報番組『Tune』およびイベント<X’SWAY Fes>との協力により、より実践的な学びを提供。さらに、『MUSIC AWARDS JAPAN』主催チームによる特別講義も予定されているなど教育連携も明かされた。

さらには音楽業界との連携授業、卒業制作の優秀作品を音楽レーベルへ推薦する制度など、プロとしての活躍を後押しする支援体制も整備されるなど、卒業後のキャリア支援として学生の将来を見据えた学習環境が提供されるとのことだ。

 

■京都芸術大学通信教育部
1998年開設。“藝術立国”を理念とし、会社員、主婦、定年後など、あらゆる立場や職業の人々が、北海道から沖縄、海外からも集う、日本で初めての4年制の通信制芸術大学。社会人にとって学びやすい学習用Webサイト“airU(エアユー)”を整備し、時間や場所を選ばずに学ぶことができる仕組みを整備。また、20年余りの実績を持つ細やかな添削指導も特長の一つ。2024年度学生数は、私立大学通信教育課程で最大数。
・学科編成:5学科19コース(芸術教養学科、文化コンテンツ創造学科、芸術学科、美術科、環境デザイン学科)
・在籍者数:17,586名 ※通信教育部芸術学部 正科生、2025年5月1日現在

▼通信教育部芸術学部文化コンテンツ創造学科“音楽コース”
 本コースは、DTM(デスクトップミュージック)による楽曲制作やストリーミング配信が音楽産業の中心を担う現代に対応した“完全オンライン”による学士課程です。楽器の演奏や楽譜の読解といった前提を問わず、DTMを通じて音楽の創造・理論・テクニックを基礎から学ぶことができ、プロの音楽家を志す方はもちろん、生涯にわたり創作を続けたい方にも開かれた柔軟なカリキュラム設計が魅力です。また、日本最大級の国際音楽賞「MUSIC AWARDS JAPAN」関連企画内で<未来の学生と作るプログラム>と題して募った、142人のコアな音楽ファンの声をカリキュラムに活かしている点も特徴となっています。
 現場に即した実践的教育を実現するため、オリコンのヒットチャートベスト20内の楽曲を1000曲以上産み出した株式会社フジパシフィックミュージックと提携、現役のアーティストやプロデューサーによる指導を予定しています。またフジテレビ系音楽情報番組「Tune」や、当日会見会場で行われる「Tune」連動イベント「X’SWAY Fes」と連携するなどし、絶えず最新の音楽シーンを教育に反映していきます。さらに「MUSIC AWARDS JAPAN」主催の一般社団法人カルチャー アンド エンタテインメント産業振興会(CEIPA)による特別講義も予定しています。
 人材輩出においては、音楽業界との産学連携授業や卒業制作優秀作品の音楽レーベルへの推薦など、生涯学習はもとより、就職やメジャーデビューへのバックアップを行います。音楽の今と未来をつなぐ“実践型”の教育プラットフォームとして、世代を問わず国内外から注目を集める新コースとなっています。

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