阿部寛
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 俳優の阿部寛(61)が22日に放送された日本テレビ系「おしゃれクリップ」(日曜後10・00)に出演。憧れの俳優との共演を振り返った。

 モデルから俳優の道に進んだ阿部。人気モデルとあってデビュー直後は順調だったが、3年後には「あの人は今」からオファーされて自身の現状が「ヤバいんだ」と知った。

 仕事がない中で出演を直談判したことがあった。それが「高倉健さんが15年ぶりにNHKのドラマに出るっていう話があって。キャストが全部決まった段階で聞いた。せめて何か僕が出られる役がないかって」と高倉健さんが出演するドラマだった。

 阿部は「健さんととりあえず絡む役ないですか?」と聞くも「ない。全部」と返答され「(台本)見たら全部名前が書いてある」と、キャストはもちろん全て決まっていた。しかし「台本をバーッて読んだら『工事人A』っていうのがあって。これが健さんとひと言声をかわす」と空いている登場人物を見つけて出演を勝ち取った。

 高倉さんと共演できたことに「(出演時間)3秒だけど、どんなドラマの撮影よりも覚えてますよ。鮮明にその瞬間というものを」と懐かしんだ。また共演時には「健さんが声をかけてくださって」と話したことも鮮明に覚えていた。

 高倉さんからは演技を褒められ「今度はちゃんとした役でやりましょう」と伝えられた。さらに「健さんが名刺を渡してくれて」と感激したことを思い返した。そして「そこから共演することはなかったけど、それは今もこうやってしゃべれるぐらい一生の宝になった」と語った。

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