朗読劇の台本を抱きしめ、笑顔の安田成美(撮影・会津 智海)
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 女優の安田成美(58)が7月1、2の両日に、東京・自由学園明日館内の講堂で「星の王子さま」の朗読劇を行う。

 サンテグジュペリの原作をもとに、王子さまが星に残してきたバラへの愛を軸にした物語を自ら構成。昨秋、山梨県内で初上演した際、涙する観客の姿を見て言葉の力を再確認し「私のライフワークにしていきたい」と再演を決めた。

 27歳の時に、タレントの木梨憲武(63)と結婚。3人の子供は全員成人し、充実してみえるが「体調や年齢のことなどが重なって、表舞台に立つことを辞めようと考えていた」と朗読劇にたどり着くまでの間に、苦悩した時期も。自分を見つめ直す中で、幼い頃から大切にする「星の王子さま」が目に留まり、物語の言葉に導かれ脚本が生まれた。

 国の重要文化財での朗読劇には、次男で画家の木梨銀士(25)がアートワークで参加。「息子の作品を私も楽しみたい」と穏やかな母の顔を見せた。

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