かつて「よしもと漫才劇場」(通称:マンゲキ、大阪市中央区)で開催されていた、さや香とダブルヒガシによるツーマンライブ「ワーワーJAPAN」。5月23日、『マンゲキ10周年Premium Live』として復活し、元・コウテイのシモタと九条ジョーが共演を果たした。
■ 元・コウテイの2人、大阪のマンゲキで共演
『マンゲキ10周年Premium Live』より
同企画では、マンゲキの開館10周年を記念し過去の人気ライブを月1回復活させている。今回復活したライブは、2023年に解散したコンビ・コウテイ(シモタ、九条ジョー)をはじめ、さや香(新山、石井)、ダブルヒガシ(大東翔生、東良介)による3組のユニット「NEO OSAKA」が前身。コウテイ解散後はさや香とダブルヒガシのツーマンライブ「ワーワーJAPAN」として開催されていたが、さや香の上京に伴い一旦大阪での開催は終了となった経緯がある。
今回はシモリュウ(シモタ、前田龍二)と九条ジョーがゲストとして登場。東京の劇場ではすでに共演を果たした元・コウテイの2人だが、かつてのホーム・マンゲキで共に舞台に立つのは久しぶりのこと。MCの新山が「今日のゲストはこの方でーす!」と3人を呼び込むと、九条が無理矢理シモタと肩を組もうとしながら登場。さらに前田が2人を引き離そうと割って入り、笑いと拍手に包まれた。
『マンゲキ10周年Premium Live』より
シモタが「お前らのせいやで!お前らがなんか重くして!3人がなんか重いねん!」と叫ぶと九条が「しもちゃん!立ち位置、こっち」とコンビ時代の立ち位置に立たせようとし、シモタが「まだわしはお笑いにせえへんぞ!」と拒むやり取りを見せ、早速会場は大盛り上がり。
『マンゲキ10周年Premium Live』より
■ 「シモタのことはずっと面白いと思ってる」(九条)
『マンゲキ10周年Premium Live』後の囲み取材にて
ワーワーJAPANの開催も約2年ぶりということで、公演直後におこなわれた囲み取材では東が「めっちゃ新鮮でしたね。今回のゲストがまたよかったですね。思い出のあるゲストなんで。復活って感じ、NEO OSAKA」としみじみ。
続けてライブの感想を聞かれた九条は「別に…」とボケつつも「いや感慨深かったですね。NEO OSAKAってライブのときは、3組とも全然結果出てない時だったので。ほんまに懐かしいメンバーで、もう一回自分でも頑張ろうと思いましたね」と語った。さらにシモタも「お互い再出発してるんで、まだぎこちない感じ。それを楽しんでもらえたら」と話した。
『マンゲキ10周年Premium Live』後の囲み取材にて
また公演ではシモタはコンビ、九条はピン芸人としてそれぞれネタを披露した。それぞれ異なる道を歩んでいることを受け、九条は「渋谷の劇場でもどうせかぶることになるんで、きっかけのライブがこれだったりするだけなんで。もちろんずっと面白いと思ってますんで、シモタのことは。それを受けられるほど1人でいろいろやって、劇場やテレビとかもっと高いところで共演できれば…って記事になるようなことを言ってます」とボケながらも熱い闘志を見せていた。
公演の模様がオンライン配信で楽しめる『マンゲキ10周年Premium Live「ワーワーJAPAN」』は、5月30日昼12時まで販売中(見逃し視聴は同日夜11時59分まで)。料金は2000円、よしもとのライブ配信サービス「FANY Online Ticket」にて。
取材・文/つちだ四郎