5月20日の東京株式市場は小反発。日経平均株価は、前営業日比30円86銭高の3万7529円49銭でこの日の取引を終えた。米国債の格下げの影響が懸念されたが、米国株式市場が堅調だったことから、朝方から買い優勢で一時423円高まで買われる場面が合った。その後は日米の関税交渉を見極めるために様子見ムードが広がったうえ、為替の円安も加わり、マイナスになる場面もあるなど伸び悩んだ。
【主要指数】
・日経225: 37,529.49(+30.86)
・TOPIX: 2,738.83(+0.44)
・ドル/円: 144.26(-0.61)
・ダウ: 42,792.07(+137.33)
・ナスダック: 19,215.46(+4.36)
・SOX: 4,897.71(+30.86)
こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている96銘柄のうち、上昇は40銘柄(42%)、下落は51銘柄(53%)、変わらずは5銘柄(5%)で、やや売り優勢の展開となった。
個別銘柄では、東京通信グループ<7359>が後場に入って買いが殺到し大幅高。この日、株主優待制度の導入を決定したことが材料視された。2500株(25単元)以上を1年超継続して保有する株主に年間で3万円分のデジタルギフトを提供するという。
サンリオ<8136>が大幅高。MSCIスタンダードインデックス銘柄に新規採用となったが、今月末に控えた組み入れに伴う需要を先取りした買いが入っているという。
SHIFT<3697>が3日続伸。JPモルガン証券が投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウエート」に格上げし、目標株価を1500円から1900円に引き上げたことが株価の刺激材料となっているようだ。
gumi<3903>が反発。ディベロッパーとして参画しているクリプトエンターテイメントプロジェクト『TOKYO BEAST』の基軸通貨として活用ができるトークン「TOKYO GAMES TOKEN(TGT)」が明日5月21日に暗号資産取引所Bybitをはじめとする海外大手4取引所へ同時上場すると発表したことが材料視されたようだ。
このほか、アクセルマーク<3624>やオルトプラス<3672>、monoAI technology<5240>が買われた一方、HEROZ<4382>、GENDA<9166>、カヤック<3904>が売られた。前日買われた東映アニメーション<4816>が売られた一方、連騰していたブシロード<7803>が利食い売りに押されながらも大引け間際にプラスに転じた。
■ゲーム・エンタメ関連株一覧