俳優の河合優実が10日、都内で行われた第33回橋田賞授賞式に出席。TBS系連続ドラマ『不適切にもほどがある!』、テレビ東京系連続ドラマ『RoOT/ルート』などの演技が評価され、橋田賞新人賞を受賞した。

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 橋田賞は、脚本家の故・橋田壽賀子さんが理事を務めた橋田文化財団によって、1993年に創設。視聴者の心に響き、記憶に残るような良質な番組を少しでも多く制作し、放送してほしいという思いと、高い志を持つ放送人に次々と育ってほしいという願いを込めて贈られる。

 河合は「『不適切にもほどがある!』では揺れる価値観を抱く若者を繊細に演じ、『RoOT/ルート』では成長と葛藤を陰影豊かに巧みに表現した。その豊かな感受性と表現力は、次代を担う俳優としての資質を示すものと言える」という理由で新人賞を受賞。

『不適切にもほどがある!』は、主演を務めた阿部サダヲ、脚本を担当した宮藤官九郎氏も橋田賞を受賞しており、2024年を代表する作品となった。

 河合は「こんなすてきな賞をいただけて光栄です」と恐縮した表情を浮かべると「これまであまりテレビドラマでお芝居をする経験がなかった私に、『RoOT/ルート』や『不適切にもほどがある!』で、新たな経験をさせていただきました。お茶の間に作品が届いているんだと実感できたことは嬉しかった。一緒に作品を作ってくださったすべての方に『ありがとうございます』と言いたいです」と感謝を述べていた。

 また河合は「橋田さんとお会いすることは叶わなかったんです」とつぶやくと「でも今を生きている私の代まで継承してくださったことがあると思うので、私も生身の体で出来ることをやっていきたいです」と意志を受け継ぎ俳優業にまい進することを誓っていた。

<第33回橋田賞>
■連続テレビ小説『虎に翼』(NHK)
■『カンブリア宮殿』(テレビ東京)
■宮藤官九郎氏(脚本家)
■阿部サダヲ(俳優)
■伊藤沙莉(俳優)
■池上彰氏(ジャーナリスト)

<第33回橋田賞・新人賞>
■河合優実
■奈緒
■松本若菜

<野村昭子賞>
■草村礼子

<橋田壽賀子生誕100年記念特別賞>
■連続テレビ小説(NHK)
■石井ふく子氏(プロデューサー・演出家)

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