5月8日の東京株式市場は反発。日経平均株価は、前営業日比148円97銭高の3万6928円63銭でこの日の取引を終えた。米国連邦公開市場委員(FOMC)を無難に通過して買われた米国市場の流れを引き継いだことに加え、為替の円安が材料視された。短期的な過熱感から一時はマイナスになる場面もあった。

 

【主要指数】
・日経225: 36,928.63(+148.97)
・TOPIX: 2,698.72(+2.56)
・ドル/円: 144.81(+0.98)
・ダウ: 41,113.97(+284.97)
・ナスダック: 17,738.16(+48.50)
・SOX: 4,386.36(+148.97)

 

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている96銘柄のうち、上昇は38銘柄(40%)、下落は50銘柄(52%)、変わらずは8銘柄(8%)で、下落した銘柄の方が多かった。

個別銘柄では、イオンファンタジー<4343>が大幅高。モルガン・スタンレーMUFG証券が同社株のレーティング「オーバーウエート」の継続とし、目標株価を6100円から6600円に引き上げたことが材料視された。

 

コロプラ<3668>が反発し、一時500円台を回復した。前日5月7日に発表した第2四半期決算が投資育成事業と『ドラゴンクエストウォーク』の好調により、2ケタ超の増収、営業増益となったことが市場の評価につながっているようだ。

 

大手ゲームをみると、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>が年初来高値を更新したものの、それ以外は売り優勢だった。

 

バンダイナムコホールディングス<7832>も後場に入って急落。前場引け後に発表した2025年3月期の連結決算は過去最高業績を更新したが、続く26年3月期通期の業績予想が減収減益で市場の期待を下回ったことが嫌気された。

 

コーエーテクモホールディングス<3635>も反落。岡三証券がレーティング「強気」の継続とし、目標株価を2400円から2900円に引き上げたものの、Switch2関連で買われていたこともあり、利益確定の売りに押された模様。

 

この日の引け後の決算発表を予定していたコナミグループ<9766>とカプコン<9697>、セガサミーホールディングス<6460>もさえない。

 

トランプ米国大統領の米国外で製作された映画への関税への懸念で前日売られた東映アニメーション<4816>や東映<9605>が買われたものの、東宝<9602>、松竹<9601>は引き続き売られた。

 

■ゲーム・エンタメ関連株一覧

 

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