夫が真冬に不倫相手と山中で遭難、2人は真っ裸で救助された→夫「命を守るためにやったんだ!」私「知らんがなw」直後、隣のベッドを見た瞬間、私は驚愕した。だってそこに居たのは…(朗読)

旦那さんはスキー場で転落遭難し使われて いない山小屋の中で女性と裸で抱き合って いるところを発見されまし た私は医者の言葉が理解できなかっ た一体どういう こと私は怒りに身を任せ病室でベッドに 横たわる夫に詰め寄った 夫は私が来たことに気づくと能々と読んで いた雑誌を慌てて片付けああっと幹部が 痛むかのように声をあげ表情を歪ま せるうるさい怪我に響くだろそもそも夫が 怪我をしたっていうのに心配するよりも先 に声は荒げるなんてお前こそどういう つもりなんだ [音楽] まるで僕は被害者だと言わばかりに反論し て くるどうやら怪我をしているという事実を 強調しそれ以外のことに目を向けさせたく ないよう だしかしそうはいか ない私は医者から聞いた発見状況の話をし て夫に再度どういうことなのと尋ねたる 夫は らしく仕方なくだよと釈明し 始めるほらお前は聞いたことないのか雪山 とかで遭難した時さ体を温めるために裸で 抱合うって話をさ俺は遭難して偶然見つけ た山小屋に偶然同じく遭遇した女の人がい てお互い命を守るためやしい気持ちなんて 一切なく抱き合うことにしたんだあくまで 仕方なくなんだ よ確かにそんな話を聞いたことはあるだ けどいくら命がかかっているとはいえみず 知らずの男性と抱き合うことを承諾する 女性がいるだろう か私なら怖くてそんなことでき ない普段からお互いの裸を慣れ抱き慣れて いるならまだ しもそもそもそんなことどうでもいいから さっさと入院の用意を持ってこいよ着替え とか暇を潰せるものとかさた何のために 専業主婦として働いてるんだ夫に尽くす ためだろうやることやってから文句を 言えよ考え事をしていた私に夫はそう叫ぶ まるでこれ以上ここにいられては都合が 悪いかのよう にそういえば一緒にいた女性は一時的に夫 と同じ病室に運ばれたという話を医者から 聞いた気が する一体夫はどんな女と抱き合っていたの か気になった私は隣のベッドのカーテンを 勢いよく 開けるおいやめろ にいた女性を私は知っていただってこの女 は私の名前は半田直子専業主婦をしている 娘のメイは少し前から幼稚園に通い出し た出産したのなんてまるで昨日のことの よう少し前までは1日中つきっきりでい ないといけなかったというのに子供のは 早いもの だ娘が幼稚園に行くようになり私は少し だけ自分の時間を持つことができるように なっ たそれまでは育児は全て私の 担当専業主婦だから仕方ない面もあるが夫 の大輔は仕事一筋の人で子供の面倒を見て くれた試しはないまあその代わりと言って はなんだが大輔はは年齢の割に早い出世を し私たちに余裕のある生活を与えて くれるだからあまり大っぴらに文句は言う べきではないの だろうだけどもうちょっと家で コミュニケーションが取れたらななんて ことを思う毎日だま今は短い自由時間を 堪能する かそう思い私はテレビをつけ録画していた ドラマを見始めたのだが突然スマホが 鳴る電話をかけてきたのは 大輔その電話に出て私は息を飲ん だ親父が亡くなっ た義父は既に定年退職をしており義母と共 に隠居生活を送っていたしかし義父は同 世代に比べてとても若い印象があり退職後 は釣りや庭いじりが楽しいと言っていた ことを覚えて いるとても元気な人というのが私の印象で 突然亡くなったと聞かされてもにわかには 信じがかっ たそんな心境の中大輔の電話後私は幼稚園 に連絡を入れ事情を説明して娘を迎えに 行きその足で疑実家へと向かった 疑実家にはすでに大輔が到着しておりこと の経緯を説明して くれる医者の話ちゃ原因は親近梗塞らしい 長年の喫煙がたたったの だろう確かに義父はヘビースモーカーだっ た印象がある1日あたり23箱は吸ってい たんじゃないだろう かある意味仕方ないと言えば仕方ないのか もしれないがそんなと義母には関係 ない義父を発見したのは 義母義父は仕事を辞めてからも早起きな人 だったそうだが今日は全く起きてくる気配 がなく心配になって様子を見に行くと すでに息を引き取っていた らしい最愛の人が亡くなりひどく落ち込ん だ義母は何もできそうになかっ たそのためつやや葬儀仮装などの手続きは 私と大輔の2人で行うことに大輔も悲しん ではいたが長男の責務を果たそうと頑張っ ていたように 思うこうして諸々の式や手続きが終わった 数日 が母さんがさなんて言うかな全然ダメなん だよ父さんがいなくなってから生きる気力 を失って るっていうかさすがにあのまま1人ぼっち にはさせられないさ母さんと同居しようと 思うんだけどどうか なこんな提案もされた実際つやや葬儀の時 の義母はあまりにも痛々しすぎて見てい られなかった大輔が心配になるのも納得 できる義母はその名の通りもはや私の母で もある放っておくことはできない わかった一緒に暮らそう今は難しくても ゆくゆくは名と一緒に遊んだりして元気に なってくれるかもしれないし ねこうして私たちは疑実家で義母と同居 することになったので ある同居が始まってから数ヶ月義母は すっかり元気になってい た東京を始めた頃こそ気持ちが 沈み込み私が何か話しかけてもうつろな声 で返事が来るだけしかし狙い通り目と 触れ合うことで再び生きがいを見つけたの か少しずつ元気を取り戻し たそして元気はどんどんと増えあり余る私 をこき使うようになったの だ最初はお寿司が食べたいわとちょっとし たわがままだったしかし次第に私への要望 はエスカレート する肩と腰それから足も揉んで歩くのが おくだからコンビニまで車で送って ブランドのバックが欲しいからお金を ちょうだい などマッサージはやり始めると2時間 ぐらいぶとしてもまされるので私の指の方 が痛くなるコンビニは徒歩5分内にあるの で車で行く方が帰って時間がかかるかも しれ ないそれにブランドのバックに至っては もはや意味がわから ないけれど私がそれらの頼みを断ろうもの なら義母はヒステリーを 起こすお父さんがいなくなって悲しんでる 義の母を無に扱うの最低な 嫁ちょっとぐらい私のを思いやってくれて もいいんじゃないの何よ先短いババーに ブランドのバッグなんて必要ないっていう の ねはいはいそうですかちょっとした娯楽 すら許されないっていうのねだったらご飯 も家もいらないわよあんたたちの邪魔に ならないよどこかでのたれしんで ある義母の金切り声にき目まで大 号泣しかし義母はそんな孫さえも気にかけ ず家を出ていこうと するもしこれが何の関係もない他人なら 冷たいかもしれないが私はとめやしない どうぞご自由に好きな場所でどうにでも なってくださいという話 たしかし夫の母親である以上そういうわけ にはいか 私は目を抱き抱えて怪しながら義母の後を 追いかけるそんなことが何度か続き私は 大人しく言うことを聞いていた方がいく分 か増したと気づいたのだっ たちなみに義母は自由に使えるお金を ほとんど持ってい ない今までお金の管理を全て寄付に任せて いたらしく金銭は壊滅 的いくらか義父の遺産も相続したはずだが ほとんどをお墓を立てる日用に当てて しまい貯金もないそのくせ無駄にプライド が高いためバックなどの思考品を買う時は 私にお金をせびり大好に言うんじゃないよ と言って くるしかし私も専業主婦でお金が宅にある わけではない大と出会う前に貯金が少し あるくらいこのままでは貯金が全て義母に 食いつくれて しまうそう思った私はある日名に協力や 対戦のできるボードゲームを買い与え たするとどうだろう私の狙い通りメはその ゲームに義母を 誘うその結果義母は名と遊ぶ時間が増え 無駄なは以前より減ったのだっ た義母も名と同じくらいゲームに熱中した ためお茶を持ってこいなどとコ使われる ことが増えたがお金を食いつかれるよりも いい だろうこんな義母の姿を見てある時から私 は思うようになったことがあっ たもし私が義母のように夫に先立たれて しまった場合 いけるのだろうか今は私の両親も生きて いるがいつまで元気でいられるかは誰にも 分からない少なくとも明日そうなったら 幼い目を育てながら生きていくのに苦労 する だろうそんな不安を持つようになり少しで もそれを和らげるため私は資格の勉強を するようになったのだっ たそれから数日後 この日は朝から台風が接近し幼稚園は休み になった義母とメは相変わらずボード ゲームにはまっているようなので私はその 時間を使い買ったばかりの四角の本を 開くいい感じに勉強に集中できて 夕方雨風がますます強くなってきた頃だっ た直子さんちょっとお願いがあるのだ けどいつの間にか目は眠っており義母が 勉強する私の横に立ってい たどうしまし た嫌な予感が する牛乳がないの よ私に向かってそう つぶやくそうです か義母がこの先に言う言葉がなんとなく 予想できてしまう そしてその予想は見事的中して しまう今から買ってきなさい [音楽] よ外は大雨暴富気を抜くと濡れた地面に 滑り風で体が持っていかれそうに なる私は牛乳のためだけにコンビニへと 向かってい たもちろん義母から牛乳を買ってこいと 言われた時さすがの私も反論をし た今ですか外の状況を見てくださいよ こんな中牛乳のために買い物に行くなんて 正気じゃありません別に今飲めなくても どうなるわけでもないですし明日でもいい じゃないです かニュースでは避難勧告をしている地域も あるだと言うのに義母にはその危険性が 分からないよう だそりゃ私みたいな足腰の弱い年寄りなら 危ないかもしれないけどあんたはまだ20 代こんな雨風どってことないわよそれにね 私は今牛乳が飲みたいの年寄りにとってね 明日は来るかもわからないなんだよ ああああんたのせいで私は牛乳が飲みた いって未練を残してこの世を去るん だそうですかわかりました今じゃなくても いいですよそうやって年寄りの希望を 後回しにして後悔しながら私の墓に牛乳を かければいいの よいや闇な言い方 だ夫の大輔に買って帰ってきてもらうと いう選択肢もあったが台風の影響で電車が まともに動いていないそのため職場から 帰って来られるかも怪しかっ た義母のヒステリーも加熱し始め昼寝をし ていた名がおぼろに目を覚 ずおしく買いに行こう 一番面倒なのはヒステリーがマックスに なった規模がこの台風の中家を出ていく こと だこうして私は傘をさして雨風に耐え ながらコンビニに向かったわけ だいつもなら徒歩5分のコンビニも慎重に 歩くとかなり時間がかかっ たそれでもなんとかたどり着きいつも買っ ている牛乳を買い外に 出る再び時間をかけゆっくり慎重に帰宅し 家まであともう 少しこの信号を渡れ ばその時突風が私を 襲う傘は ひっくり返り私は体勢を崩し た転倒するさ中目に入ったのは私に向かっ て走ってくる トラック気がつくと目の前には知らない 天井があっ た状況が理解できず目をキョロキョロさせ ていると次第に右腕に激痛 が私がうっとうめき声をあげるとそれに 気づいた看護師が先生と部屋の外へ出て いく なんとなく分かってきたどうやら私は トラックに跳ねられたようだ全身の要所 要所に痛みを感じるが最もひどいのは腕の 骨折 なろトラックに跳ねられてこれなら運が 良かった方なのかまあまだここが天国と いう可能性は否定しきれない が目覚めたようですね た自分の名前は言えます か先ほどの看護師に連れてこられた男性が 私にそう 話しかけるどうやら意思のよう だ私は半田直子ですと返答しその後も医者 から投げかけられる質問にいくつか答え た医者は私にここに来るまでのことを説明 してくれた とはいえ大方のことは咲に言った 通りトラックに跳ねなれ内見たすと右腕の 骨折少し冷やっとしたのはあと数CM 打ち所が悪かったら命はなかったと言われ た ことその後私は義母に連絡を入れ た私が牛乳を買に出てから3時間ほど いるさすがに連絡がなければ心配をして いる だろう一体どこをほっつき歩いてる の電話に出た義母の第一世はそれだった まあ心配しすぎて怒っている可能性も ある私は事故に会い病院にいることを話し た命に別状はないのね 全く高々牛乳を買いに行っただけで大事に するんだから使えない 子なんて言い草ださすがの私もこれには カチンと来て怒鳴り返すかと思っ たしかし全身に力が入った瞬間あちこちが 痛みだしそれどころじゃ なくなる私はして息を 整え大輔が帰ってきているかを確認 する念のため他に問題がないか検査入院 することになり荷物が必要だったためそれ を持ってきてもらおうと思ったの だけれど義母からはまだよと言わ れる台風で帰れなくなり会社で仕事でもし ているの かしらそう思い 義母に変わってもらって目と少し電話をし た 後続けて大輔のスマホに かけるしかし応答は ない仕方がないので私はメールでことの 経緯と荷物を持ってきて欲しいことだけお 願いしその日は寝ることにしたのだっ [音楽] た翌日 検査の時間まで病室で待っていると知ら ない女性が病室を訪ねてき たその女性は私の顔を見ると釈をし直子 さんですねと聞いて くるそうですけどどちら様です か事故の翌日に知らない女性が訪ねてくる というシチュエーションに一瞬私は記憶 喪失なのではないかと不安がよぎっ たしかし名や大輔義母のことはいいことも 悪いことも覚えて いるその女性が私の問いにうたえることは なく満面の笑を浮かべて答え た初めまして 私大輔さんの部下のひこです大輔さんが 仕事を抜けられということで代わりに荷物 を持ってきまし たそんなこと聞いてい ないそう思ったタイミングでスマホに通知 が 入るそれは大輔からのメッセージでそっち に部下が行ったと思う困ったことがあれば 彼女に言ってくれと書かれてい た私は目の前が真っ暗になりそうになった だってそう だろう妻が事故にあったというのに夫は 見舞いにも来ず代わりに部下を よすそんなのひど すぎるこんな時くらい仕事をほっぽり出し て1度くらい私の無事を確認しに来てくれ たっていいじゃないかそう思ってしまうの はわがままなことだろう かそんな私の気持ちを知らない日子は持っ てきた紙袋の中から着替えや暇つぶしの 雑誌お菓子など持ってきたものの説明を 始めるありがたいことはありがたいが正直 素直に感謝する気持ちにはなれ ない義母どころか夫さえも見舞いに来て くれないそんな妻に存在する意味はあるの だろうかと事故が崩壊しかねない入院期間 になるのだっ た入院3日目私は退院することになった 検査は問題なく内見や骨折の痛みはあるが どれも時間が解決する もの私は痛み止めだけ処方してもらい帰宅 することになったので ある自宅に帰ってくると目は私に抱きつい て泣き出した 期怪我がいたんだが娘の包容を受け入れる 代償としては 安い思えば今まで1日以上名と離れたこと はないきっと寂しくて心細かったの だろう大輔は面倒を見てくれなかったの だろう か私がそう尋ねると目は首を 振るパパお仕事から帰ってきてないの 私が義母にそうなのかと視線を送ると義母 は帰ってきた日もあったけどと口を 開く日またいで帰ってきて朝も早くに出て いくからメとは1度も会えてないの よ そんな大輔は私だけでなく名への興味まで 失ってしまったのか だからずっと私がめちゃんの面倒を見てた の本当あんたたちは子供を何だと思ってる の嫌みったらしく義母が言うしかし今回 ばかりは反論でき ない私は本当にすみませんそれと ありがとうございましたと頭を 下げるけれどそれだけではの怒りは収まら ずむしろ火がついたように私を 責める ふあんたもあんたで怪我なんかして主業を さぼるなんて嫁失格よ今日からはさった分 も取り返すために馬車馬のように働き なさいそうしたいのは山々だが私の右腕は 使えないに等しい だけど義母にはそんなこと関係 ないとりあえずこの間頼んだ牛乳まだ買っ てきてもらってないんだけど今すぐ買いに 行き なさいそう鬼畜な宣告がされるのであっ [音楽] たその日以来名が幼稚園に行っている間私 はに罵倒されながら家事を行った腕が使え ないせいで何をするにも倍以上の時間が かかるそれを見た義母はこののまがと 怒鳴りひどい時は私のギプスをこづき衝撃 を与えてくるのであっ たその痛みは溜まったものではなく私はく の表情を浮かべることになるのだが義母は それと比例するかのように笑顔を 浮かべる入院中私や大輔の代わりに名の 面倒を見てくれた恩があるそう思い肉体的 精神的な辛さに数ヶ月ほど耐え続け た怪我はほとんど治ったが心が言えること は ないそして それにも限度というものが あるある時から私のノりにはこんな考えが よぎるようになっ た同居する 前私と大輔名の3人で暮らしていた時に 戻れた ならあの頃も大輔は仕事一筋な人ではあっ たがそれでも名や私に少なからず興味関心 を持ち合わせてい たきっと大輔は今は同居したことで規模に 甘えているだけなの だそんなことを考えていると無意識のうち に私の足は同居前に住んでいた家の近くへ と向かってい たもちろん前に住んでいた家は既に賃貸 契約をしておりその家に戻ることはでき ないしもしかしたらすでに別の人が住み 始めているかもしれ ないけれど過去に浸らずにはいなれなかっ たそして私たちが住んでいた部屋の辺りを 見上げるすると窓の奥に人影が見え たそうだよねもう別の人 がしかしその思考は途中で 止まるだっってあの人影を私は見たことが あるあれは大好じゃないの か疑実家への 帰り道私はふと思い出したことがあった 実は私は前の家の鍵を返していないの だ普通賃貸を解約すると返却を求め られるけれど完全な不注意でそのことを 忘れてい た本来なら不動産屋や管理会社から 何かしら連絡があってもいい はずそれにあの人影 は新たな不安に直面した私は数日後仕事 から帰ってきた大輔直接訪ねることにし たねえ 大輔変なことを聞くんだけど前の家って ちゃんと解約したよ ね私の質問に大輔は一瞬フリーズするかの ような動作を 見せるしかしすぐにいつも通りの大輔に 戻りどうしてと尋ねて くる私が鍵のことを伝えると大輔は全くと 呟く返していない直子も直子だが何も言っ てこない管理会社も大概だなこんなに危機 管理能力の低い会社が管理している家に 住んでいたなんて今思うと怖くてかがない よそう考えると実家に戻ってきて正解だっ た直子俺が管理会社にクレームを入れる ついでに鍵を返しておく今持ってる か大輔はそう言って私に手を 差し出す正直この大輔の反応には怪しさ しかなかった何よりもふんとかああしか 帰ってこないくせに妙に口数が 多いそのことを突っ込んでやろうかとも 思っ たけれど私は 思い直し大人しく鍵を 渡す本当なら不審なところを徹底的に 問い詰めたいところだが私はすてに木母と の画質があるその上下なことを言って大輔 まで敵に回してしまったら 一体どうやってこの家で生きていけると いうの かこの弱さが一体私にどんな結末を もたらすことになるかすぐに分かるので あっ た数日 後この日からの3日間は私とめ義母の3人 だけの生活だっ た大輔は出張だとかでいないこれはは私に とって地獄を意味する義母の嫁いりは基本 的に大輔のいないところで起こるさすがの 義母も息子の前で息子の嫁をいびる度胸は ない らしいしかしその抑止力がいないとなれば 一体何をされるか分かったものでは ない日中は普段と変わらないいびれ方をし 夜夕食を食べた後のことだっ た義母は思いついたように口を 開くそうだなこさんスイーツが食べたいの コンビニで買ってきて くれる義母の言葉にメも食べたい食べたい と換気 するまた面倒なこと をしかし以前と違い台風が来ているわけで もない 私はいいですよと返事をしてコンビニへ 向かっ た外はもう冬夜はかなり 冷え込むスイーツを買った私は家に着き 玄関を開けようとし たしかし扉が開かないいや厳密には鍵を 回せばドアノブをひねることができている のだがチェーンがかかっている お察しの通り私は締め出されたのだ夜なの で大声を出すのも忍ば れるメイは私が出かけている間に寝て しまったようだというかメが眠ったのを いいことに義母は私を締め出すことを 思いついたの だろうお風呂場の窓から湯気が出ている 義母なりに言い訳を作っているらしい その後私は2時間ほど閉め出され身も心も こえてしまったのだっ たこんな生活があと2日も続くのかそう 思うと絶望感が私を襲ってき たしかしそんな地獄の日は1日で終わりを 迎えることになるのであっ た 翌日見知らぬ番号からの電話で起きること に なるこんな朝早くから一体何事 だ空になりながら電話に出たがその内容に 一気に目が覚め た大輔が雪山で遭難し た電話が来てから1時間 後私と目義母そして私の両親も病院に来て いた 両親は必要になると思い私が呼ん だ大輔の安否を確認する前に私は医者から 状況を確認することに するどうも大輔はスキー上の上級コース から外れ 転落その後遭難し夜中に救助された らしい体の方は足の骨折と体温になってい たの命には別状がない らしいただそれで良かったというわけには いか ないだってそもそも出張じゃなかったの かそれに救助隊から聞いた話では大輔は 発見じ裸で女性と抱き合っていた らしいもうこの辺りが潮時かもしれ ない私は病室に向か ベッドで横になっている大輔を 見下ろし冷たく言い放ってやっ た何してる の大輔が何がだと強気で反抗して くる何がだではないそんなの決まっている だろう私は両親に目くばせをし目を連れて 席を外してもらう ここからは子供が聞くべきことじゃ ないあなた出張って言ったじゃないスキー をする出張なんて聞いたことないわ よそれに発見状態のことも聞い たねえ何してたの正直に言いなさい よしかし大輔がはいわかりましたと言って ペラペラ話すわけがなく仕方なくだと 言い訳を 始める直子は知らないだけで出張にも色々 あるんだそれに発見時裸で女性と抱き合っ ていたのも命を守るためで横島な理由 なんてない偶然その女性も遭難していて 協力していただけ だ確かに嘘か本当かは知らない が山では体温を下げないために裸で 抱き合った方がいいなんて話を聞いたこと が あるただもしそれが本当だとして偶然 出会った女性がみず知らずの男性と裸で 抱き合う か命のため に普段からお互い見慣れ抱き慣れている ならまだしももうちょっと他の手段があり そう だ義母も私の言わとしたことを察したよう だしかし先は大輔ではなく私に 向く何を言いたいか知らないけどね夫が 怪我をしてるんだもっとわらないかい全く あんたが嫁いでから嫌なこと ばっかりお父さんはなくなるし大輔まで 怪我させてこの薬病神が 私のせいだって言の かそうですかちなみにお母さんは年のせい で覚えていないかもしれませんが私もどっ かのバカが台風が来ている時に牛乳を買い に行けなんて言うからトラックに跳ねられ て怪我したんですけど ね本当に私が薬病神なのかしら なんですっ て義母は額に血管を浮かべ顔が茹でたこの ように なる私たちの会話を聞いていられなくなっ たのか大輔は痛みを我慢しながらいい加減 にしろうと 叫ぶとにかく今はえ争ってる場合じゃない 直子はしばらく病院に通って俺のを見るん だいい な私の見舞いには自分で来ないどころか 部下をよしたくせにどの口が言うん だ私は呆れ鞄の中からとある封筒を出し その中身を大輔の眠るベッドの前に ばらまくそれらは大輔と部下のひなの浮気 を決定ける 写義母はそれを見て今度は青めて いくさすがの大輔もこれには驚いたようで なんでと言って いる実は前に住んでいた家で大輔の影を見 た私は大輔の浮気を疑い結婚前から貯めて いた貯金を使って更新所を雇ったの だ私がしている間ほとんど家に帰ってこ なかったという話を聞かされた直後だった こともあり浮気は濃厚と思え たその際探偵から家の鍵はスペアを作って おいてくださいと言われ ただから私は言われた通りにし大輔に渡し たのは元の鍵だけ ださが更新所の調査で大輔が前の家を解約 していないどころか浮気相手のひなと大世 をするための部屋にしていることが発覚し た大世にはある程度パターンがあることが 分かり私は大輔たちが現れない日にスペア キーで家に 侵入カメラとボイスレコーダーを設置し 大輔たちがいす姿をばっちり抑え たその映像を見た時私の精神は崩しそう だっ たそりゃそう だろう義母にはいびれ夫は浮気今度こそ私 の嫁としての存在価値が完全に消失したの だだけどその度に名のことを考え折れ かかった心を支え大輔たちに仕返しできる 時をただただ待ち続けていたの だ私は大たちに見せ 写真のコピーをもう1セット持ってきてい たそれを大輔の隣のベッドで横になってた 女性にも ぶちまける女性のそばには両親らしき初老 の夫婦が座っていたのだが私の突然の行い に驚きを隠せないで いるしかし写真を見て全てを悟ったよう だそうこの女性はひな大輔と共に運ばれ 一時的に同じ病室に収容されていたのだ ひなの両親は盗み聞きしていたお隣さんの 修羅場にまさか自分の娘が関わっていると は思わなかったのかなんてことをと泣き そうな声を出して いる申し訳ないがこれが真実なので 受け入れてもらう他ない ひどいこんなことやめ てひこは痛みにもえながら涙を流して いる泣きつらに蜂なんて事業があるが今の 状況に比べれば蜂に刺された方がマかも しれ ないこんなことして大輔との関係に日が 入ったらどうするつもり 病院だというのに義母が叫び 出すというかこの後に呼んで日々で済むと 思っているの か男ならね浮気の1つや2つくらいする ものなのよこんなことにいちいち目くじら 立ててちゃだめ家族が怪我をしたんだよ妻 として面倒を見てやるのは当たり前だろ ほら 分かったらとっとと大輔の面倒を見 などの口が言ってんだよクソ ばば私の中で何かが切れ たてめえは私が怪我した時見舞にさえキア しなかったじゃないか大輔に至っては浮気 相手をよすしますてめえらは親子揃って気 が狂ってんのかずっと自分方位に物事を 考えやがっ て大輔との関係にひびそれがどうした離婚 するんだよ日々どころかばっかり分かれる んだ よ義母はなんて口をとヒステリーを起こし かけたが私がベッドのサイドテーブルを 思いっきり叩くと義母は肩ををびくつかせ て黙っ た何てめーひろうとしてんだよ今ひって いいのは私だけってのがまだわかんねえの かばば確かにお前は名の面倒だけは見て くれただけど人として女としててめー 終わってんだよめにはお前みたいになって 欲しくないだからもうてとは2度合わせ ねえから なあと 大輔そんなに面倒見て欲しかったらひなに 面倒見てもらえ私の時みたいにまひこが 動けたらの話だけど な実は平子は今回の事故のせいで半神不随 になってしまった らしい落下の時点では痛みはひどかった ものの歩けていたそうなので大輔に 抱きしめられたのがとどめになったのかも しれ ない義母と大輔はそれでもしつこく離婚は しないと言ってき た慰謝料や養育費を支払いたくないの だろうしかしそんなのお断り だ私はじゃあ会社にこのことちくっていい んだなと大輔に訪ねる すると仕事人間の大輔は自分が築き上げて きたものを失うことを恐れ大人しく離婚に 同意したのだっ たご実談病院での一見からしばらくして 離婚は 成立私は名の真剣と養育費慰謝料を 勝ち取ることができた大輔とこれ以上関係 を持ち続けたくなかったわ私は一括で 支払うことを条件に慰謝料を減額すること を提示大輔はそれを承諾し たそのおかげで私はすぐに働く必要が なかったため以前からコツコツしていた 資格の勉強に本格的に打込みいい会社に 就職するための準備を着々と進めていっ た一方大輔は仕事を続けられたものの 私が告げ口をするまでもなく浮気の話が 車内中に広まった らしいそりゃ大輔とひなが同じ場所同じ タイミングで怪我をしたと聞けば関係を 疑わない方が おかしい一応噂なので大輔に処分が下る ことはなかったそうだがこんな信用の失い 方をしては出世の道も立たれるだろう また大輔はその日子と結婚し一緒に疑実家 に住むようになった らしいとは言ってもこれはお祝いできる ようなことではなく責任を取るためのもの だそう だそもそもスキー場の上級コースに行った のは大輔が格好つけようとしたからみたい で初心者のひなはそれに反対だっ た大輔もそこまでうまいわけではなかった らしいが上司に乗って日子を連れて行った の だそんな奴らが上級コースに言っては いくら人の手が入っているコースとはいえ かなり危険だ実際その結果ひこは一生を 左右する怪我を負っ たそして大輔は責任とひなの面倒を見る ために結婚することを子の両親かられた らしいま良かったんじゃないか私を裏切る くらいいい女だったのだろうしまあ下半身 が動かない今となってはカメラに移ってい たような激しいプレイができるかはわから ない が大輔の仕事中は元義母が同体に鞭を打っ てきこの面倒を見ているらしいがあれがに できるわけが なく人間関係は最悪で大輔も含めそれぞれ がそれぞれの責任を他人に付け合うような 見にくい争いが繰り広げられているらしい あとても幸せそうで本当に良かっ たうるせえんだよクソ話しかけてくんじゃ ねわざとしてるってのがわかんねえのか よご飯作ったわよじゃねえんだ よお前が作った飯なんて誰が食んだよ 生ごみ以下だろ はあ自分が嫌われてるってことが分から ないなんて理解力の低いおいぼれババだな 私はパパと超おしゃれで超美味しいご飯 食べに行ってくる のそういうわけだお前は家で留守番してろ 安心しな娘にはちゃんといいものを食べ させてやる からそれにお前にとってもケフと娘の仲が いいに越したことはない だろうたくこのため嫁はこんな優しい旦那 に一体どんな文句があるって言うん だ本当だよねと言いながら2人は家をいっ たどうしてこうなったの だろう数年前に再婚してからしばらくは 幸せな生活を送ってい たしかし娘が子春機を迎えてから私は娘と 夫に無視をされるようになったの だそんな生活に耐えられなくなりある 日あなたたちのためにご飯を作ったんだ ちゃんと食べなさいと言うとあんなことを 言われたの だ娘からだけならまだ反抗期なのだろうと 納得の仕様も あるけれど夫まで娘に嫌われたくない あまり私を仕するとはどう考えても おかしいむしろ娘を注意する立場にある はずだそれなの に血のつがった娘を立派に育てるために私 はこれまでヘドを吐くような努力をしてき たシングルマザーとして頑張ってきた時期 も あるなのに娘にとってはこれまで育てて くれた血のつがった母よりおしゃれなお店 を知っている新しい父親の方がいいような の だ家に残された私は自分の作ったご飯を 1人寂しく 食べるだが中年のおばさんには3人分の 料理など全て食べられるわけもなく保存の 聞かないものをゴミ箱に捨てていると娘の 言葉が蘇ってき たお前が作った飯なんて誰がだよ生み以下 だ よその言葉が頭の中で繰り返されさらなる 悲しみに襲わ れる あ 私何のために生きてるん だろう私の名前は半田 直子小学生の子供がいるシングルマザー だった だったと過去系なのは数年前に再婚した から だ今の夫は大輔といい職場の上司だっ た上司と言っても私とそこまで年は変わら ないそれなのに仕事をしている時の彼は 本当に私と同年代なのだろうかと思うほど しっかりしておりシングルマザーの私の ことも気にかけてくれてい たいくつになっても優しくていい男性に 出会うとときめいてしまうものでそういっ た面から私は大好きに行為を持ってしまっ たので ある本当は娘のとみが成人になるまで恋愛 などするつもりはなかっ たけれどたみも入れて 3人で出かけたりすると大輔が私だけで なくとみのことも可愛がってくれるので 新しい家族像のようなものも見えてきて しまうそれに大輔と一緒にいたいという 気持ちと父親がいた方がいいという 考えそういった女としての気持ちと母親と しての打算の結果結婚にだったの だちなみに結婚する際に大輔からこれから は僕が君のことを養っていくから専業主婦 になってほしいと言われ無理に働く必要も なくなっ たシングルマザーの時期はもちろん 元夫と生活している時も私が働かなければ 家族は生きていくことができないような 状況だっただから専業主婦なんて言葉永遠 に無縁もだと思っていたがまさか私がそれ になれる時が来る なんて全国の主婦を怒らせかねない発言か もしれないが今までの生活からしてみれば 仕事と家事の両方ではなくどちらか一方 だけをしているだけで生きていけるなんて 最高しか ないたみはスクスクと健康に育ってくれる し1人で寂しい思いをさせることも ないそれにケフである大輔との関係も 良好この数年は今まで感じたことのない くらい幸せな生活をくれたと言っても過言 ではない だろう けれど幸せなんてものは いつまでも続か ないというのもある時を境に私は家族から 仕方されるようになったの だ最初に私への仕方を始めたのはとみだっ た今まで喧嘩をして口を聞かなくなること は何何度かあっ た特にシングルマザー自体は養うために なければいけない私とそれに寂しさを 感じるとみの2人で暮らしていたので大立 しないわけが ないけれど再婚をしてからの数年はこれと 言って言いやいしていないし何か特別 変わったことをした覚えも ないしとされるような理由が見当たらない の だだけど私が無意識のうちに何か気に触る ようなことをしてしまったということも ある分からないことを分からないままにし ても意味がないと思った私は本人に聞いて みることにしたの だねえたまあなた何を起こってるの私何か 悪いことし たもしそうならちゃんと話してくれない かしらしかしとみはその問いにさえ答えて くれ ない完全なる仕方 だ正直気分がいいものではないが年頃と いうこともありあまり強くは責められ なかっ たきっと反抗期なの だろう母親と意味もなく距離を取りたく なることも ある実際私がとみぐらいの頃母親に厳しく 当たっていた気が するだから娘が私だけを鹿とするのなら そういうこともあるとしばらく生還し絶し のぼうと考えてい たけれど仕方による被害は私だけでは 収まらず元夫にも及んだのである おいとみと全然連絡取れないんだけどどう なってんだよ面会の約束は守らせろ よとみが面会をすっぽかし実の父親である 元夫は怒り狂ったように私へ電話をかけて き たその連絡を受けた時はさすがに私も驚い たというのも今までは嫌がる様子もなくと は元夫に会いに行っていたので ある元夫は希少も荒く私への暴言も 当たり前挙げ句ギャンブル依存症から抜け られなかったため離婚という選択をし たそれでもたみのことは娘として可愛がっ てくれていたこともあり本人の希望もあっ て月に1度の面会が設けられていたの だ夫としてはクズ以外の何者でもなかった が実の娘に会いたいという気持ちは 分かるだから私もさすがに約束なんだから ちゃんとお父さんに会いに行きなさいと 苦言を呈したがもちろん 仕方それどころか私がしごく言うものなら 今のお父さんはさんじゃないのと言い ところをついて くる確かにそれはそうなのだ がとまからしてみれば私たちの都合で父親 が変わったの だそれなのに前の父親に会いに行けとか今 の父親と仲良くしろというのは難しいこと なのかもしれない どうしたものかと思った私は大輔に協力を 仰もうと思った うえそれを俺に言う直子の言っていること は分からなくないけど さ今の父親が前の父親に会いに行けって いうのなんかおかしくない俺も正直複雑だ しいい思いはしないよそりゃ海外では親に 前とか今とかいう概念はないって言うけど さここ日本だし直子がなんとかする問題 でしょう私は何とも言えない顔をするしか なかっ た大介の言うことは正論だけど今の父親と して協力して欲しい気持ちも あるそんな私の見えきらない態度が大を より不快にしてしまったのかもしれ ないこの数日後から大輔まで私のことをし とするようになったの ださすがにこればかりは私も予想してい なかっ たいい大人が無視なんてするか ね いやそんなことをさせてしまうほど私は デリカシーのないことをしていたのだろう 大輔からすれば元夫の肩ばかりもって ないがしろにされているように感じていた のかもしれ ない困った なあ私としてはもちろんそんなつもりは なく元夫にもこだまと会う権利くらいは あるだろうと思っていただけなのだ がそしてとうとう元からも娘に合わせる気 がないならもういいと言われてしまっ た2と負うものは1とも得ずとはまさしく このことかもしれ ないそれからというもの大輔ととみは ますます仲が良く なり私とは溝が広がっていく一方だっ た具体的には向こうから話しかけてこない のはもちろん 私から話しかけても一切反応してくれない し休日には大輔ととまの2人だけで私には 何も言わずどこかに行って しまうだから私の休日はほとんど家で1人 寂しく過ごすようになっていっ た家族と一緒に暮らしているはずなのにの 中で孤独感が増して いく少しでもコミュニケーションが取り たくて一緒に行ってもいいかなとかご飯は いるのなんて訪ねても無駄なのは言うまで も ないもちろん2人で出かけるのは別に構わ ない親子関係は悪いよりいいに越したこと は ないけれどご飯が必要かどうかぐらい言っ てくれないと食事が無駄になって しまう作ったら作ったで食べない時もある し作らなければ作らないで専業主婦のくせ に家事をさぼるなと切れて くる理不尽すぎるのではないだろう かよく考えれば 私ここまでされるような したか な家事だって毎日してる浮気をしたわけで も ない確かにデリカシーはなかったかもしれ ないけど間違ったことをしているわけでも ないこんなことが何度か続いたある日我慢 の限界だった私はこんな風に自分で自分を こし大ととをにしなさいといつもよりごき を強めて怒ってやっ た今まで甘やかしすぎたの だこれでちょっとは私の言うこと をそう思いながら2人の顔を見てみると たみはひるむどころか私をきっと 睨みつけとんでもないことを言ってのけた の だせんだよクソババ話しかけてくんじゃ ねえわざと無視してるってのがわかんねえ のかご飯作ったわよじゃねえんだ よお前が作った飯なんて誰が食うか生ごみ 以下だよ はあ自分が嫌われてるってことが分から ないなんて理解力の低いおいぼれババだ な私はパパと 超おしゃれで超美味しいご飯食べに行って くるのお前が作った飯はお前で処理するか そのまま捨て ちまえ一体どこでこんな汚い言葉を元夫の 影響 かたみが私を罵倒する言葉は元夫が私を ののしるそれとそっくりだっ た似てほしくないとほどにい るっていうのは本当なの ね私はたみの隣に立つ大好きに目を やるさすがに子供がこんな言葉遣いをして いるのだからちょっとぐらい注意して くれるだろうと思ったの だしかし大輔は怒るどころかニヤニヤし ながら私に向けて言葉を発した まあそういうわけだお前は家で大人しくし てな安心しろよともみちゃんにはちゃんと いいものを食べさせてやるからそれにお前 にとっても恐怖と娘の仲がいいに越した ことはない だろうたくこのダメ嫁はこんな優しい旦那 に一体どんな文句があるって言うん だ本当だよねと言いな 2人は家を出ていっ たどうしてこうなってしまったの だろう家に残された私は自分の作ったご飯 を1人寂しく 食べるだが中年のおばさんには3人分の 料理など全て食べられるわけもなく保存の 効かないものをゴミ箱にしていると娘の 言葉が蘇ってき たお前が作った飯なんて誰がくんだよ 生ごみ以下だ よその言葉が頭の中でリフレインし さらなる悲しみに襲わ れる ああ 私何のために生きてるん だろうそのが 娘は私と話してくれないだけでなく進学先 の大学まで大輔と勝手に決めて しまう私が就職するの進学するのと尋ねた 時はてめえに関係ねえだろうと言われたの に再婚した以上血の繋がりなどにこだわる べきではないのかもしれ がそれでも腹を痛めて産んだ娘が人生のキ に立つ時何の関わりも持つことができない なんて寂し すぎるそして何より今まで私がたみのため にしてきたことを苗頭にされたような気が して腹が 立つもう知らないそっちがその気なら にも考えが ある翌日から私は専業主婦という労働に 対してストライキを起こし た私は自分のためにしか料理洗濯掃除しか 行わないようにし大輔とたまが荒れていく 家を見て根をあげさせるのが狙いだったの だ今まで家事全般を私に頼りきっていたの だいざ何もしてもらえなくなると私のこと がどれだけ必要かわかる はず実際大輔ととみはストライキを始めた 最初の頃なんだこのあ様はと文句を言って き た無視をするのやめてくれたら私も ストライキをやめてあげてもいいけど 私がそう返答すると2人ともかなり不愉快 そうな顔を向けて くるまだまだ降参するつもりはなく臨戦 体制のよ だその証拠に翌日以降大介たちは各々 もしくは2人一緒に外発をするようになっ たの だそんな防を続けていれば の頭をどうして離婚しないのだろうなんて 疑問をよぎっ た実際ここまでされて一緒に暮らす必要は あるのだろう かけれど子供を産むということは親のエゴ だだからせめてとみが独り立ちするまで私 はそばで見続ける必要が あるそんな風に 考えていたの だそしてとみが大学を卒業する 日私と大輔との離婚に向き合うことになる ので あるその日たまの大学の卒業式を見に行っ ていた大輔は家に帰ってくると知らない 男性を連れていたその男性は一見真面目 そうだが どこか嫌な笑を浮かべ信用ならない感じが するするとむにスマホを取り出しその男性 は室内の写真を撮り始め た私は彼が誰なのかそして何のために こんなことをしているのかが全く分から なかっ たねえ一体何の騒ぎなの とみの卒業式に行っていたんじゃないの彼 は誰大輔の 友達どうせ仕方されるのだろうと思いつつ 大輔に尋ねると被害なことに返事をしてき た何ってお前が専業主婦の分際で家事を 放棄した証拠を取ってるんだよあいつは俺 の友達で弁護士だはあ 意味がわから ない何言ってるの家事の放棄って大体 こんなことをしなくちゃいけなくなったの はあなたたちが私をいないものように扱っ てきたからじゃ ない私がそう言うと弁護士らしい大輔の 友人が口を挟んでき た奥さんそれ証拠あるんですかげに大輔と 奥さん今会話してるじゃないですか僕も前 から話を聞いていましたけど大輔と娘さん あなたが家事を放棄するからめちゃくちゃ 困っていたそうじゃないですかこれは離婚 の際に慰謝料を取られてもおかしくないか もしれません ね そんないや おかしい離婚は認められたとしても本当に そんなで慰謝料請求できるの かいいんですよ奥さん僕らは裁判をしても でもそうなった時専業主婦のあなたに最後 まで戦い抜ける資金があるの やら今なら時男で済ませることもできます けどどうし ます最初から私に勝ち目はなかっ た法に携わる業のくせに公平さもなくに 大輔に肩入れする 友人私に対して不利な証言をする大輔と とみそういった相手に私がいくら立ち上げ だと叫ぼうとも意味が ない大輔の友人の言う通り私は貯金のない 専業 主婦弁護士を雇うすら ないせめて何か力を貸してくれないかと元 夫に連絡を取ってみたもののそんなことで 真剣を奪われるなんてお前は母親失格だと 和された だけこうして私は大輔の友人が言う通りに 離婚届けに反を押し真剣も奪われ時男金を 支払うために借金まで背負うはめになった の だよく言えば仕方生活からの 解放悪く言えば何もかも失った私は生きて いくために新たに仕事を探し始め た両親はおそらくまだ生きているだろうが 最初の結婚の時に絶縁して以来連絡も取っ ていないのでもう頼ることはできないだ から正社員として雇ってくれるところを 探したのだがなかなか難しいよう だ以前は映像業界の仕事をしていたので その関係の仕事なら最就職できるだろうと 高をくっていたがブランクもあるせいで ことごとく面接には落ちた そのため私は複数のアルバイトを掛け持ち することになったので あるそのうちの1つホテルの清掃業務をし ていた時の こと私が事務所にゴミの回収をしに行くと 監視カメラの映像が目に入りそこには見た ことのある人物の姿が映っており思わず息 を飲んだ そうそれは大輔の姿 だしかも帽子をかぶっていて顔は見えない ものの横には知らない 女性私と別れてまだ人つきほどしか立って いないのにもう新しい彼女 がそんなことを考えていると1つの可能性 に 行きつくもしかして大きは浮気をしていた のではないだろう か仮にそうだとして私との婚姻関係中にも 浮気していたという証拠をつめたら支払っ た時男金分くらいのお金は取り戻せるので はそう思った私はしばらくチャンスを伺う ことにし たホテルの監視カメラの映像は プライバシー保護の ため員のバイトの私がもらえる可能性は万 に1つもなかっ たなら根気強く待つしか ない業務の一環として事務所に入り再び 大輔がホテルにやってくることがあれば スマホで監視カメラの映像を記録 する私がやろうとしていることはかなり グレだという自覚はあっ たただ この時の私は悲しみや怒りでおかしくなっ ていたのだと 思うそもそも浮気現場を抑える作戦として はあまりにも気切で運の要素が高 すぎるけれどどうやら神は私の味方をして くれた らしい再び私が事務所を清掃している タイミングで大輔が監視カメラに移ったの だしかも今回も女性を連れており帽子を かぶっていないので顔も隠れてい ないこれで浮気の現場を抑え られるそう確信した 時私は隣にいる女性の正体に 気づき驚きのあまり力が 抜けスマホは手を滑って床へと落ちていっ たのだっ たそれから10年の月日が流れ た私は相変わらずアルバイトや契約社員と いった職にしかつけずはっきり言って みすぼらしい生活を送って いる年を重ねるほど重ねれば働けるところ は少なくなり今も変わらずホテルのイと他 で契約社員をしているの だ大輔との一見から男性不信に陥ったこと もありあれからまともな恋愛もしてい ない再婚なんてもう2度とできない だろう仕事にもプライベートにも楽しみが なく自分の人生に意味なんてものがあるの だろうかとほとんど毎日のように自問自 とし 一歩間違えれば道を踏み外しそうな 日々そんな時ある人物から電話がかかって き た相手はとみだっ たただでさえ思い気分がさらに深く 沈むたみが私が電話に出るなり結婚式に 出席してと言い出した 10年ぶりの会話だというのに前置きも何 もなく要件だけを 伝えるどうやら1分1秒でも早く話を 終わらせたいよう だだけどそれは私も 同じいやよどうして今更私が出ないといけ ないの結婚式なんて勝手にすればいいじゃ ない私がそう言うとたみは私だってそうし たいわよと電話越しに大声で返してき たそんな風に怒なってまで私を呼ばなけれ ばいけない事情があるよう だ一応理由を聞いてみるとたまはしぶしぶ 話し始め たとみが結婚する相手はどうも企業の音像 師 らしいそのため結婚式もかなり構成に多く の関係者を招待して行うらしいのだが そんな式にも関わらずとみの両親が揃わ ないこと相手の両親はよく思っていない そうなの だたみの義母曰く亡くなったわけでもない のに神父の両親が揃わないというのは色々 印象も悪いしあることないこと噂されかね ないでしょう大企業にとって関係者の 小さな噂は時に大きなダメージへと変わる のということ らしい所詮社会の底辺に属する私には大 企業の社長夫人の全時代的な考えなど理解 できないが新婦のたみはそうは言ってられ ない今後義両親との関係を円滑に進める ためには私1人ぐらい呼び出さなければ いけないの だろうだから何が何でも来てもらわないと 困る のたみは物の頼み方を知らないのか高圧的 にそう いうそしてそんな態度を取られれば取ら れるほどこの10年で品まがった生活を 持つ私はいやよと答えるということがとみ には分からないのだろうか はあふざけないでもうお母さんたちには来 るって言っちゃってるしなんなら仕事の 経験を生かして余興のビデオも作ってくれ るって言っちゃったんだから 10年経ってもとみは私と違って性格が 変化せず身勝手なままないよう だどうして私の意見を1つも聞かず勝手に 話を進めてしまうの かだけど余興のビデオ作り かねえ聞いてるのとにかく後で結婚式の場 と余興のビデオ用の素材データを送るから 当日までに完成させて持ってきなさい よ分かったわそこまで言うなら結婚式にも 言ってあげるビデオも最高のを作って あげる わそう言うとたみは10数年ぶりにやった と嬉しそうな声を母親に聞かせたのであっ た まその声を聞けるのも最後になるだろう が結婚式 当日たみが式を行う会場は私の家から近く 自転車でも行けそうな距離だっ たとはいえ礼服を着ているのでさすがに バスを使って 向かう大企業の温雑士というのは本当の ようでその人望の暑さを持するかのように 会場はかなり多くの人で溢れ帰ってい た彼らはみんな漏れなく高級感溢れる スーツやドレスを身にまとっており私の 安物で何何度か使いふされた礼服はその場 において異質ないよう だ実際私と目があった3者の方々は軽く釈 をしてくれるもののその目には調子が宿っ ていたように 感じる式が始まり牧師の前に神父が 立つその後とみが大輔と腕を組んで バージンロードを歩いて くるその際一瞬私と目があったが彼らも私 の物がらなかったようでかなり眉間にしを 寄せてい たさらに式は進み披露宴へと 移るケーキの入刀や写真撮影などを終え いよいよ余興の 像私の作った動画が公開される時 だ動画はスマホで作ったものの昔のノー ハウが役に立ちそれなりに見れるものには なった たみの幼少期の写真から始まり小学中学 高校と徐々に成長していく様を 見せるそして大学生になった辺りから少し 会場が不穏な空気に包まれ始め たそれも仕方がない画面に移るのは大輔と との通ショット ばかりいくら父親と仲がいいとはいえ見て いる人はどことなく違和感を覚えるの だろうそしてとうとう決定的な映像が流れ たそれは家の外から盗撮された生々しい 写真でとみ大輔が好意に及ぶ様を映し出し てい た話は10年前に 戻る私がカメラの映像で大輔がホテルに 入るのを見たあの日隣にいた女性の正体は とみだっ たしかもその姿や雰囲気は父と娘が出す ようなものではなくどう見ても男と女の それその映像を見た私は大輔ととが今まで 仕方を 繰り返しさえ金をむしり取って追い出した 意味をそれとなく理解したの だたみと大助は知らないうちに男女の関係 になり私のことが邪魔になったの ねこんなの浮気どころの騒ぎでは ないあまりにも倫理感が削除して いる私は彼らを問い詰めようと思ったが すぐに思い とまる私が働いているのはただの ホテルここがもしラブホテルなどであれば 大輔ととまを問い詰めることができたかも しれない がただのホテルでは親子で泊まりに来て何 が悪いと言われて終わるのが目に 見えるしかも逆にそんなをつけたと知ら れれば仕事まで首になりかね ないつまるところ本能では親子以上の関係 だと分かっているのだが証拠が何もなかっ たの だこうして私は一度彼らへの復讐を諦めて いたので あるしかしその10年後たみから連絡を もらい は復習の機械を得たというわけなの だたみからビデオ制作の依頼を受けた私は すぐに泣けなしのお金を使って更新所に 大輔ととみの現在を調べるように頼ん だ依頼で貯金のほとんどを使ってしまった ので礼服を慎重する余裕はなかったが 代わりに大のラブホテに入る姿や家で猿の ようにやりまくる写真を入手することが でき たしかも私が頼んだ更新所はかなり優秀 だったようでなんと大輔ととみの会話まで 録音してきてくれたの だもちろんそれも動画に組み込まれて いる大輔ととの番を見せられた列者は悲鳴 をあげるもいれば下な笑いを浮かべるもの もい たそんな地獄はまだ終わらず動画の ボリュームがどんどんと上がりとみが話す 声がスピーカーから大音量で聞こえて くるねえ大輔さんあの雑師いい年して未だ に女性経験がないみたいよ通りで簡単に 結婚までこぎつけられるわけだわ まそのおかげでこの先お金に困りそうに ないし人生勝ったも同然よ ね安造師と夫婦ごっこしなくちゃいけない のはうざいけどまあ年一くらいで抱かせて やれば文句ないでしょう あたみ堂々と浮気宣言 かあんなクソがきには俺もまだまだ負け ないぞ てか音蔵師のガキもかわいそうだ なまさか嫁と父親がやりまくってるなんて 知らないんだ からそう言って2人の下品な笑いが会場中 を包ん だ散々コケにされたモ雑師の新郎はとみを 睨みつけながら顔を真っ赤にし てる多少申し訳なさはあるが とみの本章を知れたのだから結果往来 だろう新郎の義父は動画が終わるのを確認 するとそれを作った私の方を見据えて いるま息子の結婚式を台無しにしたのだ私 のことが憎くてしょうがない だろう新郎の母は視界から慌ててマイクを 奪い結婚式は中止よ早く映像を止めなさい と叫んでいる私も彼女の立場ならそうする だろうちなみにあんな映像が流れても たまらなかった理由は簡単 だこの結婚式場が私が契約社員として働い ている職場であり同僚にお金を握らせて 協力してもらった だまこの一見で私は契約を切られるかも しれないが10年来の復讐を叶えることが できたの だ後悔は ないとみはあまりの恥ずかしさで顔を あげることができないのか美しい花で彩ら れた机で隠れるようにしてうずくまって いる大輔の方は直子 と怒りを荒にして私に駆け寄ってきたが それよりも先に音像師が大好きに体当たり され人のことをこけにしやがってと馬乗り になられていたので私までたどり着けそう に ないそんな状態でも大輔は私に恨み節を ぶつけたいらしいが私には何も聞こえない というか鹿として会場を出たのだっ た後日 だ結婚式で集題をさらした大輔ととみは3 列者の笑い物になるだけでは済まなくなっ ていたどうやら3列者の誰かが大輔ととみ の動画が流れている間会場の様子を撮影し ていたらしくそれをSNSに投稿したの だもちろんそんな投稿はすぐに削除された らしいのだが1度インターネットの海に 放流されたものが簡単に消えるわけがなく たみ大輔は結婚式で謹慎相関がばれた男女 として一躍時の人になっ たそのため大輔は当然会社を首にたみは ことぶき代謝をしていたらしいが家の外に 出るのが怖くなってしまったようで 引きこもっている らしいどうして私がそんなことを知ってる かってそりゃ大輔じゃない方の元夫に聞い たから だというのも元夫もSNSで結婚式の様子 を見たらしくぶち切れて私に連絡をしてき たしかし都合のいい時だけ父を破るのは どうかと 思う私を責めるのはおか違いじゃない真剣 を取られそうな時私に慰めの言葉すらかけ なかったくせ にどうしても腹が立つなら大輔に責任取ら せなさいよ元凶はあいつなんだ からそう言うと 本当に元夫は大輔の元を訪れた らしいまその時の状況は言葉にするのも はかられるのだが端的に言えば大輔の あそこは元夫にもぎ取られてしまったよう だその結果大輔は手術をしてなんとか一命 は取り止めたが前時3ヶ月の怪我を追った あげく男性としての機能は完全に失われた らしいもちろん元夫は警察に捕まりとみに は謹慎相関というレッテル以外に犯罪者の 娘というのが追加され たもうとみの社会復帰は無理じゃない だろう かちなみに私の方はといえば案の定結婚式 上の契約は打ち切られたけれど本当に意外 なことにとみの元結婚相手つまりあの音像 師の父親の会社で働けることになったの だその話を頂いた時とうとう白チムを見て いるのかとも思っ たしかしこれは間違いなく 現実恩蔵師の父親つまり社長曰く君の行動 がなければ息子はとんでもない人間と結婚 するはめになっ た本当にありがとうそれに君はタフだね 大体の人間は復讐なんて思いついたって 諦めるものだけれど君はそれをやり遂げ た私はね強い執念が持てる人間と働きたい んだとの ことこうして私は相場よりも高い給料で正 社員として会社で働かせてもらえることに なっ た後から社員に聞いて知ったのだがこの 社長かなりの変わり者 らしいだけどその変わり者のおかげで私は 今までの限界ギリギリな生活から抜け出す ことができたの だ今後恋愛や結婚などはもうしないだろう がこんな私を拾ってくれた社長のため に一生懸命に働いていこうと 思うちょっと何するんですか一体ねえ ここどこ一体私に何をするつもりな の私はある日義母に後ろから担ぎ上げられ 真っ暗闇に閉じ込められ た義母は柔道をやっていたこともあり女性 1人程度ならカガと抱き抱えることができ たの だ私は目も口も手足まで縛られ抵抗でき ないうるさいわねあんたが生息だから悪い んでしょう嫁の分際で私にはえやがって あんたが来てから私の幸せな生活が全て 台無しなの全部全部あんたが悪いの よそう言って義母は身動きの取れない私を 放置しこ と言って しまう私は何も見えない助けを求める相手 すらいない状態に少しずつ不安が恐怖へと 変貌して いくどう しようこのまま誰にも見つからずに死ん じゃう のまだまだ夫と素敵な日々を過ごしたいし 子供だって欲したの になのに義母の手によって私の人生は 終わるの かそう思った瞬間再び強い恐怖が全身を 襲い 再びうーと声にならない声をあげ続け たその声 は誰に も届かないなかっ た私の名前は半田 直子どこにでもいる専業主婦 だ夫の大輔とは数年前に結婚し今日まで 幸せな日々を送ってきて いる夫とは大学卒業後に就職した会社で 出会い交際に至っ たその後結婚に至るまではやあり谷ありな 日々だったもののそれでも今結婚して幸せ だということが全てで あるそして 最近さらにその幸せを加速させそうなこと を決断したの だそれはマイホームの購入であるしかも 注文住宅 マイホームが幸せというのは少し古い考え かもしれないがそれでも自由に間取りを 選び自分たちのための家を作るというのは 簡単なことではないしそれができるという のは恵まれていてとても嬉しいことで あるマンションにはマンションの良さが あるけどやっぱりどうせ住むなら一軒やが いいよ な夫の大輔も疑実家が一見やで生まれて からずっとこの家に住んでいたこともあり マイホームを建てることには心よく賛同し てくれ たそうと決まれば話は早く私たちはマイ ホームを建てようと決めた数日後には ハウスメーカーとまりやその他様々なを 話し合い計画は着々と進んでいっ たそしてとうとう数日前にマイホームが 完成したの だその日私たちは完成したばかりのマイ ホームの引き渡しに来てい た新築の家を訪れたのは私たちだけでは なく義両親も新しい家を見てみたいとの だったので同してもらって いるだが 正直私はそれが少しばかり不満だっ た義両親とは別々に暮らしているので節目 節目にしか合わないし実際まだよく知った 中ではないのだがそれでも分かることは ある義父には特にこれといった問題がない のだが義母はとにかく文句が多い人 だ何を言っても否定から入りあれやこれや と気に入らない点を並べて くる私が大輔と結婚することを決め疑実家 に挨拶に行った際もこれから息子を よろしくねと言ってくれたギフトは対象的 にもっといい女性がいるんじゃじゃないか とかこんな細い体で丈夫な子供が埋めるの かなどと散々私のことを否定してき たもちろん自分の息子の結婚相手なのだ から様々な目線で私のことを評価する必要 もあることは分かるのだがそれにしたって もう少し言いよってものがある気もする 特に肉対面に関しては結婚後ももっとご飯 を食べて体重を増やせとか筋トレをしろ などと会う度に言わ れるそういう義母は 正直年齢からは考えられないほど体が がっしりしていて成仏そうな体をしてい た大好 にどうしてあんなに硬がいいのと尋ねて みるとどうも義母の家計は柔道一下らしい の だ大輔も高校までは柔道をやっていた らしく確かに体つきが いいやはり体育会計特に武道系は肉体の 完成度も強さの秘訣なの だろうそういった価値観が残っているのか 義母は私の体つきが気に入ら ない しかもこれが私の健康を心配しての小言 ならばまだしも義母が目を向けているのは 将来生まれてくるかもしれない私の子供な の だ孫も立派な柔道化にするのそれが私の夢 なの よそんな言葉を何度聞かされたこと かそもそもまだ妊娠すらしていないの にそんな柔道しか頭にない義母なので 私たちのマイホームを見ても文句が出て くるのは 当たり前 ちょっと柔道を教えられる広さの部屋が ないじゃ ないそれに私たちの部屋になるとは どこ今はまだ同居しないであげてるけど 将来的には一緒に住むの よしかしこの家全体的に古くさを感じるわ ねキッチンに床した収納なんて今時の家に あるの かしら直子さんあなたもしかして敵センス もないんじゃないの こののマホームに足を踏み入れ一通り見て 回った義母はそんな風に言っ たもうすぐ私と大輔が住み始めるというの にどうしてこんなにもテンションを下げて くるようなことを言うのだろう か唯一の救いは大輔と義父が私の味方をし てくれる ことここは俺の子がこれから一緒に暮らす 家なんだそれなのにどうして母さんの センスに合わせないといけないんだよそれ に同居するかどうかなんてまだ何も決まっ てないし話し合ってすらいないじゃないか 勝手なことを言わないで くれ義父も横で付き活性して くれるそうだぞこの子たちは新しい家に わざわざ私たちを呼んでくれているんだぞ それだけでもちゃんと感謝しなくちゃいけ ないじゃないかそれなのに失礼なこと ばかり言うもんじゃ ないまあ義両親を招待することになったの は義母がどうしても見に行きたいとバを こねたのが原因なのだ が大輔と義父に攻められ義母は不そうに 分かってるわよと言ってしばらくは黙っ たすると岐阜はそういえばと私に話しかけ てき た私たちを招待してくれたのは嬉しいのだ けれど直子さんのご家族は呼ばなくて よかったのかい私たちばかりかってもらっ ては申し訳ないそういえばはまだ妹さんと はお会いしたことがなかったよね是非とも 挨拶をしたいもの だ義父は沈黙に包まれた私たちの空気を 変えようと話題を振ってくれたのだろうが しかし数ある選択肢の中でもその話題だけ はあまり嬉しく ない ええ実家は遠方でですからなかなかすぐに は難しくてま急ぐ話でもないですからその うちにとは考えていますだけど妹はどう でしょうね その私と妹は仲が悪いものです から私がそう節目がちに言うと義父はいら ないことを言ってしまったと言わんばかり に申し訳なさそうな顔してごめんねと謝っ てきたいえいえ全然いいんです気にしない で くださいそう言って私も 謝るこればかりは私が 悪いもう少しいい言い方もあったような気 が するしかし両親にはなかなか妹と仲が悪 原因を言いづらいわけがあったの だこうして再び私たち一向は沈黙に包まれ 気まずいまま新居見学ツアーは終わりを 迎え たと幸先悪い空気が漂ったものの私と大輔 は荷物を新居に移し無事に新しい生活を 始めることができるようになっ たやはりマンションと違い家が広いという のは解放感があり気持ちのいいもの だ生活音などもマンションの時ほど気を 使う必要もないし気楽で あるそれこそ義母ではないが子供を作る ことも視野に入れられるかもしれ ないもちろん ことばかりではなく広い分掃除は大変に なるだろうし新築の論や固定資産税などの ランニングコストだってこれからたくさん かかる だろうけれどそれらはそのうち慣れる だろうし今だけは手放しで喜びを感じたい あこうやって幸せな生活を続けていけたら そんな考えも 虚しく新築で暮らし始めて数ヶ月ほど経っ た頃私たちの生活に不穏な影が忍び寄るの だっ たある日義母から義父が怪我をしたと連絡 があったの だ話を聞くと義父は日課の散歩をしていた らしいのだが前日の雨が乾ききってい なかったのか歩道橋の階段から 転倒不幸中の幸いで命に別状はなかった ものの頭を切ったり打ち身をあちこちにし たりそしてさらに重症だったのが両足を 骨折した こと一応片足は日が入った程度であったと は言っていたもののどちらの足も万全で ないことに違い ないそういった経緯で義父は義母の介護が 必要となったの だそれだけならとにかく命に別状がなくて よかった今度お見舞に行こうで住んだかも しれ ないけれど義母はここばかりに東京私たち に提案してきたの だ動けないお父さんの面倒を見るのも女で じゃ大変なのよなんだかんだ私もか弱い女 の1人じゃないだから同居して直子さんの 助けが欲しいなと思って ねこんな時だけ自分のことをか弱い女だと 言うのか普段は私に対して 貧相な体つきと侮辱していってくるくせ にとはいえ義父のことは正直言って心配だ けれど義母との同居は別の意味で心配で あるそりゃ面倒見るのは大変だろうけどさ 同居は直子がなんて言うか次第だ よ大輔は義母に言ってい た私のことを気遣ってくれているようにも 聞こえなくはないがしかしそれは私が同居 について選択しなければならなくなった だけであるそして私に義父は気になるけど 同居はしたくないなんていう勇気は ないこうして数日後には両親が新築のマイ ホームで生活するようになったのだっ たそして女義母は私のことをいびり始め た一緒に住み始めてから義父の面倒を見る のはもちろん全て私に 押し付け義母は常にリビングでテレビを見 ているか体がならないようにとランニング に行くかのどちらか そんな元気があるのなら別に義父の面倒 見るのも難しくない だろうまた私の家事特に料理にも文句を つつけるのは当たり前 だもっと筋肉に優しい料理を作りなさいよ ちょっと脂肪分が多いんじゃないのこんな の食べられないじゃ ない義母はそう言って私の作った料理を 全てゴミ箱へと 捨てるそしてコンビニへ向かいサラダ チキンやプロテイン用の牛乳を買って帰っ てくるの だ食事にこだわりがあること自体は別に 構わない人それぞれ自由 だろうけれどだったら私がご飯を用意する 前に食べないと言ってくれればいいのに いや義母はこうやって意図的に私が傷つく ような行動をして楽しんでいるの だろう他にも私が干した洗濯物をこんな 欲し方じゃしがつくでしょうやり直しよ などと言って庭に 放り投げるもちろん投げられ砂まみれに なった衣類は全て私のもので義母や義 大輔の衣類は義母が丁寧に干しなして いる掃除だって四隅まで雪届いていないと か机に指紋が残っているなどと難癖をつけ 全部やり直せと掃除機の中のゴミを部屋中 にぶちまけるの だそして私がやめてくださいと文句を言え ば お前には嫁としての覚悟が足りないと必ず 言って くる 全く一体どこでこんな典型的な嫁いびりを 覚えてきたのかインターネットの見すぎ じゃないの かとはいえ典型的ということはそれなりに 精神へダメージを与えることができると いう こと私も義父への慣れない介護と義母の 強がっな態度に身体的精神的な疲労が たまる一方 だ義父の怪我がある程度治りもう少しで 感知しそうな頃私はとうとう大輔に限界だ と伝え た大輔も仕事などで私がいびられる姿を見 てはいなかったもの私の異名までの疲れ 具合から少し嫁姑とめ問題があるのでは ないかと思っていた らしいもっと早くに気づいてあげられなく てごめんな直子が限界なら母さんたちには 家を出て行ってもらおう幸い親父の怪我も ある程度良くなったし実家もまだ残って いる明日にでもこれから話す よなんと気実家はまだ残っていたの か詳しく大輔に話を聞いてみるとどうやら 義父が万が一うまくいかなかった時に東京 解消できるよう実家の売却を先送りにして くれていたらしいの だこれには義父の気遣いに感謝しかない に義父も追いやってしまう申し訳なさも あるが今の私には自分の精神を守る以外に 気を回す余裕はもはやなかっ た 翌日母さん直子から話は聞いたまあ人と人 である以上会う合わないがあるのは仕方が ないだろうけどなだからと言っていびって いい理由にはならないそんなに直子のこと が気に入らないなら東京は解消 する父さんには悪いが出ていって くれそう聞き義父は仕方がないかという ような顔している義母は一体どんな気持ち なのだろうと私は表情を 伺う義母は大好きにったわ私に激怒しバリ 雑言を浴びせてくると思ってい たしかしそんな予想は 外れる義母は私たちの目の前で膝から 崩れ落ちワンワンと大号泣し始めたの だそんなそんなひどいこと言わないで ちょうだい ちょっとまさしただけなのよ本当 もうしないからお願い許し てそう言って義母は私たちに土座を 繰り返すさすがにここまでされてしまって は私も出ていけとは言え ない私は義母のことを許すことにしたの だただこの選択が間違いであったとに 気づくことになるのだ がそれからしばらくの間私たちは以前より は仲良く暮らしてい た義父の怪我も感知しもう介護の必要も なくなったので私の負担はほとんど ないこんな生活が続けば嫁いりもいつかは 笑い話として話されるかもしれない そんなことを考え始めた頃のことだっ たある日大輔から1週間ほど出張が決まっ たと聞かされ た考えてみれば義母の嫁いりがなくなって から大輔が1日以上家をあげたことは ないもしかするとこの1週間が本当に私と 義母にとって少年にのではない か大輔という見張りの目がなくとも義母は 私をいびらないかどう かそんなことを考えていたのだがそんな 少年場は訪れることがなかっ たというのも義母は大輔が出張の タイミングでギフと一緒に旅行に行くこと にしたらしいの だ直子さんも毎日の主婦業で大変でしょう だから大輔のいない時ぐらいたまには手を 抜いて羽を伸ばしてほしいなと思って そんな時に私とお父さんがいたら気が 休まらない でしょうまあとは言っても2泊3日なのだ けれど ねこして大輔の出張中私は1人で暮らす ことが突然 しかしこれは都合が いい実は少し前からほぼ絶縁状態だっった 妹から話があるから会いたいと言われてい たのだ普通絶縁相手から話があるなんて 言われれば身構えてしまうがおそらく今回 は悪い話ではない気が するだからすぐにでも会いたい気持ちは あったのだが主婦業もあり義両親と同居し ているとなかなか妹と会うための時間を 確保することができないでいたの だけれど家に私しかいないと言うなら妹を 呼べば いいせっかくの新築マイホームを妹にも見 てもらいたい気持ちもある その胸を連絡すると妹がいいよと返してき てくれたので私はその日妹と数年ぶりの 再会を果たすのであっ た大輔が出張の日この日大輔は出張へと 直接向かうためいつもより2時間ほど遅く 家を出 た義母たちも旅行への準備ををさせ数分前 に出かけていっ たそしてさらにその数分後とうと妹の洋子 が家へとやってき た予定よりは早かったもののそんなことは 全く気にならなかっ た久しぶりの妹は昔とあまり変わっておら ずそう思ったのはよこも同じだったようだ お互い 抱き合い本当に久しぶりだねと 話最後に会ったのはいつだろうなんて言っ てスマホでカレンダーを確認しようとする と私とよこのスマホカバーが同じだっ たなんて偶然 だろうこの数年まともに話していないのに どこかで繋がっているかのよう なそういったことも 私たちは一瞬でしばらく会っていない時間 を埋めることができたのだっ たそれで今日来たのは ねお茶を出し腰を落ちつけてよこが本題に 入ろうとした時のことだっ た私のスマホに着信が 入る相手は大輔だっ たよこを見ると出てあげてというので私は 応答 するなこすまないよこちゃんが来てるのは 知ってるんだけどさ今日の出張に必要な 書類を部屋に忘れちゃってさ申し訳ないん だけど駅まで持ってきてくれないかな本当 に ごめんそれは大変だと思い私はよこにいい かなと確認する いいよ今まで数年話してなかったんだから あと数時間伸びたって大丈夫だ よそんな風に冗談を言って返して くれるだから私は1時間くらいで戻るから と言って大輔に頼まれた荷物をしっかり 持ち駅へと猛ダッシュで向かうのだっ たぴったり1時間 後私が家に戻ってくると玄関にはまだよこ の靴があっ た ただいま私は声をあげたがよこからの反応 が帰ってこ ない眠ってしまったの かそう思いリビングに向かうが姿がどこに も見当たら ないよこのスマホに電話をかけて みるすると私しかいない部屋で机の上に 置かれた洋子のスマホが鳴り響くのであっ た3日後義母たちは旅行から帰ってきた そして家に戻ってきた義両親を私と大輔で 迎え入れたのだ えどうして大輔がもう帰ってきているの 出張は1週間でし それに直子さんがどうし て大輔はともかく まるで私までここにいるのがおかしいと 言いたげな反応です ね義母は自分の出現を自覚したのか違うの と言ったがリビングに入ってきた私の 妹子の姿を見て悪い夢でも見ているかの ように男を描いて震え始めたのだっ た時は戻り洋子が家に来てくれたあの 日大輔に荷物を届けて家に帰ってくると靴 やスマホなどの荷物が残っているのに洋子 の姿が家の中から消えてい たスマホが残っている以上電話をかけても 意味がないし実家は県外で1時間程度で 帰れる距離では ないだから実家に連絡したって意味はない だろうしそもそも荷物を置いていく意味が わから ないトイレにでもいるのだろうかと私が 部屋という部屋を探したのだが全く 見当たら ないするとキッチンの方から不審な物音が したのだ 向かってみるとその音は床下収納から する私が思い切ってそこを開けてみると中 にいたのは洋子だったの だどうしてそんなところにいるのかとよこ に聞いてみる ととんでもない事実を告げられ た多分大輔さんのお母さんだと思うんだ けど 家に帰ってくるなり急に私に床下収納から 漬け物粒を取りなさいって言ってきて私は 直子じゃないことを説明しようとしたんだ けど鬼みたいな見幕で迫ってきてそれで とにかく床下収納を開けたら何もないし私 がどういうことか尋ねようとしたら後ろ から持ち上げられて中に放り込まれ のなんてことだやっぱり義母は会心してい なかっ たそれであんたのせいで大好きに嫌われた とか嫁の分際で歯向かうなとか言われてさ 挙句の果てに私たちが帰ってくるまで空腹 で苦しみなさいて言ってスマホを取られて そのまま扉を閉めって内側から開かないし 直子が来てくれなかったらどうなってた こと か最低じゃない かということはなんだもしよこが家に来 なかったら義両親が帰ってくるまで私が 床下に閉じ込められていたというわけなの かここまでなんとなく察しがついただろう が実は私とよこは一覧性の双子なのだ しかも義両親には妹がいるとは伝えていた が双子だとは話していなかっただから義母 は私と洋子を勘違いして床下に閉じ込めて しまったの だろうスマホもカバーが同じだったから まさか別人のものだとは思わ ない取り上げてしまえば誰にも連絡ができ ないだろうと思って机の上に放置したの かおそらく義父には忘れ物をしたとでも 言って家に戻ってきたの だろう 全くよくやる なちなみに私たちの仲が悪くなったのは私 が大輔と付き合い出した頃よこも大に惚れ しまったことが理由 だそれがきっかけに私たちはお互いに大輔 を奪い合う関係になり適しし私と大輔が 婚約したことで絶縁に至ったので あるただよこもあれから色々 考え直し仲直りをするためにわざわざ家に 来てくれたというのに義のせでこんな事態 に巻き込んでしまっ たその後大輔が義母にどうしてこんなこと をしたのかを問い詰めると旅行に行く前に 直子を床下た収納に閉じ込め恐怖を与える ことで上下関係を分からせようとしたと 答え たふざけんな今度という今度は堪忍袋の王 が切れた親父悪いけど東京はここまでだ 母さんを連れて実家に帰ってくれ今後 母さんに直子を合わせないし俺ももう2度 と会わない絶縁 だその言葉を聞いて義母は本当にごめん なさいと再び泣きながらト座をしてきたが もうその姿を信じるものは誰もいない 俺は母さんを警察に突き出したっていいん だぞだけどよこちゃんがそこまでしなくて いいって言ってくれてるから絶縁で住んで いるんだ俺の気が変わらないうちに さっさと 帰れさすがの義母も警察という言葉が出て くるともう大輔に従うしかないよでいいと 荷物をまとめ始め翌日にはギフトと共に出 ていっ たこうして私は晴れて嫁いりから解放され たので あるそれから数日 後改めて洋子が家にれあの時言おうとして いたことを伝えに来てくれ た実はね直子に話したかったのは結婚する んでしょ は一瞬驚いたような顔をしていたが頬を 緩めやっぱり分かっちゃうかと 笑う私たちは昔から不思議なシンパシーを 覚えることがあっ たそれは強く感情を動かすほど伝わり やすく相手がどんな状態にあるのかを直感 的に理解できたの だこれが後特有の出来事なのかそれとも ちょっとした能力なのかは分からないが 相手のことが分かってしまうがゆえに大輔 の取り合いも揉めに揉めたというわけなの だ相手が本気だと分かってしまう からとまそれももう過去の 話私と大輔はマイホームで再び幸せにに 暮らし始めたしよこの方もパートナーと 仲良くしているみたい だこれにて一見 落着と言いたかったのだがある日義父から 残念な報告を 受けるなんと義父は離婚することを決めた のだそう だ大輔に絶縁を言い渡されて以来情不安定 で乱すことが多く義父に当たることが増え たそうなの だ義母は東世代に比べて格段に力なども 強いため義父ではなかなか抑えることも 難しい上私にしてきた集をして義母への 気持ちが覚めてしまいこのような決断に 至ったのだと かそしてそれに際して財産分与をするため 実家を取り壊して土地も売りお金に変える のだと かだから大輔も最後に身を覚めておきたい と思うなら早めに来ておきなさいあと 母さんは精神状態が良くないから施設に 入ることになると思うまあ大輔は気にし なくていい よさすがにこの話を聞いた時は感のような ものを感じてしまっ たけれどこればかりは義母の自業自得だし 義父の決めたことなので私が口を挟むこと では ないそう分かってはいるのだ がそして疑実家を解体する 前日義母からショートメールが送られてき た 今まで直子さんには本当にご迷惑おかけし ましたこの度私は老人ホームにお世話に なることが 決まりこれからは以前のように外出もでき なくなると思い ますつきましては直子さんに最後に直接 謝りたいと考えておりますので今夜解体前 の家の前に来ていただきたく思い ます抵当平信という言葉がぴったりな文章 だっ たあの傲慢極まりなかった義母がこんな ことを言ってくると はみんなに見捨てられ施設に入ることに なり悔い改めたのかもしれ ないそう思うとここ数日罪悪感に駆られて いた私は 義母の最後の願いを聞いてあげたいと思っ てしまっ たそしてその日の夜私は翌日にはバラバラ になる疑実家を尋ねたのであっ た疑実家の前で私が待っていると遠くから 義母の姿が見え たそれは義母も同じようで義母も私に 向かって手を振り私をまたせまいと駆け足 で近づいてくるそして走る速度は徐々に 加速しているように 感じ私に近づく頃にはトップスピード に気がつけば疑実家の庭に倒れてい た腹部と背中に痛みを覚えそちらに目を やると下半身の辺りに義母が覆いかぶさっ て いるそう私は義母にタックルで疑実家の庭 と押し倒されたの だそう気づいた途端に私は恐怖に襲われ 叫ぼうとするがそんな隙はなく義母は私の 後ろに 回り込み手のひらで口を抑え たそしてそのまま軽度脈あたりに腕による 圧迫感を感じる と目の前が真っ暗になっていっ た2度目に意識が戻った時目の前は真っ暗 のままだっ たどうもテープらしきものが貼られ視界を 奪われているよう だしかもテープが貼られているのは目元 だけではなく を塞ぎ両手両足が縛られて いる近くに誰か気配を 感じる私が助けを求めようと思いうーと 叫ぶも大した量になら ないけれど私の意識が戻ったことに気づい たのかそばにいる人が口を開い た自自のなの よ義母の声だということはこんな高速を 施したの も3度目の正直だと思ったのに今度こそ 本当に会心したと思っていたの に私も私でバカだ義母のメールにほだされ て大輔にもメールのことを相談して あまりお勧めできないなと言われたのに 義母をかわいそうに思いのこのこと来て しまっ たそうだ大輔 だ大輔が家に帰ってくれば異変 にそこまで考えて気づい た大輔は今日出張なの だよが床下収納に閉じ込め た私が大輔に連絡すると1週間の予定だっ た出張を切り上げて家に戻ってきてくれた そのせいで再び出張に行って仕事の続きを しなければならなかったの だ一体どうすれ ば頭の中で必死に考えをめぐらしていると 再び義母が話し始めた あんたのせいなんだよあんたが来てから私 の家庭が少しずつおかしくなった私の味方 はいなくなったそしてとうとうバラバラに なってしまった全部お前のせいなんだだ からねあんたにはいなくなってもらうの あんたをこのまま家に置いていくわそう すれば明日家と一緒にバラバラに なるなぜこんなことをするの かって決まってるじゃないあんたが来て から家族が崩壊したつまりあんたがいなく なれば私の家族は元に戻るのよ私って天才 ねどうやら義母は本当に精神が壊れて しまっているようだしかしそんなことを 心配している場合では ないこのままでは本当に明日私の体が壊れ てしまいかねないどうしようどうしよう どう しよう心は不安と恐怖に支配さ れる体の震えが止まら ないそんな風に怯える私を意に返さず母は それじゃあ私帰るから今までありがとうね と言い残して去っていってしまっ たご実 だ義母が去ってから私は何度も声になら ない声をあげ助けを求め たけれどテープで口が塞がれているし家の 中ということももあり何の意味もなさ ないこうして私は誰にも気づかれること なく翌日中気によって体が真っになりこの よ去ることにはさすがにならなかっ た私がそんな妄想をしてますます恐怖を 膨らましているとどこからか物音がして なこと叫ぶ声が 聞こえるそしてその人物は私に急いで 近寄り大丈夫と言いながら私に貼られた テープを力いっぱいに剥がし た髪の毛を巻き込んでいたようで剥がされ た瞬間に痛みがあったもののそんなものは 気にならないそして私のことを助けてくれ た人物がよこであると分かり私はアドの あまり涙を流したのだっ た よこどうして私がここにいるってわかった の私がそう尋ねるとよこはいたずらぽく 笑い双子のシンパシーかなと 答えるまあ実際 この場所に来れたのは大輔君の おかげ直子がすごい恐怖を感じてるのが 分かってさ何かあったんじゃないかと思っ て慌てて連絡したら実家に行ったかもって 言うから新幹線に乗ってきたのよ本当大変 だったんだからでもこの間のお返し よそう言っているうちによこは私を拘束 する全てを剥がしきっ たそして私と洋子は解体予定の疑似家から 脱出しなんとか安全を確保し たその後大輔に連絡して被害届けを出す胸 を伝え警察署によこと一緒に行き義母は 逮捕されるに至ったの だ義母が警察に捕まったことはであるもの 自業自得であるとしか言えず大輔も気に するなと言ってい た普段から直子に覚悟が足りないなんて のたまってたんだ直子あんな目に合わせて おいて警察に捕まるとは思っていなかった なんていうわけないてか俺が絶対に言わせ ないそれこそ覚悟が足りないって話だだ よ義母には実験判決が下り数年牢屋に入る ことになっ た精神状態も良くはないものの考慮される ほどのものではなかった らしい上場借料の余地なしというわけ だその後私は義母にタックルされた時に できた怪我も治り無事に洋子の結婚式に 出席することが叶った本当にとても幸せな 式だっ たこれからは自分たちの幸せは自分たちで 守れるように頑張り たい長い眠りから目を覚ますと私は目が 見えなくなっていた結婚式が間近に迫った 頃私は事故に会い目を覚ますと視力は完全 に失われていた今目を開けているのか つぶっているのかすらも分からない絶望に 頭が真っ白になっていく中で隣で盛大に ため息をつくのが聞こえたおそらくこの声 は夫 だろうまあ結果往来じゃないか彼は突然 そんなことを言い出した俺は元々結婚式に そこまで乗り気じゃなかったしもうしなく てもいいだろうそもそも結婚式なんて つまんないだけだし なそっか明日は結婚式だった確かに彼の 言う通り事故にあったら結婚式どころでは ないでもそんな言い方しなくてもそんな私 に夫はさらに追い打ちをかけたそれに目が 見えないならどれだけ華やかに着飾っても 意味ないだろう金の無駄だ確かに結婚式が 中止になったのは私が事故にあったせいか もしれないだけど突然光を失って恐怖に 打ちししがれる私の気持ちを知りもせず よくもそんなデリカシーのないことを言え たものだひどいひどいひどいのはどっちだ よ明日が結婚式だっていうのにわざわざ こんな日に事故に合わなくてもいいのにさ 席を入れたことすらも後悔してるよ盲目で 役にも立たない女をこれから一生面倒見 ないとと思うと嫌気が刺すよ く心も体もぐちゃぐちゃで文字通り目の前 が真っ白で見えない私は手に落ちた温かな もので自分が泣いていることを知ったこれ からきっと私を待っているのは地獄だ 私の名前は半田直子どこにでもいるような 専業主婦しかしその執事はどこにでもいて 欲しいものではないというのも私は幼い頃 親に捨てられた赤ん坊だった私は個人の 近くに放置されていたのだもちろんその時 の記憶が鮮明にあるわけではなく私が育っ た個人の職員から聞き出したにすぎないが こんな執事の子がこれ以上増えないことを 祈るばかりだ話を戻そう個人にいる時点で ある程度察していたとはいえ職員から 打ち明けられた親に捨てられたという真実 は私の心に深い傷を生んだ個人ということ もあり似たような境遇の子はそれなりにい たがだからと言って心の傷が言えるかと 言われるとそれととは別問題18歳になっ て個人を出ることになった私は1人暮らし を始め様々なバイトをしながら通信性の 大学に通い卒業後とある企業に就職そして そこで後に夫となる大輔に出会った大輔は 仕事もでき見てくれもよく当然のように 女性人気も高かった同僚の女性社員とをし ていると大輔さん彼女はいるのかななんて 話が何度出てきたことか私も確かにかっこ いいよねなどと話を合わせていたが正直 興味はなかったこれは大輔に限った話では なく同僚にしろ上司にしろ私は他人に興味 が持てないのだどれだけ有効的に接して くれようと自分が親に捨てられたと事実を 知って以来他人を信用することができない だから職場でも上辺だけの付き合いを続け られればいいと思っていたしかし大輔の方 はなぜか私に興味を持ったようで自分で 言うのもなんだが積極的にアプローチをし てきたのだ最初はそれらを全て断っていた なるべく相手を傷つけないようにかつ会社 での自分の立場を悪くしないようにけれど 大輔は私が何度断ってもめげずに食事に 誘ってきたため私も申し訳なくなり1度 だけ食事に行ったこれだけ断っておいて なんだがこの食事会はとても楽しかった 大輔は社交的な性格や経験が豊富なことも あまってか程よく盛り上げ私を立てるのが うまいそして時 私に気のあるそりを見せてくる今まで人と の食事がこんなに楽しいと思ったことは ないしそもそも人からここまで興味を持た れたことがなかった私は少し心が揺れ動い たこの人はもしかして本当に私のことが 好きなんじゃないのかそんな風に私は大輔 のことを少しずつ信用するようになり とうとう交際するようになったのだそして このまま幸せな日々を送り結婚に至ったと 言えればよかったのだが実際そうはいか ない実は大輔には病的な浮気癖があったの だ大輔は私に興味がなくなって他の女性に 目移りしたのかと言うとどうやらそういう わけでもないようなのだ私といる時は ちゃんと私のことを1番に考えてくれ彼女 として扱ってくれるのだがそれとこれとは 別のようで気になる女性がいたらいつの間 にか手を出しているおそらく一種の病気な のだろうもちろん私としては浮気をされて いい気持ちがするわけがないので何度か もう浮気しないで欲しいと頼んだことも あったけれど俺がいろんな女を知ることで それがおを喜ばせることにつがるんだとか 押すってのは本来いろんなメスに手を出す のが正しいあり方なんだなどとわけの わからない減り屈を言って私を丸め込むと してくるそれで納得できるほどバカだっ たらかって幸せになれたのかもしれない けどそんな女性がいるのだろうかどうして 浮気するの私のことが好きだったんじゃ ないのだからあんなにも猛烈にアプローチ してくれたんじゃないの私がそんな風に 尋ねると大輔はとんでもないことを言って きたのだまあ確かに好きだけどさ元々は俺 のアプローチを断るやつなんて初めてだっ たからさちょっと意地になって彼女にし ようって思ったところもあるんだよなてか そんなに気に入らないんだったら別れるか どうする 普通ならここで別れてやるわよと言い返す のかもしれないけれど私は別れるという 言葉を聞いた瞬間また私は人に捨てられる のかと恐怖に襲われたごめんなさい私が 悪かったからお願い別れるなんて言わない で気づけば私はそんな言葉を発していた まさか自分が人に捨てられるということに ここまで敏感だったとは両親に捨てられた というトラウマはまだまだ克服できてい ないようだ我ながらか細いメンタルをして いる なその後も私のトラウマを大輔にいいよう に利用され浮気をされ続けるはめになった しかし私もやられっぱなしではない私は 大輔にプロポーズしてやったのだ今までの 話を聞いていると一体どうしてそんなこと になるのだと思うかもしれないが大輔と 一緒にいたいという思いと浮気されたく ないという気持ちをどうすれば両立できる かと考えた私は家庭を持てば大輔の浮気癖 も落ち着くだろうと考えたのだ私から大輔 に結婚を切り出すと別にいいよと承諾それ からはトト拍子で話が進み大輔の両親への 挨拶結婚式場や日程の調整などやることは 山のようにあった結婚の挨拶で初めて会っ た大輔の両親はとても優しそうな人たち だった私が孤児であるということを話して も特に偏見も持たず大輔と結婚してくれて 本当にありがとうねなんて言ってくれた くらい家族生としてはの下に陽介さんと いう弟がいるらしいが現在は引きこもりだ とかどうしてそうなったのかが気になら ないと言えば嘘になるがいくらこれから 家族になるとはいえ初対面の私が口を出す ことでもないと思ったのでその会では特に 触れることもなかっ たその後席を入れ挙式の前日夕食の準備の ため買い物に出ていた私は実に控えた結婚 式に胸を踊らせていた親族はおらず友達も ほとんどいないため多くが大輔関係の3列 者だがそれでも結婚式という人生の晴れ 部隊が楽しみじゃないわけがないそんな ことを考えながら横断歩道を渡ろうとする と視界の端にトラックがその瞬間目の前が 真っ暗になった が戻り大輔や義両親の声が聞こえる私の ことを心配してくれているようでよかった よかったと声をかけてくれているしかし彼 らがどこにいるのかが分からないそもそも 私はどこで寝ているのだろう状況的に病院 であるということは分かるのだが偉く暗い というより何も見えないここまで考えをせ 私は理解した顔には包帯が巻かれている私 は事故にあって説明したのだ医者からも 予想通りの説明をされたただ幸いなことに 視力以外は内見程度の怪我しかなく命に 関わるような症状もないためすぐに退院 できるとかしかしだからと言って良かった と胸を撫で下ろすことはできない いくら命が無事だったとはいえ突然光を 失ったことはかなりショッキングな出来事 だそれにせっかく色々準備した結婚式を私 は台無しにしてしまった私が目覚めたのは 事故にあった翌日つまり結婚式当日なのだ 今日はめでたい日になるはずだったのに私 と大輔の門出なのにそうやって私は何度も 自分のことを責めたそして病室で私を 見守ってくれているはずの大輔に声をかけ 本当にごめんなさいと事故にあったこと 結婚式のことを繰り返し謝る私の謝罪を 聞いて大輔は特に興味なげに つぶやく別にいいよ俺は元々そこまで 乗り気じゃなかったし結婚式なんてつまん ないだけだしなそうだ直子ももう挙式し なくてもいいよな目が見えないならどれ だけ華やかでも意味ない だろうこれは大輔なりの優しさなのかそれ ともただの本心今の私は言葉から人の真意 を探れるほどの余裕はなく一体大輔がどう いう意図でそんな言葉を走ったのかは わからないがそうねと返す他 隊員後今まで浮気し放題だった大輔は さすがに私のことを哀れに思ったのか海外 しく面倒を見てくれたしかしそれがいつ までも続くわけはなく次第に私にかける 言葉や態度が厳しく冷たいものへと変化し ていく退院してそれほど日が立っていない 私はまだまだ光のない世界にはなれずで 行動することが難しかったトイレ1つ行く のにも大輔の手を借りなくてはならず外出 など恐怖でしかないそんな私の面倒が 鬱陶しくなる気持ちも理解できなくはない が頼らなければ何もできない私は少しずつ 大輔から嫌われていくしかなかったのだ そんなある日大輔が私に喉の調子が おかしいと言い出 違和感があり声が出しにくいとか病院で 検査してもらうと大輔は喉にポリープが できていたそうだ摘出自体は難しくない ものの3日ほど入院する必要があるとの ことただ手術の影響で怖が変化する可能性 があるらしいんだ最初は違和感があるかも しれないけど直子もなんとか慣れて くれそう言って大輔は入院し私は義両親 たちと同居することに大輔がいない間私 1人でできることは限られているしこれ から先のことも考えればみんなで一緒に 住んだ方が何かと安心だろうということに なったのだはあ私はどこまでも迷惑をかけ てしまっているな義親たちもまさか嫁が こんな役立たずになるとは思ってもい だろ私がそんな風に自責する一方義両親は 本当によくしてくれた嫌がるどころか本当 の親だと思って甘えてくれてもいいからね なんて言葉までかけてくくれるあまりの 優しさに泣きそうになったほどだこうして 3日間はあっという間に過ぎ大輔が家に 帰ってきた術後の影響でさらに数日大輔は 声を出せないとのことそしてやっと出せる ようになった頃確かに大輔の声は変化して いた以前のおかはあるもののまるで別人の ようだま喉にメスを入れるのだからこれ くらいは仕方がないのかそれよりも私は他 に気になることがあったそれは大輔の私に 対する態度だ私に対してニな態度を取る 一方どことなく よそよそしい浮気が発覚した時ですら もっとあっけらかんとしていたまさか実は 手術がうまくいっていないとか他に悪い 病気が見つかったんじゃないのかそれを 隠そうとしているとかそう思って私は義 両親に大輔に何かあったんじゃないかと 尋ねるも声以外は何も変わっていないよと 言われる 大輔本人にも問い詰めたが入院して直子に 会えないのが寂しかっただけとか初めての 手術で人生感が変わったなんてことを言う だけとにかく別に命の危険があったりする わけではないとのことなので私もこれ以上 問い詰めることはやめにした実際優しくし てくれる分には私も嫌な気はしないし困る こともないとはいえ甘えてばかりじゃいけ ないできる限り自分でできることを増やし て頼りきりの生活から抜け出さなければ こんな反引きこもりみたいな生活健康的で はない ものこうして私は大輔と義両親に支えられ ながらも徐々に1人でできることが増えて いった大輔の浮気がめっきり減ったのは かって不気味だったがしないに越したこと はないそうして年を経ていく中大輔の弟で ある陽介君もいつの間にか引きこもりを 卒業し今は立派に働いているというなんだ 光を失った時はあまりの絶望にこれから 幸せになることなんて無理なんじゃないか とも思ったがそんなことはなかった大変な 思いをすることもあるがそれでも日々が 充実しているこうして10年の月日が流れ た頃さらに嬉しい出来事が起きたのだその 頃の私と大輔は相変わらず仲が良く毎日 幸せな日々を送っていたそしてそんな日々 を突然壊されるようなことがないように 人間ドッグを受けようという話になったの だ確かに病魔というのはいつどこに潜んで いるかわからない そのため私たちは自宅から離れた大きな 病院に行くことにそこで担当してくれた 医師が私の目について尋ねてきた私として はもう盲目に触れられるのも慣れたので いつも通り事故にあってと経緯を話すいつ もならそうですかわかりましたとか大変 だったでしょうなどと言われるのが咳の山 だがこの医者は違ったうーんと唸りながら 少し考え口を 開く詳しい検査をしてみないことには断言 できませんがそのパターンですと視力が 回復する可能性はありますよ10年前では 確かに難しかったかもしれませんが医療も 進歩しているの でまさか再び私の目に光が戻るというのか 今思えば私はこれ以上大輔たちに迷惑を かけたくないという思いからいつの間にか 視力を回復させるという手段を探すどころ か考えすらしていなかった私は医者からの 言葉に喜び大輔にも治るかもしれないん だってと声をかけるしかし大輔はそうだね よかったとあまり喜ばなさそうな声をして いるどうしたのもしかして手術費用のこと かな確かに大好に養ってもらってて いきなり手術代まで求めるのは おこがましいよね私の言葉を聞いた大輔は 違うんだ直子の目が見えるようになるのは 嬉しいよ嬉しくないわけがないだけど なんて言うかな10歳も吹けた俺の顔を見 て子ががっかりしないかなと思っただけだ よと強く否定するしかしそれで納得する ほど私と大輔の付き合いは浅くない おそらく他に何か懸念していることがある のだろうとはいえ目が見えるようになる こと自体には本当に賛成してくれている ようだったので私は手術を受けることにし たそしてそれから数後私の手術は無事に 成功しあは包帯を取るだけとなったそれ じゃあ外しますねそうして完全に久しぶり の光が広がり始める包帯を外したばかりで 少しぼやけているが確実に目が見えるよう になっている直子本当に見えるようになっ たのか俺だお前の夫の大輔だ分かるか ベッド脇に立つ男性から声がするそして はっきりと見え出した目で私はその男性の 顔を見たあなた誰私の夫じゃないわよ ね話は10年前に戻る私が事故に会い大輔 は初めの方こそ海外しく世話をしてくれた 介護休暇を取ってくれたため仕事にも行く ことなくつきっきりでいてくれたのだ しかしそんな生活にけが刺すのも早かった そりゃそうだほとんど毎日のように女の子 と遊んでいたにもかわらず突然1人の女に しかも介護のために時間を取られたのだ 病的な浮気癖のある大輔に耐えられるはず はない1週間も経たないうちに私のことを 邪魔に思い始めたはずだ実際介護休暇が 終わってからは仕事から帰ってくるのも 遅くなり私は危険を避けるため部屋の中で 長時間ほとんど動かないという生活を送っ ていた大輔の女遊びが終わるのをただ ちっと待つ時間なんて無駄な時間だった だろうかそんな行為にバチが当たったのか ある日大輔は喉に違和感を覚えたどこと なく体もだるい風でも引いたかと思い病院 に行ってみると性病をもらっているとの こと普通の人間なら自業自得と考え女遊び を考え直すところだろうしかしさすが大輔 というかこの男はこれをきっかけに私から 離れる方法を思いついたそれは大輔という 人間を別人に演じさせるというものだ目の 見えない私は見た目の変化には気づけない 盲目になってから日も浅いため触覚で人の 区別をすることも 難しい残る問題は声だけだ大輔と似たよう な声をしている人間を用意できれば私を 騙すことができるかもしれないこうして白 のがのが当時引きこもりだった陽介君と いうわけだ大輔からこの話を持ちかけられ た陽介君はもちろんそんなことはできない と断ったしかし大輔だって断られることは 織り込み済みだから断れないように 追い込むことにしたまあそうだよな知ら ない女の夫になれって言われても困るわな 俺が姿をくらませるだけにするよだけど そうなったら直子は一体どうなっちまうん だろうなあ直子はな親に捨てられた トラウマのせいで人に見捨てられることを すっごく怖がるんだよひどい時は精神を 病んで数日使い物にならないまそのおかげ で今まで俺がいくら浮気しても向こうから 別れようとは言われなかったんだが 今は目も見えなくなってさらにひどく 落ち込んでいるみたいだそんな時に俺に 捨てられたとしればあいつはこの先も生き ていけるかないやきっと無理だ自殺しても おかしくないああすまないお前には関係 ないよなこのまま直子を見殺しにしても お前は悪くない よ君は大のたに反論した兄さんの奥さん だろ兄さんが面倒を見てあげれば直子さん もそこまで追い込まれないじゃないかどう してそんなひどいことを言えるんだしかし 大輔は聞く耳を持たずそんな綺麗事ばっか 言ってるから社会に馴染めず引きこもる ことになるんだよと言ってくる しそして大輔は私にポリープができたと嘘 をき本当に姿をくらましたのだ洋介君は話 を聞いてしまった以上私のことを放って おけなくなってしまい義両親と結託し私の 精神状態が落ち着くまで人芝居打つことに し結果的に大輔の狙い通りになってしまっ た義両親の方はといえば話を聞いた時は 反対していたそうなのだが今まで引きって いた介君が半ば脅迫されていたとはいえ 自分の意思で何かをしたいと言ったのは あまりにも久しぶりだったこともあり無に することができなかったのだと かそうして私は陽介君と義両親と一緒に 暮らし始めたこの話を聞いて私は大介が 病院から戻ってきた時の違和感に納得が 言ったや人が入れ替わっているのだから 違和感がない方がおかしいそれでも義両親 のフォローがあったとはいえ初対面の私 相手に夫を演じ続けてきた陽介君は名俳優 だろう事故に会ってから1年ほど経った頃 私も精神的にかなり落ち着いていたことも ありそろそろ真実を話そうと義両親と陽介 君で話し合ったことがあったらしいただ 真実を話したことで回復した私の精神が 再び傷つくんじゃないかという懸念もあり 何より陽介君はいつの間にか私に惚れて くれていたこともあってなかなか実行に 移せなかったのだ毎日お互いに幸せで充実 した生活を日々送ることができているのに わざわざそれを壊すような真似をするべき なのかそんな風に何度も話し合い真実を 話せないまま月日は流れたこの頃のことを 洋介君に聞くと5年過ぎた辺りから本当に 俺が夫だって錯覚していたよとも言ってい たま実際大輔よりも長い年月いるわけであ がち嘘ではないだろうそして10年経ち 人間ドッグを受けに病院で私の目が治ると 聞かされ動揺したというわけだ私の目が 見えてしまえばもうこの嘘は通らない私が 手術を受けることも決まり陽介君はせめて 真実を話すにしろ嘘をバレないようにする にしろその場には党の本人が必要だとなん とか連絡を取って説得し大輔はしぶしぶ 病院に来たというわけだ私が包帯を取る 瞬間本物の大輔が私のベッド脇にいた彼は 目が見え始めた私に向かって言葉をかける 直子本当に見えるようになったのか俺だ お前の夫の大輔だわかる か視界もクリアになり声の方を見るとそこ には確かに大輔がいたったのでその分 ちゃんとふけているが分からなくなるほど ではない記憶の中にいる大輔とほとんど 一致するだから私は大輔を見据えはっきり と言ってやったあなた誰私の夫じゃないわ よ ね本物の大輔は私の言葉を聞き うえる何言ってんだよ10年見えないだけ で夫の顔が分からなくなったのかひどいな そこまでふけてないはずだぜ俺だよ大好だ よ分かる だろうそんな風に自分が本物だと訴えて くるこの男はこんなにもバカだったのか 10年前は大輔に捨てられたくない一心で いいところも悪いところも愛そうとしてい たが完全に冷めた今となってはただ面が いいだけの男じゃないかうるさいわね そんなに声を張り上げなくても分かって いるわよあなたが大好であることや戸籍上 は私の夫であることもねそして本当に私の ことを夫として支えてくれたのは陽介君 だっていうこともね大輔は私の言葉を聞き どうしてそのことを知ってるんだと老する そして陽介君を見てお前一体何を企んで いるとも叫んでいたまさか本当に10年も 騙し続けられていたと信じていたの か手術の半月ほど前手術が決まってから 明らかに声が動揺している夫を名乗る男性 に私は意を決して話したあのね大輔 いや違うか怒らないで聞いてほしいんだ けどあなた一体誰なの私の言葉に面食らっ たのかしばの沈黙そして夫を名乗る男性は 陽介君だということと私が盲目になって から大輔がした所行を全て話してくれたの だ全てを聞き私もある程度頭の中が整理 できた頃陽介君は私に質問してきた僕が 兄さんじゃないって一体いつから気づいて いたの正直1年目 から陽介君は今までに聞いたことがない くらいえと大きな声を出していたまあ10 年間騙していた相手が10年前から気づい ていたともなるとそんな反応をせざるを得 ないだろう大輔を名乗る陽介が家にやって きて最初に感じた違和感は義両親たちの フォローもあり1度は深く考えないように しようと思ったけれど話していくうちに どうしてもそが生じるそんなこともあっ たっけなんて返答も多かったしどことなく ぎこちな何より全く浮気の気配がない時点 で とは思えなかったじゃあそこまで分かって いてどうして騙され続けたのかそれは簡単 な話だその方が幸せだと思ったからだ実際 その時の私は失明した絶望から完全には 立ち直っていなかったし誰かそばにいて 欲しかったそれにもし私が嘘に気づいて いると言えば義両親や介君は私を置いて どこかに行ってしまうんじゃないかという 恐怖もあった要はお互いに打算があって 一緒にいたというわけだでもその結果 私たちはそれなりに幸せな日々を遅れて いるのだから結果往来だろうそう言うと 陽介君もそうだねと笑っていたでも分かっ ているならもっと早く言ってくればよかっ たのにじゃあ手術の時も兄さんは来なくて もいいって伝えようかせっかく見えるよう になっても最初に見る顔が兄さんじゃ嫌 だろう確かにそれは10年ぶりの景色とし ては最悪だだけど来ないというのはもっと 最悪だだめよ陽介君やお父さんお母さんに 迷惑をかけて私の前からいなくなったくせ にどこかで能々と生きているなんて絶対に 許せない絶対に大輔をギャフンと言わせて やる わそして私を裏切り続けた大輔に復讐する ため陽介に頼んで更新所を雇い浮気の証拠 を集めてもらうそう私と大輔はまだ婚姻 関係にあるそりゃ別れられるわけがない 陽介は私を騙し私は騙されたふりを続けて いたのだ離婚届けを出すなんてことはでき ないつまり今大輔が女性と関係を持って いるという証拠をつめばこっちのものと いうわけだせっかく目も見えたことだし 久しぶりに文字でも書きたいわね陽介君 頼んだもの持ってきてくれないかな私が そう言うと陽介君はの中から離婚届けを 取り出した大輔は少し驚いたようだが むしろ離婚できるなら高都号というような 顔をしている はあまだ分かっていないようだ陽介君が目 の前に持ってきてくれた離婚届けに自分の 名前等を記入していくそしてそれを大輔に 突きつけてはっきりと言ってやった大輔 あなたとは婚よ私たちの結婚生活はとっく に破綻していたんだから文句ないわよね あと浮気についての慰謝料もたっぷりと もらうから慰謝料という言葉で大輔は やっと事態を理解したのか先ほどまで 浮かべていたエミはいつの間にか消え 慌てふためくちょっと待て慰謝料ってどう いうことだよ10年前の浮気なんて時効 だろうなんでそれを今更責められなきゃ いけないんだ何言ってるの今の浮気のこと を言ってるのよ私が何も知らないと思っ てるの更新所に調べてもらったのあんた今 女癖の悪さで仕事を首になってとみって いう女の家に転がり込んでるみたいじゃ ないでもね私たちはまだ婚姻関係にあるの つまりとみとの浮気ってことになるのよ 大輔は私がここまで知っているとは思って いなかったようでますます焦り額には大粒 の汗が浮き上がっているしかし何か反論の 糸口を掴んだのかだったらと声を 荒げるお前と陽介の関係だって浮気になる んじゃないのかしかも10年もの間だ何も なかったとは言わせないそうなったら俺 たちはどっちもどっちいや下手したらお前 の方が俺より悪いだろうむしろ慰謝料を 払えとんでも理論にも程があるだろうただ 確かに私と陽介君には男女の関係がないと は言えないこれは客観的に見れば浮気と いうことになるのだろうかと私が考えを 巡らせていると義母が大声をあげた 大輔いい加減にしないかどの口が浮気を 責めるってんだい直子さんを裏切ったのは お前だろう自分の代わりに陽介を当てがっ たのもお前だろ自分から浮気相手を用意 するような真似をしておいてよく直子さん を責められるねいいわ好きなだけなこさん のことを訴えればいいじゃないとことん やってやろうじゃない私たちは子さんと介 の味方だからはっきりとこれまでのことを 証言してやるあんたはとっくに私の子供 じゃないんだからうわ きつ大輔は10年ぶりにあった母親に 怒鳴られ実質的な絶縁宣言をされたのだ お父さんもお母さんの言葉を聞いてそうだ そうだと頷いているまあ大輔自身そう言わ れても仕方がないことをしているので同情 の余地はないむしろ私は義両親の優しさに 涙が溢れそうだった10年ぶりに見た義 両親の姿は私が初めてあった時より腰も 曲がり一回り小さくなったような気がする 今まで散々お世話になったのだこれからは 彼らを私が支えていかなければその第一歩 としてまずは大輔の問題を 片付ける大輔あなたの考えは分かったわ私 としては音便に住ませたかったけどそうは いかないみたいそれじゃあ法廷で会い ましょうそう言って私は再び大輔を 睨みつけたご実談結局私と大輔は法廷で 会うことはなかった大は弁護士に相談した ようだが詳しく話せば話すほど勝ち目が ないと言われ次弾することになったのだ そして私たちは話し合いの場を設け離婚は 無事に成立慰謝料もちゃんと500万円 ほど払ってもらう運びとなったこれで大輔 は借金まで抱えるはめに元々仕事を首に なってお金がない上に女遊びのせいで他の 人からも慰謝料を請求されていたのだ ちなみにあの日大輔が陽介の呼び出しに 応じたのも私に真実を話す云々はどうでも よく義両親にお金の無心をしようと思って のことだったらしいどこまでもクズだなま その結果さらに金銭的に追い詰められる ことになったので因が法と言わざるえない そして大輔は私に慰謝料を払い終わった後 は浮気相手のとみからも追い出された らしく今は住む家もないというのを風の噂 で聞いたざま みろそして私はと言うと離婚をし晴れて 独り身になったので改めて陽介君と席を 入れた精神的な面ではとに夫婦だったが これで明日共に認められたというわけだ目 が見えたこと以外特に何かが変わるという わけでもないがこれからも陽介君と義両親 の4人で幸せに暮らしていこうと強く思っ たはい直子さん朝ご飯 よあらなにその顔は怪我人にはこれで十分 じゃないだで働かない嫁は豚と一緒 でしょ手首を骨折して家事ができない私に 対して義母はあけるようにそう言った私の 目の前に差し出されたのはなんと生ゴミ だったバナナの皮や魚の骨コーヒーカス などがごちゃ混ぜにされた 皿ちらりと夫を見るとそしらぬふりをして おいしそうな魚を食べて いるこんなのひどすぎ ます私が講義の声をあげると夫は箸を置い てこう言った母さんの言う通りじゃないか 専業主婦なのに家事ができないなんて存在 価値ない よその言葉に私は目の前が真っ暗になった 夫と義母は私を無視して2人で楽しそうに 食事を再開する 私は惨めな気持ちになったと同時にある 考えが芽生え た私の名前は直子今年で40歳になる専業 主婦だ夫の大輔と小学6年生の息と賃貸 マンションで3人暮らしをしていた今は疑 実家で義母と同居して いる結婚当初義父母は近距離で別していた が昨年義父が亡くなったことがきっかけに なり東京を始めたの だこれは大輔の提案だった義母はまだまだ 減益で介護も看護も必要 ないしかし広い家に1人で住むのは寂しい だろうということで大輔は同居を考えた ようだ同居については私は特に嫌な気はし なかった同居する以前もよく家を生きして いたし元々住んでいたマンションと学が 同じだったので息子が転校する必要もない ということで東京には賛成だっ たそれに私の方の実家は遠方なのだが そちらは兄夫婦が同居しているので何ら 問題はなかったの だついに始まった同居 生活義母は家事に協力的で私と分担して 取りかかっていた息子は義母が好きなよう でよく2人で遊んでいる姿を見かけた正直 ほっとした やっぱり不安な気持ちもあったの だ家族とはいえ他人である私たちがうまく やっていけるのかそう思ってい たしかし蓋を開けてみれば順調な同居 生活大輔の提案に乗ってよかったそう思っ ていたのだ が初めて違和感を覚えたのは東京を始めて 3ヶ月が経った頃の ことお母さんすみません今日私がご飯を 作るので洗濯物をお願いしてもいいです か私はいつもの調子で尋ね た今日は体調が悪いのよ直子さんに任せる わ義母はそう言ってソファーに寝転がり バラエティ番組を見始めたそういう日も ある だろう私は言われるがまま全ての家事を こなしたしかし翌日ももそのまた翌日も 義母は家事をやらなかった初めの方こそ これから出かけるのよとか習い事で忙しい のと色々理由をつけていたが徐々にそれも なくなり何の理由もなく私に家事を丸投げ するようになったのだこの時点で少し おかしいなとは思ったが強く抗議すること はしなかったこれまでは3人分の家事を 全て自分でやっていたのだ 規模が増えて4人分にはなったが特段 大きな負担だとは思わなかったので あるしかしその考えは甘かっ た私が何も言わないのをいいことに義母は だんだんと馬脚を 表す直子さん私の靴を全部洗っておいてっ て言ったわよねそれに使わなくなった服を 売りに行ってとも言ったわよそれから私の お友達に中を出しておいてってお願いした じゃないなんで全然終わってない のあすみません昨日と今日は息子が所属し ている野球チームの保護者会があったの で私がそう答えると義母は目をつり上げて 送り出し た言い訳しないで今すぐにやってよ寝 なければ今中に終わるでしょ この日をきっかけに義母は私をコキ使う ようになっていったのだった同居始めた頃 と大きく変わった態度に私は困惑したそれ でいて息子には変わらず優しくいいおばあ ちゃんであるのだからもうわけが分から なかったどうしてこうなってしまったの だろうと困った私は大好に相談することに し たしかし大輔は直子がといのが悪いんじゃ ないかと冗談に言うだけだったそんな状況 が続いていたある日のことその日息子は 修学旅行に出かけていた楽しくやっている かなとか怪我なく帰ってきてくれたらいい なとか考えているうちにあっという間に1 日が終わったお風呂に入ってそろそろ 寝ようかと思っていた私に大輔が声をかけ てくるああなんかアイスクリームが食べ たくなってきたななおこ買ってきてよ コンビニ限定の やつ時刻は夜の11時しかも雨が降ってい たえそんなに食べたいなら自分で行けば いいじゃ ない私がそう言うと大輔は突然大声をあげ た行けって言ってるだろなんで俺の言う ことが聞けないんだ今まで大輔が大声を あげたところなんて見たことがなかっただ から私はは驚きのあまり固まってしまって 動くことができなかっ たそんな私に義母が追い打ちをかける嫁の くせに生きねあんたは言う通り買い物に 行けばいいの よ2人に睨まれてどうにもならなくなった 私は寝巻きの上にジャンバーを羽織って家 を飛び出し た外は暗く雨が傘に激しく 打ち付ける極力塗れないように体を縮ませ てコンビニへ 向かうなんでこんなことにコンビニは家 から10分ほどの距離にあるでもそれは 自転車に乗った場合の話だ雨が降っていて 自転車に乗れないのでそれ以上に時間が かかるようやくコンビニへ着いた頃には ズボンはびしょびしょになっていたアイス を購入してコンビニを出る早く帰りたい そしてもう一度お風呂に入ろう そんなことを思いながら来た時よりも早足 で 歩くもうすぐ家が見えるその時だった後ろ から来た車に末を浴びせられびっくりして 飛びのいたところ私は速攻の蓋で足を滑ら せて転んでしまったのだとっさに右手を 地面につつけるそれがいけなかった今まで に経験したことのないような痛みが手首に 走った結論から言うと私は手首を骨折して しまったのだった方法の手で救急病院へ 駆け込み治療してもらったところそう告げ られた治療が終わりスマホを見ると大輔と 義母から大量の着信があった私は慌てて 大輔に電話をかけるもしもし大輔私手首を 骨折し て今病院にいる のすると大輔は1番アイスはと言ったえあ アイスごめん溶けちゃっ た普通は体の心配をするだろうと思ったが とっさにそう答え たはあなんだよそれ楽しみにしてたのに 全く買い物も満足にできないなんてそれ だけ言うと大輔は電話を切ってしまっ た迎えに来てもらおうと思っていたのに その後何度か大輔に電話をかけたのだが 応答は1度もなかった私は半なきになり ながらタクシーを呼び1人で家に帰ったの だった家に着くと義母も大輔もすでに寝て いて私を出迎えてくれることはなかっ た大輔と話がしたいそう思って夫婦の寝室 へ向かったドアに何か張り紙がされている のに気が つくな声え開けるな起こすなと書かれてい た惨めな気持ちになりながらシャワーを 浴びリビングのソファーで1人眠りに着い た翌朝義母の声で目が覚め たあなたこんなところで寝て邪魔よほら 朝ご飯を作ってあげたから食べなさい どうせ家事できない でしょ義母に腕を引っ張られ席に着いた 寝起きのため状況が理解できないが義母 なりに心配してくれているのだろうか食卓 にはすでにスーツを着た大輔がいて煮魚を ついて いるはい直子さん朝ご飯よ私の目の前に 差し出されたのはなんと生ごみだった バナナの皮や魚の骨コーヒーカスなどが ごちゃ混ぜにされた皿 あらなあにその顔は怪我人にはこれで十分 じゃないだって働かない嫁は豚と一緒 でしょ義母は私をあけるように笑っ たちらりと夫を見るとそしらぬふりをして 美味しそうな煮魚を食べているどうして かってくれないのどうしてこんなにも辛く 当たる のこんなのひどすぎます ついに私が講義の声をあげると夫は箸を 静かに置いてこう言ったかさんの言う通り じゃないか専業主婦なのに家事ができない なんて存在価値ない よ義母と大輔は顔を見合わせて笑った安然 として何も言えなくなった私に2人は さらに追い打ちを かけるそもそも骨折するなんて鍛え方が 甘いのよねこれだから最近の若い女は嫌な のよそうそうそれに日頃の行いが悪いから 骨折なんかするん だそのうちに2人の声が遠くなっていった それから頭の中がかっ熱くなったかと思え ばすっと冷めていくのが分かっ たもう限界だこれ以上は我慢できない私を 雑に扱ってめちゃくちゃなことを言って 許されると思っているのか絶対に仕返しし て やるそうけしした私は生ゴミが乗った皿を 持って立ち上がっ たとはいえどんな方法が効果的だろう 仕返しなんてしたことがないので検討が つかなかったひとまず情報収集かな私は 2人の弱みを握るための調査を開始した 骨折をした手で家事をしつつ義母や大輔が 外出している間に家中を探し回ったさらに 更新所にも依頼をし2人の初行調査を始め たこんなことで独身時代の貯金が減るのは バカバカしいとも思ったがやるなら徹底的 にやりたかったのださらに並行して大輔や 義母にされたひどいことを記録しその時を ひたすら待った私の骨折がほぼ感知した頃 仕返しの時はやってき たある朝義母が寝室からリビングへ移動し てきた時のことだ義母の寝室は2階で リビングは1回必然的に階段を降りること になる義母はその途中で足を滑らせたよう でバタバタバタと凄まじい音が家中に響き 渡った慌てて私と息子は階段の方へ向かっ たが時すでに 遅し義母は階段の1番下でぶに ひっくり返ってい た急いで病院へ行き治療を受けたところ 足首の骨折と診断されたのだった義母は息 昇進した様子でむっつりと黙っていた そして時々ああ痛いわとつぶやくのだった その日の夜両手が満足に使えるようになっ た私は腕に寄りをかけて夕飯を用意した 食卓には家族全員揃っていた 災難でしたねお母さん美味しい料理を食べ て元気出してください ね私はにっこりと笑顔を浮かべて義母の前 に料理を置いたすると義母の顔は赤くなっ たり青くなったりして明らかに動揺して いるのが分かったな何よこれ怪我人に 嫌がらせするのはやめ て私が夕飯として出したのは生ゴミだった バナナの皮や魚の骨それからコーヒーカス など色々なゴミを混ぜてさらに乗せた もの以前義母から受けた仕打ちをそっくり そのまま返してやることにしたの だ嫌がらせけが人用の食事を出しただけ です よ義母はわなわなと震えているいい加減に しろ母さんをバカにするな 思っていた通り大輔も怒り始めた私は そんな大輔の前にも皿を置くもちろんそこ には生ゴミが乗って いる夫として妻を守れない人には生ゴミで 十分 でしょ大輔は口をパクパクさせて何も言え ないでいるその隙をついて私は言いたい ことを言うことにしたあああお母さん骨折 なんかしちゃって鍛え方が甘いからですよ まあ日頃の行いが悪いから骨折なんかする のかなねえ大輔どう 思う私が骨折した時に言われた言葉を そっくりそのままぶつけたはあんた黙って 聞いてれば偉そうにあんたみたいな嫁は いらないわさっさと荷物をまとめて出て いきなさいそうだそうだお前なんか俺の嫁 にふさわしくない出ていけ私は言われた 通り荷物をまとめて家を出ることにした 離婚だってやさかではない息子は置いて 行けと言われたのだが私は断固として拒否 したこんな家にいると息子の教育に 悪いひとまず実家へ避難することにしたの だった家を出てから数日が経った実の父母 と兄夫婦は私と息子を心よく受け入れて くれた夏休みということもあり兄夫婦の 子供が息子の遊び相手になってくれたのも ありがたかっ たしかしこれからどう動こうそんなことを 考えているとはっと思い出した息子から母 の日にもらったエプロンを疑実家に置いて きてしまった他のものは諦められてもあれ だけは無理だ私は息子を父母に任せ1人で 疑実家に戻ったいい機会だから今後のこと についても 話そう考えて擬実家まで車を飛ばした高速 道路を使って1時間半ようやく疑実家へ たどり着いた車を止めようとするがすでに 駐車されていた見たことのない車だった 不思議に思いつつ近くの有料駐車場へ止め てから擬実家へ戻ることにした玄関の鍵は 開いていたのでそっと扉を開けて中に入る するとそこにはこれまた見知らぬ物の靴が あった義母の友人が遊びに来ているの だろうかそれなら深い話はできないかも しれない今日のところはさっさとエプロン だけ回収して帰ろうそう考えつつリビング へ向かった扉を開けるとリビングには義母 と大輔がいる2人してニコニコと笑って いるその視線の先にはなんと私の大事な エプロンを着ていいと料理をしている若い 女性の姿があった えうわ 直子私に気がついた一同は慌てた様子で 立ち上がったり食器をガタガタ言わせたり したその一方で私はと言うと極めて冷静 だっ たあなた大輔の浮気相手ですよね知って ます よ私がそう言うと女性は飛び上がるん ばかりに驚いた様子でなんで知ってるのと すっ飛んきな声をあげたそう私は大輔が 浮気しているのを知っていた今まで 優しかった大輔がなぜ急に辛く当たるよう になったのか知りたいということもあり私 は更新所にそこ調査を依頼したすると出る わ出るわ浮気の証拠が思っていた通り 大好きが急に冷たくなった時期と浮気を 始めた時期が重なったおそらく義母は大輔 にそそのかされたかお願いされたのだろう 邪魔になった私を追い出すために冷たく 当たってほしい と卑劣なやり方だ私はスマホに保存してい た証拠の数々を1つ1つ3人に見せつけた すると3人とも真っ青な顔になって大輔 など今にも倒れそうになっていた大輔は 言い訳できないと悟ったのだろう急に 近寄ってきて私の手を取っ たごめんな直子でも俺が本当に好きなのは 直子だからお前も俺のことが好き だろうま離婚は仕方ないにしてもさ喧嘩了 売ってことで慰謝料とかはなしにしよう な私は媚を売ってくる大輔を冷たく見つめ 手を振り払っ たはああんたのことなんてもう少しも好き じゃないわむしろ大嫌いよ慰謝料も育も きっちり払ってもらいますからねあ もちろん彼女にもねお母さんも覚悟して おいて ください私がそう言うと義母は大慌てで こちらに寄ってこようとしたしかし骨折し ているため足がもつれ転倒またどこかを 強打したらしくて床でのたうち回っている 何をしているんだか私が義母を見下ろして いると大輔の浮気相手がやっと台所出てき て頭を下げ たごめんなさい大輔さんに誘われてどうし ても断れなかったんです反省してるので 許してください女は私の大事なエプロンを 着たままくねくねしている嫌な女だふーん そうどうしても許して欲しかったら土座し て謝ってそしたら慰謝料のことは考えて あげてもいいわ よ私は冷たい声でそう告げた女ははっと 不満そうな声をあげたが大好きが無理やり 土下座をさせ自分もその隣で土下座をし たすみませんでし た大輔はそう言って顔をあげる何か期待し ている顔だ私はそれを数秒間見つめこう 言っ たそうね考えてみた けどやっぱり許さないわ と養育費用意しておいて ね私はポカンと口を開けている女から エプロンを剥ぎ取ったそして圧気に取られ ている一度を放置して疑実家を出たのだっ たそれから1ヶ月後私と大輔は正式に離婚 したもちろん慰謝料と養育費を請求し近々 一括で支払われることになった弁護士を 挟んだのだが浮気や嫌がらせの証拠が たっぷりあったので全てスムーズに決まっ たのだしかし大輔は息子のことはなかなか 諦められなかったらしく息子自身に自分を 選ぶように訴えかけていたがうまくいか なかっ た息子は小学生ながらに大輔と義母の嫌な 雰囲気を感じ取っていたらしくお母さんと 一緒にいたいと言ってくれたのだっ た今も息子の子供の携帯に未練がましい メッセージが時々届いているのだが息子は 完全に無視して いる大輔と浮気相手はなんと同じ職場内で 浮気をしていたのでその後色々とゴタゴタ があったようだ聞くところによると大輔と 女の浮気は車内で広まってしまったらしく その結果としてどちらも退職することに なった らしい大輔は一時女の部屋に転がり込んだ ものの無職の上2人とも慰謝料を私に払っ たので貧乏暮らしに それに耐えきれなくなった女が別の男と 逃げてしまい破局したようだ行場をなくし た大輔は疑実家へ戻ったが義母と大輔はお 互いに今回の県の責任をなすりつけ合い 関係は険悪なものになっている らしいある意味似たも親子だこのまま2人 で寂しい生活を送ることになるだろう自業 自得で ある一方で私は実家の支援を受けつつ息子 と2人で暮らし始めた大人の都合で6年 通った学校から転校させるのはかわいそう だと思い卒業までの数ヶ月だけこの間まで 住んでいた学区にアパートを借りた最近 ようやくほが落ち着き平穏な生活を 取り戻したこの間久しぶりに息子と遊園地 に出かけたのだがその時彼はこう言って くれたの だこれからは僕がお母さんを守るよ となんて優しい子なん だろう私は照れくそうにする息子を 抱きしめこの子は私が守ると心に誓ったの だった

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1 Comment

  1. この物語は嫁さんが不甲斐なく自分がこんなにも努力してるのになぜ自分がこんなにもしいたげられるのと自分を帰りまず人の性にする呆れます振り回されて自業自得です早く別れて幸せになってください

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