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    【怪談朗読】鏡太郎語り 詰め合わせ【作業用50分】

    私の通う専門学校には数多くの学科が ございまし てその中に作曲を勉強するコースがあり ますそこの学科で天才とも言われ内や業界 の方が注目している友人がいます以下A君 とさせていただきますA君は作品を投稿 するなどそういったことは全くない上に 音楽経験も極めて少ないのです が抜群のセンスを持たれていてその上仕事 も早くクオリティの高い楽曲を作るためか 入学当初から 学内では彼は有名人として講師の方も信頼 を置いているようでし たそんなA君に入学 当初どうしてA君はそんなにいい曲を作る のと思い切って聞いてみたことがあり ますするとA君は大したことないよと ごまかしていましたが散々ごねた結果 しぶしぶ教えてくれることになりまし たA君が言うに昔勝っていた猫が夢の中で 何かを音で訴えかけてくるというのです何 を言っているのか知りたいから俺はその 通りに音を打ち込んでいるだけなんだ と私は そんなことがあるのかと思いながらも 不思議なことだなと思っていたのです がその後はお互い学内イベントが忙しく なり話す機会がなくなってしまったのです が先日A君と久しぶりにご飯に行く機会が ございましてその中でこの話をふっと 思い出してA君に 猫はまだ夢に出てるのと聞いた ところA君は眉を下げて答えまし たそれが さ最近出てこなくなったん だ作曲の勉強してたら色々分かることって ある だろうそれで 何が言いたいのかうう感づいて さそれからは全く出て来なくなったんだ よ何を言っているのかというのは私には 教えてくれませんでした な実家未来の彼が頻繁に実家に帰るように なったと聞いたので そこに関することなのかなと考えてい ます特におちもありませんが私の話は以上 です音楽とそういった不思議なことという のは意外と近い何かがあるのかなと思っ たそんなお話でした それ は 1979年という から40年近く前のこと だその 日3月31日はKさんが引っ越しをする日 だっ た彼は勤め先の独身料に住んでいたが独身 料には5年以上住んではいけないという 車速があっ たそこでこの日Kさんは引っ越しをする ことになっていたの だ要は独の後輩に部屋を譲れということで ある火道具はすぐに送り出されあとは管理 人さんに鍵を返すだけだKさんは部屋の畳 に横になりながら管理人さんを待っていた とお届け物 ですという声と同時にインターホンが ピーン [音楽] となっ た テ 届け物体を起こしてドアに視線をやっ た部屋の玄関ドアは昔ながらのドアで少し 上には来客を確認するためのドアスコープ があり下から1ほどの高さには郵便受けが ついているタイプだっ たここでKさんはおかしなことに気が つくインターホンも古いタイプでボタンを 押すと ピーン離すと ポンとなるもの だその ポン がいつまで立って もならないの だ不思議には思ったものの届け物だという のだから出てみないことには始まらないK さんは立ち上がり玄関のドア を開け たしかし そこには誰もいなかっ たそんなことがあったことも忘れてしまっ ていた5年 後未だに独身で1人暮らしのけさんは仕事 が午前中までだったこともあり1人部屋で 昼寝をしようと今まさにベッドに入る ところだったポ インターホンの後半の音が鳴ったかと思う と郵便受けに コ小が落ちてき たKさんはびっくりしてベッドから飛び出 てドアに近寄ると小包を手に取った それは差し出し人もアテナも書かれてい ない小さな箱だったと いう しかし化しを見てけさはさらに驚いたと 同時にあの5年前の出来事を鮮明に 思い出し た 1979年 3月30 日Kさんは恐る恐る 小を 開ける中に は何十枚何百枚何千枚もの10円玉が 入っていた そうスイングおじ さん小学生の頃野球部だった 私家の前で素ぶりをしていたすると 自転車に乗ったおじさんがナイス スイングと言いながら通りすぎていっ たそのまま素ぶりを続けているとまた同じ おじさんがナイス スイングと通りすぎ たその後も数分おきに何度もナイス スイングと言っては去っていくおじさん 少し不審に思いつつもつぶりを続けている とまたおじさん がナイス スイングでは ない何か をぼそっと呟いて通りすぎ たそれからは数分おきに何かをつ手は去っ て行くおじ さん怖くなり家に戻りまし たあの人は何と言っていたん でしょう草フグおじ さん砂浜でずりをしていると目当ての魚で はない草がたくさん釣れてしまいまし た連れたくさフグはかわいそうだけれども また引っかかっても嫌なのでそのまま浜に 投げ捨てていましたすると犬の散歩で 通りかかったおじさんがもったいねえな フグてのはうまいんだよと釣り具の中に あったナイフを取り出してフグをさき始め たそして切り身になったフグをほれほれ 食えと差し出して くる毒なの に当然首を横に振るとあんだよ食わねえの か とフグの切り身を浜に投げ捨てるおじさん あ自分は食べないんだと思っている とおじさんの連れていた犬が捨てられた 切り身に近づき匂いをかごとしました こらそんなもん食ったら信じます ぞおじさんは犬を怒鳴りつけ縄を引っ張っ て去っていきまし たおじさん は私に何がたかったん でしょう菅原 さん小学生の頃学校の行事に必ず参加して いた菅原さんというおじさんがい た先生などの学校関係者でもないのに遠足 にも一緒に来ていた菅原さん当時はさほど 気にせず 周囲の同級生もそれほど気にせずに接して い た時が立ち同窓会で久々にあった同級生 たちに菅原さんのことを聞いてみる とそんな人は知らないとの 答えそこで小学校の卒業アルバムに移って いる菅原さんを見せる とそれを見た友人たちはそれお前の お父さん じゃんもちろん 菅原さんと父親は 別人両親は離婚歴もなく両親ともに菅原 さんという人は知らないと言われ たアルバムに は子供たに囲まれて満面の笑顔の菅原さん の写真が今でも残って いる改めまし て皆様の記憶のどこかにこんなおじさん たちいませんでした 学生 時代叔父が経営する小さな居酒屋で手伝い をしていたそこに常連客でMさんという 70代の真っ白な頭のじ様がいたぼ 毎日回転の16時から24時くらいまで ずっといる超 顧客現役時代に物書き系の仕事をしていた ためかちょっと癖があり他の常連客とは 挨拶をする程度で一戦を引いてい た3年くらい前に奥さんが亡くなってから ほぼ毎日通ってきてくれるんだそうでおを 大切にしてい たそんなMさんはいつも特等席の カウンター 奥1人ちびちび飲んでい たそれがなんとなくちょっとかわいそうで 俺は割と話しかけてい た仲良くなると意外と 面白く古く興味深い話なんかも聞けるので 俺はいつの間にか自然とMさん担当みたい な役割になってい た そんなMさん がある日を境いに急に来なくなっ たMさん携帯も持ってないし 自宅の番号も知らんから連絡が取れんそう いや前にも急に来なくなったことがあった な何だったか隣に座った客が気に入らない とかが理由だったかなまちょっと変わった 感じの人だからこりが覚めたらまた来る だろ病気とかっていう話は聞いたことが ないからまあ大丈夫 だろと叔父 叔父からしても他の客のいない時間帯の 良い話し相手なので態度にはあまり出さ ないがかなり気にかけていたようだっ たある日の回転 直後叔父に使いを頼まれたので近所の スーパー へ買い物から戻ってて自転車を置いている 最中お客さんいるかなという感じで何気 なく店内をちらっと見 たカウンターの奥にMさんの姿 ああ久々に来ているん だ しかし店内へと入っ たらおじしかいなかったあれと 思いおじさんMさん はと叔父は あMさんいやまだ誰も来てないよなん でそこで今外からMさんが見えたという ことを話すと誰か通りすぎたさんでも ガラスに移って見えたん だろう いやあれは確かにMさんだったのだ がそれから約2週間後の 午後叔父からすぐ店に来いと突然の電話 急いで行くと 回転準備中の店内には叔父 そして60歳くらいの女性がい た誰だこの 人と思っ たらその女性はMさんの妹さんだそう な時々1人で暮らすMさんを心配して家に 行くそう で1ヶ月ほど前に家を訪ねた 時倒れているMさんを 発見Mさんは病院に運び込まれたがその まま息を引き取った とその 後遺品整理をしてい たらMさんの日記が出てき たそれを読んでみる とこの店で飲んでいること ばかり書かれていた らしいそれで店を探して挨拶に来たという ことだっ た日記 を少しだけ読ませていただいた 叔父や俺 や数少ない中の良い客と何を話してどう 楽しかったと か俺のことは結構書いてあったので読んで い て涙が出 たその日はさすがに店は休んでちびちび 叔父と2人で飲ん だ少し前に俺が見たM さん死ぬ前に来てたのか ななどと話していると酔った叔父 がMさんの特等席だ反永久的に使うの やめるか3年間毎日通った配所だ 俺は賛成し たそして叔父は予約席のプレートを買って きてMさんの席に置い た事情を知っている常連の人はその席に りんごなどを持ってきたりしてい た 以叔父の店には不思議なことがたまにある 叔父が大好きな演歌歌手や大好きな元プロ 野球選手が突然訪れたり急に雑誌で飲みだ が飯が 激と紹介されたこともありそれが原因で 客足が増え客入りが悪くやめていた昼間の 営業を再開することとなっ たそれからしばらくして最近俺が客として 久々に顔を出した時の こと若い子供連れの新しい常連客らしいご 夫婦がい たまだ4歳くらいの娘さん がカウンターの奥を指さし てそこに頭の白いおじさんがいる よ母親が慌ててすいませんこの子時々変な ことを言うんですと苦笑いで謝ってい たら叔父 がそれ はどんな人か なと聞い た小さい子は頭が白くて ねこっち見て笑ってる 叔父と俺は目を合わせ た俺は鳥肌が立ったが怖くはなかっ た叔父は頭真っ白って言ったらMさんしか いないよ な今そこ かとすると 一瞬店内の薄暗くしてある照明がぶわっと 強く明るくなりまたすぐに薄暗くなっ た叔父は嬉しいんだか怖いのを隠している んだか ひたすらと笑ってい たそれから叔父は店の片隅に店内で撮った Mさんの写真をさり気なく 置き回転前には手を合わせてい ます今日も よろしくと 安 から天命にかけての頃のお 話大阪の農人橋 に川総兵衛という町人の家があっ たそこには美人の 娘両親はこれを大そ出来合いしていたそう な僧兵のところでは 長年1匹のぶ猫を飼ってい た がその猫が娘につきまとって片時も離れる のようになった まさに成獣座が盾は便所に行くにも つきまとったからあの娘は猫に見られて いるとの噂まで 立つ猫を向こに迎えた家と言われ円THも 断られる始末有した両親はぶねを随分な 遠方に連れて行って捨てた な猫はまもなく立ち返ってき た武 は親の台からいる猫とはいえ娘のためこう なったら撃ち殺してしまうより他はない かこんな相談をしていたところそれ を感づいたのかぶ猫は行え知れずになって しまう武 も分かってくれたんか なあしかし長く生きた猫のことなんぞ祟り のあるかも分からないからと家中で気を 受け真の札などをもらってそれを張ると 油断おりのないようにして暮らして い そんなある 夜兵は夢を見 たかのぶ猫が枕本に来てうまって いる おおうちやないか今までどこ行っとったん やワがジさんに見とるとか でアサらが殺そうとするから隠れたんやが な ああやっぱりそう かこの家に長くおってお前はわも子供の頃 よう遊んでもらたわそれをひどいこと言え たもんやでいや申し訳のないことをした わのせいで噂がたっとったんは しこるこちらこそ迷惑をかけ たそやけど考えても 見いはこの家に仙台から買われて4十年 その体温があってなんで主人にせねはなら んの やのを は他でも ないこの家に は年を経た化けネズミが おるそいつがジさんをみめ たこの家にとっては良くないもんやから 近づかんように守っとったん じゃネズミやつけるんは猫の当たり前の 仕事なんやがあ ネズは分けが 違うそこらの猫が束になってかかっても 叶う相手やない倍にしても1匹の力では どうにもなら んどうしたもんかと考える に島の内の川屋一兵型に1匹の虎猫が おるあれは強い猫や あいつと組ん だら信用して かあの猫さえ借りてきてくれたらきっと あのネズミを配したれよって なそうしてぶ猫の姿はかき消え た翌朝 妻にこの話をすると同じ夢を見たそう なそこで早速総兵衛は島の内まで出かけて 料理屋を営む一兵の家に立ち寄ってみると なるほど 庭に沿った縁側に見事な虎猫が寝そべって いた にあって遺を語ると一兵 はあの猫は長いこと勝っておりますが おっしゃるような一物かどうかなどと首を かげたなそこを頼み込んで貸してもらう ことにした 翌日受け取りに行く とすでに猫仲間を通じてぶ猫から頼まれて いたらしく虎猫は素直に後をついてき た戻ると相米型で虎猫にご馳走を出すぶ猫 もどこからか帰ってきて身を寄せて何やら 相談する様子 は人間の友達同士が会話をしているかの ようで ある さてその 夜また主人夫婦は夢を見 明後日の 晩決着をつけ たる日が暮れたららを2階にあげてん かそんななをし なネズミとるんは猫の本分やが な 翌日匹のに十分ご馳走した後夜になって2 階へと 上げる 夜兵 は何が起こるのやらとひんでいた がありは静寂が包む ばかり と みしり状が鳴ったかと思うと2階で 凄まじい物音が起こった ぎゃーそれは武の声か虎の声かはたまた噂 に聞く化けネズミ かしばらくは家ごと揺れ動くほどの騒ぎが 続いていたが一刻も立った頃であろうか ドスン大きく人揺れあってそれからし と 収まっ兵 がロソを片手に2階へと上がってみる とそこには猫よりも一回りも2回りも でかい大ネズミが血を吹い て死んでいる その喉笛に はう猫が 食いつき しかしネズミに頭蓋を噛み砕かれて共 に死んでいっ た兵は走りより武を抱き上げる武無 かっとっただけやっ た何の命をかける恩もあらへんが な家族やない か島のうちの虎猫はネズミの背に取りつい たまま聖痕突きはて瀕死の状態であったが 手を尽くして治療をすると息を吹き返した そこで熱く霊を述べて一兵型に返し た武に は主人一家がその中の心に 感じ1つの墓を 気づき 手厚く葬ったという そんなお 話大学時代の後輩にa君てやつがいるんだ けどこのA君と飯を食っ た近所のファミレスに呼び出されたんだ 相談があ るって店に行くと奴は先についていてああ こっち です立ち上がって手招きをし たその作な様子とは裏腹 に表情はどこか緊張で引きつったような変 な顔だ 注文をして料理が来るそれを食べながらお 互いの近況やなんかを喋るのだ がなかなかA君は本題に入ら ないしびれを切らしてというかなんという か なあ相談があったんじゃない の俺から話を振っ たヒュ としっくりのように小さく息を飲んで から はい実 は 少し長めの間を置いてA君は語り出し た女 の悩みなん です彼には何年間か付き合っていた彼女が いたのだが故あって別れることにしたそう だこの店に彼女を呼んだA君は別れ話を 切り出した が一方的な理由に彼女が納得するはずは なく話し合いは平行戦のまま最後は彼女が テーブルに突っ伏したまま動かなく なるA君は彼女を店に放置する形で2人は 終わりを迎えたん だそれからその 子 ちょっとストーカーぽくなっちゃいまし たマンションの前で待ち伏せされたり メールや電話でのリストカットの実況など ざだったそうだ 話を聞いてくれなきゃ死ぬからね会って くれなきゃ死ぬからね寄り戻してくれ なきゃ死ぬから ねいい加減うんざりしたA君じゃ死んで みろ よそんな気もないくせ にそうしたら 彼女本当に自殺しちゃったんです よそう言っ てテーブルに突っ伏してしまったA 君A君の彼女 もこんな風に机に突して固まっていたん だろう かとにかくこれはどうにかして元気づけ なければそう思って後日友人何人かで キャンプに連れ出し た湖のりにテントを張ってやら キャンプファイアーやら色々遊ぶうちにa 君も少し気が晴れたようで最後にはビン ビールを一起してい た その 夜寝ていると ふと物音で目が覚め た隣で寝ていたはずのA君がフラフラと を出ていくのが見えた追いかけて声を かけるおいA 君大丈夫 ああ 先輩俺酔っ払っちゃったんで あ酔っ払っちゃったん です ああ酔っ払っちゃったのねあ最後は一期と かしてたもんね 具合 悪い大丈夫 です呼ばれちゃったんで湖の方にああんま 無理すんな よっちゃったん です張れちゃったん です本当に大丈夫かとは思いながらも湖で 進んだら帰ってくるだろうと思い眠りに ついた 翌朝テントの外が騒がしいと思ってい たらA君が死んでい た湖に頭を突っ込んで倒れているのを他の キャンプ客が見つけた らしい後の警察の調べでは酒によっての 事故ということになったけれど 俺はなんと なくそうじゃない気が する今思えばだ けどえづきながらの張っちゃったん ですあれ は呼ばれちゃったんです って言ってたんじゃないのかな え高校の授業ってのはなんであんなに眠い んでしょう ねこれは私が高校1年生の時の 話当時私は ものすごく成績が悪かったんですその理由 は明白で授業中にいりしてしまう から高校に入って急に授業のレベルが 上がったからか原文古文数学科学物理社会 化情報処理どれ1つをとってもまともに 最後まで起きて授業を受けられた試しって のがありませんでし た退屈で退屈 でなぜ小一時間も将来何の役に立つかも 分からないような話を聞いていなければ ならないのか特に社会科教師のやる気が あるのかないのか妙に早口かつ社会化 こぼれ話満載の喋りはこの上ない小歌に なったもの です授業をまともに受けられなかった私の テストは当然赤点 続き両親は定期テストの旅に深いため息と とに私に冷やかな視線を送りまし たいつまでもこのままではいけないとは 自分でも分かってましたしかし眠いものは どしよもない そして今まで はおので許されてきました が度重なる成績不良によりいつしか学年末 のテストで赤点を取ってしまうと今度こそ 留年というところまで私は追い詰められて いました私は必死に生まれ変わろうとし ました授業の前に顔を洗って背筋をたして 席につき目を見開いて授業に望みまし た しかし10分と持たず決意はガラガラ と崩れ去れ ます 眠い ものすごく 眠いまぶが 重い視界が 霞む世界化教師の声が遠くなり脳みそが とろっと溶けていくような感覚 行け ないもうこのままの自分じゃいけないのに ノートそうノートだけでも取らない とうれゆく意識の中で必死に黒板の文字を ノートに移しとりまし た は気がつくと授業はもう終盤ノートを見る とミの発な線がぐねぐね とノート一面に書かれている だけ結局その日のどの授業も最後まで起き て受けることはできませんでし たやっぱりダメだっ た しかし翌日の授業で不思議なことが起こっ たんです 今日こそはちゃんと最後まで授業を受けて やるとミミの張ったような文字が書かれた ページの次のページから黒板の文字を移し 始めまし たしかし やっぱりその日の授業も眠気には勝てず うつらうらとし始めまし たため だ今日も寝て しまう最後の力を振り絞ってシャーペンを 走らせます と ふと例のミミの張ったようなページに目が 止まりまし た あれ 読めるただのぐにゃぐにゃののはずなのに 今は不思議と理解 できる水馬と戦いながら読み進めると内容 は前日の授業の内容でし た無駄なく要点が抑えられていて非常に 分かり やすいなんだ これ事態が飲み込めないままにまた夢の 世界へと落ちていきましたあ気がつくと また授業は終盤ノートを見る とミ文字は読めなくなっていまし たそんなこと が毎日起こるようになったん ですどうやら眠気を我慢しつつ書いたその ミノは同じように眠なった時にだけ読める ようになるん ですそして 改めて眠気を我慢して読み直して理解した ミミノートのその内容はしっかりと頭に 入っているん です家に帰るとすぐに内容を改めてノート に書き写して復習をしまし た私はそうやって1日遅れで自分自身から 勉強を襲っていったん ですテスト週間 本番 もう不安はありませ ん自分には相棒がついている から眠気まこの頼りになるもう1人の自分 がテスト返しミスのないようにくりと解い ていきます大丈夫この内容もこの問題も夢 うつで習ったところ だテスト期間中はどの評価も不思議と眠く なりませんでし たそして最後の強化社会化の最後の問題が 解けた 時スイッチが切れるように やっとものすごい眠気が襲ってきまし た机につっし たミノが読めるようになったあの時と同じ ように最後の力を振り絞ってテスト 用紙 ありがと書き込ん だ数日 後無事過去最高特典のテストたちが帰っ くると私はすぐにあの時のメッセージを 確認しまし た ありがとうひらがなでしっかりそう読め まし た眠たくはありませんでし たそれ以来私は卒業まで授業中にいりを することはありませんでしたなので夢うつ の自分から授業を受けたのは後にも先にも その期間 だけ ありがとうと書いたテスト用紙 は今でも捨てずに実家の引き出しにしまっ てあります

    天国へと旅立った永遠のライバル、鏡太郎君とのネットコラボやリアルイベントでの朗読音声の詰め合わせです。そのため低音質ですがご理解ください。

    下記のチャンネルには多くの朗読作品が残されております。彼の生きた証をよろしければ見てやってください。
    【怪談朗読】鏡太郎の怪談奇談
    https://www.youtube.com/@user-nk3ni6li9e

    4 Comments

    1. 鏡太郎殿の独特の語り、出てくる人々の演じ分け、間の取り方、スゴいなぁ〜と思います。生前をご存知でない方々に鏡太郎殿のお話が広まりますように✨🙏✨

    2. また鏡太郎さんの声を聴けて嬉しいです。
      この語りは唯一無二ですね。
      前に鏡太郎さんから「素晴らしい怪談語りをする、壱夜さんて方がいらっしゃるんです。是非とも聴いてみてください!」と、激推しされた事を思い出します。
      音源の中から編集さらるの、大変だったと思います。
      ありがとうございます。

    3. 鏡太郎さんの怪談は、生前何度か聴きに行っていました。
      間のとり方がその場面が映像として頭に浮かびとても聴きやすい語りでした。
      詰め合わせ嬉しいです✨️
      ありがとうございます。

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