まんが日本昔ばなし 2024 Vol 2233 三人のなまけもの (さんにんのなまけもの)

[音楽] 東京石川という川に今も下橋という しっかりした石の橋がかかっていますこの 橋は昔は木でできた橋だったんですが江戸 時代に今のような石の橋にけえられたの でしたとこでこのにいはおじさんにわるお 話が残っているの です 昔々この橋は江戸と川越を結ぶただ1つの 橋として大な賑いを見せておりましたその せいかどうかこの橋の上はしっかり大勢の 乞食たちがたしておりましたそうな れいそうになこれでも食べなされどうも ありがとうございますあこれ何するだお ありがとうござ やす毎度終わりおおおおらのもらったもん だぞいやらの皿に入ったもんだこの野郎 てめえぬすっとみたいな真にしやがって何 よぬすっとだなんだヌスとたこの野郎 やろってのかおやろってのかおやるこうし てやるなんだなんだなんだ喧嘩だ喧嘩だ 喧嘩よこにれこにやらどたどいたた邪魔だ 邪魔だ魚屋さのれだ よおっとっとごめんよ待て釣りだお釣り だやられたごだうだうわわわの体を返して くれ御だ御だ御だ御だ御だ御だ へおとっちゃん儲かっちゃっ たとまこんな調子でその頃は世の中も のんびりしておって乞食も町の人々も 仲良く暮らしておりましたところでここに 六さと呼ばれる年置いた乞食がおって みんなとはちょいと離れた橋の元で商売を しておりました右左の旦那様哀れなこじめ でございますどうぞ1問でも恵んであって おくん なぜちょいとロクさんこれうちの旦那が 着古したものだけどねお前さんには ぴったりだと思って持ってきたよよかっ たら来ておくれよどうもどうもお ありがとうござい ますこうしてロクさんはこの辺りでは最も 古株の乞食でしたが毎日こうして人が通っ ても通らずともせっせと頭を下げており ましたところがこの六さんを仲間内では けちんぼ六さんと呼んでおりましたという のも う ササドさんよ今日は稼ぎも良かったしよ 早えとこ店じまいしていっぱいやるじゃ ねえかえですがらもうししてもらうでいや ろさんよ乞食なんてなんなんだよ稼ぎが あったらあったで飲んだり食ったりして 気ままにやるのが楽しみじゃねえのかいえ ですがおらよろさんよおめえさんも年取っ て先も見えとるというのにどうしてそう 稼ぎなさるのずっといっぱいやってよ眠り はよく眠れるのにせっかくだが今日の ところは皆さんで だねしっかりしてら なロさんはこうして決して仲間たちの 飲み食いの仲入りをしなかったのでみんな からはケンボちゃんと言って悪口を言われ ておりまし たさてぼちぼち帰るとする かさんじゃねかどうだちっとあまっていか ねか ほれこの通り酒の魚もあるでよいやわは もう寝るだね皆さんで楽しんで くだせ全く付き合いの悪いじいさんだ ぜ今日もこないに稼がしてもらうた ありがとうございました そらそら寝てする かロさんはいつもこうしてごろりと横に なると眠ってしまうのでし たそうして冬になっても春になっても夏に なっても秋になってもいつもロクさんは この橋の多元で頭を下げておりました こんなロさんにもたった1つ楽しみがあり ました 夜河に腰下ろして川のせせらぎに耳を傾け ながら月を眺めることでし たああちゃいお前さんかロクさんあの音は なんじゃいああれかあれは祭りの音じゃよ 祭りああそうじゃともう祭りは楽しいだ でんでこ でんでんでこでんロさんはこの時昔の若い 頃のことを思い出しておりました [音楽] [音楽] ろさんどうしたんじゃあおすまんすまん つい昔のことを思い出してなお前も取った に祭りに連れてってもらうとうんこれサブ 早く飯くわかそれじゃあロさんまた来るよ あまた なそれからしばらくして雨の日が続きまし たおケチブロックさんじゃねえかいこな雨 の日でも稼ごっていうのかい危ねえ危ねえ この橋じゃあ危ねえ 大雨が降れゃ流される流されりゃみんなが 何にするこの橋が危ねって よそりゃそうだ大雨がふりゃロさんの小屋 なんか生くのだろさん人のことより自分の ことを心配したらどうだいえ危ねえ危ねえ 早くと危ねえこのままじゃなんとして もあね 全く変なじいさんだ ぜおありがとうございそれから何ヶ月か 経ったある日の ことありがとう [音楽] ござおいおいお前さんたさん知らないかい いやみかけね なと風のいいとこへ行ったんじゃ ないある日のこと突然ロックさんの姿が 見えなくなったのでしたするっと おーい大変じゃロッさん がロさんは1人でひっそりと死んでいまし た年も年でしたが食べるものもあまり食べ ず貧しい暮らしをしていたので体が弱った んでしょう 町の人々と乞食の仲間たちは身よりのない 六さを年頃にとってやりましたそうしてロ さんの小屋の後片付けをしていたある日の ことなん じゃか金 じゃ橋作る金6 ぞ偉い大金を残しとったもんじゃ この橋作り替えるために六さんは辛抱し とったんじゃろか六さんは若い頃洪水に 流された苦い経験があったのでコツコツお 金を貯めて橋を作り替えようとしていたの でし たロさんの心出しを生かして立派な橋を 作ろう かよしわしも寄付をするおありがとうござ やすこれおめえにもらったんじゃないわ [笑い] [音楽] こうして六さんの志しを継いで足りない ところは町の人々もお金を 出し合い立派な石の橋が完成しまし たこの橋は毎日毎日さんが頭を下げてため たお金で出来上がったので と名付けられまし た今も東京石寺川にはこの橋がかかってい [音楽] [拍手] ます 昔 昔狐とくは友達じゃった ういくい出て こいや きぞくせよお相変わらずく のくとはたぬきのことじゃっ たそれでも狐とは仲がく だってのを歩いておっ たおいくよ水が増えてもこは当たれなく なったぞ困ったなあなんじゃあれはえどこ どこもっと前じゃよ うん おを狐に騙されてそんな役回りばかりさせ られておったしばらく行ったところで狐と くせは山仕事をする木こりを見つけ たせよあのきこりの弁当うまそうじゃな ああうまそう だだけどキネ丼見つかったらただ休まない よ何頭を使うんじゃ よしばらく立ってきこりが一服していると 目の前に若い娘が現れ [音楽] たうわー変な匂いがするくせくせくせくせ くせくせくせえぞくせえぞ あなんでらの名前を知っているんじゃなん じゃたぬきじゃねえかおキもかこらこら 待て待て待てよくも騙したな捕まえて たぬき汁にしてくれる わ散々なめにあってようやくくが戻って みる とキゴおらに弁当の分け前 くれお前の帰りがあんまり遅いので腐ると いけねえから始末しておいてやったぞ全部 食べちゃったのか俺がそんなことするはず ねえ だろうほれ弁当の真の一番大事なところは ちゃんとお前に残しといてやったよ1番 大事な ところそうかすまん な梅星の種しか ねえぞこれが大事なところかささささ早く 食て仲良く昼寝でもしよう やそうしてまたこんなこともあった夏が 過ぎ秋が来た頃くと狐はいつものように 連れ立って魚取りに出かけ たほいととはいよっとおらもいちょよと さあど約束だで交代するべままだじゃう 向こう岸の深みにはもっと大きいのが いっぱいいるで らいそうか大きな魚の方がうまいからな よし待ってろ よさていただく [音楽] かあ全部食べちゃったのか味見しようと 思って食ってみたけどまずくてまずくて 食えたもんじゃねえよ何言うだキネ丼交代 で川入って魚取って一緒に食べようって 約束したじゃねえ か俺とお前は友達 だろう今度またうまい魚を2人で取って 仲良く食べようぜなくせ [笑い] よこうしていつもいつも狐に騙されて損 ばかりしていたくはとうと堪忍袋の尾が 切れてしもう た やがて谷側につららの下がるような寒い保 となったある日の方の狐どんなんじゃくせ よ一冬銃食べる魚を一晩で取る方法がある ん じゃわやってみねへえそりはすげえな ただし一晩寒いの我慢しなけりゃならん から大変なんじゃがのなに一冬中の魚が いっぺんに取れるならそんな我慢たやすい ことじゃどうするんだうんと寒い晩にこの 下の水車小屋の下の曲がり道に尻尾を 垂らして一晩流して売ればさ魚がいっぱい くっつくだだったらその役はお前がやれ えそりダメだなんでおめえじゃダメなん じゃ ほらくせだからくせしっぽにゃ魚は寄っ てくねえ だそりゃそうだおめえはくせえから なそこでキツは小ガスの服うんと寒い場に 1人で河へ出かけたそして水車小屋の下の 曲がり道へ来ると冷たい水の中へ尻尾を 垂らしたひゃう冷て何くそ一冬中の魚を 取るためじゃ我慢 我慢冷て 冷 て冷て冷て ぞ よいしょうお冷てぞ冷て ぞおくっつい た 23匹4匹5匹6匹7匹8匹おおおえぞ えぞえぞどんどんどんどんくっつけようく 尻尾にくっつく氷を魚に間違えた狐はうち 点じゃった川上ではくせがせっせと氷を 砕いては流しておっ た くもつけ131415 うわうわうわわどんどんくっつけうわ こりゃ大量だ ぞ よいしょいくらくせが魚をくれって言って も絶対あいつに渡さんぞ こらしょ こらしょう錆び な ちくしサビよう べ しガメだまだ動いちゃう我慢我慢一中の魚 を取ったら遊んで暮らせる ぞ [音楽] さしては寒さに不ながらも冬食べる魚を感 ししながら一晩中縁に腰を下ろしておった そう なやがて弱気近くになり体もコチコチに なるまで我慢しておった狐がいよいよ 立ち上がろうとし た下って帰る ぞよっくないしう あやや少し欲張りすぎたか な何くそ くそったれしかしこれだけありゃ一冬 どころか夏まで遊んでいられるぞざめ [拍手] あがれあまりの尻尾の痛さにたまらず狐が 後ろを振り返ってみると尻尾の先には大 ほどもある氷の塊がくっついておった [音楽] くそくのやに騙されたう 表しこの野郎 う よ助け助けて助けて くれおいおいおい助けてくれ [音楽] くを騙してばかりいた狐はこうして命 からがら逃げ延びたが自慢の尻尾は毛が 抜け皮も剥れて見るも無惨な様子じゃった まあんまり調子に乗って人を騙してばかり いるとこういうことになるということじゃ [音楽] 昔種ヶ島に1人の狩が住んでおっ [音楽] た狩は鉄砲の名人でした獲はいつも一発で 仕留め玉を無駄にしたことがないと言わ れるほどでしたそれに勝っている犬がまた 大変に優秀な犬で消しと黒口と呼ばれてい ましたカリウドはこの2匹のカ犬を大変に 可愛がっておりましたそれで他の漁師仲間 たちはこれでは獲物が取れぬはずがないと 羨むほどでし たとがある日のことその日はどういうわけ か獲物が取れませんでし た俺が量に出てうさぎ1匹取れるそんな ことがあってたまるかけし黒口頼むぞ獲物 を探すん だカリウドは意地になって山の奥へ奥へと 進んだすると1度も来たことのない場所に 出ていましたそこには志田の草村が一面に 広がっていました 変じゃ なわしはこの山のことは隅から隅まで知っ ていると思っていたがこんな場所があると [音楽] はその時2匹の犬は獲物を求めて辺りを 歩き回っていましたがそのうち姿が見え なくなってしまいまし たい黒い やがて夕暮れになり狩は必死になって探し ましたがどういうわけかけしと黒口の姿は 見つかりませんでし たそのうち夕が辺りに立ち込めこのままで は足元もおぼつかなくなりカリドの身すら 危険な状態になってきまし た早くここを抜け出さねば [拍手] そこで狩は明日また出直そうと思い木の枝 を降り足という造りを目印においてその 場所を離れまし たところがその夜一晩中山の中を彷徨い 歩き家に帰り着いた時はもうしらしらと世 が開けていました カリドは休む間もなく家を飛び出すとまた 消しと黒口を探しに山に入りまし た ククでも昨日迷い込んで足を置いてきた 場所はどうしても見つかりませんでし た戻らぬ犬が心配でならなかったはでを 集め山くなく探すことにしまし たしかし何日も山に分け入る手分けして 探し回りましたがどうしても見つかりませ ん けしい 黒い狩はそれでもけしと黒口のことが諦め きれず1人で毎日朝早くから夜遅くまで山 を探し回りまし たカリドは6に飯も食わず1日中探し歩く ものですから体は日に日に衰えていきまし [拍手] た犬を思うお前の気持ちは分かるがのこの ままではお前は体を壊してしまうぞ逃げた 犬のためにお前は命を縮めるつもりか山に 逃げた犬は野犬になりたえ見つけてももう 人になれるもんじゃなかろうに逆に向かっ てくるやもしれ んむうそうなればお前が撃ち殺してきた獣 らと一緒 じゃ けもう俺のことに構うな2度と来るな犬は 諦める じゃあ消しと黒口をその辺にいる山犬と 一緒にすると許さんぞ消しと黒口はわしの 分身 じゃ け 黒カリドは消しと黒口のことで頭の中は いっぱいで村の忠刻にも耳を貸しません でし た緑に彩られ つのにか赤や黄色の様に変わっていまし た犬を諦めずに探す狩の物しげな声が山の 奥から時折り村にもかかに聞こえてきまし た 来い 来いなんと哀れな早く見つかってくれれば いい がやがって寒い冬が訪れまし たその頃になると狩はもう見る影もなく痩 をえていました その日も夢中になり消しと黒口を探して 彷徨っているうちにふとあたりの様子を見 て驚きまし [拍手] たそこは以前迷い込みけしと黒口を見失っ た場所だったのです けし黒口けし来い黒口 来いけし来い黒口来い キ こい黒口 こい [音楽] ス狩がようやく会うことができた化と黒口 は主人の造りを大事に口に加えて死んでい まし たその消しと黒口の代わり果てた姿を見て 狩は誰もいない奥山で思いきり声をあげて 泣きまし たそして泣く泣く丁寧に葬ってやりました でもあまりの悲しさにカリウドはその後 寝込んでしまいました ほんにかわいそうなことした主人にはぐれ た2匹はその場所で足中を見つけお前さん が戻ってくるものとじっと動かず待ってい たんじゃろうのあの日わしは1匹の獲物も 取れぬことに腹を立てて意地になってもを 探し求めたそしてあの見たこともない 不思議な場所へ迷い込んでしまったたまに は獲物のない日があってもええのじゃった が下しと黒口には本当にすまないことして しまっ たカリド は最後にそう言うと静かに息を引き取った そうです カリウドの死後今までに見たこともない鳥 が姿を見せるようになりましたその鳴き声 は身にしみるように寂しく村人にはけしい 黒口こい泣いているように聞こえました 村人たちはきっと狩の魂が乗り移ったのだ と信じまし たその鳥は夕暮れになると奥山から飛んで きてけしこい黒口こいと一晩中泣いて 夜明けと共に奥山に帰って行くのでした このことがあってからというものカリド たちは山にわらじを置いてくると不吉な ことが起こると言い伝えてきたと言い ますそしてそれから後も誰1人として狩が 迷い込んだ志の一面に追いしげる場所を見 たものは たということ [音楽] です 昔ある山寺の近くに茶があってばあさんが 1人おったばあさんは名さんと言って2人 の息子を立派に育てて方向に出して1人で 茶をあっておっ [音楽] た はあ青梅ばあさんはどういうわけか近頃店 の前にポツンと立って空を見上げている日 が続いておったえ 天気だなばあさんちゃんと団子ひさくれ やそれにしてもここんとこ全然雨が降らん なこんなに天気が続いて田んぼの犬は 大丈夫かなばあさんチト団子くれ やばあさんなんぞ空にあるんかいの 別に変わった様子もないようじゃがばあ さんどうしたん じゃばあさん泣いとるぞばあさんどうした んじゃ言うて みばあさんちょっとおかしいんと違う かそうみてだなは諦めて先を急ごう行くべ 行く べそうしたある日 あああ あ ああ [音楽] あ は急ぎの用があるというのに人騒がせな じゃどういうつもりなんじゃ 全く寺の用事の生き返りに時々大さんの こんな様子を見かけていた山寺の小僧さん は何かわけがあるのだろうと思い山寺に 帰り早速尚さんにお梅ばあさんの様子を 話し たそうかわしもなお梅ばあさんの噂はうう 耳にしとったが晴れた日に泣いとったとは あのきっと何かわけがあるん じゃろう明日にでもめばあさんとこにお茶 をご馳走になりに行って みよう次の日も上天機じゃっ [音楽] たお梅さんお梅ばあさんあこれは尚様この に顔いっぱい振る舞ってくれまいいかなへ ただいまよこらしょとどうぞし [音楽] 様今日は梅ばさんに聞きたいことがあって きたんじゃそこに立ってないでちっとここ に腰かけん か大梅さんは天気のいい日は苦手なよう じゃな1つその訳を聞かせてくれんか へ実は方向に出ているオの長男が大梅ばあ さんの息子さんがどうかなさったの かおらの長男 が傘屋で傘作って傘売っとりますの じゃ常男がなんぼ傘作っても傘売り歩いて もお天気じゃったら傘は売れませんそんな 長なもとらかしてかしてそれもこれも天気 が良いためせめて1日でも雨さえ降って くれたらそうじゃったのかええ天気では傘 は売れんわ なら今すぐにでも息子のところへ飛んで 行きたい思いです じゃがな青さん世の中悪いことばかり続か んのと同じでいいことも必ずある はまた雨の降る日もあるということ じゃそうですな尚 様尚さんに慰められたお梅ばさんはその後 上機の空を見上げて泣くようなとは なくなった ラブなん ラブラブ なまらとうとう雨が降ってきましたお尚様 久しぶりの雨じゃの今頃梅ばあさんも さぞかしお喜びしとるじゃろどうじゃ今 から茶に行っておばあさんの笑顔を見 ながら団子でも食ってくる かそりゃええですねお様すぐに傘の用意を し ますお尚様なんか青めばあさんの様子が変 ですよそうじゃの めばあさんまた泣いてるようですよお尚様 とにかく行って みようよく降るのお梅 さんどうしたのじゃお梅ばあさん雨が降っ たというのにどうして泣いとるんじゃあ おしさが雨が降ったらやっぱりほら困り ます だ雨が降れば息子さんの作った傘が売れる しお梅ばあさん嬉しくないのかそれは 嬉しいんじゃがああ何か訳がありそうじゃ な雨の中で話しとってもなんじゃから店の 中で聞かしてくれないかなばあさん 一体どうしたんじゃ青めばあさん実はオの 次男がゾリ屋に方向して造り作って雑打っ とるんです じゃあ次男がなんぼ造り作って造り 売り歩いても雨が降ったら造りは売れませ んそんな次男を思とらかしてかして [音楽] そうか次男もおったのか雨が降っては造り は売れんわ の親というもの心配の種はつきんもんじゃ などうじゃ梅さんこう考え たらはええ天気じゃったら今日はが売れ とるなと喜んどる次男を 思い雨が降ったら今日は傘がよう売れとる のと長男を思えばいいんじゃよしたら雨が 降っても天気でもらの息子のどっちかは 喜んでおるそうじゃよ毎日息子さんたちの 喜んどる姿を思っとるのじゃから泣く避 なんぞはないじゃろ そうですなそうじゃよお尚様の言う通り じゃ良かったですねお梅ばあさん梅ばあ さんの笑顔が見られたところでお茶と団子 ふさくれんかいええただいまよかったな 小僧おひ 様はい団子とお茶ですよちゃんと食べて くださいああいや担当あるわいすごいです ねお尚 [拍手] さんそうして年の暮れになると大上ばさん の心配の種の息子たちは元気に方向先から 帰ってきたおっかたでいたかああたしじゃ そうかよかった [音楽] なこうしてその後のお梅ばあさんは 雨の日でも晴れた日でも泣くことなく元気 に働いたということじゃ物は思いようと いうことじゃ なあ ママ食べたあずきママ食べた みよいむ な赤いママ食べたずき 昔昔北野の里にも春はやってきました赤い ママ食べたあずきママ食べた ひふ みよいむな幼いおきくはおっかにかがって もらった手をそれはそれは嬉しそうについ ておりました元気に遊べる にい でしそれというのも大きくはこの間 流行り病でいく日も高い熱にうされる日々 が続いていたのでした日が立つにつれおき の病気はますます悪くなって明日をも知れ ぬ命となりました苦しそうなおきくの顔を 見ていると川は涙が流れて止まりません でした おきくやなんぞ欲しいものはないかおかは もう先の長くない娘の最後の望みを聞いて やるつもりでそう言ったのでし た赤いママ食いて赤い ママ食いて よそれ はがこの世で知ている1つのうまい食べ物 なのでしたずっと以前の祭りの日に1度 食べたことがあるあママを大きくは忘れて はいませんでし [音楽] た 赤いママ赤いママじゃその夜夫は遅く帰っ てくると一握りのあきを持っておりました それをくごとを混ぜて炊き上げるとあが たくさん入った赤いママができました おきくはさるようにあずきママを食べまし たそのせいかどうか一時は危ないとまで 思われたおきくの命が助かったのでした 赤いママ食べたあずきママ食べた ひふ みよいむな お前あずきママ食ったのじゃな うらく はねじゃが今あずきママ食ったと歌ってい たでねえ かおきくは村役人から逃れるように夫 おっ母のとへ走って行きましたとろが後を 追ってきた村役人は馬を言わさずきくの夫 2兵を引き立てて行ったのですお お夫は決して外に出たら赤いまま食べた ことを言うでねえぞと言っていたのですが 幼いきくは元気になって嬉しくてつい歌っ てしまったのでした [音楽] その頃のおきくの家にはあはおろか1粒の お米もありはしませんでした病に苦しんで いる娘の望みを叶いてやりたくとも夫には どうすることもできなかったのですそう じゃ地主様の暗にはあるはずじゃこうして 夫は初めて盗みを働いたのでした主様の から救いのあきを娘に食べさせんがために 盗み出してしまったのでし たこの辺りの村は昔から貧乏でした地主 からわずかな痩せた土地を預かり小作して いまし たその地主様から2兵があき一票を盗んだ という噂はすぐに広まりました自主が票だ と言えば票になって伝わってしまうのでし た村中の白い目が大きく親子に向けられて いましたおかはそんな村人たちの目を 逃れるように夜こっそりと田植をするの でした田植にとっては恵の梅雨も終わり 近くになって大雨となりました3日未晩 降り続きました [音楽] 橋が流れる ぞこの大雨で西川の流れはまた村の橋を 押し流してしまいまし [音楽] たこうして橋が流されるといつも決まって 村人たちは袖で橋作りにかからねばなら ないのでし たいつもいつも橋が流されて困ったこと じゃ人柱を立ててかけ直しば良いと占いに 出たがどうしたらよかろうみんな考えて くれ主様が開いておられる以上やっぱり 人柱を立てにゃいかんのかのすごいこと じゃ人柱を建てるとは生きたままの人間を 食いの下へ埋めることです村の中で1人 だけ選ぶとしたら思い罪を犯したもの以外 には考えられませんそれはあの兵にほなり ませんでし たほら 行く夫のとへ 行くおら行く夫のとこへ 行く地様からの話がが村人のとなって とうと兵は人柱となって食いの下へ埋め られてしまったのでした おっときは抱きとめるおっ母の手を 振りほどくと夫の元へと走りました [音楽] あおっとおっとおっと おっと おっとおっとと [音楽] おきくはあまりの悲しみからか夫が人柱に なったその日を境いに全く押しだまった ままの子になって成長して行きまし た 大きくもう心配することはないんじゃどう かおかだけとでも口を聞いて くれろ しかし1515の春を迎え美しい娘となっ たきくはやはり何1つ喋ろうとはしません でし た村人たちもまた桃岩の娘を見ると胸が 痛みまし たそんな年のある秋のこときくは焚きを 拾いに山へ出かけました あ [拍手] 今生地が落ちたはずじゃか知らん か赤いママ食べたずきママ たべ ひよ 7赤いママ食べた お前も泣かなかったら打たれはしなかった ものを ほら口で歌ったばっかりに夫が人柱にされ ただ よきくの声を聞いて漁師は業転しまし た村へ駆けるとおきくのおかや村人たちに おきくが喋ったおら確かに声を聞いたと 言って回りまし [音楽] たでもおきくは2度と口を開いて喋ること はなかったそうです [音楽] 昔昔ある小さな村の外れにカスという若者 がたった1人日のあるうちは野良仕事夜は 仏像を掘って暮らしておったそう な村が豊かにみんな仲よう暮らせるのは この仏像のおかげじゃと村人たちは信じて おっ たかにの仏のごもあったかもしれんが なんせ村人たちは朝から晩まで骨を染みせ とよう働いておったから村全体がまるで 光っているように見え たある秋の夕暮れこの村には珍しい旅人が 通りかかっ たもし水 を飲み水を くださいしっかりしっかりし なされこりゃだいぶ疲れておるようじゃ わしの家で休んでいきなさる がいおやどうしたことだねカスさん嫁さん もろうたのかねいや旅のお人じゃが難し とったもんでな カさんは本に優しいのけどどこのもんやら 試練女子をうちに連れていったりして大事 ないかのな元気になるまでのほんの ちょっとの間じゃからそれじゃあ皆 さんカスは旅の女を家に連れて帰るとカを 作って食べさせ休ませた 秋が過ぎやがて冬になる頃旅の女は少し ばかり元気を取り戻し たご迷惑をかけてすみませ んなに困った時はお互い様じゃだいぶ元気 そうになったしあかくなる頃にはすっかり 良くなるじゃろうそしたら出かけりゃええ ありがとうござい ますこうして旅の女美央はカスの家につく ようになっ た冬が去り春になった村人たちは一斉に畑 出ると汗を流して仕事に励んだもちろんカ も働き始め たはもうしっかり元気になっておったが 一向に出ても行かず働く様子もなかっ たなんせみは畑仕事などまるで知らん娘 じゃっ たそれが村の人たちには全くの怠け者に 見えたなあカスさんあの子すっかり元気 そうじゃに1日中寝てばっかしるのはどう いうわけじゃそれがようわからんのじゃ 弱っとるうちはしょうがないが何にもせん と人の厄介になるなんてとんだ心へ違い じゃと思うがのそうとも人間は働けるだけ 働かにゃいかんうんうんカスさんが優しい のいいことにしてるだ少し言うてやった方 がええぞ ああ言うてみる かなあさんもうもだしそろそろ旅に出たら どうじゃカスさん実は私は家も身よりも ないたった1人の身どこ行くあてもないの です何とぞもう少しの間だけここに置いて くださいそりゃ奥のは構わんがそれなら あんたも無理しない程度に外に出て働いて みたらどう じゃ働かんもんはこの村にはおらんでの なんせこの村じゃ誰1人として遊んでる もんはおらんの じゃええなみお さんある美はカスに言われた通り外へ出て みたそこはみぐらしだったみよにとって 信じられないほどの美しいの山であった ああきれ 綺麗なんじゃその顔 はこの村にゃ顔にそんなものつつける子 などおりゃせん体もすっかり栄養だし今 すぐここを出て行ってくれお願いですどう か追い出さないで ください私はさんの気にられよと思って 一生懸命綺麗にしたんです あじと嫁にして ください 嫁お世話になるうちに私はカスさんが好き になりまし たどうかいつまでもそばに降りてください カスは悲しそうに訴えるみが哀れになった そこでしばらくしてみを嫁に迎えることに したそう ななんじゃあの怠け者がカスの嫁じゃ と熱しすることしかできん子があの全く おかしな子の面倒ちまったもん よのたはの なところが嫁になったみはそりゃよ夫の 世話をした相変わらず畑仕事はできなかっ たがカスは次第に優しい身を可愛いと思う ようになっていっ たその年のの が現れて家や畑を襲ったおかげで清潔に 光っていた豊かな村は荒れ放題となり 食べ物も不足するようになってしもう た村人たちはほとほと困りはてたこんな ことは村始まっていら一度もなかったこと だこりゃあのおしゃれな生者が村に来た せいじゃそうに違いねえあんな嫁もろた おかげカさんの仏像は役立たずになって しもうたんじゃよみんなあの子のせいじゃ 村が荒れたのは美央のせいだと村人たちは 噂したそれを聞いて美央はカスに申し訳 ないと心を痛め たどうか私を村の人たちの役に立てるよう にしてくださいどうぞカスさんの役に立つ ことができますようにどうぞ私の願いを 叶えてくださいまし みおは仏像の前で一心に祈り続け [笑い] たみよ帰ったぞいねえのかみおん み みよ みよみよ ひょっとすると村の州の噂を聞いて出て いったのか もみよ みよ み [音楽] みよ みよ [音楽] みよやっぱりみおはこの村に合わんかった んじゃ った方が幸せだったのかもしれ [音楽] [拍手] [音楽] んカスはみおのことを忘れようと一心に仏 を掘り続け たやがて白猫はのほとんどのネズを退治し てしもうたそう な村人たちは大喜びで白猫に礼しようと カスの家へやってきたしかしみのことを 訪ねるものは1人もいなかっ たそれは美がこの村へ来て1年経った秋の ことだっ たよしよしお前もよう働いてくれたないつ までも一緒に暮らそうな みよそういやミオはどこでどうしているん じゃろうみゃんほおそうかお前がみよ [笑い] かカスもひょっとするとこの猫はみおの 身代わりではないかと思い始め たそれから後カスは掘った仏像にそっと紅 を刺すようになったそうな

『まんが日本昔ばなし』(まんがにっぽんむかしばなし)は、愛企画センター、グループ・タック、毎日放送(MBS)の共同制作により放送されたテレビアニメである[注 2]。

概要
放送枠は30分で、毎回日本各地に伝わる昔話が映像化され、市原悦子と常田富士男の両名が、一人で何役もの声を使い分ける独特の語りによって紹介する。

『月光仮面』や『愛の戦士レインボーマン』など多数の特撮テレビドラマを手掛けた川内康範が監修に携わり、川内の娘で童話作家である川内彩友美が企画。スタッフに一流のベテランアニメーターやイラストレーターが多数起用された。

番組内で使われた音楽にも川内の甥である北原じゅんの純邦楽からロック、フォーク、ラテン、クラシックなどを織り込んだ多彩かつ無国籍な音楽が使用された。

文芸は当初、『リボンの騎士』などの脚本を担当した平見修二がメインでスタートしたが、2クール目から終了までは沖島勲がほとんどを執筆した。なお、本シリーズでは原話から演出家がダイレクトに絵コンテを描き、脚本を経ないケースが多かったため、「脚本」ではなく「文芸」ないし「ダイアローグ」としてクレジットしている。

TBS系列のテレビアニメでは最も放送期間の長い作品である。
まんが日本昔ばなし 2023 Vol 132 「桃太郎」 | まんが日本昔ばなし

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