【あと2ゲーム】錦織が優勝寸前で力尽きた悲劇の試合「2014年マドリード決勝」【戦術解説】

2014年マドリードマスターズ決勝この 試合では信じられない光景が繰り広げられ ましたあのラファエルナダルが自身の庭で ある赤津のコートで過去6戦前哨だった はずの西系に圧倒され敗北寸前の状態まで 追い詰められたから です西は当時世界ランク1位だったナダル から第1セットを奪い第2セットも相手の サービスゲームを先にブレイク42と先行 ナダルからの初勝利とマスターズ1 グレード大会での初優勝まであと2ゲーム 取るだけでしたしかし故障を抱えていた西 は痛みに苦しみ第3セットに入ると全く 動けなくなってしまい試合展開が180° 変わってしまいます果たして大波乱の マドリードはどのような結末を迎えたのか ということで今回はスポーツグラフィック ナンバー様の記事を元にしながら西の プレイを振り返っていこうと思っています テニスファンとして興奮を抑えきれない 内容となっていますので是非最後までご覧 になってみてくださいまずから西の電の刀 が火を吹き ますまずワイドへのサーブで優位性を作り とにかく早いタイミングでナダルのコート へ強打こうすることでナダルはフォア サイドへ釘付けにされてしまい西はベース ラインの中へ侵入することに成功得意の バックハンドのダウンザラインでウィナー を獲得できました [音楽] [拍手] 西はナダルのバックハンドからうまく甘い ボールをき出しますワイドにサーブを打ち センターへ戻る時間を稼ぐために高い弾道 のボールを打ったナダルの先を読み早い タイミングで逆をついた西はすぐさま オープンコートへ速攻チャンスボールも肩 を入れてコースを読ませません リターンからアグレッシブに行った西に ナダルはサーバーとしての優位性を完全に 奪われ西はライジング気味にオープン コートへフォアハンドを放ちナダルに 考える時間を全く与えませんナダルの スライスが思ったよりも伸びてきましたが バックフットで的確にクロス開始オープン コートを予想していたナダルの逆をつき チャンスボールを引き出しますこれに対し ナダルは強いボールに対応するため センターの不へポジションを取りますが 浅い逆回転のボールだったこともあり西は ドロップショットを選択完全にナダルの裏 を取り [拍手] ますアドサイドからのナダルのスライス サーブは右利きの選手にとって脅威です しかし西はしっかりと踏み込んでクロスの 厳しいところへリターン時間を稼ぐのと 同時にナダルからサーバーの優位性を奪い とりますナダルは西のポジションを 下げようとエッグボールで対処しますが前 で踏ん張り続ける西は逆クロスの展開で肩 でコースを隠しますポジションを確認した 西はダウンザラインを警戒していたナダル の逆をつきこれがウィナーとなりました その後西は完璧ナダルのサーブを 攻略最後はサービスを放ち62という圧巻 のスコアで第1セットをダシしまし た第2セットに入っても西のバックハンド が止まりませ んサーブを基本通りセンターの付へ返球 ナダルのフォアハンドのスピン量に圧倒さ れポジションを下げられそうになりますが 最低限だけ下がって踏みとどまり ストレートに返球これをナダルは回り込み のフォアハンドで対処しますしかし西の ボールに思ったよりも9がありボールが 浅くなりますこれを逃さず前に踏み込んだ 西はセンターへ戻ろうとするナダルに すかさずストレートを選択気持ちよく プレイさせません 西はリターンを攻撃的かつ安全にセンター の付へ返球続けてバックハンドを相手の バックサイドに配給しナダルに回り込みの フォアハンドを打たせオープンコートを 作り出しますすかさず早いタイミングで クロスコートへ速急を選択ナダルは体勢を 崩しラリーの指導権を西が完全に握ります そしてチャンスボールはパワーに頼らず 落ち着いて確実に逆クロスのアングルに 沈め ます西のサーブをクリアしたナダルの ボールが深かったため安全かつサーブの 優勢を保てるようなボールをクロスに打ち ますナダルは時間を作りたいためセンター へエッグボールを打ちますが西はベース ラインにとまり間髪入れずにオープン コートへナダルを走らせますこれに対して ナダルはクロスカウンターを入れ西の バックハンドを攻められるような体勢を 取りますがそうなる前に西は逆クロスの アングルショットを放ちナダルに足を使わ せません短いラリーでも西は支配力を発揮 します この時点でグラウンドストロークの平均 スピードはナダルの時速114kmに対し て西が129kmボールの出でも西が圧倒 する展開 ですサーブで動を握った西はこれを生かし てストレートに配給しナダルの時間を 奪い取ろうとしますナダルはスライスで ポジションを立て直す時間を作ろうとし ますがこれがチャンスボールとなり西は すかさずクロスに配給し仕留めにかかり ます 左利きのナダルに対してワイドへの スライスサーブでオープンコートを作り 主導権を握りますしかしボールが浅かった ためナダルがフォーハンドで西を逆襲 走らされた西は戻る時間を奪われ危機一発 の状況まで追い詰められますが逆をつく ためにナダルが放ったストレートのボール にうまく反応しクロスに強烈なカウンター クロスかストレート警戒を強めるに対して 西はショートクロスを選択しボールを 追いかけることすら許しません西のゲーム プランは完璧でゲームカウント42と リードすることに成功勝利まであと2 ゲームというところまでナダルを追い詰め ましたですがここで西の体に異変が起き 始めますサーブを見送り消極的なプレイで ナダルにあっさりキープを許すと地面に 寝そべり腰のマッサージを受けます準決勝 でも腰の治療を受けていたため西の コンディション不良は懸念いましたが彼の 体は限界を迎えていまし たナダルは西に速攻させないよう忍耐強く ラリーを続け振り回され続けた西は本格的 に痛みを感じ始めます諦めずにできること を最大限尽くした西でしたがサービス ゲームをブレイクされゲームカウントタイ まで戻されてしまい ます奮闘も虚しく第2セットはナダルに 取られてしまい西のゲームプランは完璧に されてしまいましたもはや西にフルセット を戦う体力は残っておらず痛みの影響で ショットを打つのが精一杯の状態ゲーム カウント03となったタイミングでベンチ で何かを決断した西は出身にリタイアを 伝えゲームセット西の危険がアナウンスさ れるとスタンドからは拍手が巻き起こり ナダルも西の検討を称えまし た故障を抱えていたことが攻撃的なプレイ を引き出したとも見れる記事の中では西の プレイをこのように分析しています試合の 数日前から西里は腰と全部に痛みを覚えて おり消耗戦になれば不利になるのは明らか そのため西が早いスコアで試合を決める ことを思い描いていた可能性は高く実際に 無駄を削ぎ落した組み立てで西は最初から 攻撃的なショットを打ち続けましたまた ナダルへの前線はこのシーズンからチーム に参入したマイケルちゃんのコーチングの 影響も大きくクレイでもハードコートの ようにプレイしようというの元ラリーの 探り合いの段階を省略西はベースライン内 へ侵入しアグレッシブにボールを打ち込み ました実際その先日でバルセロナは優勝を 果たしていますマドリード決勝の翌日に 更新された世界ランキングで西は9位と なり自身初のトップ10入りを果たすこと になりましたがクレイキングに土をつけた この試合が世界に与えたインパクトは 大きかったと言え ますということで今回は以上になりますえ 皆さんはこの試合どんな感想をいる でしょうか楽しんでいただけたのであれば 幸いですえ自分は他にも動画作っています 西選手に関した動画もいくつかありますの でこの機会にチェックしてみてください ショート動画のチェックXのフォローも 是非よろしくお願いします最後まで見て いただいて本当にありがとうございました

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※使用している音楽は、上記のビートメイカーさんたちから購入したものなので、リンク先で聞くことは出来ません。

24 Comments

  1. 長期戦だと体は持たないというなかで、短期戦で勝負をつけようと錦織が攻撃に全振りするとナダル相手でもこんなにガンガンいけるのかと改めて驚きますね。最後まで体が持てばと悔やまれる一戦でした

  2. この年の錦織は本当にえぐかった。
    マイアミでの逆転でフェデラーを破りマドリードでナダルを圧倒、誰もが知ってる全米でのジョコへの勝利。1年でBIG4全盛期のうちBIG3を倒した(かけた)のは凄すぎる

  3. この試合中継GAORAで齧りついて見てた
    日本人初トップ10入りしたのに当時のメディアや地上波はほとんど話題にしなかった😅

  4. この試合見ていました。眼の前で信じられない光景が繰り広げられていたので最後まで行ってほしいという願いでしたが本当に残念。
    数週間前のvsフェデラー@マイアミQFでの死闘で勝利したもののSFを棄権しなければならなかった股関節の痛みと、今大会vsフェレールで誤審でセットを落としフルセットを戦わざるを得なかったことが最後に力尽きた遠因になったと思っています。

  5. そう、リアルタイムで見ていて、信じられないことが起きていたんだよな。
    クレーでナダル相手に?って

    本当に、誰に勝っても、どんな大会で優勝してもおかしくない選手なんだなと感じた試合。

  6. 試合後にラファ陣営のトニー・ナダルが「私たちよりも錦織は優勝に値した」と現地のインタビューに答えてました。錦織にとって最も悲痛な試合だったと今でも思います。

  7. フェレールとのSFが痛かったよなぁ…まず強かった頃のフェレールにクレーで勝てる事が凄いんだが、ほんとに悔しかったな。
    テニス史上最難関のBig4時代で無ければMSもGSも取れただろうけど、全盛期はBig4と互角に渡り合ってくれた錦織には感謝しかない

  8. BIG3と結構互角に近い殴り合いをしていた2014錦織が全米決勝までいってスーパーチリッチに遭遇するの運悪かったんだなあ
    どんなに負け試合でも1ブレイクは取るフェデラーが準決で確かブレイクできなかったレベル

  9. 何々がなかったら勝ってた。何々があったらこうなってたとか、言い訳だろ。結果は結果。でも怪我がなかったら錦織は勝ってたと思う

  10. 相手がナダルじゃなかったら錦織が押し切ってたと思う。
    ただこの試合最後の方が辛すぎて見てられない…
    動けないのに諦められないのが…
    ここまでの苦戦しながら勝ち上がってるのも見てる分苦しくて…

  11. 2014年はグランドスラム準優勝とかこの試合含め、一部からは飛躍の年と言われてるけど、個人的には凄い悔しい年だった。相手がナダルとか、スーパーチリッチであれ…

  12. でも正直2014って土魔神の中だと不調シーズンだよね
    この試合だけでもフォア浅すぎだし
    まあそれでも決勝まで来てる以上なんも言えないんだけど

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