【第82期名人戦第二局】<完全解説 初手〜終局>藤井聡太名人 対 豊島将之九段

それではそんな本局をえ初手から振り返っ
てみましょうはいはいですかはいえ先手が
豊島添九段5手が藤井蒼太名人ですはい
はい先手豊島九段26
歩84歩はいえ25歩85歩え78
金32金はい
38
銀72銀
はいまそうですねお2人ともかなり多く
対戦されてるのでもういろんな線形をお
互いに練ってこられたと思うんですけど
本局はやや意外なうんうんただこの段階だ
とまだ相明かりの出だしなんでねよくある
格好ではい16
歩14歩はいで96
歩94歩はい
で24歩と変えましたしねはい同歩
同車で23歩はいですねはい交換してはい
23歩と打ちましてええ26飛車と引いて
34歩
はいで76歩
はい86歩とつきましたうんで豆腐同車た
はい豆腐同
うんこで87打っとけばあの通常の
相掛かりなんですけど
もはい本譜はえ36しとうんこれが
ちょっとねあのこのうん縦太りと言われる
ね懐かしい線形でねはいうんうん近年は
少し少ないうん金は相当少ないですよね
はいうんほとんど見かけない84飛車と
引きましたうん飛車で引きましたねはいで
え48玉と上がりますうんこちらの方にね

がね戦い方のうんセオリーですからねで
41玉とよりました
はいで77Kと
うんそうですねひ飛車は近年タイトル戦で
は特にうんちょっと斜がけないね42
銀7575ねこれで2筋3筋の飛をこう
さっとこう左辺にねうんえ展開するのが
あのひねり飛車ですねはい
55格闘出ましたなかなかねちょっとこう
珍しいってなんだけどねこにポンとこう
出るねうん真ん中にで68銀この手をに
ちょっと若干悔やまれてたかな失敗し
たってのおそらくこの辺りを言ってん
でしょうねうんで93期うん確かになんか
かなり豊島九段序盤は悲観されていたと
いうなそうだねだからこれ上がらずに歩を
打つべきだったということを言ってたのか
もしれないねうんで87歩うんこれ
ちょっとね作戦失敗なですここに打てる
はずの歩が下に下がってますからねうんで
85系とぶつけていきました
うんキビでしたねはいま3球玉ときまして
はい抵抗かにうんりましたけ
なり同銀うんこの蛍光がね5点得してるん
ですようん下先の歩を交換してええ本来
ならば85歩とこう打たれて戻んなくちゃ
いけないところを8にへこませてる上に
ここの桂を手持ちにしてねはいえ後手のあ
先手のこの角をちょっと重くしてますから
ねうんここでの44角が結構こう55角と
出て後なのでうんこの5間が珍しくて
むしろ4間がこれ普通のあのポジションな
んですよねこれね
うん書くと一旦出てから引くというのが
結構珍しい手順なのか珍しい手順ですね
はい27歩と打ちましたうんこれ渋いよこ
ねこそうですねこの手が封じ手でしたね1
日目のはい封ね辛抱決めたてですからこれ

はい33桂と
うんそして76飛車とひねり飛車のうん
ようやくひねり飛車やねはいただちょっと
本位ではないひねり飛車になりましたね
ここまではねうんうん歩があの本来になら
ば1歩持っててこの1歩でこう大暴れする
イメージのねうんはい豊島普段の方として
はちょっとやや失敗を意識されてたうん
これは明らかに失敗ですね見た目ね歩を
こう手持ちでっ配置がな配置があんま
よろしくないですからねはい54歩とつき
ました
はいで66銀と出て次の手から結構局面が
色々動いてきましたねそうだねこっから
動きましたねはいうん64Kと飛車を攻め
にきましたうんで夜と札からま低い手で
はいをここにえへませて強者とか桂馬の
狙いがえ桂馬の意味なんですよね飛車を
つましちゃうという15歩とつきました
同歩17歩倒しました
ね取れば25桂で頂いて強者でうんドと
14Kと打ちました
はい東京うんでこ同居がね先ほどの
インタビューでもねちょっと出てました
けどもちょっと悔やまれましたねこのね
名人の方ははい取らずに何かこう手を渡す
例えば52局てあるとかねまうん解説の
安倍コールさんはこう8号車を水象して
ましたけどねなんか別の手をさしてね鳥を
含にうんした方が良かったと思いますね
うん
うんポンプは確かにうん飛車は取れるんだ
けどもはい先手の攻めがなかなか厳しい
展開でしたねそうですねで8号系とうん
これも非常に厳しいんですけど非常に
厳しい詰んでるんだけど下がね
うんでなりとなりましてうんこれが意外に
大きいんですよ
うーん確かになんかこう端を攻められても
そのまま強とか取られてしまうのかなと
思っていたのが当金ができるというのは
うんができるこの飛車を取られちゃうんだ
けどその代償としてこの辺の駒がほぐれ
るっていうこと時ができてね攻めアジが
残ってるっていうはねあと
フがないのが痛いですよねはいうん77桂
なりとなりました
うん同角え1号車うんこれでも取なだった
ねこれねうんここと成を狙ってるわけでね
あのま両みたいなもんなんですよ
うん28なは許せないんでね28と受け
ましてま131車とねりな時を払いつつ
これで強者打ちに対しては歩を用意してる
わけですねはいで59角と引きましたうん
はいで25桂できましたね跳ねまして26
Kとつにフて同居で封たれと破られちゃう
んでねはい26Kとあと1強化の取りも9
の飛車取りを狙ってますねはいありますね
で24歩飛車をこれは144強に対し
てしましたねで144歩と抑えました
はいうんここも一緒の逃げ場もいろこれも
ねこことこことあと縦もあってねちょっと
悩ましかったですねはいところでしたけど
も本波は331車と2ついきましたねうん
ちょっと形的には悔しいところもあるのか
なと思うんですけどうんここのあのなら
れるであろう将来ねなれるであろうところ
からあのかわしてますねはいあと羽も防い
でるって意味ありますね
17Kと跳ねましたメザの歩ようやくはい
で16歩と
て25Kと跳ねまし
て豆腐
2こっから反撃ですね先手の豊島さんが
ええ4号桂と打ちまして23飛車うん飛車
と逃げますで34桂うんれてはい
31と逃げまし
てこうキマが2枚こうあの引っかかったん
でねあのだいぶねこの先手の攻めに迫力が
出きたんですようんうんで次の手がねあの
実にね
こう味わい深い手でしたねはい36歩うん
これがねあの大変な後車だと思いますよ
うん格出る手とかね37銀とか厚くすると
か色々ねえ含みを持たせてあんですよ
うんうん
で52玉と上がりましたこれはもう王の
引っ越しですねうんこちのベタへ逃げよう
というねそういう差し方ですねはいで1号
角とこのねボンとこうねあのうん高い位置
出たがね光子でねこれがこうずーっとこう
睨みを効かしてま強者の狙いもありますし
ねはいうん非常に厳しいてでしたねで26
歩とつきましたうんま手打って穴埋めるて
もあったんですけども勝負出ましたねこれ

はいで24強とうんこれであの石車行く
とこないんですようん
うんで2号桂2号桂ねこっからねすごい
激しいことになりましたね一気に
うんうんで23今なり車取りましてはいで
この辺りこう17歩ないですとか27歩
ないですとか色々とあどっちもあるんです
かねうん番が難しかったでしょう難しかっ
たですねこれねはい実践は27フりの方
からりましてまし
たで39玉とま取るてもあったと思うんだ
けどね取ってなって逃げるてもあったと
思うんだけどもそうですねうん単に逃げ
ましたねこの辺りも結構分岐が多かった
うんこれ難しかったですねこれねうん38
とと取りました
はいで同金ではいま37歩とすぐ叩くても
あったと思うんですけどうんふってよって
それで23期みたいなもあった思うですね
うんも有力だったと思うんですけどもうん
23金と取りましてはい単に取りまして
うんでえ21飛車と打ちましたですねで
37歩とこの微妙な時間差がねあの
ちょっと局面の局面に変化をもたらしまし
たね先ほどの船なら逃げ1てでねで21車
とまいわゆるここで蓋た時にこうなってる
計算なってんですけどもあちょっとね豊島
さんに選択肢を与えましたねこれねうん
23車内取っ
て23車ないでうんで38歩なりこれ
ちょっと微妙な危がありましたね変化ねま
耐久車真理でね打たない方が得だってみた
んでしょうけどもはいその分だけ豊島さん
にこの27E3者なりのあの選択を与えた
わけですねはい同局
に62玉とはいが一旦逃げってね
うん早逃げですねうんで25流とこちらも
相手ここのあのあの攻めは一掃しましたん
でねだいぶこう楽になりましたねはいはい
次は2一流が倒そうそう2流が楽しみです
からねはい17歩なりとなりましたうんで
同居で取っ
て同角なりどかなりと
はいで28金と1枚こ金を思っておいて
とで44馬と引きました
はいで266ね角とはいこの角は甲手で
うんやはり後手の寄せ筋はここに角を
打ち込む筋ですからねはいえ同馬
はい同流はい結構すっきりしたと思うん
ですけどきりしましたねこれねはいうん
そうですねこの辺りでは結構手のをかける
のも結構難しいのかなと思っうん手がかり
がないんでねこれま小ソとか大して違わ
ないんだけどもあの有望に見えたんです
けどねはいでこういうただま実際混線かな
そうですねでも44銀もうんこれはね腰腰
の入った粘りでねはい45銀から迫れてを
見てますからうんうんこれでこの方もこう
71億から81と逃げるとこうだいぶこの
下ので安全になりますんでね
はいでえ21流とはい入りまして入りまし
てで45銀と取りましたねうんこれがね
工房の手で
はい
で31流といってそうですねこれも非常に
厳しいこれもね次にあの5三角の行子が
あってね同局42塁で積むんですよこのま
とねはい詰めろということで詰めろって
いうことですねはいただ36銀と出た手が
36銀がねこの土台の歩を払って詰めろを
消してるんですねうんこのねなかなか長長
端ではいあの見応えのあるうん終盤でした
ねはいで37銀と打ちましたうんでこれね
あの非常に地味ながらいい手でしたねここ
ねこ銀を打ったのがこれでうん2手かけて
あの3手か123手かけてあの迫ってきた
はいあの主力の攻めを一掃しましたんでね
これ一手でねうんで同銀これでまた
しばらくが安全なったけですよはい飛して
でで同金
うんでここで早にげですねそうねやっぱり
ここまでと持たないんでこれたどうしても
必要で
うんで53桂とこそうですねでこれも急勝
の一てですね九勝を行ってですねうんで
このでこの剣が入った時正直言ってま豊島
さんがね勝つと思ったんですけどね私は
はいうんかなり厳しい着ですうんあの
かなり厳しい手ですねこれねうんこれ逃げ
は効きませんのでねはいまちょっと受けも
難しいということでから切り合いをた打ち
ましたねま唯一の手掛かりはかける1手で
うでと

同この53がま急所の打ち込みですねそう
ですね大変厳しい
そうですね先手が勝ちになったかなと思っ
たんですけど思ったんですけどねはいここ
はまあでも高い合駒だと合だとね切られて
冷まされる可能性があるんでね銀とかです
か銀例えばあのそうねこういう金とか銀だ
とね同角なり金だと同角なり同銀でここに
はい
うー金を打って同銀で7で済むんですよ
はいうんま629は多の合駒でしたね
うんただ52からの絡みつきが相当厳しい
そうですね
そうで72そうですねかうんまただこの
時点ではかなりうんここはね勝ちになっ
てると思ったんだでもでもそう単純で
なかったんだねうんうん
うんただ千日手の含みがねちょっと控して
あるってい風におっしゃってましたけど
こう取って同銀でここに金を打つてもあっ
たあるんですよ銀だたはい
うんわからないですね時間がないからね
もうねこのなんか残り3分ぐだったのかな
時間がないんでね読み切れないまま差して
が進むんですようんで1回逃げたんですで
こうはい36金とがありましてで59角と
うんこの角打がねちょっと発するてでね
これでちょっと払うんだねはいこの手がま
うん詰めろではないけどもっていうことな
んですよねはいの切札にこの82漁とこう
逃げてねうん銀をくださいっていう手が
残ってんですよはいこれで61でバラして
取ると向こうは詰めのなって受けがないん
だけどもその代り銀河1枚駒に乗るんでね
そん時にこっちをつましちゃうていうね
そういう切り札があるんでねこちらも先手
のも不要に変なてはさせないんですよね
82局はな食らわないようにさせなくちゃ
いけないねはい銀を渡せない状況ですね
うんで焦りましたこん時ねそうですね残り
時間ももう2分2分でね
はい27玉と上脱出これこれが配着だうん
正着がちょっと分からないんだけどもま私
見だとこう納とな手もあったかもしれない
ねこうねこう効かして効かしてねうんただ
はっきりしないですねこれねうんはっきり
しない
うんカルテじゃ何かって言われても
ちょっと難しいねだこの角がねハットする
勝負だったですこの37じゃなくて1まで
効かしてますんでねうん焦りますよね焦り
ますよこれね
と27うんただ桂がぴったりだった
ねで24Kとこの手が厳しかったですね
これが厳しかったですねここに効いてんの
は痛いね
うん金とうんま将来ねねも
ねただちょっと4号金が詰めろではない
詰めろになってないんですようんあの残念
ながらねはいで抑えられてね36金とち
ましてうん
で18よでなってと37角なりがこれ詰め
のでねはい62ま受けが難しいということ
で62角なりから殺しました難しうん同局
だと同局は危ないかったですそうね頓死
する可能性があるねはいうん61銀同銀
53銀の数字でねうんこれ829がま懸命
なですね2とけば絶対つまないんでね82
玉ですと何か切るとっても同銀で金銀は
積まないんだねシが効いてるからでこっち
はも必死ではいそうですねまとり図以下は
まちょっとこれやるならばまま無理にオケ
ならこれしかないんだけども同銀はいはい
うんでま有力な手がちょっと少ないんです
よこういう斜めの斜めの1枚しかないんで
ねもうこれ以上追いかけられないですから
ねはいま28銀もあまり受けには28銀も
角を渡してからでは残念ながらねあの段の
角打ちであの即攻めですねはい
はいま実践はえ82玉と逃げられたとこ
ですねはいここでえ豊島九段が投了され
ましてそうですね126点目82玉を持っ
てこう藤蒼太明治の勝ちとなりましたはい
はいでね最後もちょっとあの病でね
ちょっとはいお互いにこう読み切りな差し
ますんでね東島さんのにちょっとミスが出
てしまいましたがねうんうん1局振り返ら
れいかがだったでしょうか終盤2点3点し
てると思うんですけどもはいあのま今
おそらくあの監査戦か何かでねちょっと
検討してると思うんですけどもま実にね
あのもう見応えにあるねあの終盤戦でした
ねうん迫力がすごかったですねうんであの
1の流れで言うとあの消耗戦ではい南海の
局面がずっと続いたんでねこれある意味
この最終版でねうん持ち時間もないですし
うん疲労が出てねまミスが出の当たり前の
話なんですようんうん難いねあの9時間9
時間18時間使ってね考えられてたんで
うんまあの大変な迷宮だったと思いますね
これはねはい大激戦でしたねうん難しかっ
たです最後もわかんないもだったこれね
うん中川先生ありがとうございましたここ
まで初手からの解説をお送りいたしまし
たご視聴ありがとうございますアマ
アナウンサーの沢ですアマならご覧の番組
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【第82期名人戦第二局】<2日目完全解説 初手〜封じ手>藤井聡太名人 対 豊島将之九段

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■これまでの名人戦
▷https://abema.tv/video/title/268-2

▼番組詳細
順位戦はフリークラスを除いた棋士をA級からC級2組の5つの組に分けてリーグ戦を行います。
A級同率首位の棋士が複数出た場合は同率の棋士全員によるプレーオフとなります。

名人とA級優勝者が、例年4月から7月にかけて七番勝負を行います。
名人戦とは、将棋界で最も格式と歴史のある「名人」のタイトル称号を懸けて行われる七番勝負。

名人戦の予選は順位戦と呼ばれ、A級順位戦の優勝者が挑戦者となります。

<キャスト>
藤井聡太名人
豊島将之九段

解説者:中川大輔八段
解説者:阿部光瑠七段

聞き手:中村真梨花女流四段
聞き手:和田はな女流1級
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※YouTubeの動画には三部ミュート(消音)となっている部分がございますのでご了承ください
※YouTubeの動画には掲載期限があり、予告なく掲載をおろす場合がございますのでご了承ください”

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