「松本清張サスペンス 隠花の飾り」第7話 再春【公式】

「松本清張サスペンス 隠花の飾り」第7話 再春【公式】

ありがとう
ござい読みましたよこないだの小説グラビ
写真よく撮れてました
ねインタビュー拝見いたしましたわ今最も
注目される女流作家でいらっしゃいます
もの
[音楽]
ね新聞のいつも拝見させていいてますどう
やったらのもう不思議でしょうがないです
のよい家庭ラの団は火災の調定し
てらっしゃるだけにおっしゃることが深い
ですよえええもうごけの頑張りだっって
言わてまたそれはそんなことないですえ
それでは本日我が共同司会が東京からお
招きしました評論家の田先生に一言ご感想
をお願いしたいと思い
ます今日はご講演ありがとうございます
え本日はお招きいただいてありがとう
ございます私も評論家として活動しており
ましてこちらの共同司会のことはよく聞き
を読んでおりますえ歴史学の権威でやら
れる北原一郎教授が会長を務められ地元の
文化人の方々が会員となられて強度の歴史
を始め幅広い分野で検を重ねられ独自の
世界を作り上げておられると言える
でしょうえ最近では新身の女流作家として
活躍しておられる鳥子さんのお名前をよく
耳にいたしますがとさんは北原教授の教え
語でありこの共同司会の出でいらっしゃる
とか私は改めてその層の暑さに簡単いたし
ておりますえまた今回の講演で何かとお
世話をいきました
さんの存在も見せません川添さんは価の者
を作っておられ共同司会の会員でも
いらっしゃいますがそればかりでなく火災
の調定委員を始め様々な文化団体の代表員
を務められこの地に深く貢献なさっている
方として都に有名でござい
ますいですえ今後とも各方面の方々の成功
と発展を願いなお一層のごをお祈りすると
にえ花美力ではありますが私もご地の文化
進行のために少しでもお役に立ちたいと
考えてる次第でございます本日はどうも
ありがとうございまし
[拍手]
[音楽]
た
あのところで話は変わりますよね川津
さん同人誌の東海文学は確かこの街で出し
てると記憶してたんですが採用ですでも
先生この場で東海文学の話題はお酒になっ
た方がよろしいかとおうどうして
でしょう田舎者の用度お恥ずかしいんです
けど狭い土地のものですから文学の
グループと共同市のグループとま同じ文化
団体ということで南野やと競争式がござい
ましてねああそういうもんですか
ええがなりましたでしょこのことは東海
文学の方にとっては大変不愉快なことなん
ですわ県やる同人雑誌のつもりでいたのが
よによってライバルで共同司会のメンバー
が文学の書を取りになったんですものそう
です
かとさんま色々あるでしょうな頑張って
ください期待されてる女流作家としては
ねの妙なみに巻き込まれるよりはあなたご
自身の主体性をしっかりと持つことの方が
今後のあなたの作品のためになると思い
ます
よ恐れ入りますそれじゃじゃ失礼し
ます東京の方にはどうでもいいことかも
しれない
けどあなたがシもになったのは東海文学に
入ってなかったからだと思うわえ東海文学
もそいっちゃなんだけど主催者の有田さん
の意行で持ってるようなものよ同人と言っ
たって才能のないおばばかりあの人たちが
くだらない文学をぶって上から若い人を
抑えつけてるからいつまでたったって言
ような新人は育たないの
よあなたはその空気に当てられてないから
シはおとりになれたのよ今度の作品だって
みみひくってとっも良かった東海文学から
生まれない小説だわいやもうそんな私は
ただ運が良かっただけでた
君ご好評に預かってるかなはい川さん
よろしく頼みますよ我が共同司会が産んだ
有望新人ですから本当困ります
いねえ本当に
素敵
あの今日ありがとうございました大変勇気
づけられましたそう今度よかったらうち
遊びにいらしてちょうだい小説のヒントに
なるようなお話して差し上げられるかも
しれなくてよ
はい頑張ってねありがとうござい
ますじゃあ失礼します
向かい山
[音楽]
はい
[音楽]
あ
ただいまごめんなさい遅くなってなんだ
電気もつけてない
のああもうそんなことしなくていいのに後
で私やるからねいつもの編集部から手紙が
来てたぞご執筆以来て本当うん台所の
テーブルの
上あでも買ったの私さっき買ってきちゃっ
た
これ
なんだっ
てうんあの
ね前に送ったのの出来がいいからなるべく
早く新しいの書いてほしいってそうか超
くれたとこだしなギリがあるからないやん
これ
ごめんこの油の乗りかかった木を逃さずか
うんそうだよいつまでも台所のテーブルの
中で書いてないでさ机ぐらい買ったらどう
だ
よなんだよだってあた前私が説使ことなん
て言ってたか知ってる女房のおもちゃって
冷やかしてたじゃないそれは賞を取るまで
の話だよ見えるほらいいよ見えたって僕の
奥さんは新身経の女流作家であり
[笑い]
ます
ああ気持ちちゃったあったロキャベおそう
いやちょっとね来てきてよやいいよはい
ありがとう
あ
あいただき
ます
この前局長とお茶飲んでる時に言われたん
だけどさ君の奥さんのことは本社でも話題
になってるって東京の会議に行った時に
だいぶ吹き込まれたらしいんだ口だけよ
そんなそんなことないってでもし転勤を
希望するんだったらそのうち機械を見て上
に話してみてもいいってゅうんだだめよ
そんなことどうしてだって私の小説程度で
うっかり東京へなんか行ったらもひどい目
に合うわ悲惨な生活するのが落ちよなんで
僕は給料取りだから生活の方は保証され
てるよ本社の人間だってみんなそれだけで
やってるんだ
から君はいろんな人とも付き合えるし東京
に行た方が絶対いいものかけるってそんな
才能ないってばもう夢みたいなこと言わ
ないで
よ
広告屋なんて商売はさ結局東京が全てなん
だよ地元採用の俺なんかいつまで立っても
下積みで終わり幹部はみんな本社の人間で
出迎え見送りの旅にこっちは駅のホームで
万歳
万歳万歳万歳勝まるで万要
さ
なあ
考えてみない
か
[音楽]
[音楽]
うん
[音楽]
DET
[音楽]
OG
もちかん
か
どこにでもいる平凡な主婦の目を通し日常
性の中に潜む異質な断面をひょいと掴み
だして見せる主演はなかなかの
もの今後の作品が楽しみな作家で
ある
なんだまた徹夜したのね見て私の小説の
こと乗ってる
え
それえすごいじゃない全国士に乗ればこれ
は本物だ
ねさあも頑張って早く仕上げなくっちゃあ
あたもうちょっと寝てってうんうんうん
じゃ君の代わりに寝といてやるかあそうだ
それ捨てないでね後で切り抜くから
お
さんこんにちはわああのすっごいわね私
新聞で見ましたよまた小説書いたのなんか
隣調節家なんて私まで偉くなったみたい
いややめてくださいよそんなうちなんかさ
もうこれが2つもいるがもうもう家部
つつける暇もないんだもんじゃどうもじゃ
行ってらっしゃいすごいよ
ねりいらっしゃい
[音楽]
ませ
ふ書取ったとこだけじゃなくてその競争
相手からも依頼が来たかこれじゃもうプロ
だねだけどね今書いてるものもまだなのよ
そこに指定してある締め切りまでに
間に合うわけないわだけどこの明城文学
って雑誌3つの中じゃ一番権威があるん
だろ田川賞作家だって出てるもんなうん
新人にとってはねこの雑誌に名前が出るか
どうかに将来がかかってるって言っても
いいの特に私みたいに純文学でやっていく
つもりだったらうんそう
かでもねほらシもらったとこに恩がある
でしょ編集長も私のことを育ててくれる
つもりでいる
しどうすんだ
お前やっぱり明城文学の先に書くだって
一生に1であるかないかのチャンスだもの
そうだそうした方がいいよこのチャンスに
かけてみるべきだよ
でもまだ何書いていいか何にも決まって
ないのよそれに締め切りまであまり日が
ない
しどうしようこんなチャンスなのに大丈夫
だよ君ならかけるって力が認められて
こんな注文が来てるんだからな自信持てよ
自信な飯飯あ
た
今後の作品が楽しみな作家であるかほこれ
じゃもう片手間じゃできないねあ女房も
すっかりその気になってましてねなんです
か出版社の人に次回作は田川賞の候補に
押すなんて約束されてるらしくては川賞え
あそれそうと君のあの東京行きなあの本社
の方に打してあるからあよろしくお願いし
ますと君ねあ君あの一層のこと会社やめて
さ奥さんの
マネージャーに年したらどうだ
なはいあの生きなようで申し訳ありません
けれども今回はもうじっくり取り組みたい
と思いますのでえあの目処が立ちましたら
こちらの方からご連絡申し上げますあ
わがまま言って申し訳ありませんはいはい
お願いします
全カタログなどがございまし
た
な頑張る長にわら
声ていただければこちら
からっており
ますあらみのるちゃんじゃないどうしたの
ママは
あっち
あら奥さんもうんあ表でみちゃたから
ごめんなさいちょっとね手が
離もうどてったでしょああっ
[拍手]
たたまにはさうちのことも子供のことも何
もかも忘れる時間が欲しいのよどしないと
ねやってきないわよ主婦なんてそうかも
ね別に不満じゃないのよでも満足しきって
るっていうわけでもないのよ
ね水洗濯掃除買い物いい口に亭主の世話
でしょそんなことばっかりやってるかと
思うとね悲しくなっちゃうの
よ他に何もできないことは自分が一番よく
わかってんだ
けど書かないでよこんなことあ
まさかいいなあ才能のある人はなんでも
小説のヒントになっちゃうん
でしょそれをスラスラ書いて有名になって
お金も儲け
て私ももっと勉強すればよかったな
見た
えあそんなことないなんであんなこと言っ
てあのことだって目が悪いそんなことなっ
てそう絶対それね勘違いてもんだと思うな
私は前からそう思ってたんだけどな
なかなかでもいい感してるからそうだっ
たびっくりしちゃったの時
は
[音楽]
[拍手]
[拍手]
[音楽]
分かりまし
[音楽]
た
し
[音楽]
てませま変おさどれで
もおおさいからどんどんなくなっており
ますからどんどんなくなっておりますはい
どどごくださいませいらっしゃいませ
いらっしゃいませはい今ならこのでこの
務めてきますはいど皆様おごい
ませ
[音楽]
いやどうも変な
なんてね夜中に大声でわーとか叫び声がし
てね私もびっくりして目が覚めたのよ
そんな大変ならやめりゃいいにどうせ趣味
で始めたんだろそうじゃんいくら小説で頭
悩ましてるか知らんけど挨拶ぐらいし
たっていいじゃんねあそうなのあのね道で
あってもシランぷりなのよやっぱり奥さ
おかしいわ主ね選択させとるらしいよ私下
押しとんの見たんもへえたこの辺りです
こんばんはおい
なさいありがたもうこの時間あもう子供
風呂に入れなくちゃ
い寒いですねなんか冷えちゃっ
たお帰り今飯できるとこだから
さそんなことしなくてもいいって言ってる
でしょいいよどうせスーパーで買ってきた
出来合いのやつなんだからはい座って座っ
て
えあそうだ天金の件だけどさ本決まりに
なりそうだよまだ極秘だけどさ事前に話が
盛れると他の社員がやかんで何するか
わかんないからさそれだけ確実性があ
るってわけだあ小説はってる
うん
だめテーマが決まらないのよ何をどう書く
かまだ何にも手がつかない
の何にもつめないの
よ大丈夫かよ締め切りもう近いん
[音楽]
だろねえ
うん子供の方の締め切りはどうする
のどうするって今それどころじゃない
だろうそうだけど子供は来年でも再来年で
も作れる
よそれより今はいい小説書くことが先決
だろ元気出して食べて体がしん
[音楽]
だろ
[音楽]
ありがとう
[音楽]
今回の作品もテーブルでおかきになったん
ですかはいあの私あのダメなんですよね
こう妙にきっちゃってねあのこう台所で
家事をしてる合にこうちょこちょこって
書くのがしに合ってるみたいであのでも机
に向かって1日頭ひねってても私こう何も
このビデは長に見せようかなあの小説の
テーマをきめになるのに取材のようなこと
は東京行ったらさえ君朝寝てていい
よした作品
代わりに書き始めたもの夜も今うまい
おかず売ってるっさ私の場合はと
常の中から机もどんとでかいの買ってさ作
だけやってくれればいいから次の作品の
テーマも女性が主人公なんですかえ
やっぱり女を描きたいですねあのそれも
全く平凡な家庭の主婦の話であのそういう
女が太下弾みでこう足を踏み外すっていう
かこう
自分消も気がつかなかった自分の中の隠さ
れた一に自分が裏切られる
おいそんなスクップめてもこんなも全部ん
だ
から
おいどうしたんだ一体
かず子
おい
かけ
ない
[音楽]
あらとみ
さんお買い物あああいどっか近くでお茶で
も飲まないああの是非お願いします色々お
話したいこともありますしあよかったじゃ
行き
ましょう
あの火災の調定員って言います
とそうね離婚がほとんどねまあ男と女の
問題って人生そのものね下手なドラマ
なんてかんでしまうわよ事実は小説より
きなりってよく言ったもんねそうでしょう
ねあので例えばそういう話の中で特に川添
さんの印象に残って話ていますととみさん
はい私確かに小説のヒントになるようなお
話して差し上げられるかもしれないって
申しましたけど火災の話はちょっと困るわ
ね
は火災の頂天員は公務員と同じでね職務上
を知得た秘密事故を第3者に話してはいけ
ないことになってますのことに問題が個人
のプライバシーに関することでしょ余計
もらしちゃなりません
の
ああすいませんあ実は次の小説の題材で
このところ行き詰まっていたものですから
ついそう
はいいいの
よ苦しい時は誰だって
ねえそう
ね火災の話がでヒントになるような話
って23日考えてみる
わ私も付き合いが広い方だから思い出し
たら電話して
あげる
どうもすみませ
ん何言ってるのよ将来は職方されている
心身経の女流作家のお力になれるだけで
光栄だ
[音楽]
[音楽]
わ
[音楽]
はいどうなったでしょうあとみですあら
早かったのねどうぞ張になってすぐ行き
ます
から
どうもああいらっしゃいよく来てくださっ
たわねさどうぞお上がりになってはいまあ
嬉しいわ来てくださってなんか無理にお誘
したんじゃないかしら捜索でお忙しいのに
い
そんな思い出した話がある
のでもこんな話小説のヒントになるかどう
かわからないけどま茶のみ話だと思って
聞いてちょうだいあいや
そんなあのね私の
ね親しいお友達なんだけど
その方ご主人に早く死なれてねお子さんも
いなかったのに最高もせずにずっと1人で
暮らしてらしたの
はい元々その人気象のしっかりした人なん
だけど年が行くにつれてなんて言うん
でしょう
ね中性みたいな感じになってきたの
はそれでねね私ある
時なんとなしに聞いてみた
のそしたら彼女なんて言ったと思う
そうあれが上がったからだっていうの
よあれ
って彼女寂しそうに笑ってね四7で女じゃ
なくなっちゃった子供も産まずに死んで
行くんだわて私どう言っていか分からなく
て
ね人より少し早くその日が来ただけじゃ
ないあんなものをなけりゃないで帰って
サバサバするもの
よなんでも自由にできていいじゃないって
励ましたんだ
けどそれから3年ぐらい後だったかしら
彼女が突然訪ねてきてね嬉しそうな顔して
月のものがまた急にあったっていうの
へえ私もびっっくりして聞いたんだけど
本当にあれだっていう
の自分でも信じられない奇跡だって言って
少女みたいに恥ずかしがって本当に
可愛かった
わ私がおめでとう
精神がまた戻ってきたのねって言うとお
祝いしてってその晩レストランで宿をあげ
たんだけどもう彼女ウキウキして嬉しい
嬉しいってじっとしてられない
のこれから恋をいっぱいしていろんな男性
誘惑して子供だって作ってやるんだって大
はぎで
ねでもその時私変だと思ったの本当に嬉し
そうなんだけど顔色が悪て疲れた様子で
ねあれだとばかり思ってたのは本当は癌の
兆候で後で分かったんだけど子宮が年齢に
ふつり合いなほど大きく
てラッパ感に沿って不規則な大きな腫れ物
があったそうよ乱層は非常に小さくなって
たけどその代わりに大きな仕様が認められ
たそう
よ
[音楽]
かず子お茶入れよう
かかず子お茶入れようかありがとう今
いいそれから3ヶ月後彼女の元に突然黒枠
のはがきが届い
た用中のところ効力なく去る4月9日民塚
祭り
相老女の死を知らせる通知だった余白には
女は子宮内幕が癌で犯され手術するにも
手遅れだったと書かれてい
た彼女の目の前から急速に光が
しぼみあたりが夕暮れのように見えてき
たそそうして次第にあまりにも女であり
すぎた友の哀れが胸に迫ってき
た夕暮れはいつまでも彼女を
包み込み話そうとはしなかっ
[音楽]
た
[音楽]
[笑い]
[音楽]
欺かれた女トーマス
マンはいいらっしゃい
ませいらっしゃいませトーマスマ向かれた
女置いてまは
患者の子宮は年齢に不つり合いなほど
大きくラッパ感に沿って不規則な大きさの
腫れ物があり乱層はもう非常に小さくなっ
ていたがその代わりには大きな腫が認め
られ
[音楽]
た実質的には盗作と言われても仕方ない
ですなそんなんだってあれは本当に実際に
あった話なんですしかしトーマスマンの
作品のテーマとまて同じじゃないですか
あなたがあの有名な作品を読んでいようと
いまいと実際に先に抱えた作品がありそれ
とほとんどよく似た作品をあなたが書い
世界的な文豪と新人作家とではお話になり
ませんよあのですからあのそれは今からお
伺してもう一度ご説明み聞いても同じ
でしょ世間の代打て索だって言いますよ
この
場合もしもし
もしもし鳥
さん
[音楽]
[音楽]
[拍手]
[音楽]
ババ
[音楽]
あ
[音楽]
地球がね年齢に不つり合いなほど大きく
てラパ感に沿って不規則な大きな腫れ物が
あったそう
よ乱層は非常に小さくなってたけどその
代わりに大きな思が認められた
そう
はい
[音楽]
から
[音楽]
彼女の目の前から急速に光がしみ辺りが
夕暮れのように見えてき
たそうして次第にあまりにも女でありすぎ
た友の哀れが胸に迫ってき
た夕暮はいつまでも彼女を包み込み
話そうとはしなかっ
[音楽]
たべ
悲しい夢にうされ
た天使たちには
明るい
光それだけでいい
たえ幻で
も
で俺の腕の中
でまない
で笑顔
を見せて
[音楽]
くれ
[音楽]
った2000万は側近で鳥取まで持ってこ
いっ
て
本倉で
降りる

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『松本清張サスペンス 隠花の飾り』（全8話／1986年放送）
松本清張の同名短篇集を原作とし、1986年春に関西テレビ･フジテレビ系列で放映された、単話完結の全8話シリーズ。
主演に、岩下志麻、司葉子、小川眞由美、眞野あずさ、檀ふみ、池上季実子ほか錚々たる女優が名を連ね、愛を強く求めるあまり転落してゆく女たちの、むき出しの欲望、うずまく情念が、様々な立場・状況で赤裸々に描かれる。
また、中島貞夫、鷹森立一、田中登ほか映画界の気鋭が集結し監督を務めていることや、三枝成彰の音楽にも注目だ。

★第7話「再春」
出演：檀ふみ、三浦浩一、加藤治子、木ノ葉のこ、鈴木瑞穂 ほか
脚本：田中晶子　監督：小田切成明
小説のネタに困った若き気鋭の主婦作家が、知人からヒントを受け作品を発表するが、盗作問題に発展。やがて家庭も崩壊、追い込まれていく…。

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他のエピソード

第1話「足袋」
出演：岩下志麻、高橋悦史、萩尾みどり、神山繁、大場久美子 ほか
脚本：宮川一郎　監督：中島貞夫
謡曲の師匠である女は、弟子と男女の間柄になったが、やがて男の妻に関係がバレる。男は女との関係を絶とうとするが、男に惚れ込み、執着する女は…。

第2話「見送って」
出演：司葉子、荒木道子、蜷川有紀、仲谷昇、高橋ひとみ ほか
脚本：大薮郁子　監督：鷹森立一　音楽：三枝成彰
早くに夫を亡くした女は、気難しい姑と嫌味な義姉による熾烈な苛めに長年耐えながら仕えて来たが、娘の結婚を機に、独立、復讐する。

第3話「愛犬」
出演：小川眞由美、山内明、小林稔侍、稲川善一、浜村純 ほか
脚本：大薮郁子　監督：松尾昭典　音楽：三枝成彰
真夜中に家の前を通る不自然な靴音に愛犬が吠え立て、飼い主の女は足音の主である男と目が合う。やがて近所で殺人事件が起こり、女と愛犬の生活に異変が…。

第4話「箱根初詣で」
出演：眞野あずさ、戸川純、金田龍之介、伊藤孝雄、赤座美代子 ほか
脚本：金子成人　監督：広瀬襄
夫を不慮の事故で喪って数年後に再婚した女が、ある日偶然前夫の同僚の妻と会い悪夢の事件を呼び起こされ、前夫の死の真相と再婚相手の本性を知る…。

第5話「遺墨」
出演：大滝秀治、岸田今日子、島村佳江、奈良岡朋子 ほか
脚本：岩間芳樹　監督：河野宏
気鋭の若手速記者として活躍する女は、自分を重用する有名哲学者と不倫中だが、相手の妻に事がばれた際、平謝りする男に幻滅する。そして次々と男の本性が明らかになる…。

第6話「お手玉」
出演：野川由美子、高橋幸治、河原崎建三、小松方正 ほか
脚本：柴英三郎　監督：田中登
妖艶な美貌と気立ての良さを誇る料亭の女将は、病弱の夫を事故で喪う。得た保険金で女将は愛人の板前と共に店を拡張しようとするが、ある日板前も死亡する…。

第8話「百円硬貨」
出演：池上季実子、奥田瑛二、白都真理、北村総一朗 ほか
脚本：宮川一郎　監督：小澤啓一
不倫相手を略奪するために必要な三千万円を職場から横領した女。現金を移送中、公衆電話で男に連絡しようとするも、小銭を持ち合わせていなかった女のとった行動は…。

🄫松竹