相田翔子 七色のおばんざい 第1週:過去からのプレゼント(メモリアル)

クム本当最高こんなに今日料理にはまると 思わなかったな何度も言わずなよ信用ちえ お万歳っていうのは料理っていうよりこれ 家庭料理なだ旬のものを丸元おいしく いただくために手間暇かけて昔の人の工夫 が詰まってるんだ愛情が詰まってる分かっ てんじゃないかおああ家帰って毎晩こ料理 が待ってたらなたけ自分が作って食べさせ てあげよって発想はないの か地雷ふんだ今のと全く同じセルフィって 元可能に振られたんだもんなわたあれ僕の ために味噌郎って昭和の口方した信用きこ 勤務先で呼ぶのやめてくださいべすませ 表通りの幻想から逃れた路地の 片隅ささやかな日を灯す小さな 空間それが私が今生きている場所 私の 全て料理屋の女将として包丁を握り鍋を 持ち穏やかに 笑う吐き慣れた靴のようにようやく馴染ん でき たこの街 もこの生き方 も [音楽] あれみほちゃんどうしたのチクの 帰り自転 車帰ろうとしたらタイヤパンクしてて パンクじゃあここまで押してきた の大変だった ね あの子ほらあの人の娘藤田さん将さんと 同じマンション同じマンションちょっと前 から奥さんと別だっ てまさか索しないそういうこと将さん言い やがる ぞ本当 だ お父さん地鉄で携帯になっちゃってて ごめんなすいませんあのご迷惑てお帰り なさいパンクですってあここか修理明日だ なよし倒して帰るかな寄ってかれませ んでもあの仕事持ち帰ってるんでそうです かありがとうございましたありがとうバイ バイ新しいものよりも古いものが好きに なったのはいつから だろう人と人の間をゆっくり巡って いろんな人生を見つめてきた者 たち触れている とどこかで誰かと繋がっているのだと感じ させて [音楽] くれる綺麗綺麗だ な ちょっと

[音楽] これミューラーのランプか1910年代 ヌーボいい色だ光の具合で深みが増しそう 高すぎますちょっとかけてる しぼったくりです よあ あのあ何やってんだろすいません冷め ちゃってます え私古いものは大好きですけどコーヒーは 新しい方が好き僕も ですおかしいんですねアンティーク小さな フル道やってますあランプを探してしたら うちにシュナイダーのものでいいのがいえ ただ あの虹色に目を引かれて 虹色じゃ私もう一回りしてきますの であ あのあの店の名前かほっていますひでかほ よかったら1回来て くださいあれ昨日ここにあったブロ売れ ちゃったのかな7のカラフルなやつね さっき出ちゃったわあのすいませんその ブローチって7色虹色なんですか クリスタルなんだけどすごい綺麗なのつい さっきよ男の人だったまだそこにいるん じゃないかしら ね [音楽] [音楽] あ [音楽] あ 脱ぎ捨てたはずの過去 が不に姿を見せ たきんでい た心の扉がギシギシ と開くわけにはいか ないね将 さんだから緑の桜なんてないってこ ね の本読んだことがあるんですうん緑の桜の 下で見る夢は正夢になるって話へえ病気の お母さんが治りますようにって一生懸命 願いながら緑の桜の下で眠り込んだ女の子 がお母さんが良くなった夢を見て急いで家 に帰ってみたら本当に元気になってたって いうそんな童話へえいいお話でもないです よ緑の桜なんてないないねでも本当にあっ たら [音楽] 夢見たいです ねいらっしゃいませまだいいですか どうぞはいえっといつもの青菜とご飯今夜 はお酒いただけますかヒアでヒアわかり ました

珍しいまなみさん今日は飲んでらっしゃる んですねお客さんに結構飲まされちゃっ て おいしいなんかほっとするんですよね将 さんの顔見ながらこうあったかい料理 食べるといつもありがとうございますはい どうぞ さっきね緑の桜の話をしてたんですよ緑の 桜緑の桜の木の下で夢を見るとまにな るって話桜は嫌い え桜の季節が辛い人間だっているんですよ 世の中に は あら まなみさん の4月10 日あお帰りなさい こんばんはありがとうございまし た今週もとても美味しかったって みほのやつ土曜の塾の日だけじゃなくて 毎日お弁当だったらいいのに なんてあそうだ今日会社の近くで これ可愛い あ気持ちいいだけです けどおやすみ なさいおやすみ なさい すみませんわざわざ朝起きたら定期がなく てもう焦っちゃいました酔っ払ってたのか な働きすぎですよ会社終わってから夜も アルバイトなんてストレス発散ですよでも さすがに深酒は答え て お誕生日もうすぐでしょ えあごめんなさい中身を確かめた時つい目 に桜が嫌いなのはいつも誕生日に咲いてる からえ私の誕生日ってね母の命日なんです よ7歳の誕生日の夜でし た母は仕事帰りの駅のホームで絡んできた 酔っ払いの手を振り払おうとして線路に 落ちて電車に引かれまし た父は早くに亡くなっていて母1人ご1人 で育ったん ですその日母は私のためにプレゼントを 買ってきてくれるはずでしたその頃女の子 なら誰でも持っていた大流行の人形があっ てその家を買う約束をしてくれたん ですだけど母の品の中にそのプレゼントは なかっ たあの日は母に何度も念をしまし た必ず晩御飯に帰ってきてねプレゼント 忘れないでねっ てなのに母は自宅とは反対の方向に向かっ たん です当時東京で住んでいた家は総武線の

両国にありまし たけどあの夜母が死んだのは中野のの ホーム実はその先の西久保っていうところ に母の恋人が住んでたん です私の誕生日にプレゼントを買う時間は なかったくせになぜかやりによってその日 に母は恋人に会いに行ったんです よ 私部屋で1人でずっと待ってまし た待って待ち続けていつまでもぼっち で1人 で大人になってから祖母が私にそのことを 話してくれまし たでも私は毎年誕生日が来るたびに桜の 季節が来るたびに母にくまずにはいられ ない長崎まなみという女性の過去に触れて しまった自分に後悔してい た深入りする危うさを感じつつも心が勝手 に傾いて いく [音楽] ああ あ はだ けど掃除し [音楽] て 今夜引越す の 思いで が思すぎてなんだかいられ ない りだけど薄化粧をしてあなたのこと 毎朝を起こすただ1日も気を抜くことも なくあなた [音楽] を愛して [音楽] た [音楽] サンキュー [音楽] メモリーズの片隅さやかなるかれますそれ が私が今生きている場所いい色だおかしい んですねアンティーク小さなフル道具やっ てますあランプを探してしたらいや ただあの虹色に目を引かれ [音楽] て は あ はあ [拍手] いらっしゃいあの公園のフリーマーケット で覚えてますよ虹色のランプですねじゃ

なくてあのブローチえもしかしてあの フリーマーケットでええあの日買ったん ですけどでももどうして知ってるんです か 違うブローチを探しなんです か素敵なお店見せていただいてもいいです かもちろん うちは本物の骨董というより数十年程度の ふさの日用品をあブロカントですねそう もっぱら西洋のブロカントは扱ってます パリの飲みの位置思い出すなパリにいらし たんですか少しだけ僕もよく行きましたよ のみの市 毎週末ほとんど冷やかしですけどね私も見 て歩くの専門色々想像しながら見るのが 楽しくてそう楽しくてこのポットはどんな 人が使っててどうして売ってしまったのか カップルが喧嘩して別れちゃったからか 結婚するから新しいの買ったのか1つ1つ に生活のなんというか過去が 見える コーヒーでもいかがですか僕自信あるん ですじゃあいただこうか [音楽] [拍手] な [拍手] [音楽] お母さんおいしいうん今日は特上 だ 面白い話を聞いたん です緑の桜の下で見た夢はまになるそんな 話知ってます緑の 桜夢が叶う 桜そんな桜があったらなっ てまさか緑の桜なんて ねありますよえ写真で見ましたよ確かに 花びらが緑でした本当ですかそれ え もしもし本当にある [音楽] なら見せてあげたいなお店のみんなにお [音楽] 店 はい万歳屋京都のお万歳料理の店なんです お 番その緑の 桜どこにある教えていたけませんかいや実 は僕も写真でしか見たことがないんです けど調べましょうどこにあるの かありがとうございます任せて くださいみさんみほ ちゃんおいしい でしょ塾の時間まで行っていい うん昨日お母さんにメール出したんだけど

待ってても返事が来ないの忙しいのか なおじいちゃんが病気で夜もずっと看病し てるからあまり電話しちゃいけないって メールにしなさいってお父さんが言う からでもまだ昨日の返事来ない [音楽] のあまなみさん早かったですか大丈夫です よ今ご用意します ねいらっしゃい ませママから聞いたけどかるちゃん昼間は 大なんだってそう言ってなかったっけうん おなんでクラブなんか勤めてんの うん家に帰っても夜暇だし うん藤田さん吉さんお帰りなさいなんか あの夕方見お邪魔したそうですいません 迷惑の時は言ってくださいね迷惑なんて ただあの はい奥 さんまだ戻ってこられないんです かみほちゃんにはおじいちゃんの病気の ために実家に帰ってるとおっしゃってるん ですね えじれて別なんてあの年の声に説明しても 分からない でしょでもみほ ちゃん気づいてるみたい です嘘って [音楽] こと [音楽] 親の嘘 なんて子供はみんな分かっ [拍手] てる [音楽] [拍手] [音楽] あ [拍手] 叫んでも答えを返してくれるものはい ない押し出しても押し出して もまたこの体 に1人の夜が溜まって [音楽] いくじゃあ決まったんですかご 結婚おめでとうございますどうも ありがとう確か同じ会社のいや社員じゃ なくてあのうちの旅行雑誌に書いてくれ てるそのフリーのライターなんだけどね まあよく決心してくれたなうん初婚なのに ねこんな2度も離婚歴のある男と過去は 過去だからなんて言ってくれて ねただ ねいやその僕の方が僕はま実にちっぽけな 人間だと思うんだけどそう言ってる僕の方

がわずかなこだわりを持ってる彼女の過去 に関して彼女の過去僕の知らない過去を 彼女は抱えているそのことが過去のない 人間なんていませ ん川田さんは今 のの前のと生きていこうと思われたんじゃ ないんです かすいませんつい いやで も女に不透明な過去があってはいけ ないやっぱりみんなそう思ってるんですね いや僕はそういうつもり じゃ はい万歳よですが はい え見つかっ たお店で緑の桜の花見みんな喜ぶだろうな なんて客思いのお店なん だ大切なお客さんなん です私の生活を支えて くれる大切 なそれ は急だったから手土産買う時間がなくて 手ぶらでもなんだし私の作った草餅 を気が聞きます [音楽] ねここ だはあ 清水さん あれ あ本当に緑 [音楽] だもうどうぞお構いなく年寄りの2人 住まいで昨日聞いたものも出しできません があです よぼんやりとは見えているらしいですけど ね四神教やられていましてほとんど ね色はなくなってしまったんですよ え形が見えなくなったことより も色を失ったことの方がショックでし た鮮やかな青空も夕やけ もつきの赤 も周りの黄色もぼやけてしまっ た桜がピンクであろうが緑であろう がもうどうでも いい自分の世話がやっとの年取り2人 だ本西も今年限りで打ってしまおうと思っ てたんです よ 美しい です緑色の桜というものを知らなくて今日 初めて見まし た葉っぱも緑だからその中に埋まれて しまうんじゃないかなんて勝手に想像して たんですけどとんでも

ないやっぱり花は 花力強いんです ねほんの一瞬です最低じっていくの は命を未来につぐ ため花は過去じゃなくていつも未来を向い てるだから強いんです ね花見のために貸してくださいなんて とても言い出せる雰囲気じゃなかったです ねまた顔を当ってみ ますどんな感じでしょう ね世界 から色がなくな [拍手] るってだ け掃除し [音楽] て 今夜引越す の 思いで が多すぎてなんだかいられ ない本のりだけど うしをしてあなたのことま朝をこすただ1 日も気を抜くこともなくあなた [音楽] を愛して [音楽] たにプレゼントを買う時間はなかったくせ に母は恋人に会いに行ったんですよ緑の桜 の木の下で夢を見ることができるならあの 誕生日の夜を丸ごと私の人生から消して しまいたい桜がピンクであろうが緑で あろうがもうどうでもいいボサも今年限り で売ってしまおうと思ってたんです [音楽] よ色がなくな るって 親の嘘 なんて子供はみんな分かってる [音楽] [拍手] ああ [拍手] あらいらっしゃいませ昼間はどうもどうぞ おかけ くださいあいや雰囲気が違ってて あこれが私の ユニフォームどうぞおかけ くださいあ実は電話があったんです赤川 さんから赤川さんから僕らが帰ってから 夫婦で あの2人はただ見に来ただけじゃないだろ うっていう話になったらしくてそれで説明 したんです本当は貸していただけたらとお 願いに言ったとそしたらそしたらいいって

本当 にあれ聞いたみたいです手作りの草餅草餅 奥さん言ってました食が細くなってた夫が 2コも食べたってあのさっから何の話なん ですうん秘密秘密おたく誰あ初めまして 清水さん車運転できますかええ私思ったん です [音楽] けどはあ綺麗だ本当にあったんだね夢を 叶える桜夢 かうん 本当にありがとうございました思いがけ ないことになってこっちの方が恐縮です礼 には足りないくらいですこのいいダの桜に とっても 美味しいこないだの草もちもとっても 美味しかったよもぎの香りがフーっと 広がって鮮やかなみが目の前にくっきり 蘇りまし た目が悪くなってから 食べ物をゆっくり楽しむということを忘れ ていまし た久しぶりにそれを思い出しました よ外での食事なんて本当に何年 ぶりどうぞゆっくり召し上がってください ね ありがとうなんだか世の中の色が少しずつ 戻ってきたような気がするんです よ花は未来を向いているおっしゃる通り です緑の桜来年も咲かせますよ誰かの夢が 叶うのならどんな夢をご覧になるおつもり ですかおさんは [音楽] 私私 はもう夢は見ないんです バラ寿司があるんですよすぐ出します [音楽] [音楽] ね お母さんただいまお 帰り ええの店じゃん俺ちゃんせいらっしゃい ませどうぞ こちらどうぞありがとお花見をしてたん ですあったんですよ緑の 桜本物です か俺ビールねちょっと トイレごめんなさいまなみさんは桜人のお 花見まで邪魔する気はないです 運転のあるんで飲めなくて甘いのお嫌い ですかあ好きです よそういえば子供の頃珍しいおまじ食べた ことがあるんです珍しいおまんじ川が普通 のお餅よりもちもちしてて1度食べたその 食感が忘れられなかっ

た何だったんでしょうねあれそんなに 変わったまじ母に頼んで探してもらったん ですけどどれも全く違ってていっつも がっかり 私にとって幻の味なんです母が会社で もらった関西方面のお土産らしいんです けど 関西おハギや大福とも違う緑色で川が しっとりしてて妙に弾力があっ てあの日も私は母にすごく立っ たごめんなさいやっぱり今は帰りますえ まなみさんちょっとちょっと待って よちょっとどうしたんだよ急にまなみさん ごめん今日は帰って何それだっって誕生日 だって言うからプレゼントもスイートまで 予約してさ何勝手に盛り上がってんのよ 誕生日なんて私にはどうでもいいのよって 1日割れたらそれでいい日なの何様だよ いい年してふざけん なごめん なさいせっかく来ていただいたのに いえまみ さん もう辛いことは忘れてしまったらどう でしょう 28年もたったあなたには分からない わあなたは信じてた親に裏切られたことが あるんです か母の愛情疑わずに信じてたの に母 は私のこと愛してなかっ た姉 さん私は あの世母を失っただけではすませ [音楽] ん もっと大きな何かをなくしてしまったん です きっと人の愛情を信じる気持ち [音楽] をそうでしょう か女で1つ であなたを育てたお母さん が誕生日の日に子供を裏切る なんてあなたを愛していなかった なんて私には信じられませ ん母はあの日親ではなく女としての自分を 選んだその瞬間子供を捨てたん です何か事情があったはず です母親が 子供 簡単に捨てるなんてできないんですそんな [音楽] こと私に も毎年苦手な日があります

え初行の日 です 初雪毎年か必ずやってくるその日 は私が罰を受ける 日だ から苦しむのは仕方ないでもあなたはそう じゃ ない きっとお母さんには事情があったん [音楽] ですで も過去の事実は消えてくれない 花 [音楽] さんいらっしゃいませ あ あ湯どう も会社この近くなんです これ買っていただけます かちょっと 失礼 ああいいなあこれ は1880年代のものですねどれぐらいお 使いですかさあもらい物です から全部です か誕生日プレゼント で まなみさんが何人かに同じものを立ったん でしょう [音楽] ねこれ か 誕生日 あなたは信じてた親に裏切られたことが あるんですか母の愛情を疑わずに信じてた のに母は私のこと愛してなかっ た私部屋で1人でずっと待ってました待っ て待ち続けていつまでも1人ぼっち で もしもし清水さん突然なんですけどお願い があります力を貸して くださいこのまま じゃまなさんはお母さんのこと一生恨んだ ままになってしまい ます それ に本物の愛情に巡り合うこと もだ から何とかしてあげ たい女で1つ で必死に子供を育てあげた母親がわざわざ 誕生日の日を選んで約束を裏切るなんてだ けど1人で育てることに疲れはててつい 子供を放って恋人の方に子供捨てる ならもっと早くに捨てて

ますやれやれどうして店のお客さんに こんなに親切になれるのか不思議 です今の私 を このままの私を受け入れて くれる大切な人たちなん です今度はあなた自身が緑の桜になる つもりです ねだ けどそし [音楽] てが引越す の思い出 が多すぎてならかいられ ない本のりだけど薄化粧をしてあなたの こと 毎朝を起こすただ1日も気を抜くことも なくあなた [音楽] を愛して [音楽] たこのまま じゃまなさんはお母さんのこと一生恨んだ ままになってしまいます それに本物の愛情に巡り合うこと [音楽] [拍手] も将さんいらっしゃいませ将さん奇跡って 信じます かさん 奇跡を見て くださいさっき届いたん です母からの誕生日プレゼントが 今日中にこの手紙が入って て私は20数年前鉄道の忘れ物品の特売会 でこのおもちゃを購入し自分の娘に与え まし た娘はとても気に入ってとても大切にして おりまし たつい先日その娘に女の子が生まれた時に 押入れにしまったままのこのおもちゃを 思い出して久しぶりに箱を開けたの ですする [音楽] とえする と箱の底の合わせ目におもちゃを予約した 際の控が入ってましたそこに長崎和子様と いうお名前と住所がそのままにしておくの も掛かりで書かれていた東京のご住所にお 手紙を出したのですが戻ってきてしまい ましたえ手を尽くして長崎様の所在を探し たところ28年も前に亡くなられたこと娘 と同い年のお嬢様がいらしたことが分かり 驚きましたえ今更のことではありますが どうしてもこれをお嬢様にお返ししたくお

送りしました [音楽] と母はっていてくれたん です約束通りこのちゃ を事故の後何かの手違いで駅の忘れ物に 紛れてしまってたんですねお母様は約束を 忘れたわけじゃなかっ た28年とい日を遅れた [音楽] けど懐かしい な あれおかしいな何がいや あのまなみさん確か私より少し年上33 ですあじゃあいこのお姉ちゃんと 同じそのいこが小さい頃からこの家を持っ てて私も欲しくて欲しくてでもその頃には もう同じものが作られてなく て私が7歳の時復刻版が出たので買って もらったんだ けど これ復刻版じゃないか なほら これいこが買ったやつには電子レンジが ついてなくて私のにがついてたからすごく 自慢したことを覚えてるじゃあひろみ ちゃんが復刻版を買ってもらったのは7歳 だから 1984 年これは28年前のものじゃないん だ将 さんごめんなさい 私どうし て信じてあげて欲しかったん ですお母さん はまなさんを愛していた [音楽] と嘘で作った過去でそんなこと信じの なんていやそれは違うな将さんは過去を 作ろうとしたんじゃない将さんはあなたの 明日を作ろうとしたんだ [音楽] ね さんごめんなさい私余計な こと [音楽] よく調べもしないで申し訳あれませんでし [音楽] た本当 に 朝馬鹿ですね [音楽] 私 日曜お [音楽] まじ

[音楽] 花美 さん来てくださらないか と夕べ は本当にすいませんでし た どうぞ頭を上げて くださいあんな風に帰ってしまいました けど私のことを思ってくださるおさんの 気持ちそれ は感謝して ますあの古道具屋さんにお聞きになったん ですね私が男の人たちにもらった プレゼント持ちそんな ことどうぞおかけください今お茶を入れし ますでも奇跡なんてないんですよこの世に はお詫びをしたいと思ったん ですと言っても何か召し上がっていただく くらいしか思いつかなくて申し訳ないん ですけどお呼び立てしまし たもうそんなお 気遣い珍しいおまじも手に入ったん ですよかっ たら 女将 さん これ私が探してたお まじ子供の頃1度食べて忘れらなくて探し て たこれは 生生のまじなん です 生生京都では昔からよくある和菓子なん です けど当時東京ではそんなに出回ってなかっ たんでしょう ねでも実はこれを扱ってるお店が中央線の 吉祥寺駅近くに1件あっ た28年 前あの誕生日の日は 確か 日曜お母さん の恋人の住まは確か西久保だとおっしゃい ましたね女将さんその話はもう 日曜日快速電車はその駅には止まりませ ん私も東京に住んでたことがあったの で思い出しまし たじゃあどうして母はないの快速ホーム に2つ先の停車駅 は吉祥寺 ですあなたが食べたがってたおまじ をお母さんはやっと探し当て たそしてあの 日勝手な根拠のない希望にすぎないかも しれません

けれど けれど そう信じてみません かあの 日お母さんは何かの事情があって約束の おもちゃを買うことはできなかっ たで も娘の誕生日の願いをせめて1つは 叶えようとし た 母親とし て家 で1人ぼで待ってるあなたのため に将 さん 夕べあの人形の家を見た 時私本当 は母のこと許してあげたかったんだって 気づきまし たずっと [音楽] ずっと心の中で は許してあげたかったんだっ て私にとってあれ はやっぱり母から の単純プレゼント です花美 さん28年前のあの日 から時間を超えて私に届い た奇跡 [音楽] です将さん [拍手] ありがとう お母さんごめん [音楽] ね お父さん雪山も中学2年 生あなたにて算数はまるでだめ数学って 言って よおじさんにいればすげえの才能あったの に な ルージ ブルー ジョン ペン クロ黒 はヌワール あヌワール [音楽] プラン みすず ちゃん塚田さ僕の奥さんになる 人記憶が

ないだ [音楽] けどし [音楽] て や引越す の 思いで が多すぎてなんらかいられ ない本のりだけど薄化粧をしてあなたの こと 毎朝 すただ1日も気を抜くこともなくあなた [音楽] を愛して [音楽] た

相田翔子 七色のおばんざい 第1週:過去からのプレゼント(メモリアル)

各話まとめて物語の流れや心のひだを深く細やかに・・・
見逃した方もじっくりとお楽しみくださいね

1 Comment

Leave A Reply