女性の冒険と成長を描いた映画「哀れなるものたち」を徹底解説!【町山&藤谷のアメTube】

ベラちゃんのやってることっていうのは メアリーシェリーのお母さんがやったこと なんですよベラという無邪気な存在を通し てパブーをちゃんと語れてる映画だなと私 は思って てアカデミー賞シーズンに入っていくわけ ですが今年のアカデミー賞のえ主演上優賞 結構候補の1人と言われてるのは エマストーンですねプアンえ日本語 タイトル哀れなる者たちの主演でですねま みんなをびっくりさせてるんですけどどう でした大好きな映画になりましたおかなり 特殊な作品であるのは確かなんですがま あの監督ですからねヨルゴスランティモス ですからねね普通のが来るとは思ってない ですけど元々はいはいまずでも何より やっぱもう衣装が可愛いって思いながらず 見ててもう絶対アカデミー賞衣装取ると 思うな巨大超素でっていうこんなんなって でCスるだったりねねどんどんきくなるん です袖がどんどん超人袖がでミニスカウト なんですよね可愛いんですよやっぱ美術と 音楽とか衣装とかも目を離せないというか もう最高でしたけどどれを取っても見てて たのししはいどうも本当の19世紀の ヨーロッパとちょっと違うんですよねいや もう全然違うちょっとどころかもう絵本の 世界に突入する感じじゃないですかあ絵本 みたいですねクラシックな感じなあるけも はいなんかすごくトピなデザインだったり とかあの馬車のデザインとか楽しいですよ ねあそうそうそうそうあんなものはない だろうっていうのあんなものは今まででき たこともないしこれからもないっていう 一応蒸気期間でみんな動いてるんですよね あそういう設定は一応ちゃんとしてる感じ はありますけどねそう煙がポコポコ出てる からいわゆるスティームパンクって言われ てる世界ですけどね見てて楽しかったです よねそういう点でもまずはさてもそんな こと今までしてなかったですけどうん徹底 的に美術とファッションでねアカデミー賞 そっち取りそうですね美術それは取ると 思うなさす装デザイン賞はねうんはい エマーストーンどうでしたエマーストーン は元々もすごい女優さんだなとは思ってい たんですが今回彼女はとてもとてもとても とても複雑なことをすごく楽しげにやって けていて難しいことを難しくなさそうに 見せてくれてるっていうねあの キャラクター自体がやっぱものすごい成長 を遂げるすごい家庭を通るじゃないですか でフィジカルもそうですけどメンタルああ そうですねベラっていう役名で1番最初で 妊娠してる女性が自殺するとこから始まる

んですよねでそれを科学者のウィリアム デフ博士がウィリアムデフ博士じゃない けどえまその博士て面白がやってる謎の 科学者が遺体をあの蘇らせるんですよね エマストーンはそこであの過去の記憶を 持たないえ女性ベラとして生まれるわけ ですよねうん作り出されてすごく最初は 赤ちゃんみたいなんですよねやることなす ことそうすごい無邪気でね体の動きも 赤ちゃんみたいなこうなんていうかる慣れ てない感じのねこうその彼女がまいろんな 冒険をして成長していくという話ですね 彼女の成長を負った映画と言っちゃえば もうそれまでなんですけどねはい彼女の 好奇心がすごい大事な映画になってるなと 思っててウィリアムデフがうん外に出さな いっていう心情で育ててるところからでも 外を見たいっていうすごい強い石うんはい からのぶっ飛び方がもうすごいじゃない ですかマークラファロが出てきてですねも マークラファロが最高だったねまはっきり とスケベ親父なんですよロリコン親父もう 完全なスケベ親父あのニタニタした感じと かがうまいそうでベラを好きになって自分 の神さんみたいにして連れてっちゃうん ですねま落ちですよねリスボンに行ってま その後ヨーロッパ各地行くんですけども うんそこでまベラちゃんがですねどんどん こう目覚めてくんですねすごい成長し ちゃうから吸収率が高すぎてこの男つまん ないとこに気づいちゃうていうそうそう マークラファロは無垢な女の子を自分が 教育して自分の好きなようにね遊ぼうと 思ってたんだけど彼女の方のどんどん どんどん大人になってどんどんどんどん頭 良くなってマークラファロを見限っていく んですねマークラファロのこの変化がも すごい良くてだからやっぱ果を 楽しん映画ですよね役者さんの技術ととも にエマストーンの変化もそうですけど マクラファラの変化ももう絶妙で今回は もうなんかねま女性をま馬鹿にしたあの 金持ちのエロ親父というね存分に演じて くれてますねそれをね楽しそうにやって ますね楽しそうあのダンスのシーンとかも そうですけどすごい大声で笑笑いながら見 てました私ダンスを楽しむんですよベラ ちゃんがねうん何あってもどんどん上達し てってでルールがないじゃないですか彼女 の中でははいはいはいそれがやっぱり すごくこの映画の面白いところって本当の ウォーク映画だなって私は思っててだから 分かりやすい表面だけのあの女性の人権 問題とかの映画っていうよりは人間の人権 としてこうなんか例えばだから生の目覚め

ももうずがいてるしはいそうですよねもう マスト丸出しですからねそうでももうそこ から聖の目覚めもだからそれについて じゃあ語ればいいじゃないっていうところ にこううんうん行くし生きていかなきゃ いけないからじゃあどこで仕事するって それに対してのあの職業差別のこととかも ベラという無邪気な存在を通してはい タブーをちゃんと語れてる映画だなと私は 思ってて見て2日後ぐらいにこうずっと 考えちゃってこれこの映画すごくないと 思ってただのコメディーじゃないよなベラ ちゃんはその自分のお父さんだっていう ファーザーって呼んでるねあれねウムデフ のことをねうんゴッドとも呼んでるでしょ そうゴッドって呼んでるしま自分の血の 繋がったお父さんだとは最初から思って ないけれどもあれ役目がねゴドウィンなん ですよそこにかけてるのかそうゴドウィン を短くしてるからゴッドって言ってるだけ なんだけどでも神によって人間が作られ たっていうキリスト教的な話だとね自分の 父は神であるっていうねとこにうん 引っかかってるから最初はすごく何も知ら ないエデンのそのにいた頃のアダムとイブ みたいだったんだけどもそっから出て いろんなこと勉強するっていうねあのね ゴドウィンっていうのはねあれ実は フランケンシタインっていう小説を書いた メアリーシェリーの救世なんですよ やっぱりそこは大事にしてるんだはい フランケンシュタインンっっていう小説は あのフランケンシュタイン博士がさ男の 人造人間を作るんだけどもし女を作っ たらって話ですよ実はその フランケンシュタインを書いたメの お父さんウィリアムゴドさんていう人は何 で有名かっていうとうんアナキズムという 概念を発明した人です無政府主義すごい ですねすごい人で学者なんですよすごい人 じゃないですかその頃イギリス政府は すごく民主を弾圧してたりしてたんでね 国家っていう暴力装置的なものその軍隊 あったりね警察があったりでそれっていの は最小限でいいんじゃないかと人々が幸せ になるにはその強力な権力ってのはいら ないんじゃないかっていう無不主義という のした人なんですよでメアリーシェリーの お母さんはフェミニズムの元祖なんですよ この人は最初に女性の権利についてという ですねえ論文を書いて本当の意味での フェミニズムの元祖なんですよまそこが 夫婦ってのがまたかっこいいですけどね すげえ夫婦だってアナキズムの元祖と フェミニズムの元祖が婦でメアリーシェリ

をね産んでメアリシリは フランケンシュタインを書いたんですよね すごい短期感で書いたってのは聞いたこと あるんですけどねに書き上げてんですよ あんな有名なお話しかもちょっとホラーの 元祖みたいなのを女性が書いたっての結構 知らない人多いですよね多いですねこの 映画ねだからフランケン人人じゃないです けどあれなる者たちで私が何を感じてた かて言と本当のフェミニズムの話してるな とは思ってたんですよ特にパリに行き始め てからですけどあでしょメアリーセリーの お母さんのメアリーウォルストンクラフト さんはうんフランス革命が起こった時に フランス革命ってのは世界最初の民衆革命 でを追放して民主主義の国を作るっていう 世界で初めてのまアメリカが先ですけど ことをヨーロッパでやった時にそれに私も 参加しなきゃって言ってイギリス人だった のにパリに行ってあパリでフランス革命を 体験してる人なんですよメアリーさんの お母さんをちょっとモデルにしたみたいな のあるのかなそうそうなんですよベラ ちゃんのやってることっていうのは メアリーシェリーのお母さんやったことな んですよなんかどんどん殻を破ってってっ ていうねそうメアリシェリのお母さんは そこで何人かの男性とま未婚の状態で 付き合っていくとその時はヨーロッパでは 未婚の女性がそういうことすることは許さ れなかったんですよねでも彼女は性的にも すごく自由でうんまいろんな男性とお 付き合いしてそれでメアリセリを産む時に お父さんであるそのウィリアムゴドイと 正式に結婚してなかったりしたんですよね ああも自由だわその当時としては画期的 だったんですよま今でも画期的な方ですよ ねその後が問題でこのメアリシェリの お母さんは産後の日立悪くてすぐ死ん じゃうんですメアリシェリのお母さんてね 貧しい人たちを救うために命がけで いろんなことしてる人なんですよあの人 自身もすごい貧しいとが出てきてで フランス革命っていうのは貧しいものが 初めて権利をつめるんだてことでフランス に飛び込んでる人でその部分がねあの今回 の映画でベラがその世の中にある貧しさと かそういったものを見て社会正義に目覚め ていくって部分はうんミのお母さんなん ですよっかで途中でウィリアムデフが彼女 を作った科学者だから外出ちゃけないとか 言ってんですけど彼女が出てくことを許 すって風になってくじゃないですかうん ゴドウィンというこのお父さんウィリアム ゴドウィンはメアリーシェリーを

めっちゃくちゃ可愛がって可愛がって可愛 がってうちを出ないようにしてやるって やってたんですよ嘘だでメシア16の時に 非常にハンサムなパーシーシェリーという 詩人と駆け落ちしてお父さんの元を 抜け出すんですよでヨーロッパ行ったん ですよでお父さん最初怒ったみたいなん ですよでもしょうがないもんね いやそれがいいんだとねそう自立すること がいいことなんだとね思うようになったん ですけどお父さんはねあじゃあお母さんの 話でもあり娘さんの話でもあるみたいな そうメアリシェリーの周辺にあった本当の 話を別のフランケンシュタインの話として まとめたのはこの原作なんですよすごい ちなみにアシスタントの彼の存在っていう のはどう見てましたマックス君ね私だから マックスこそが女性だからとか男性だから とかそういうのなしに人を愛す るっていうのはマックスみたいな姿勢の人 なんだろうなっていうのを凝縮されていて やっぱ他の男性はやっぱり彼女自分のもの にしたいとか言うこと聞かせたいとか 焼きもちとかねあったりするけどマックス は彼女が好きなようにするのが1番って いうのがずっとある人じゃないですかで 本当に一番愛してるんですよね愛するって 意外とそういうことだったりするからね コメディとしても面白いし設定もぶっ飛ん でるけど結局こうなんか恋愛とかはい親子 とか人権とはみたいなのとかうんそこの話 が色々できる映画だなとは思いますけどね ヨルゴスランティモス監督ってまギリシャ の人なんですけどもうんずっとねなんか 親子についての映画撮ってる人なんですよ ねこの人あの人ギリシャのね バスケットボールのオリンピックチームの 選手の息子だったんだけどお母さんと彼は 捨てられてその父親にうん今他のとこに別 の家族を作っちゃって ヨルゴスランティモスお金全然送って もらえなくてすごい苦労したんですよで彼 自身も実はバスケット選手だったしたんだ けど彼の映画って結構その父親に捨てられ たことがすごくね染みついてて愛を求めて もねま拒否されたりする話が多いんですよ ねでもそう考えると順調だてって考えると 監督的にはある程度消化されてってんのか なって感じはその哀れななる者たちでは 関係性がある程度だんだんだんだん消化さ れてきってるみたいですねウィリアムデホ が本当にいいお父さんでねちょうどいい ですよねあ役やるのにねそうだからねこう 色々調べるとねこれはちゃんと実話が全部 元になってんなと思すごいなで特にベラ

ってこの世なものじゃないみたいな感じの ところから始まるけどその彼女の成長と共 にうんすごいたくさん本読んだりこうも見 たりとかして人間に希望を持ったまま ずっといくじゃないですかはい結局そこが すごい興味深いなと思って見ててその彼女 はいろんな人たちを見てで説得もされる わけじゃないですか人間なんて終わってる よって言われたりとかしても希望をずっと 失わないまま自分は自分そしていい人で いるんだっていうなんか彼女なりのねいい 人そういうところに行きますよねでもあの メアリーシェリーの書いた フランケンシュタインは全く逆でうん フランケンシタイン博士によって作られた あのモンスターは一生懸命勉強して頭も 良くなるんだけども人間を憎んで殺すよう になるでしょ今回は同じ状況なのにベラは すごく人間を信じて優しい人になってく じゃないやっぱりそれを作った科学者が 愛しているか愛してないかだと思うんです よそうか愛されたそう経験があるベラは そうだってこのウィリアムデフは ものすごく可愛があるじゃんベラちゃんお 大事大事とかってあるじゃないですかうん 一緒にねなんか本読んでねそういうそう そうだからやっぱ愛して育てれば人を愛す ことができるってことだなと僕思ったん ですああそこかそこに行ったかプラケし体 博士自分で作っといてさこんなものつって 壊そうとするわけですから自分うんそうだ そうだ愛がなかったお前なんか作って失敗 だったとか言うわけじゃないですか親子の 話だねだなと思ってよこスランティもす らしいなと思いましたね うん あ

アカデミー賞最有力候補!エマ・ストーンほか超豪華キャストがおくる、ヨルゴス・ランティモス監督の最新作!

天才外科医によって蘇った若き女性ベラは、未知なる世界を知るため、大陸横断の冒険に出る。
時代の偏見から解き放たれ、平等と解放を知ったベラは、驚くべき成長を遂げていく。

主演女優賞有力候補として注目の女優エマ・ストーンが演じる、一見ファンタジーな世界観が魅力の本作。
だがそこには、現実世界を直視したメッセージ性が込められている!?
さらに、小説『フランケンシュタイン』の原作者と本作品とのつながりとは…?

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33 Comments

  1. 主演女優と美術絡みは、賞レースで軒並み獲りそう。
    エマ脱ぎまくり、セクロスしまくり、多くの男のモロ竿が出まくり・・・

  2. メアリー・シェリーの話と聞くと、『メアリーの総て』を思い出します。両親の事は知らなかったですが、夫のパーシーがバイロン卿と同様、碌でもない奴だったのは覚えてます

  3. 色々ノミネートとかされてるけど予告であまり刺さらなかったんだけど
    解説聞いて 劇場に行く事決めました!

  4. 見たいけどレイティングのせいで劇場では見られない、、、
    ミッドサマーみたいに修正版度ディレクターズカット版とかに分けてほしかったけど、さすがにそれは贅沢だよね~
    何年かしてまた劇場公開とかしてほしいなあ

  5. アカデミー賞にバービーが全然ノミネートされなくて、こっちがされまくったのは両方見たら妙に納得してしまった😅

  6. エロもグロもあるけど全然平気なレベルだから、
    全く飽きない

    こんな刺激的な映画もっともっと世に送り出してほしいな〜
    規制規制規制の退屈な世の中だけどこれはサプライズギフト

  7. 超納得、お二人の素晴らしい解説です。衣装のことや、カメラワーク(魚眼レンズ?)のことなど、もっと長尺でお聴きしたいです🙏

  8. 18歳なりたての高校3年生ですが、かなり衝撃的な映画でした…笑これが18禁というものなのでしょうか。びっくりするとこも多かったですが、面白かったです。

  9. 常識、良識なんか全くぶち壊して遥かに飛び越えてくる作品。
    イヤらしさとか不思議と感じない。
    個人的印象ですけどね。

  10. この映画の舞台美術?CG?VFX?まぁ見た目の仕上がりと言うかテイストに既視感が

    あってこれは何だろうと

    「CASSHERN」(紀里谷和明,2004年)だとか、去年2023年のNHK大河「どうする家康」で

    織田園長兄さんと松潤白ウサギが桶狭間や清洲城で“活躍”する場面の背景だとか、

    どこかで見たような感じ。画像処理ソフトウェアを使うとどれも大体同じような

    仕上がりになるのかと思ったり

    エマーストーンの佇まいも、まず頭の中に浮かんだのがフリーダカーロの自画像。

    手術痕ってのもフリーダと通じるかと

    エマの脱ぎっぷりも全然エロくはなくて、いたずらに劣情を刺激されたり

    性的羞恥心を害されることもなくて、オカズにはならない清々しさ

    こっちも劇場では「エニィギブンサンディ」のロッカールームで

    キャメロン・ディアスが平然としていたように、平常心でいられました

    要望としては…

    検体2号の美人女優さんがちょっと不憫で、こっちは愛情ゼロで育てる方針でいいの?

    元夫の将軍閣下の脳はどうなったの?

    「マーズアタック」でのピアース・ブロスナン+犬みたいに元夫+ヤギを見たかった

  11. 見てて楽しいって大切😊外大事。あぶねーマーク・ラファロより
    ずっと頭良く見限ってくのが良いよね。これでいい😊ルールがない、自由って凄く大切。

  12. フランケン、女性なんだ!痛快😊 そらでていきたくなる、それが認められるのがすごいな。面白い!すごい!素晴らしい人たちだけど、きっと大変だった。それがここで生かされる😊

  13. 愛されたかどうか。か。過保護とあいはちがうけど。愛だな。自分でつくっといて怖そうとか、怖いよねー。絵本大事😊結婚してから、愛人というのが普通の時代、すごいな。ヨルゴスの過去を知るとね。よかったな。愛とは。

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