【再配信】「減災」災害から逃げる科学 | ガリレオX 第252回

[音楽] [音楽] 地震や噴火大雨による土砂崩れなど私たち の国はあらゆる災害が発生する地球上でも 危険な場所に存在し ますそんな災害と共に暮らすことを運命け られた私たちのを能な限救うた積極的に 研究されているのが原 です原とは災害が起きることを前提にその 被害を極力小さするための取り組み [音楽] です2021 年で起った土災害の被災で もに向けた現地調査が行われてい ます熱海の少なくてもこの山にはこういう タイプじゃないんでよそから森戸がどの 辺りから来たのかっていう情報に 伝わるスーパーコンピューターやSNSを 用いた原研究の今と熱海で発生した土砂 災害のメカニズムに迫ることでこれからの 日本列島との付き合い方を考え [音楽] [拍手] ます2021年7月静岡県熱海市で起こっ た土砂 災害その被災地で現地調査が行われまし た調査を行うのは静岡大学の北村教授 です通常は立ち入りが制限されている土の 点となった場所に足を踏み入れ ますこの場所から神大な被害が発生しまし た怖いこ 平気やね大丈夫 ある の相川上流にある森戸が暴落し下流にある 市街地へ土石龍が一挙に押し寄せまし た北村教授はこの森戸暴落の原因や メカニズムを調べるため現地に訪れていた ので 調査で採取した岩石を見せてもらい ます加工岸に近い神聖眼でこの周辺だと 丹沢産地のところにはあるかもしんないん で熱海の少なくてもこの地山にはこういう タイプじゃないんでよそから持ってきたと 思うんでままそういったものをですね調べ ていくと森戸がどの辺りから来たのかって いう情報につがるわけ です調査の目的は土砂崩れの内容物を調べ 森戸崩落以前の状態を知ること ですそれにより森戸暴落の原因を救命し得 られたノウハウを今後の原対策生かすこと ができると言い ます結局あの視線災害だったら自然のもの なんである程度こういうことっていうのは 分かるんだけど今回は完全に森戸という人 が手を加えてるんだけど人が記録してない

んで全く何も分からなくなっちゃうんです ねだからこの森戸が一体どこから来たのか どういう場所だったのかっていうの分かる とえ要する森戸の元のあの状態がかなり減 できるまそういうことが分かればま1番は ね盛らなきゃいいんだけどもま盛るにして もこういう後報をしなさいっていうことの えっと法律的なその仕組みがあのきちんと できるわけなんでおそらく減災のあの一助 にはなると思い ます現地調査で採取した内容物を詳細に 解析するため北村教授は一旦大学へ戻り ます 後日私たちは現地調査の解析の進捗を取材 しまし た北村教授が採取した中で注目したのは 森戸の土の色でし たとこちらのところがですねえっと今回 熱海のご採取したえっとものとして黒色の 森戸ですでえ私の左手に持っている こちら側が赤色の森戸色がもう違うのが よく分かると思い ますこちらの土はどちらも土砂崩れの起点 となった場所で採取されたものですがこの 色の違いは一体何を示しているのでしょう か黒色の方がこれが森戸赤い方は熱海の 地山期限のものとと考えていいと思います [音楽] さらに北村教授はもう1つ土砂崩れの下流 で採取した土に注目していますでそのと こちら側のえのでえ右側がこれが森戸で 左側がそのと土石流体積物になってまず この色えを見るとですね非常によく似てい ますんでですからやっぱりほとんどはです ねこの黒色の森戸のあのからえ崩れたもの が土石流のほとんどの部分を占めてると 思い ますこちらは静岡県がドローンを使って 撮影した土砂崩れの起点となった場所の 映像 です確かに上空から見ると土砂崩れの起点 には黒い土のエリアと熱海の元々の土で ある赤い土のエリアに分かれていることが 見て取れます また土砂崩れの被災地を見ると狩の市街地 に至るまで黒い土が流れていることが わかり [音楽] ますつまり土砂崩れのほとんどが人工的に 盛られた森戸の土砂によるものだという こと ですでは現時点で森戸はどのように暴落し たと考えられているのでしょうか北村教授 はその理由の1つとして森戸に設けられる べき排水設備が十分ではなかったことが

関係していると言い ます土石流そのもののと体積の量としては あの5万立法メターと推定されていてその ほとんどが森戸えだったっていうえっと 事実でそれでその暴落の時にはですね大量 の土砂と共に水が出ていますんで当然森戸 の中に相当量の水が溜まっていてでその 結果あの水圧が高くなって大規模なあの 暴落が起きたというえことがあの現在まで に分かっていることだと思い ます甚大な被害を出した熱海の土砂 崩れ今後の森戸のあり方などを改めて考え 現への新たな知見を得るために継続的な 調査が行われていき [音楽] また熱海の森戸の暴落による災害のような 被害は日本各地で発生する可能性があると 言い ますと森戸っていうのはですね色々な開発 をする時に非常に重要な役割を果たすて いうプラスの側面もあのありますけれども ただそれがその自然のあの状態に比べれば 急速に埋め立てられて非常ににそこの中身 が同じような状態じゃないんでえっとそう なってくるとですね今まで長い間そこの 場所でそういうと者災害がなかったって いうことが水用しませんので今後もです ねえとこういったあの森戸によるま死者を 伴うようなあの災害っていうのはあの続く と考えた方が良いと思い ます全国各地で警戒しなければならない 土砂崩れ日本の市と東京もその例外では ありません 都内には土砂崩れ警戒区域が1万5000 か所以上存在し赤坂など実は都心でも災害 を警戒しなければならない地域は多く存在 するの ですそして北村教授は温暖化による災害の 頻発化甚大化についても継承を鳴らしてい ます前はのしていたのは温暖化した時に 沿岸の環境沿岸の生態系がどういうことが 起きるのかていうことについてえっと調べ ていましたでその経験を踏まえるとですね その温暖化によって非常にえっと日本 レッドっていうのは今後あの豪雨災害が今 以上に頻発化する可能性が極めて高い状態 にあり [音楽] ます様々な要因によって引き起こされて いる異常気象 年々日本の香水量は増加傾向にあり ますしかしその一方で地震を除く雨や風に よる災害の人的被害は実は減少傾向にあり [音楽] ます北村教授と同じく静岡大学で災の研究

をしている原田さん は被害減少の由の1つとして19年に制さ れた災害対策基本法の存在があると言い ます災害対策基本法はあ伊勢湾台風で 大きな災害があったそれの後を受けてです ねえ国として災害に備をしていくといった ようなことを計画的に取り組むための法律 とそういった中でえ色々な対策が進められ て被害が減ってきているというがあるかと 思い ますこちらは伊勢台風の被害の様子を撮影 した当時の貴重な映像です 台風15号は潮崎から本土に上陸凄まじい 雨と風を伴って名古屋地方に幕から 襲いかかりました瞬間最大風速 45mしかも名古屋始まって来の5m81 という異常なでの高に1959年この台風 による死者行方不明者は5000人を超え 金半島から東北地方を中心に全国に渡り 甚大な被害をもたらしまし たこの災害を景気に災害被害の責任の所在 を明確化し国と自治体に防災体制を確立さ せる災害対策基本法が制定されました そして日本各地の河川に現代的な洪水対策 がなされていったの [音楽] ですしかし今人口減少や日本経済の低迷 などを理由に洪水対策の維持が難しくなっ てきたと言い ます日本の現在の状況からしますと今後 それほど多くの社会的なインフラへのが 難しいていうようなことも言われてきてい ますえ例えば河川の洪水対策で堤防整備を していくっていうようなことにもどこまで お金をかけ続けられるかっていうような ところも課題としてある [音楽] と洪水対策の維持といった課題を解決する ため今立地適正化計画という計画が国土 交通省で提唱されてい ます適正化計画とは安全なエリアに移住を 促し集約することを目的にしてい ますそうすることで人口減少に伴う都市 機能の低下を防ぎ災害対策や医療福祉 レベルを維持しながらもコストを抑える ことができると言い ます極端にここはダメここはOKという ような感じは難しいと思いますのでで安全 性が高いところというものを明確にした上 でそういったところにより進みたいと思っ てもらえるような理解をま促進するような 取り組みが必要になってくるというところ かと思い ますさらに今巨大施設で一歩先の未来を 見る減災研究が進んでい

ます全国的に災害への懸念が広がる一方で 減災のあり方も変わりつつあり ます今理科学研究所の巨大な コンピューターを使って減災研究が進んで い ますそのコンピューターとはおよそ16万 個のCPUを搭載し毎秒40警戒以上の 計算能力を持つスーパーコンピューター 不学です 理科学研究所の美義立正さんは災害の被害 を減らすため不学を使ってゲリラ豪雨を 予測する実証実験を進めています不学の 計算パワーを生かすことで30秒ごとにえ 30分後までのその詳細な雨を予測すると いうような実証実験に取り組みまし たこちらがリダ システムの実実験の映像 です左が実際の時間の天候でこの時間から 30分後の天候を30秒ごとに不学が予測 したのが右の映像 です不学の予測がどれほど正確なのかを 見るため実際の時間と不学の予測した時間 を合わせてみ ますると枠はかなりの精度で30分後の 天候を予測していることがわかり [音楽] ます実験で用いられた観測データは埼玉 大学に設置された最線端の気象レーダーが もたらす雨雲の3次元データ ですそのデータを元に不学では30秒ごと に30分後の なんと戦闘もシミュレーションしゲリラ 豪雨を事前に捉えようとしてい ます戦闘予測して戦闘違うの出てくるん ですねで観測と比べてどれがあのその観測 に近いかっていうのを見るとどれが今 起ころうとしてるのかっていうのは分かる わけですねでそっから絞り込んでいくん ですてます 実実 強 はま通常の天気予報ってあの思い浮かべて みていただくと30秒経ったらその新しい 天気予報出てくるていことがないと思うん ですねで実際30秒ごとに天気法を どんどん新しくしていくっていうのはえ これまでそのような天気法存在しません 世界中にないんですですのであのま世界で 初めてえ唯一ここだけでできる天気報 システで被害を少しでも減らすことにどう やったら役立てられるのかまこういうこと で取り組んでます ね不学によって実現した世界初のゲリラ 豪雨 予測美さんがゲリラ豪雨の予測にこだわる

のはとある災害がきっかけにありまし たゲリラ豪雨予測システムこのきっかけに なりましたのはやはりあの強い としてこの神戸で2008年の夏にですね 神戸市内の戸川という川がえわずか10分 の間に1m以上増水をしてそこで5名の方 が流されてえ亡くなったという事故があり まし た2008年兵庫県神戸市で発生した ゲリラ豪雨によって川の水が急激に上昇 子供を含む5人がなくなる産な水事故が ありまし た戸川は通常夕歩道が歩けるような穏やか な川 [音楽] ですしかし雨が降った5分後には増水し 始めおよそ6分で濁流にまで発展すること がある川 です10分のにまさか穏やかだった川が急 に増水するとは思わないですよねですので それ以降ですね えまず予測をしてちょっとでも早い段階で えそういうことが起こるかもしれないって いうのを捉えてえちゃんと伝達するこれに よってえ命に関わる命が救えるかもしれ ない命を少ななければならないそういう風 に考えたことがモチベーションになってい ますを使ったゲリラ豪雨予測システムの 実証実験は期間もエリアもまだ限定的な もの です今後予測制度をさらに高めより強固な 減災システムの実現を目指して研究が進め られていき ます減災に欠かせない災害情報をいち早く 知るための研究も進んでい ます情報通信研究機構の大竹清典さんは 災害情報を素早く調べることができる2つ のシステムを開発したと言い ます東日本大震災の後に防災ですとかそう いった災害対応する方の支援に役立てる ことができないかということで Twitterを対象にまそういうどこで 何が起きてるかっての知るために質問応答 の技術を応用して作ったシステムになって ますさんがしたつのその1つ がーそしてもう1つがD ですリサーナはどこでどのような災害が あるのかを検索することでTwitter の情報とそれに関連する場所を素早く 調べることができるシステム [音楽] です一方のDは災害情報を知りたい場所を 指定するだけでTwitterにある災害 情報を調べることができ ますさらに東日本大震災の直後に問題と

なったデマ情報に対しても一定の効果が ある対策が取られてい ますそそう得られた情報に対して矛盾する 情報というのを裏で同時に探すようにし まして誰かがまあの賛成が降るって言って いる一方で賛成は降りませんとか賛成が降 るって言ってるのはデマですっていうそう 否定する情報が上がってくるのでそれを 自動的にいち早く検出するっていう機能を 入れて ますそして今大竹さんは新たな形で災害 情報を知らせるシステムを開発してい ますそれが防災チャットボット即 です速だというシステムはですねその LINEの上でまチャットボットっていう ものを動かしまして等方向で情報災害に 関する情報をやり取りすることができる ような仕組みとして研究開発をま2018 年から田始めたというものになって [音楽] ます即はLINEアプリを通じて自治体 などの災害時の運営側と一般利用者の間を 総方向につなげるシステム です例えば一般利用者から身近にあった 災害情報を自治体などへ知らせることが でき ますまた自治体などからも災害情報を交換 することができ ますそうすることで的確に災害情報を管理 運営しよりスピーディーに危険情報を共有 する高い減災効果が期待されるの です原に関して我々が貢献できるは情報と いう側面から特に人間が発信する情報です ねしかもその言葉で発信するものをえっと いかに適切に処理して取り扱っていく かっていうところがあの重要だと思ってい ましてま災害対応をスムーズにしていっ たり災害人の情報収集をより効率的に するっていうところにまその我々の研究 開発の意義があるという風に思って ます日本にいる災害からは逃げられません だからこそその被害を可能な限り減らす ため原研究の取り組みは今後も進んでいき ます人の命であったり大切なものや人を 守るこういう観点でそのサイエンスとあの 先端科学があそういう風に生き てく森の法楽含めてえ巨大地震津波豪災害 っていうのはですね日本は元り東南アジア 東でも起きてますからそういったことで えっと原研究っていうのはあの極めて えっと重要な役割を今後もますます果たし ていくと思い [音楽] ますでようはい了解ギリギリ見えるか見え ないからな

[音楽] はいもうえもうえもうえもう中降りて寒い からほらゆが93 [音楽] 人 [音楽] [音楽]

※2021年10月 放送作品

地震、火山、大雨、強風、日本という国は、あらゆる災害が発生する地球上で最も危険な場所に位置する国である。そんな災害と共に暮すことを運命付けられた、およそ一億二千万人の命を可能な限り多く救うため、今、積極的に研究されているのが「減災」だ。
今だからこそ、スーパーコンピューターやSNSを用いた減災研究の今と、熱海市で発生した土砂災害のメカニズムに迫ることで、これからの日本列島との付き合い方を考える。

主な取材先
北村 晃寿さん(静岡大学)
原田 賢司さん (静岡大学)
三好 建正 さん(理化学研究所)
大竹 清敬さん(情報通信研究機構)

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<『ガリレオX』番組ウェブサイト>

深海熱水噴出孔の世界 生命はどのようにして誕生したのか?

5 Comments

  1. 今回の地震しかり、便利なシステムは必ずと行っていいほどに、他のシステムに依存してますからね。
    災害時でも止まらない、通信が続く緊急時の衛星通信などは…
    各市町村に備え付けていたほうがいいのかもしれませんね。

  2. え、、

    盛り土よりも、すぐその横にある山の中に作られた大きなソーラーパネルがあることのほうが私は気になりました。

    恐れながら、
    どう盛り土を管理するのか、、

    よりも
    起点となる盛り土がなぜあそこに置かれたのか、、

    そちらのほうが重要かと存じます。

    今、日本全国に山肌を削って、ソーラーパネルがあちこちに設置されています。

    保水機能のある山肌を削ることこそ、土砂崩れの原因となるのではないかと憂いています。

    無計画に法の整備もなく、
    他国資本のソーラーパネルを日本全国に作ることが横行していることのほうが私は問題かと思います。

    これは自然災害ではなく、
    社会的問題であって、
    日本の為を思うならば、
    どうかそちらを深く掘り下げていただきたいです。

    日本の國は日本人のものであるという当たり前が当たり前でないように仕向けられているとしか思えません。

    なんて聞きやすいアナウンスなんだと思って見始めましたが、、制作がテレビ局と伺い納得です。

    日本を壊したいと望む半日の存在に気付くことこそが、今の日本にとっての減災ではないでしょうか。

  3. いかに地道な科学的検証が大切かが分かる、素晴らしい動画でした。司法制度や民衆の行動は、近年の科学の発達と映像記録の高度化でいっそう臨機応変になっていると感じます。

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