パネルクイズアタック25は、1975年から2021年までテレビ朝日系列で放送されていた視聴者参加型のクイズ番組です。初代の司会者は、故・児玉清さんが務めていました。児玉さんは、俳優としても活躍していた方で、映画やドラマにも多数出演していました。児玉さんの名調子は、この番組の魅力の一つでした。児玉さんは、「アタックチャンス!」と大きな声で叫んだり、「パリがあなたを待っています!」という決め台詞を言ったりしていました。児玉さんは、2011年に亡くなりましたが、その後も番組は続きました。2021年9月に地上波での放送を終了しましたが、2022年3月からBSJapanextで「パネルクイズアタック25 Next」として放送されています。現在の司会者は、谷原章介さんです。
番組は、オセロゲームの要素を取り入れた25枚のパネルで構成されたボードを使って行われます。出場者は、4組の一般視聴者で、それぞれ赤・緑・白・青の色に分かれます。パネルには、数字の1から25までが書かれており、そのパネルに関するクイズが出題されます。クイズは、早押しで解答権を得た出場者が答えます。正解すると、そのパネルは自分の色に変わります。不正解すると、次の2問に解答できないペナルティがあります。ペナルティ中は起立して解除されるのを待ちます。
番組の目的は、自分の色のパネルを最も多く獲得することです。正解者はパネルを選択し、そこを自分色のパネルにします。そしてライバルの色をはさめる場所があれば自分の色で挟んでいき、オセロゲームの要領で、挟まれた敵の色は全て解答者の色に変わります。
パネルが残り5枚になったところで、鐘が鳴り、アタックチャンスという特別な問題に突入します。アタックチャンスの問題で正解した解答者は通常通りパネルを1枚指定して獲得した後、既に点灯しているパネルの内、消したいパネルを1枚指定することができます。そして次に問題に正解した人がそのパネルを獲得できます。これによって、自分の色のパネルを連続して獲得できるチャンスが生まれます。アタックチャンスは、児玉さんのかけ声とともに始まります。児玉さんは、「アタックチャンス!」と大きな声で叫びます。これは、番組の名物となっていました。パネルを全て獲得すると、パーフェクト賞として当時は賞金50万円を獲得できました。パーフェクト賞は、非常に難しい快挙であり、これまでに達成した出場者は数少ないです。児玉さん時代には、パーフェクト賞を獲得した出場者は、12人だけでした。パーフェクト賞の賞金は、現在は100万円に増額されています。パネルの獲得数が一番多かっった回答者は旅行を賭けた問題にチャレンジできます。25枚のパネル盤面上の自身が獲得したパネル部分にVTRを映し、古今東西問わず「ある何々」を当てるというもので、正解すると豪華旅行が当たるというものでした。番組開始当初から長らく、優勝特典はエールフランス協賛によるパリ旅行であり、番組の売りとなっていました。この間、番組のエンディングでは児玉さんが毎回「パリがあなたを待っています!」 という決め台詞を言っていました。2007年4月1日放送分で、旅行先がパリ・ミラノに変更されましたが、2001年4月、旅行先にパリが復活。2012年4月1日放送分からスペイン・フランス・イタリアをめぐる地中海クルーズ・ペア10日間の旅、2021年4月4日放送分より沖縄県宮古島ペア2泊3日の旅に、2022年3月27日放送分(Nextでの第1回)からはジャパネットグループの一つであるジャパネットクルーズが提供する日本一周クルーズ10日間の旅に変更されています。この番組は、昭和、平成、令和の3世代にわたって放送されている数少ないクイズ番組の一つです。日本のクイズ番組の歴史や文化に大きな影響を与えてきました。パネルクイズアタック25は、日本のクイズ番組の代表作として、今もなお多くの人に愛されています。児玉清さんはものまねをされて、アタック25が別の側面で注目された時期もありました。

スーパーJOCKEYは、日本テレビ系列で1983年1月9日から1999年3月28日の毎週日曜日お昼1時から2時にかけて放送された、ビートたけしさんが総合司会のお笑いバラエティ番組です。視聴者参加型のコーナーやゲスト歌手のコーナーなどがありました。番組の前身は、1971年から1982年まで放送されていた「TVジョッキー」です。この番組は、土居まさるさんや児島美ゆきさん、相本久美子さんなどが司会を務め、視聴者が電話やハガキで参加するクイズやゲームなどが行われていました。また、奇人・変人や珍人集合というコーナーでは、変わった特技や容姿を持つ人たちが登場していました。
スーパージョッキーは、TVジョッキーの後番組としてスタートしましたが、ビートたけしさんの個性や人気に合わせて、番組の内容や雰囲気が変化していきました。たけしさんの相方として、たけし軍団のメンバーやダチョウ倶楽部さん、松村邦洋さん、蛭子能収さんなどがレギュラーとして出演していました。また、女性アシスタントとして、蓮舫さんや飯島直子さん、細川ふみえさん、辺見えみりさんなどが進行役を務めていました。
スーパージョッキーは、たけし軍団やダチョウ倶楽部などのお笑い芸人が体を張って様々な企画に挑戦していました。番組の看板コーナーは「THEガンバルマン」と「熱湯コマーシャル」でした。
「THEガンバルマン」は、番組開始当時からあるコーナーで、当初は一般参加の素人が賞金目当てに忍耐力と知性を競ったコーナーでした。コーナー開始から3か月後にたけし軍団が登場し、体力を使ったチャレンジがメインの人気コーナーになりました。
「熱湯コマーシャル」は、熱湯に入りながら自分の宣伝をするコーナーでした。進行役はタカさんと歴代女性アシスタントさんが担当していました。テレビコマーシャルをしたい人たちが集まり、「熱湯ルーレット」と呼ばれるルーレットで熱湯に入る人を決め、熱湯に入れた秒数(最大30秒)で宣伝をするという企画でした。熱湯に入る前には「熱湯クエスチョン」というクイズが出題され、間違えると熱湯が追加されるという罰ゲームもありました。ルーレットには、たけしさんやゲストや軍団メンバーの名前が書かれたマスもあり、当たると大変なことになりました。この熱湯風呂は番組終了後にダチョウ倶楽部さんに受け継がれて、彼らの十八番芸となりました。ルーレットの結果により急遽入湯することになった場合、その場でカーテン囲みの「簡易脱衣室」が設置され、水着等に着替えることになります。当初、着替え時間は無制限でしたが、途中から時間が経つとカーテンが自動的に下に落ちる形に変更されました。女性の場合30秒経過するとBGMが流れ始めて、それに合わせて出演者や観客が手拍子をし、終了間際になるとスタッフや進行役から放送事故にならないためにタオルが投げこまれました。また、着替え中に脱衣室を上のアングルから撮ったカメラもスタジオの天井にあり、着替え終わった人は前の方にある回転床に乗り、タカさんの「レッツ!しだるまタイム!」という掛け声と同時にその姿をお披露目しました。
番組のもう一つの魅力は、ゲスト歌手のコーナーでした。このコーナーでは、当時の人気アイドル歌手が、自分の曲を披露するだけでなく、たけしさんやレギュラー陣とのトークやゲームにも参加していました。
スーパージョッキーは、他にも「JOCKEY-1」「JOCKEY-2」「書きゃいいってもんじゃないんだよコーナー」「軍団クイズ・体は資本だ!」「プライスクイズこれなんぼ?」「言わんのバカ!」「愛のプレゼンショー」「びっくりしたなぁーMOW!」「どうですか〜?お客さん」「ゾロ目でドーン!」などのコーナーがありました。これらのコーナーでは、たけしさんやゲストや軍団が小ネタやクイズやゲームなどを楽しみました。また、番組では多くの有名人やアイドルや歌手がゲストとして登場しました。中には、熱湯コマーシャルに挑戦したり、生着替えをしたり、ハプニングに巻き込まれたりした人もいました。
スーパージョッキーは、17年間の歴史を持ち、多くの視聴者に親しまれました。番組は、日本のお笑いバラエティ番組の歴史に残る名番組だと思います。番組終了後も、『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』内で何度か復活放送が行われました。
では最期に熱湯コマーシャル名場面集をお送りしたいと思います。日曜のお昼からこんな番組をしていたなんて凄いことですよね。

「むかしなつかしテレビ欄」は世代の方は「あー、こんな番組あったね」「この番組の裏番組ってこれだったの?」と当時を懐かしんだり、知らない世代の方々は「当時ってこんなだったの?」って感じでゆるく、ご覧いただければ幸いです。その年の主なニュースや流行っていたCMなどもおまけであるよ!
是非チャンネル登録・いいねボタンで応援よろしくお願いいたします。

6 Comments

  1. むかしなつかしテレビ欄さんはこのYou Tubeの動画でスーパージョッキーの動画を載せてらっしゃいますが、同じくこのスーパージョッキーで、ダチョウ倶楽部が司会を務めている、どうですか!?お客さん!!というコーナーで、女性2人組のアイドルグループのパイレーツの浅田好未さんと西本はるかさんの2人が、ルーマニア出身の女子新体操選手のナディア・コマネチ選手の金髪の長髪のかつらを被って、白いハイレグのレオタードを着て、このパイレーツの浅田好未さんと西本はるかさんの2人が「ナディアだっちゅーの」と「コマネチだっちゅーの」と、このパイレーツの浅田好未さんと西本はるかさんの2人がナディア・コマネチ選手のコスプレをして、セリフを言っている、スーパージョッキーの動画をお持ちの方は、この動画をご覧下さった方で、むかしなつかしテレビ欄さんでも、どなた様でも構いませんので、お持ちでしたら、できるだけ早くこのYou Tubeの動画かInstagramの動画かニコニコ動画かTik Tokの動画かFacebookの動画かツイッター(現在のX)の動画に載せて頂けませんか?何卒、宜しくお願い致します。

  2. 私は日曜日の昼は「スーパージョッキー」を見てましたが、ビートたけしさんが司会で「ザ・ガンバルマン」や「熱湯コマーシャル」のコーナーが印象的でしたが。

  3. 日曜13時台は「スーパージョッキー」と「アタック25」が長寿番組として君臨していた一方、MBS製作の全国ネット枠もあった
    しかしいろんな番組が生まれては消える鬼門枠で、結局「新伍Niタッチ」が終わった1992年をもって召し上げられローカル枠に格下げへ
    TBSではその後番組として「噂の東京マガジン」が日曜朝10時から移動し、2021年まで地上波版が続くという安定政権が誕生することに

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