世界が注目する鬼才、園子温監督作品。渋谷・円山町で起きた女性殺人事件を基にした異色サスペンス
/映画『恋の罪』

[見どころ]
『愛のむきだし』『冷たい熱帯魚』で国内外で高い評価を獲得し、世界がその動向に注目する鬼才・園子温監督作品で、90年代に起きた渋谷区円山町のラブホテル街で起きた女性殺人事件にインスパイアされた壮絶な愛の物語。幸せな家庭と仕事を両立しながらも、愛人との関係を断てない女性の満たされぬ渇きを水野美紀が熱演。社会的な地位が確立しているにも関わらず、体を売り続けるエリート女性を冨樫真、驚愕の変貌を遂げるセレブ妻を『冷たい熱帯魚』の神楽坂恵が演じる。

[ストーリー]
どしゃぶりの雨の日、ラブホテル街にあるアパートの一室で女性の惨殺死体が発見される。事件の捜査にあたる刑事・和子(水野美紀)は、仕事と幸せな家庭を両立しながらも、愛人との関係を断ち切れずにいた。事件を追う和子はやがて、一流大学で助教授をつとめるエリートの美津子(冨樫真)、人気小説家の妻で清楚な主婦・いずみ(神楽坂恵)の驚くべき秘密を知り、深みにはまっていく。

[スタッフ・キャスト]
[製作]鳥羽乾二郎、大月俊倫
[監督・脚本]園子温
[撮影]谷川創平
[音楽]森永泰弘
[出演]水野美紀、冨樫真、神楽坂恵、児嶋一哉、二階堂智、津田寛治、町田マリー、深水元基、岩松了、津田寛治
[英題]GUILTY OF ROMANCE
[DATA]2011年/日本/日活/144分/R18+

2011年11月12日公開

#恋の罪#水野美紀#園子温

26 Comments

  1. 冷たい熱帯魚と同監督ですか、なるほど。興味はそそられますが、ちと覚悟が必要ですかね。
    冷たい熱帯魚もかなりのショックでしたので。見てみたいのは見てみたいのですが・・・

  2. 神楽坂恵が鏡の前で全裸になって「いらっしゃいませ。試食はいかがですか?」とつぶやき続けるシーンはもの凄くエロチックなのだけど、2度目に見た時に、実はもの凄く悲しいシーンなのだと気づいた。

  3. 日本の映画では一番好きな映画。
    観た時、ほんの少しだけハネケのピアニストを重ねながら。。
    ピアニストの中のエリカのように、幾ら年を重ねても救いようがない悲しみと悔しさと自傷を重ねながら生きて行くか、冨樫真のように命を終えるか。
    冨樫真の売春行為っていわば自傷です。
    それをしてやっと自分が保てる。
    自分を求めてくれるなら誰でも良くて、抱きしめてあげて、笑わせてあげて、そして笑われて。
    周りから見たら変人でしょ?でもこれが彼女の普通で当たり前の在り方。
    聞くに堪えない言葉で母親にののしられながら育つって、耐えられない事なんですよ。
    母親に殺されたけど、殺すより殺される事を選んだのだと思います。
    神楽坂恵の心に言葉を植え付けて死んだでしょ?
    誰かの心に残るって、思い出になるって、凄く幸せだと思う。
    その為に生きてきて、そして役目果たしたから死ねたんだとおも思う。
    私はどうして毒親が作られるのかは解りません。
    でも、こういう環境で育ってしまったら、どうか、誰かその人を抱きしめてあげて下さい。その思い出だけで少しまた生きれたかも知れないから。

  4. オクサン出演してるらしいね?で、ヨシタカはデビューから面倒見てるからとか言い張ってるんだってね?????

  5. 笑顔で煽る老婆、ブチギレる娼婦、それを見て笑いが止まらない青年、それを見てドン引きする人妻の地獄絵図が観れるのはこの映画だけ。

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