『MUSIC AWARDS JAPAN 2026』ノミネート作品発表会
2026.4.30 都内

国内最大規模の国際音楽賞「MUSIC AWARDS JAPAN」による、『MUSIC AWARDS JAPAN 2026』(『MAJ』)のノミネート作品発表会が4月30日(木)都内にて行われ、主要6部門をはじめとする各部門のノミネート5作品 / 5アーティストが決定。6月13日(土)に行われる授賞式へ向けて最終投票がスタートした。

『MAJ』実行委員会委員長 野村達矢氏 ©CEIPA /MUSIC AWARDS JAPAN2026

『MAJ』実行委員会委員長 野村達矢氏 ©CEIPA /MUSIC AWARDS JAPAN2026

発表会の冒頭では、MCのクリス・ペプラー、住吉美紀の挨拶に続き、『MAJ』実行委員会委員長の野村達矢氏が登壇。「本日発表されるラインナップは、日本の音楽の現在地を示すもの」として、ノミネートの発表に期待を持たせた。続いて、今年のアンバサダーを務める中島健人、畑芽育が登壇。MCと共に、中央に置かれた6つのルビー(THE RUBY:最優秀賞受賞者に贈られるトロフィー)を挟んで並んだ。昨年に続く2度目のアンバサダーを務める中島は、「昨年、京都で『MAJ』に初めて参加させてもらったときに、日本中の音楽の力が集まる素敵な場所だなと思いました。僕自身アーティストとしてもアイドルとしても、『MAJ』がより日本の方々に、そして世界中のみなさんに愛される祭典になるように、しっかり精進致しますのでよろしくお願いします」と意気込みを語る。初めての参加となる畑は、アンバサダー就任発表後の反響についてMCに尋ねられると、「本当にみなさんすごく楽しみにしてくださっていて、周りから期待の声をいただくたびに、それだけこの祭典がすごく注目度が高くて期待感のあるものなんだなと感じる瞬間が多くありました」と反響の大きさを明かした。

中島健人 ©CEIPA /MUSIC AWARDS JAPAN2026

中島健人 ©CEIPA /MUSIC AWARDS JAPAN2026

今年の『MAJ』に期待することとして中島は、「昨年参加してみて、『MAJ』はアーティスト同士が出会う場所、新たなコラボが生まれたり、未来が発展していくような場所なんだなって思ったんです。今年も新たな出会いに期待しています」と前のめりなひと言。畑は、「日本の音楽が世界に多く知られることになる、そんなきっかけになったらいいなと心から思っています」とコメントした。また、「音楽の持つ力を感じた体験」についてMCから投げかけられた2人は、「僕は音楽を作る身でもあるので、音楽を作るときにいろんなアーティストさんの今流行りの音楽をよく聴いて、“こういう楽曲が今、日本中、世界中で聴かれてるんだな”とか、いろんなことを考えながら、自分自身も鍵盤を弾いたりしています。特にライブ前とかは自分のギアを入れるために結構BPM速めの音楽を聴いたりしてから、マイクを持って挑んでます」(中島)。「私は移動中の車中で音楽を聴くことが多いんですけど、中島さんのようにアップテンポの曲を聴いたりすることもあれば、自分がやっているドラマの主題歌を聴いてパワーをもらったり、役の感情だったりとかを引き出してもらう瞬間もあります。そういう相乗効果というか、ますますお芝居に魅力が増すような聴き方をすることもありますね」(畑)とそれぞれの音楽との関わり方について教えてくれた。

アンバサダー2人とのトークを経て、いよいよノミネート作品、アーティストの発表へ。なお、1アーティストで複数楽曲がノミネートとなった場合、 5アーティストになるまでノミネート楽曲の作品数を増やすという規定があるため、 5つ以上のノミネート作品、アーティストが選出されている部門もあるとのこと。また、今回実施予定だった「ミュージックテック特別賞」については、選考プロセスの一環である「Music Tech Start Up Pitch Japan 2026」の開催延期に伴い本年は実施見送りとなったため、『MAJ2026』は全77部門となった(そのうちノミネート発表のある部門は63部門)。

©CEIPA /MUSIC AWARDS JAPAN2026

©CEIPA /MUSIC AWARDS JAPAN2026

発表されたノミネート作品 / アーティストのうち、主要6部門は以下の通り。

【最優秀楽曲賞】
HANA「Blue Jeans」
米津玄師「IRIS OUT」
サカナクション「怪獣」
アイナ・ジ・エンド「革命道中 – On The Way」
M!LK「好きすぎて滅!」

【最優秀アーティスト賞】
Fujii Kaze
HANA
Mrs. GREEN APPLE
サカナクション
米津玄師

【最優秀ニュー・アーティスト賞】
CANDY TUNE
HANA
luv
STARGLOW
ブランデー戦記

【最優秀アルバム賞】
Mrs. GREEN APPLE『10』
Various Artists『Dear Jubilee -RADWIMPS TRIBUTE-』
星野源『Gen』
Fujii Kaze『Prema』
サザンオールスターズ『THANK YOU SO MUCH』

【Best Global Hit From Japan】
XG「HYPNOTIZE」
米津玄師「IRIS OUT」
米津玄師, 宇多田ヒカル「JANE DOE」
LiSA「ReawakeR (feat. Felix of Stray Kids)」
Ado「うっせぇわ」

【最優秀アジア楽曲賞】
【Indonesia】Silet Open Up「Tabola Bale」
【Philippines】Cup of Joe「Multo」
【South Korea】PLAVE 「Dash」
【South Korea】WOODZ「Drowning」
【South Korea】HUNTR/X「Golden」

その他、「楽曲カテゴリー」の音楽ジャンル別部門国内の【最優秀J-POP楽曲賞】には、米津玄師「IRIS OUT」、米津玄師, 宇多田ヒカル「JANE DOE」、アイナ・ジ・エンド「革命道中 – On The Way」、Mrs. GREEN APPLE「ダーリン」、玉置浩二「ファンファーレ」がノミネート。「アーティストカテゴリー」音楽ジャンル別部門の【最優秀ダンス&ボーカルアーティスト賞(グループ/ソロ)にはHANA、BE:FIRST、NiziU、Number_i、XGがノミネート。【最優秀オルタナティブアーティスト賞】には、TOMOO、くるり、ハンバート ハンバート、羊文学、離婚伝説がノミネートされる等、細分化された部門、賞ごとに多様なアーティスト、楽曲がラインナップされた。なお、同日の発表をもって、【ベスト・オブ・リスナーズチョイス:国内楽曲】など、リスナーが参加できる一般投票の最終投票もスタートしている(ノミネートの詳細はオフィシャル・ウェブサイトまで)。

畑芽育 ©CEIPA /MUSIC AWARDS JAPAN2026

畑芽育 ©CEIPA /MUSIC AWARDS JAPAN2026

主要6部門のノミネートについて所感を訊かれた中島は、「どれも注目のノミネーションですけれども、やはり【最優秀楽曲賞】ですね。このノミネート5作品は、特に最近の日本を盛り上げてくれた楽曲たちだと思います」と納得の表情。畑は、「私は【最優秀ニューアーティスト賞】が気になりました。私と同世代のアーティストのみなさんが活躍されていて、特にHANAさんは今回主要3部門にノミネートされているので、要注目かなと思っております」と興奮を隠せない。MCのクリスもHANAについて「本当に台風の目という感じがします」と同意した。

今後、6月13日の授賞式に向けてレッドカーペット、オープニングパフォーマンス、MAJウィークなどイベントが行われ見どころたくさんだが、注目ポイントについて中島は、「やっぱりレッドカーペットは大注目ですよね。会場に向かっていくときのみなさんの衣装とかもとても素敵なんですよ。(昨年のレッドカーペットで)本当にそのときに仲良くなったというか、藤井風くんとそこから連絡を取らさせてもらうようになって。風くんのファッションもそうですし、日本の音楽を盛り上げていこうみたいな空気感をレッドカーペットでもお話ししてくださったので、それがすごく印象的です。今年もいろんなアーティストの方がレッドカーペットでどんなことをお話ししてくれるのかすごく聞きたいですね」と振り返りつつ語った。畑は「私はMAJウィークに注目しています。様々なアーティストさんのいろんなライブイベントが開催される予定ですが、私も時間があればぜひお邪魔したいライブがたくさんあるなと思っています」と笑顔を見せた。

本日発表されたノミネート作品アーティストには、錫でできた笛(ホイッスル)「ザ・ノミニーコール」が贈呈されることも発表された。江戸の時代から続く日本の誇る伝統工芸、錆びることのない錫でできた笛は、「新しい音楽の始まりの象徴」ということで、小さな1つの音が重なって誰かに寄り添う歌が生まれ、時代が作られ未来に残る音楽が生まれていくという思いが込められているとのこと。「吹きたい!」(畑)、「我慢してください」(中島)と、アンバサダーの2人も興味津々の様子だった。ノミネートの発表を終え、MCとアンバサダーの2人はいったん降壇。畑はステージを降りるときに、照明が落ちているにも関わらず振り向いて取材陣に向かって深々と一礼。初めて参加する『MAJ』のアンバサダーとして並々ならぬ意気込みを感じさせた。

©CEIPA /MUSIC AWARDS JAPAN2026

©CEIPA /MUSIC AWARDS JAPAN2026

発表会後、住吉が読み上げる形で中島、畑への代表質問が行われた。

――ノミネート発表会を終えての感想をお聞かせください。

中島:荘厳な空気感で行われたなと思いつつ、本番の日はすごくにぎやかで楽しい時間でもあるので、その日がさらに待ち遠しくなりました。

畑:こんなにもたくさんの賞やアーティストのみなさんのお名前を挙げることってなかなかないので、もちろん緊張もしたんですけれども、私も6月13日の本番がますます楽しみになりました。

――アンバサダーを務めるにあたり日本の音楽のどんな魅力を世界に伝えていきたいと思っていますか。

中島:日本の音楽の強みはメロディだと思うんですよね。ダンサブルな楽曲もたくさん世界中に溢れる中で、日本の音楽は何がいいかって問われたときに、“やっぱりメロディがとてもいいよね”って言われることが、僕自身、海外のアーティストの友だちとかと話していると結構多く言われるので。そういうメロディアスなところがJ-POPの美しさなんじゃないのかなって思っています。 

畑:日本語の美しい叙情的な歌詞、言葉も、たくさんの曲に組み込まれていると思うので、そういったところを海外のみなさんに汲み取ってもらって、日本語の歌詞の素晴らしさを是非お伝えしていけたらいいなと思っています。

――お2人が注目しているジャンルや楽曲を教えてください。

中島:やっぱりポップスですよね。ポップスっていうのは王道中の王道っていう風に、僕は楽曲を作る上でも思っているので、これからも注目していきたいです。

畑:ジャンルレスにいろんな楽曲を聴かせていただくんですけれども、最近はラップやヒップホップも好きで聴いていて、フィメールラッパーの方に注目しているので、そういった方々がますます活躍する日本の音楽業界であればいいなと思っています。(よく聴くアーティストは)最近でいうと特にちゃんみなさん、Awichさん、LANAさんとかの曲を好きでよく聴いています。

――音楽をよく聴くのはどんなときですか?

畑:移動中に、仕事に向かう前の自分を鼓舞したいときだとか、あとは友だちと家にいるときとかも、音楽を流しながらたわいもない話をしたりする時間が多いですね。

中島:僕はアルバムの楽曲で先輩グループの少年隊さんの「仮面舞踏会」のサンプリングをしたりしているので、僕が愛する楽曲の中から、そういうインスピレーションだったりパッションみたいなものをもらって、自分自身の力にしているっていうことが結構多いです。(ライブ前に気合を入れる曲は)一時期なんですけど、YOASOBI「アイドル」は、僕自身もアイドルなので、ステージに立つ前に必ず聴くような時期がありましたね。(プライベートでは)ミセス(Mrs. GREEN APPLE)の楽曲も好きなので、ミセスの「breakfast」は、仕事に行く車の中で、朝聴くのがとても心地いいなと思っています。

――音楽に救われたことや、力をもらったエピソードについて。

中島:僕は今ちょうど全国ツアー中なんですけど、ちょうどこの間、冬季オリンピックのTEAM JAPAN公式応援ソング「結唱」を歌ったんですけど、今ツアー会場の中で、お客さんがそれをしっかりみんなで合唱してくれるんですよ。会場全体が一つになって、すごく曲の力を感じるなって思いました。曲を聴くだけじゃなくて歌うっていうのが今のライブの形だと思っていますし、最高の演出だなって思っています。

畑:映像作品でお芝居をする機会があると、劇伴がついて自分たちが演じているお芝居をさらに盛り上げてくれるんですけど、音楽にはそのシーンが何を表したいかとか、このお芝居がどういう意味を持っているのかっていう感情を増幅させてくれるような効果があると思います。自分がカメラの前で演じているときとは全く違った雰囲気の完成映像が上がってきたりするので、それはすごく音楽に助けられてる瞬間だなと思います。

――(中島への質問)メジャーデビューされて以降、日本の音楽業界にどういう変化があったと感じていますか。

中島:僕がメジャーデビューさせていただいた2011年のときと圧倒的に違うのは、やっぱりストリーミングだと思います。CDだけで音楽が楽しまれていたものが、この5、6年で一気に世界中の方に楽しんでいただけるようになった気がします。僕が所属している会社は特に最近ストリーミングを多くのアーティストの方が始めているので、日本だけではなく、世界にちゃんとアプローチできるようになったなって思います。

畑芽育 ©CEIPA /MUSIC AWARDS JAPAN2026

畑芽育 ©CEIPA /MUSIC AWARDS JAPAN2026

――(畑への質問)数多くの映像作品に出演されていますが、印象に残っている主題歌や挿入歌があれば教えてください。

畑:どの作品の主題歌も全部思い出深い曲にはなっているんですけれども、私事で恐縮なんですが、現在放送中の主演ドラマ(『エラー』)の主題歌「きずなごと」をUNFAIR RULEさんが書き下ろしてくださっていて、それはUNFAIR RULEさんが台本を3話ぐらいまで読んで、そこから着想を得て書き下ろしてくださったんです。まだ映像が出来上がる前の段階の曲制作だったと思うんですけど、自分が演じるキャラクターをうまく汲み取って書いてくださった楽曲で、本当に素晴らしい仕上がりだなと思いましたし、ドラマの中で自分のキャラクターがうまく言葉にできないこととかを全部具体的に歌詞に起こしてくださるので、自分自身の役作りにだいぶ影響をもたらしてくれた曲になっています。

――最後に『MAJ』について、ひと言メッセージをお願いします。

畑:昨年の『MAJ』を拝見させていただいて、こんなに豪華で煌びやかな世界があるんだろうかというぐらい、すごく素敵な舞台だったと思います。この祭典が長く長く続いていくことを私も楽しみにしていますし、初めてご覧になられる方々も、たくさんのアーティスト、自分が聴いたことがなかったアーティストさんだったりとか、曲制作に携わるたくさんの関係者の方々を称える祭典になっているので、是非日本中、世界中のみなさんに注目して楽しんでもらえたらなと思っています。 

中島:僕個人としては、音楽友だちに会えるすごく楽しい時間だなって思うんです。でも僕だけじゃなくて、多くのアーティストさんがこのレッドカーペットだったり会場で、いろんな出会いがあったりして、お互いが作ってきた曲を称え合うっていうのが本当に素敵な、素晴らしい、美しい場所だなと思っています。まだ2回目なんですけれども、日本の音楽がより充実していくように、『MAJ』が愛される祭典になっていくように、僕もしっかり精進していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

取材・文:岡本貴之

イベント情報

MUSIC AWARDS JAPAN 2026
開催日時:2026年 6月13日(土)
※開催ウィーク:2026 年 6月5日(金)〜6月13日 (土)
会場 :TOYOTA ARENA TOKYO 他
協力 :経済産業省、文化庁、日本貿易振興機構(ジェトロ)(予定)
後援 :東京都、国際交流基金

■オフィシャルサイト https://www.musicawardsjapan.com/

MUSIC AWARDS JAPAN WEEK SPECIAL LIVE A Tribute to EIICHI OHTAKI
2026/6/10(水)SGCホール有明

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