音楽人5,000人が選ぶ「MUSIC AWARDS JAPAN 2026」(以下、MAJ2026)は、「世界とつながり、音楽の未来を灯す。(ともす)」をコンセプトとした国内最大規模の国際音楽賞です。

昨年、YOASOBI 「アイドル」(『【推しの子】』オープニング主題歌)が受賞した「最優秀アニメ楽曲賞」など、合計77の部門賞が設けられています。

4月30日に行われたノミネート作品発表会では、2026年6月13日に東京で開催されるMAJ2026のノミネート作品が発表されました。ステージにはMCのクリス・ペプラー、住吉美紀、そしてMAJ2026アンバサダーを務める中島健人、畑芽育が登場。トークも弾んだ当日の模様をお伝えします。

アニメ『チェンソーマン』主題歌が多くの賞にノミネート!

まずは住吉と中島が楽曲カテゴリーより、音楽ジャンル別部門のノミネート作品を発表しました。最優秀アニメ楽曲賞や最優秀 J-POP 楽曲賞、最優秀ロック楽曲賞などに、『劇場版「チェンソーマン レゼ篇」』の米津玄師「IRIS OUT」、米津玄師、宇多田ヒカル「JANE DOE」、『チ。 ―地球の運動について―』のサカナクション「怪獣」、『ダンダダン』第2期のアイナ・ジ・エンド「革命道中- On The Way」、『クレヨンしんちゃん』のFRUITS ZIPPER「はちゃめちゃわちゃライフ!」などがノミネート。アニメ主題歌の活躍が目立ちます。

注目の部門を問われた中島は最優秀J-POP 楽曲賞を挙げ、「(ノミネート作品は)名曲揃いでございます」と絶賛。中でも「僕自身、『チェンソーマン』が好きなので……」と、昨年音楽界の話題をさらった「IRIS OUT」と「JANE DOE」のノミネートを喜びました。

最優秀 K-POP 楽曲賞に注目しているという畑は「普段から K-POPを聴くことが多くて、ずっと聴いていた楽曲がたくさんノミネートされていたので」と、なじみ深い曲からどれが大賞に選ばれるか楽しみな様子でした。

◆アーティスト部門でもアニメ主題歌でおなじみのアーティストが並ぶ

続いてクリスと畑が、アーティストカテゴリーより、音楽ジャンル別部門のノミネートアーティストを発表しました。最優秀J-POPアーティスト賞には、Mrs. GREEN APPLE、Official髭男dism、Vaundy、ちゃんみな、米津玄師といずれもアニメ主題歌で大ヒットを飛ばした5組がノミネート。最優秀デジタルカルチャーアーティスト賞には星街すいせいがノミネートされています。

また主要6部門でも、最優秀楽曲賞に「IRIS OUT」と「怪獣」、「革命道中- On The Way」、最優秀アーティスト賞にMrs. GREEN APPLE、サカナクション、米津玄師と、多くのアニメ主題歌や関連アーティストがノミネートされました。

また海外でのヒット曲にも米津玄師「IRIS OUT」などアニメ主題歌の楽曲が多く並んでいます。

再び注目ポイントを問われ「やはり最優秀楽曲賞、このノミネート5作品は、特に最近の日本を盛り上げてくれた楽曲たちなんではないでしょうか」と答えた中島。住吉が「どの作品が受賞してもおかしくない」と続けると、「同時に複数選ばれるってことないですもんね。そうなってもいいなって思うぐらいです」と、すでに甲乙つけがたい様子をのぞかせました。

畑は最優秀ニューアーティスト賞が気になるとのことで「同世代のアーティストの皆様が活躍されていて、特にHANAさんは今回3部門ノミネートされているので、要注目かなと」と、同世代の活躍に期待を寄せました。

◆中島健人、畑芽育 質疑応答コメント全文

―― 本日は朝から大役、本当にお疲れさまでした。緊張感ある場でしたが、いかがでしたか?

中島 荘厳な雰囲気の中で行われましたが、本番の祭典はより賑やかで楽しい時間になると思うので、その日がますます楽しみになりました。

畑 多くの賞やアーティスト名を読み上げるのは緊張ももちろんしましたが、中島さんと同じく、本番の6月13日がより楽しみになりました。

―― アンバサダーとして、日本の音楽のどんな魅力を世界に伝えたいと感じていますか?

中島 そうですね、やっぱり日本の音楽の強みは「メロディー」だと思うんですよね。世界中にダンサブルな楽曲があふれている中で、日本ではアニメの主題歌やドラマのテーマソングなど、いろいろなメディアを通して音楽が発信されている。そういう中で、海外の方から「日本の音楽ってメロディーがすごくいいよね」と言われることが多いんです。僕自身も海外のアーティストの友達と話していて、そう感じる場面がたくさんあります。やっぱり、その“メロディアスな魅力”こそがJ-POPの美しさなんじゃないのかな、って思います。

畑 私は逆に、もちろんメロディーラインもすごく大事だと思うんですけど、日本語の美しい言葉や、叙情的な歌詞の表現にすごく魅力を感じています。日本の楽曲には、そうした繊細な言葉の響きや言葉遊びがたくさん組み込まれていて、それが心に残るんですよね。だからこそ、海外の皆さんにもそういった部分を感じ取ってもらって、日本語の歌詞の素晴らしさを伝えていけたらいいなと思っています。

―― 注目している音楽ジャンルやアーティストを教えてください。

中島 やっぱりポップスですよね。ポップスっていうのは王道中の王道だと思っていて、僕自身も楽曲を作るうえで大切にしています。これからも注目していきたいです。

畑 最近はラップやヒップホップもよく聴いています。特に女性ラッパーに注目していて、ちゃんみなさん、Awichさん、LANAさんなどの楽曲をよく聴いています。

―― 普段、どんな時に音楽を聴きますか?

畑 仕事に向かう前の自分を鼓舞したい時とか、友達と家にいる時などに音楽を流しています。ミュージックをかけながら他愛のない話をして過ごす時間が多いです。

―― 音楽とはどういう付き合い方をしているんですか?

中島 そうですね。僕自身、自分のアルバムの中で、先輩であるグループの「仮面舞踏会」をサンプリングさせてもらったこともあります。自分が昔から愛してきた曲の中には、いろんなインスピレーションやパッションがあって、そこからエネルギーをもらうことが多いんですよね。そうやって受け取った力を自分の音楽に還元していく──そんな形で音楽に向き合うことが多いです。

―― あの……ライブの前に、気合を入れるために聴く曲とかってありますか? もしお話しできる範囲で教えてください。

中島 ライブ前には他のアーティストの曲でモチベーションを上げます。たとえばYOASOBIの「アイドル」は、僕自身もアイドルなので、必ず聴いていた時期もあります。

―― プライベートの時間で、本当に楽しむために聴く曲で、最近お気に入りのものなどありますか?

中島 Mrs. GREEN APPLEの「BREAKFAST」を朝に聴くことが多いですね。

―― 音楽に救われた瞬間や印象深い出来事はありますか?

中島 僕はいま全国ツアーの真っ最中なんですけど、この間、オリンピックのチームジャパンの公式応援ソング「決勝」を歌わせてもらいました。ライブでこの曲を披露すると、お客さんが自然と合唱してくれるんです。会場全体がひとつになった瞬間に、“音楽の力って本当にすごいな”と感じました。最近は、ただ聴くだけじゃなくて、みんなで一緒に歌うライブが増えていますよね。自分としても、観客の皆さんの声が加わって完成するライブこそが、今の時代のスタイルだと思っています。歓声や大合唱が最高の“演出”になって、歌い手がより輝いていく――そんな瞬間が、僕にとって一番幸せです。

畑 役者として映像作品に関わると、お芝居の裏には必ず劇伴があって、その音楽がシーンをさらに盛り上げてくれるんです。音楽がないと、シーンが何を伝えたいのか、感情表現が少し弱く感じられる場面もあります。でも、そこに音楽が入ることで感情が何倍にも膨らみ、作品全体が息づくようになる。そういう意味で、本当に音楽に救われているなって感じます。

―― 中島さんは2011年にメジャーデビューされましたが、日本の音楽業界の変化をどう感じますか?

中島 メジャーデビューさせていただいた2011年と今とで圧倒的に違うのは、やっぱりストリーミングの存在だと思います。昔はCDを通して音楽を楽しむのが中心でしたが、この5~6年で世界中の人が日本の音楽を聴けるようになりました。僕の所属する会社でも多くのアーティストがストリーミング配信を始めていて、日本の音楽が国内だけでなく、しっかり世界へアプローチできる時代になったと感じています。どんなに海外で仕事をしていても、以前は「自分はこういう音楽をやっています」と言っても、実際に聴いてもらえなかったんです。でも今は、ストリーミングのURLを送ればすぐに聴いてもらえる。海外の友人たちが喜んでくれたのがすごく嬉しくて、それは僕にとって忘れられない思い出になっています。

―― そうすると、楽曲の作り方やパフォーマンスの仕方も、それによって少し変わってきているということですね?

中島 そうですね。やっぱり海外の方が好んでくださる“日本ならではの魅力”というのがあると思うんです。たとえば「ネオ東京」みたいな世界観はすごく人気がありますよね。だから、少しギミックを効かせた楽曲や、夜のネオンの光を感じさせるトラックを取り入れるなど、日本の雰囲気を音で表現できるよう意識しています。

―― 畑さんは数多くの映像作品に出演されていますが、印象に残っている主題歌や挿入歌はありますか?

畑 そうですね……どの作品の主題歌も本当に思い出深いんですけど、いま放送中の主演ドラマの主題歌がとても印象に残っています。作ってくださったのはアンフェアルールさんで、作品タイトルと同じ「絆事(きずなごと)」という曲です。台本を3話くらいまで読んで着想を得て書き下ろしてくださったそうで、まだ映像もできていない段階だったのに、私が演じるキャラクターの心情をしっかり汲み取ってくださっていて、本当に素晴らしい曲になったなと思いました。
ドラマの中で、自分のキャラクターがうまく言葉にできない気持ちを歌詞が代弁してくれるようで……。この曲を聴くたびに役作りへのヒントをもらっていましたし、私にとってもすごく大きな存在の曲です。

―― 最後に、「MAJ」をまだ知らない方へメッセージをお願いします。

畑 はい。昨年の「MAJ」を拝見させていただいたのですが、本当に「こんなに豪華で、きらびやかな世界があるんだろうか」と思うほど素敵な舞台でした。この祭典がこれからも長く続いていくことを心から願っていますし、初めてご覧になる方にもぜひ注目してほしいです。たくさんのアーティストや楽曲制作に関わる方々を讃える――そんな特別な一夜になっていると思いますので、日本中、そして世界中の皆さんに楽しんでいただけたら嬉しいです。

中島 僕個人としては、この「MAJ」は“音楽仲間に会えるすごく楽しい時間”だなと思っています。でも、それは僕だけじゃなく、多くのアーティストさんにとっても同じで、レッドカーペットや会場の中でいろんな出会いがあり、お互いが作ってきた曲を讃え合える――そんな美しい場所なんですよね。今年でまだ二回目ですが、日本の音楽がこれからさらに豊かになっていくように、この「MAJ」が多くの方々に愛される祭典になっていけたらと思っています。僕自身もその一員としてしっかり精進していきますので、これからもよろしくお願いします。

―― ありがとうございました。

【「MUSIC AWARDS JAPAN 2026」アワードウィーク】

MAJ2026 では、6 月 5 日(金)~6 月 13 日(土)の授賞式に向けた期間はアワード開催ウィークとして、様々なアーティストのパフォーマンスを楽しむことのできるステージや、国内外の音楽業界関係者によるセミナーやショーケースを開催。アニメ音楽を特集するリスアニ!LIVE on TOKYO ANIME MUSIC HIGHLIGHTS や昨年も開催された演歌・歌謡曲ライブなど、さまざまなライブの詳細が決定している。

◆MUSIC AWARDS JAPAN YouTube Music Weekend: MUSIC AWARDS JAPAN 2026 Edition
昨年に引き続き、MAJ の各部門にノミネートされたアーティストが撮り下ろしライブ映像やミュージックビデオなどをプレミア公開する「YouTube Music Weekend: MUSIC AWARDS JAPAN 2026 Edition」を開催。
2026 年 6 月 5 日(金)~7 日

◆MUSIC AWARDS JAPAN WEEK SPECIAL LIVE THE SUCCESSOR MAJ HIP HOP TRIBUTE
高木完、Zeebra、YZERR がプロデュース!ジャパニーズ・ヒップホップ 40 年以上の歴史を称えるセレモニー。
日時 :2026 年 6 月 8 日(月)17:30 開場 / 18:30 開演 (20:30 終演予定)
場所 :Zepp DiverCity (TOKYO)
出演者 :第 1 弾アーティストを 3 月 26 日に発表予定

◆MUSIC AWARDS JAPAN WEEK SPECIAL LIVE リスアニ!LIVE on TOKYO ANIME MUSIC HIGHLIGHTS
日本から世界に発信する、全曲生バンド演奏によるアニメ音楽フェス。
日時 :2026 年 6 月 9 日(火)18:00 開場 / 19:00 開演 (21:15 終演予定)
場所 :TOYOTA ARENA TOKYO
出演者 :オーイシマサヨシ/TrySail/ラブライブ!サンシャイン!!【Guilty Kiss,Saint Snow】…and more!

◆MUSIC AWARDS JAPAN WEEK SPECIAL LIVE Billboard JAPAN | Spotify presents Women In Music – EQUAL STAGE
女性のエンパワメントを軸に、国内外で活躍する女性アーティスト達が共鳴するステージを展開。
日時 :2026 年 6 月 9 日(火)17:30 開場 / 18:30 開演 (22:00 終演予定)
場所 :SGC ホール有明

◆MUSIC AWARDS JAPAN WEEK SPECIAL LIVE Surf & Breeze 高中正義/ANRI
日時 :2026 年 6 月 11 日(木) 開演 17:30 開演 18:30(21:00 終演予定)
場所 :SGC ホール有明

◆MUSIC AWARDS JAPAN WEEK AWARDS CEREMONY
演歌・歌謡曲 LIVE [最優秀 演歌・歌謡曲 楽曲賞 授賞式]
当代きっての演歌・歌謡曲部門のトップアーティストによって珠玉の名曲を歌い継ぐライブコンサート。併せて、最優秀演歌・歌謡曲楽曲賞のノミネート作品の紹介及び最優秀賞の発表、授賞式を開催。
日時 :2026 年 6 月 11 日(木)
場所 :Zepp DiverCity (TOKYO)
放送 :テレビ東京・BS テレ東(予定)

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