映画『花様年華 25周年特別版』が、2026年5月1日(金)より全国で順次公開される。日本劇場初公開から25周年を迎える『花様年華』を、『花様年華 4K』と未公開短編『花様年華2001』の同時上映で振り返る特別版だ。

ウォン・カーウァイによる、恋愛映画の名作 ウォン・カーウァイ監督映画『花様年華 25周年特別版』公開、4K版と未公開短編で2つの出会いを映す|写真1

『花様年華』はウォン・カーウァイ監督の代表作として知られ、第53回カンヌ国際映画祭でトニー・レオンが主演男優賞を受賞。トニー・レオンとマギー・チャンが、言葉にしきれない感情の揺れを映した。

ウォン・カーウァイ監督映画『花様年華 25周年特別版』公開、4K版と未公開短編で2つの出会いを映す|写真2

1960年代の香港を舞台に、隣り合って暮らす男女が静かに惹かれ合っていく恋愛映画。新聞社の編集者チャウと秘書として働くスーが、同じ日に同じアパートへ越してきたことから始まり、互いの配偶者の裏切りを知ったことで静かに距離を縮めていく。

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チャウ…トニー・レオン
1962年の香港で新聞社の編集者として働く男。スーと同じ日に同じアパートへ引っ越してきた隣人で、互いの配偶者の裏切りに気づいたことから、彼女との距離を少しずつ縮めていく。慎重で抑えた振る舞いの奥に、言葉にしきれない感情を抱え続ける。

スー…マギー・チャン
商社で秘書として働く既婚女性。チャウの隣人として出会い、形式ばった関係のまま日々を重ねるが、やがて互いの孤独と傷に触れていく。

長編『花様年華 4K』と未公開短編『花様年華2001』

今回はその『花様年華』本編の4K版に加え、同じくウォン・カーウァイ監督、トニー・レオン、マギー・チャンで作られた短編『花様年華2001』をあわせて上映。当初『花様年華』は「THREE STORIES ABOUT FOOD(食べ物にまつわる3つの物語)」という三部作構想から生まれた作品で、『花様年華2001』はその“デザート”として位置づけられていた1本だった。

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『花様年華2001』は約9分の短編で、舞台は現代の香港。トニー・レオンとマギー・チャンが、コンビニ店主の男と常連客の女という別の人物として再び出会う“もうひとつの花様年華”になっている。

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なお、『花様年華2001』は、2001年のカンヌ国際映画祭のマスタークラスで上映されたのみ。長く眠っていた作品が『花様年華』と並んで劇場にかかることで、この映画がもともと持っていたポテンシャルをさらに広げてくれそう。

60年代と現代、異なる時間に置かれた、惹かれ合う2人 ウォン・カーウァイ監督映画『花様年華 25周年特別版』公開、4K版と未公開短編で2つの出会いを映す|写真7

特別版で見えてくるのは、1960年代と現代という異なる時間に置かれた、惹かれ合う2人の物語。長編『花様年華』が、距離を縮めながらも簡単には結ばれない男女の切なさを描く一方で、『花様年華2001』は同じキャストで“別の時間”の出会いを映し出す。25年を経て2作を並べて見ることで、1度きりでは終わらない縁や、時代を超えて響き合う感情がよりくっきり浮かび上がってきそうだ。

作品詳細
『花様年華 25周年特別版』
公開日:2026年5月1日(金)
監督:ウォン・カーウァイ
キャスト:トニー・レオン、マギー・チャン
上映作品:『花様年華 4K』、『花様年華2001』

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