■ペ・ヨンジュンとチェ・ジウは『冬のソナタ』撮影中のどんなことを強烈に覚えていたのか

「撮影は徹夜も多く、俳優同士でも『眠い』という話ばかりしていました。ペ・ヨンジュンさんが入院してベッドにいるとき私が横で泣くというシーンがありましたが、そのとき、彼は本当に眠ってしまい、いびきもかいているんです。さすがにNGになりました」

 チェ・ジウも強行軍で疲労困憊だったから、眠っているペ・ヨンジュンがさぞかしうらやましかったことだろう。

 他の場面でもペ・ヨンジュンは撮影中に寝てしまったという。第7話の最後で2人がスキー場の山頂に取り残されたとき、ミニョンがユジンに愛を告白するシーンがある。あのときの伏線は、眠っているミニョンの顔からユジンが眼鏡をはずそうとすることだった。そのシーンの撮影でも、ペ・ヨンジュンは本当に眠ってしまった。

 だからこそ、眼鏡をはずされたことに気づいて目覚めるシーンは、とてもリアルだった。

 あとでペ・ヨンジュンはそのシーンをモニターで見て、「演技がリアルだ。よくできている」と言ったそうだが、本当に眠りから覚めたところだったので信憑性があった。

「『冬のソナタ』に出演するまでは常に頭で計算して演技をしていましたが、このドラマでは、できるだけ心で感じて演技をしようと思いました。それほど影響力の大きな作品でした。ですから、それ以前に私が出演したドラマと『冬のソナタ』では少し違う部分があると思います。

 一番心に残っているシーンは、10年後に高校時代のチュンサンのときに録音したテープを聞いて泣く場面です。あのときは本当に悲しくて、自然に涙が出てきました。しかも、撮影が終っても10分くらいは涙が止まりませんでした。それほど、とても印象深いシーンでした」

 ペ・ヨンジュンが語ったのは、第13話に出てくる場面だ。

 高校時代に住んでいた春川(チュンチョン)の家を訪ねたチュンサンは、10年前にユジンに贈ったテープの予備を見つけて改めて聞いてみる。すると、高校時代の自分の若々しい声が録音されていて一気に追憶が甦ってくる。

 確かに、心がジーンとなる珠玉の名場面であった。

●公開情報

『映画 冬のソナタ 日本特別版』公開中

[2025年/韓国/128分]監督:ユン・ソクホ 脚本:ユン・ウンギョン、キム・ウニ 音楽:イ・ジス

出演:ペ・ヨンジュン、チェ・ジウ、パク・ヨンハ、パク・ソルミ

製作:PAN ENTERTAINMENT 制作:YOONSCOLOR

配給:ギャガ

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康熙奉(カン・ヒボン)

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