Netflix(ネットフリックス)のシリーズ実写版『ONE PIECE』シーズン2の来日記者会見が3月5日(木)に都内で開催され、ルフィ役のイニャキ・ゴドイ、ゾロ役の新田真剣佑、ナミ役のエミリー・ラッド、ウソップ役のジェイコブ・ロメロ、サンジ役のタズ・スカイラーら“麦わらの一味”が登壇した。今回はその様子をレポートする。

Netflixシリーズ実写版『ONE PIECE』シーズン2 来日記者会見 レポート世界中で愛されるシーズン1の反響

世界中で愛される作品となったシーズン1の反響について、イニャキは「本作、そして『ONE PIECE』が持つテーマが世界中の皆さんに届いたのだと思います。とても楽しくて、一緒に時間を過ごしたいと思えるような愉快なキャラクターたちが登場します。また、漫画やアニメが持つ特別な部分をしっかりと実写化できたことで、長年のファンの方々にも満足していただけたと思いますし、新たにファンになってくださった方にも『ONE PIECE』を好きになっていただけたのではないでしょうか」と喜びを語った。

新田も「きっと最も実写化するのが大変な作品だと思っています。それが実現できたのはNetflix、日本のチーム、そして尾田栄一郎さんのおかげです。シーズン1を公開してからどの国に行っても、みんなが役名で呼ばれるのは本当に光栄なことです」と感謝を述べた。

シーズン2でのキャラクターの成長と共感ポイント

シーズン2で自身が演じるキャラクターについてより共感するところや成長を感じた点を聞かれると、イニャキは「僕がルフィの好きなところは、彼自身はあまり成長しないという点です。彼自身は変わらなくても、周りの人が彼から刺激を受け、変わっていくんです。シーズン2のルフィもいつも通りですが、今回は様々な島で多様な人々と出会います。最悪の状況に直面しても相変わらず楽観的ですが、今後、大きな挑戦が待ち受けているかもしれません。皆さんが期待する通りのルフィでいます」と答えた。

『ONE PIECE』シーズン2 来日記者会見『ONE PIECE』シーズン2 来日記者会見

新田は「シーズン1ではパワーも技術も全く及ばなかったところから始まり、シーズン2では大剣豪になるために何が必要かを考え、成長していく姿が見られるエピソードがあります。アクションもど派手で、見応えのあるシーンがたくさんあるので楽しみにしていてください」とアクションへの自信をのぞかせた。

エミリーは「ナミはシーズン1で、自分が選んだわけではない人生を歩むのをやめ、ルフィたちと出会うことで自由に生き、夢を追うことができるようになりました。彼女の人生が変わったのは、ルフィに助けを求めたからです。航海士としての技術は持っていますが、グランドラインは予想外の連続で、準備しても足りないほどです。彼女の『もっと学ばなければ』という姿勢や、愛する仲間に頼る姿には、私自身もとても共感します」とナミの心情に寄り添った。

ジェイコブは「今回、ジャイアント(巨人族)に出会うこと自体がすごい出来事です。以前の彼にとっての『勇敢』は、ただ恐れを知らないことでしたが、ブロギーたちと出会うことで、恐れを知り、それを克服してこそ真の『勇敢なる海の戦士』になれるのだと学びます。恐れを知ることで今後の様々な困難に挑んでいく姿を、シーズン2でたくさん見ていただけると思います」とウソップの成長について熱く語った。

タズは「ずっと自分の答えを考えてきたんですが、他の人たちの答えがあまりにも雄弁で美しかったので聞き惚れていました(笑)」と笑いを誘いつつ、「サンジは今回、実写版では初めて、家族と呼べる仲間の中にいます。これまでの暴力的な環境とは違い、安心できる場所です。だからこそ、少し馬鹿なことをしたり、ふざけたりできるんです。役作りでは、攻撃的で緊張感のある表情と、弱みを見せたりふざけたりする姿との対比を大切にしました。個性豊かな仲間の中で、彼が自分の立ち位置を見つけていくシーズンになっています」と解説した。

愛すべき新キャラクター、チョッパーの魅力

シーズン2から新たに加わるトニートニー・チョッパーの好きなところについて聞かれると、エミリーは「とにかく可愛いところが一番好きです。彼は青い鼻のトナカイですが、とても共感できるキャラクターです。夢を持つことや追うことは怖いかもしれませんし、現状に満足してしまうこともあるでしょう。でも、彼が困難を乗り越え、大切なものを失いながらも新たな家族を見つける物語を紹介できて嬉しいです。何かを得るためには何かを失うこともあるという点に惹かれます」とコメント。

それにタズが「エミリーの素晴らしい答えには敵いませんが(笑)、チョッパーは可愛くて愛すべきキャラクターであると同時に、グループの中で確かな役割と技術を持っています。撮影現場では、小さなチョッパー役の俳優さん相手に演じることもあれば、大きな着ぐるみを着た俳優さんが演じることもあります。大きな着ぐるみの時は動きが鈍いので、よくちょっかいを出して笑い合っていました。クリエイター陣とチーム一丸となって、愛らしいチョッパーを作り上げています」と撮影現場の楽しい裏話を明かした。

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こだわりのセットと物語のメッセージ性

シーズン2の注目ポイントについて新田は「選べないほどありますが強いて挙げるなら、巨大なラブーンのセットですね。船ごと飲み込まれる空間を実際に再現していて、ディテールが本当に一流です。胃酸のような謎の液体など、お腹の中の様子を細かく作り込んでくれたおかげで、僕らは想像に頼らずに演技に集中できました。ぜひ実写版のラブーンの中身に注目してください。歩いて1周するのに5分はかかるほど巨大で、高速道路から『あれ絶対ラブーンだ』と分かるほどの迫力でした」とセットの規模に圧倒されたことを告白。

ジェイコブも「最高の品質で、美術、セット、デザイン、小道具、特殊効果など、チーム全員が一生懸命作ってくれた作品です。技術だけでなく、みんなの心がこもっています。中でもヒルルクの『人はいつ死ぬと思う?』というスピーチなど、物語のメッセージが本当に素晴らしい。だからこそ、世界中の人が共感してくれているのだと感じます。素晴らしい要素のすべてが、このメッセージを伝えるための入り口になっていると思います」と作品が持つ本質的な魅力を語った。

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言葉がいらないほどの絆と日本愛

キャスト同士の絆を感じるエピソードについて聞かれ、まず新田が「シーズン1でお互いをよく知り、絆が生まれ、シーズン2では言葉がいらないほどの仲に成長しました。麦わらの一味として、実写も漫画と同じくらい強い絆で結ばれています。特にエミリーは、何かしてほしい時に僕を見るんです。目が合うだけで『分かった、俺がやるよ』と伝わるような、良い関係になりました」と笑顔を見せた。

ジェイコブもこれに同調し、「まさに私たちはこれをアートだと思いますし、こういうようなのが人生なのかなと思います。お互いに全く違う出身で、色々なところから集まり、この冒険の旅に出て作品を作ってきました。お互いに学び、サポートし、夢を追いかけ、インスピレーションを受けながらキャラクターを演じてきました。家族のようになったメンバーと一緒に冒険の旅に出られたことは、本当に素晴らしい経験で光栄に思っています」と絆の深さを熱く語った。

これを受け、イニャキは日本語で「私の友達はみんなすごい!」と発言し、会場からは拍手が上がった。

日本で楽しみにしていることについて質問が挙がると、ジェイコブがすかさず日本語で「焼肉!」とコメント。それを受けて、新田が「ジェイコブが急に来日して、僕が焼肉に連れて行ったこともあります。南アフリカにいても『真剣の焼肉が食べたい』と言うくらい、みんな日本が大好きです。シーズン1の配信時にもみんなで来日して、尾田栄一郎さんと一緒にご飯を食べました。これからもみんなを美味しいご飯や楽しい場所に連れて行きたいです」と思い出を振り返った。

続いてエミリーは、「シーズン1の際は友人として、また家族として、親密な個人的な形で日本を過ごしたんですね。そして今回のように、皆さんとこの作品を共有できるということはシーズン1でできなかったことですので、とても嬉しく思っています。本当に世界で最もお気に入りの場所である、私たちにとって大好きな日本でそれができているということも、とても特別です」と日本への深い思い入れを明かした。

タズは日本での過ごし方について「前回日本に来た時は、お相撲さんと戦って負けてしまいました。剣道にも挑戦しました。とにかく日本に来たら、ご飯をいっぱい食べて、戦う場所を探しています(笑)」とお茶目にコメント。これに対し、新田が「(タズから)『ちょっとお相撲さんとレスリングしに行かない?』って誘われたんですけど(行かなかったです)」と明かし、笑いを誘った。

さらに翌日に控えたプロ野球での始球式について聞かれたイニャキは、「とても名誉なことで、ワクワクしています! ゴムゴムの力に関しましては、予算次第だと思いますので様子を見ていただければと思います(笑)」とユーモアたっぷりに返し、会場を大いに沸かせた。

シーズン2の配信に向けて

最後に、配信を楽しみにしている日本のファンに向けてそれぞれがメッセージを贈った。

タズは「皆さん、今シーズンはとにかくすごいですよ! クリスチャン・ベールも逃げ出すんじゃないかというくらいです(笑)。ぜひ楽しみにしていてください」と笑顔でアピール。

ジェイコブは「第3話には、本当にかっこいいアクションシーンがあります。それを見た時、自分は彼の友人であることを誇りに思いました。そして、巨人族とのシーンで、すごく勇気をもらったし、もっと良い人間になりたいという気持ちが刺激されました。それぞれが大活躍していて、みんなのことを友人だと呼べるのが本当に嬉しいです」と仲間を称え、「シーズン1をご覧になった方、今回はそこからさらにレベルアップしています。より真剣で、よりクレイジーで、ワクワク感が10倍くらい上がっているので、楽しみにしていてください」と自信をのぞかせた。

エミリーは、「この役をいただいた時は素晴らしい夢のようでしたが、3年経った今でも、その夢を生きていると感じます。素晴らしい仲間たちと一緒にいることができて、ファンの皆さんとまた作品を共有できることが本当に幸せです」と喜びを噛み締めた。

新田は「何においても、シーズン1を超えるというのは本当に難しいことで、その分の期待も寄せられます。でも、その期待に応えられるクオリティで、さらにパワーアップしたシーズン2をお届けできると思います。きっと満足していただけるはずです。新たに加わるチョッパーの可愛さにも期待してください」とファンに力強く約束した。

そして最後にイニャキ・ゴドイが、「『ONE PIECE』シーズン2には、ダイナソー(恐竜)が出ます!」と日本語で元気いっぱいに宣言し、会場を沸かせた。

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イベントの最後には、シーズン2という新たな航路を切り開くべく、キャスト全員で「行くぞ! 」「グランドライン!」の掛け声とともに鏡開きが行われ、大盛況のうちに幕を閉じた。

Netflixシリーズ実写版『ONE PIECE』シーズン2は3月10日(火)より世界独占配信。(海外ドラマNAVI)

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