
木村拓哉さんが主演を務める『教場 Reunion』が、Netflixで配信中です。そこで今回は、同作に出演している、木村さんの後輩・佐藤勝利さんと猪狩蒼弥さんに注目。2人の演技を中心に、作品の魅力を解説します。(サムネイル画像出典:『教場』公式X)
木村拓哉さんが主演を務める『教場』シリーズの最新作『教場 Reunion(リユニオン)』が、Netflixで絶賛配信中です。
同作は前後編となり、後編にあたる映画『教場 Requiem(レクイエム)』は2月20日に劇場で公開予定。1つの物語を配信と映画でつなぎ合わせる珍しい作品となり、SNSでも大反響を呼んでいます。
そんな『教場 Reunion』ですが、警察学校の生徒役として多くの若手俳優が集結。齊藤京子さん、井桁弘恵さん、中村蒼さんなどが「第205期生徒」として出演しています。中でも筆者が注目したいのは、木村さんの所属事務所・STARTO ENTERTAINMENT(以下、STARTO社)の後輩となる佐藤勝利さんと猪狩蒼弥さんです。
※この記事では『教場 Reunion』に関するネタバレがあります。未視聴の方は注意してください。
■勢いに乗るtimeleszの佐藤勝利は難役に挑戦
これまで『教場』シリーズには、STARTO社の俳優が多く出演してきました。なにわ男子の西畑大吾さん、Snow Manの目黒蓮さん、WEST.の重岡大毅さん、そして主人公・風間公親の過去を追った『風間公親 教場0』(フジテレビ系)にはWEST.の濱田崇裕さん(※「濱」は異体字が正式表記)が参加。各作品で見事な演技を披露しました。そして、最新作の『教場 Reunion』には、佐藤さんと猪狩さんが「第205期生徒」として出演しています。
まず、佐藤さんは、大ブレーク中のアイドルグループ・timelesz(旧Sexy Zone)のオリジナルメンバーとしておなじみです。俳優デビューは2012年放送のドラマ『ハングリー!』(フジテレビ系)で、映画『ハルチカ』や『ブラック校則』(日本テレビ系)、『赤いナースコール』(テレビ東京系)、『アポロの歌』(TBS系)など、多くの主演作に挑戦してきました。
俳優として実績のある佐藤さんは、『教場 Reunion』では矢代桔平を担当。父親が警察官で、自身は入学前に警察から表彰状をもらったこともある経歴の生徒です。鳴り物入りで警察学校に入ったことで、教官たちから目をつけられることに。優秀な生徒でそつなく訓練を受けているものの、常に周囲と自分を比較して劣等感を抱いている難しい設定のキャラクターになりました。
さらに、作中ではとんでもない事件を起こす役で、訓練を受けることで自我が崩壊していく矢代を、佐藤さんは迫真の演技で披露。作品の前半部分で重要な役となり、作品を大いに盛り上げました。清廉なイメージの強い佐藤さんですが、今回演じた矢代では、精神的に追い込まれ破綻する青年を表情やしぐさでどす黒く表現。新たな一面を披露しているので、俳優として進化した姿を見ることできます。
■バラエティー番組だけでなく、俳優としても注目を浴び始めている「猪狩蒼弥」
KEY TO LITのメンバーとして活動する猪狩さんも、見事な演技を見せました。数多くのバラエティー番組に出演している猪狩さんは、俳優としての活動は少なめですが、映画『先生の白い嘘』『恋を知らない僕たちは』などに出演。衝撃の話題作となった『先生の白い嘘』で、猪狩さんは物語の鍵を握る新妻祐希役に抜てきされ、強烈なトラウマを抱える男子高校生を見事に演じました。
出演作は少ないものの演技力は確かな猪狩さんは、『教場 Reunion』では渡部流を担当。絵が得意で、授業や訓練中の風景、同期の似顔絵を頻繁に描いている変わった生徒を演じました。
個性豊かな生徒が集まった『教場 Reunion』で、渡部はコミカルな演技も交えつつ、シリアスな場面に登場することも多い難しい役です。猪狩さんは、自然体の演技で渡部を演じ、作品に気持ちのいいテンポを生み出しています。
俳優としての実力をまたも証明したことになり、バラエティー番組だけでなく演技の仕事でも今年はブレークしそうです。2026年4月から上演される舞台『AmberS -アンバース-』にも出演予定なので、こちらの作品の演技にも注目しましょう。
■主演・木村拓哉の演技ももちろん見逃せない!
そして、主演を務めた木村さんの演技も当然ながら大きな見どころです。木村さんが何度も演じてきた風間公親ですが、今回も随所で鬼教官ぶりを発揮。ほかの作品ではあまり見られないど迫力の演技を見せ、生徒たちを厳しく指導します。また、作品の最後には映画版に続く謎に風間が深く関わっていることが示唆され、木村さんの名演技が新たな展開への期待を高めました。
今回も、過去作同様に見どころ満載で視聴者を飽きさせない作りになっている『教場 Reunion』。映画『教場 Requiem』へ続くストーリー展開も秀逸で、見て損はない作品に仕上がっています。映画公開前にぜひチェックしておきたい1本です。
この記事の執筆者:
ゆるま 小林
長年に渡ってテレビ局でバラエティー番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。
