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エピソード15『託された命運』“Tiny Violin”
あらすじ
突如、スペクター・リット事務所が訴えられ、ハーヴィーとルイスは完全に不意打ちを食らう。一方、マイクはネイサンとオリヴァーが集団訴訟で苦労していることを知り、放っておけなくなる。
ネタバレ感想
ネイサンからある案件を担当しているうちに熱が入って集団訴訟を起こすことになったはいいけど資金がないからと言って、事務所に相談所への投資を頼んで欲しいとマイクに依頼が。
金もないのに訴訟を請け負うなんてかなり先走っていますが、ネイサンも責任者向きではないのか?
10年前、“ディスチャージ社”が電池を作り始めたせいで近くの学校に通う子たちが鉛中毒になったという案件らしく、「一生普通の生活を送れない子供たちを助けたい」と言われてマイクが堕ちないはずがありません。
お金や人材は貸せないけれど、自分がしばらくネイサンを助けようと考え、ドナからも許可を貰いました。
ゴードンが朝から事務所にやってきて、マイクが捕まったことで元パートナー達の経歴に傷がついたから賠償金を求めていると言い出します。ジェシカの追放宣言で納得していたはずなのにゴードンが彼らの代理人を務めるという手のひら返しです。
出資金と同じ額を返せという要求を聞いたルイスは「奴らの狙いが金だけだと証明できれば阻止できる」とのことで、ハーヴィーが証拠探しをする間にルイスは棄却を申し立てて時間を稼ぐことに。
ジェシカから金を貰ったはずのジャックも原告団に入っており、他のパートナーはその事実を知らないので訴訟に加わらないとバレるし、それがバレると事務所側も他のパートナーを公平に扱って金を払うことを認めることになるし、ジャック自身にとっても事務所側にとっても表面上はこのまま行くしかありません。
ジャックもゴードンが嫌いだそうで、何かいいアイデアさえあればスパイにできそうです。
相談所の連携の出来てなさは悲惨で、あろうことか申請書類を出し忘れるという失態。
とにかく判事の同情を引いて延期を頼み、マイクは相手方の弁護士〈コリンズ〉が以前にも相手に17回も手続きをさせて期限切れを誘い棄却させたことを指摘して、相談所が金目当てではないことも主張して、とりあえずは訴訟を続けられる許可を得ました。
法廷にいた〈アンディ・フォーサイス〉は保険会社との訴訟で勝った暁には事務所開設を考えており、マイクの記事を読んで引き抜くためにわざわざシアトルから来ていたそう。
「事務所はいずれ辞めるだろう。君はもっと弱者を救いたいと思うはずだ」と力強く予言してくるアンディ。もしやマイク、この件が片付いたら事務所を卒業でもするのか……?
“弱者救済のため、支援に頼らず大企業と闘える事務所を作りたい”という理念はマイクにとって魅力的だろうし、レイチェルと一緒に運営を任せたいと誘われています。
シーズン7も残り2話なだけに、マイクが事務所を巣立つという展開も無くはない話です。
ゴードンは元パートナーの一人であるスコッティの「事務所のせいで評判が落ちた」という最終弁論での発言も持ち出し、棄却に持ち込むためにはまたしてもハーヴィーがスコッティに嫌な頼み事をして説得する必要が出てきます。
ハーヴィーはこれを嫌がりますが、ドナから事務所の行く末がかかっている、と言われて重い腰を上げざるを得ません。
発言の撤回を求めるも、それこそ自分の信用を落とす行為で、いい加減ハーヴィーの頼みは聞けないと言われてしまいましたが。
ルイスと話し合い、スコッティの状況は他のパートナー達と違い、もっと早くに辞めていることに気が付き、本人たちのせいで評判が下がったと証明するためにロバートに元パートナーの勤務評価を見せて欲しいと頼みますが、社外秘なのでこちらも簡単にはいきません。
ライバルのハーヴィーを助けっぱなしで同僚から懐疑的な目で見られているロバートはなんだかんだ頼みに弱く、見せてやるけどコッソリ見ろと提案。
こちらの事務所からロバートの事務所に移ったパートナーの情報を得るためにグレーな仕事に駆り出されるのはレイチェルです。
子どもたちを思う一心で和解を突っぱね過ぎたマイクが仇となり、出資者への圧力で資金源も断たれた相談所はおしまいに。あまりに強引なやり方で訴訟どころではなくなり、ネイサンからも「もうウンザリだ!訴訟は忘れろ」と言われてしまいました。
アンディがこれまで勤めていたポーター事務所では被告の親会社の顧問をしていたらしく、彼が財源を断ったと決めてかかり、引き抜きにとびつかなかった腹いせだと怒鳴り込むマイク。たぶん違うよなぁ。むしろ救世主になりそうな人物に見えるんだよななぁ。失礼な話です。
引き抜きの話はデタラメで、訴訟を阻止するためだった、と思い込んでいるマイクはこれをネイサンに報告しますが、またしても相談所はマイクのとばっちりを受けたということになってしまいます。
今みたいな非営利の運営をやめることで報酬の上限を外し、アンディの言っていたような弱者救済の事務所を作れとネイサンに勧めるマイク。またしても強引な勧め方ですが、運営資金の50万ドルは自分が出すと言うのでまぁ、アリか?
とは言えこれではマイクが出資者になるわけで、ネイサンからしてみればマイクが万が一裏切れば頭打ちになるし、今と大して変わらないような。
ハーヴィーはレイチェルの持ち帰った資料から元パートナー達それぞれの能力に限界がきていた証拠を掴み、原告団のリーダー格であるジャックに訴訟を諦めさせなければ公表して叩きのめすぞと伝えます。
スコッティとは改めて少し話した際に、セラピストと付き合ったけれどダメになったことを話していて、「破局にドナは関係してる?」と聞かれてハーヴィーは呆然。いかにハーヴィーとドナが特別な関係にあるか、自分が思っている以上だったと周りの指摘でようやく気付いたのでしょうか?
ジャックが抜けても裁判はするし、訴えを取り下げてほしいなら元パートナー達を事務所に戻せ、自分には私欲がないから「私は代表にはならないと文書で誓ってもいい」けれど、和解条件は譲らない、と言い張るゴードン。信じて良いのかどうか迷うところです。
てっきりマイクが自腹を切る覚悟なのかと思えば、事務所に融資を頼むそう。ハーヴィーが許さないだろうからドナに相談して一緒に頼んで欲しいと持ちかけるも、ビジネスで成り立っている事務所の顧客は企業であって相談所ではないのです。
こういう現実を受け入れられないところが甘いからシニアパートナーにはまだ早いのだと言われ、「弱者を見捨ててまで勝つ意味ってある?」と捨て台詞を吐くマイク。そういうところだぞ。青い、青過ぎる……!
事務所の立ち退きの件で賃貸物件を探していた時にはロバートの事務所のビルに3フロア空きがあったのに、今は彼らが業務拡大で借りていることに気付いたドナ。
ロバートの事務所から元パートナー達がこちらに戻ってこようとしているタイミングに、ちょうどこちらの事務所が入れる広さを借り足していることで、ゴードンの狙いがトップの座ではなくパートナーを戻した後に吸収合併させることだと発覚。
そうなればゴードンはトップに立たずとも投票でハーヴィーに勝てるわけで、ロバートが社外秘を見せてくれたのもこのためだったのか……?
直接話をつけに行ったロバートは何の話だという表情で、「もし私が吸収する気ならコソコソやらず自ら奪いに行く」と頼もしいお言葉。3フロア借りていることすらロバートは知らず、苦楽を共にしてきた他の代表〈カルドー〉と〈ランド〉はロバートにこれを知らせずにゴードンの話に乗って裏切っていたのです。
ドナから相談を受けたルイスは「私から50万ドル寄付をする」とマイクに小切手を渡します。
事務所の金ではなくルイス自身のものを匿名な形で相談所に寄付する、返済する必要もない、という、善意を形にするにはこれ以上ないやり方で男らし過ぎる……。
シカゴでも資格を剥奪されてしまったジェシカは、「私を切り捨てたんだからその借りを返して」と事務所の危機の中、ハーヴィーに住宅訴訟を手伝いにシカゴへ来いと言います。
プロボノでは限界があるから市長と直接対決し、警察の暴行事件で400万ドル勝ち取った直後のタイミングにハーヴィーからの追放が発表され、訴訟で負けた腹いせに資格を剥奪されたそうです。
最後の訴訟を“信頼できる仲間”と一緒に闘いたいのだと宣言するジェシカ。さながら少年漫画のよう。
ジェシカに事情を聞いたドナ、ルイス、マイク、レイチェルは集まって、事務所のことは任せて行ってくるよう、ハーヴィーの抜けた穴を協力して埋めることを誓い、ハーヴィーも仲間を信じて後を託します。
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▼次回、エピソード16
