公開日時 2025年10月31日 05:00
![]()

「父と暮せば」を演じる金城翔子(右)と普久原明=20日、琉球新報社
この記事を書いた人
![]()
琉球新報朝刊
戦後80年企画として、広島の原爆を描いた演劇「父と暮せば」(井上ひさし作、金城翔子演出)が11月9日、沖縄市民小劇場あしびなーで開催される。主催はアーツマネジメント・コア。沖縄の俳優、普久原明と金城が広島弁で名作に挑む。
金城は県内で俳優や県立郷土劇場の制作・演出として活動した後、秋田の劇団わらび座に入団。5年間、全国公演に駆け回る日々を送った。その後は演劇から離れ、7年前に沖縄に戻った。昨年、娘の「お母さんの舞台を見たい」という言葉に背中を押され、「父と暮せば」の上演を決めた。
「父と暮せば」は、原爆で亡くなった父親の霊が娘の前に現れ、恋を応援するという物語。金城はわらび座で演じたことがあり「愛にあふれた芝居」と語る。長崎に原爆を落としたB29が沖縄で燃料補給をしたと知り「原爆と沖縄戦は切り離せない」とも感じた。
かつて劇団58号線で共演した普久原に父親役を依頼し、1年かけて稽古してきた。15年ぶりの共演になる。
6月には広島平和記念資料館を訪ね、原爆への理解を深めた。金城はこの作品を通して「大切な人を残して逝ってしまった魂は、いつまでもその人に寄り添っていることを感じてほしい」と話した。
午前11時と午後4時の2回公演。料金は前売り一般3千円、18歳未満2500円(当日500円増し)。イープラス、あしびなーなどで販売。問い合わせはシマシマ企画、電話090(9688)1221(平日午前10時~午後5時)。(伊佐尚記)
