【ZAKⅡ】つるの剛士(梶山裕生撮影)【ZAKⅡ】つるの剛士(梶山裕生撮影)

かつてフジテレビ系で放送された人気バラエティー番組「クイズ!ヘキサゴンⅡ」での珍回答ぶりが人気を集め、おバカタレントとして大ブレークしたのがタレント、つるの剛士(50)だ。上地雄輔(46)、野久保直樹(44)と結成した3人組ユニット「羞恥心」のリーダーを務めたことで記憶にある人も多いだろう。国民的人気を誇る特撮ヒーローからキャリアをスタートさせ、音楽、育児関連の講演など活動のフィールドは幅広いが、芸能活動を続ける上で「すごく自分にリミッターをかけてきた」という。zakⅡ単独インタビューで明かした、そのわけとは-。

「ウルトラマンダイナ」が人生を変えた

「同級生とかに『もっと遊べばいいじゃん。大変でしょ?』とか言われてきました。でも僕の中では20代からそういった〝遊びモード〟は働かないんです。むしろずっと、リミッターをかけてやってきましたから」

確かに芸能人は華やかなイメージがある一方、〝遊び〟が過ぎれば批判の集中砲火を浴びるリスクを抱えている。そうならないよう、自らに枷を負わせてきた理由は、デビュー作で1997年にTBS系で放送された特撮ドラマ「ウルトラマンダイナ」に由来する。同作で主人公のアスカ・シンを演じた。

「今でもダイナを応援してくれる人たちのために、夢を壊すようなことはしたくないんです。当時、撮影現場にくる子供たちの表情を見て、ウルトラマンの影響力のすごさを察しましたから。襟を正して生きているというか、こういう仕事をさせてもらっているからには、自分にリミッターをかけなきゃと肝に命じています。ヒーローを演じた宿命ですね」

ヒーローを演じたからこその責任感ということだろうか。続けて「もちろん家庭のこともありますし」と話す。2003年にスタイリストだった女性と結婚し、2014年には芸能界では珍しかった育児休暇を取得して〝イクメン芸能人〟と話題を呼んだ。

本人は「『イクメン』って言葉は好きじゃないんですけどね」と苦笑い。これにも理由がある。

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