
Netflixドラマ「ウンジュンとサンヨン」で変化する年代を演じるパク・ジヒョン=Netflix(c)news1
【10月17日 KOREA WAVE】韓国の俳優たちが作品のキャラクターに合わせて外見まで変身する姿が話題を呼んでいる。特に体重の増減を通して人物の心理や人生の変化を表現する手法は、作品への没入感を高め、観客の関心を集めている。最近ではNetflixドラマ「ウンジュンとサンヨン」、ディズニープラスドラマ「ファイン」、映画「ボス」などで俳優たちの極端な体形変化の舞台裏が明かされ注目を浴びた。
Netflixのドラマ「ウンジュンとサンヨン」でチョン・サンヨン役を演じたパク・ジヒョンは、20代から40代までの時間の流れを自然に描き出した。とりわけ、病に倒れ余命宣告を受けた人物の外見的変化をリアルに表現するため、短期間で体を絞ったという。
パク・ジヒョンは「正確に体重を測ったわけではないが、サンヨンの家庭が傾き、貧しくなる20代は痩せて見せたかった。30代では余裕と年齢を感じさせるため少し体重を増やした」と話した。
さらに闘病シーンでは「2〜3週間ほど水とアメリカーノだけを飲んだ。体は痩せるのに顔がむくんで、まさにこれだと思った。撮影直前にたくさん泣いて目を腫らしたまま撮影に臨んだ」と明かした。
同作でウンジュン役を演じたキム・ゴウンも、年代ごとに体形を変えながら演技した。20代の大学生時代には6キロ増量し、30代・40代のシーンではそれぞれ3キロずつ減量。
「撮影は時系列順に進んだので感情の流れをつかみやすかった。20代は新入生らしい未熟さを、30代では仕事で活躍するエネルギッシュな姿を表現した」と語った。
ディズニープラスのドラマ「ファイン」に主演したヤン・セジョンは、1970年代を舞台にした役柄に合わせて体重を6〜7キロ増やした。「かっこよく見せようという気持ちはなかった」と語り、先行作とは正反対の姿を見せた。制作発表会での写真が話題になった際には「当時、足首を骨折して運動ができず太ってしまった。あの写真を見ると今でも残念に思う」と笑った。
一方、秋夕連休の劇場で興行1位となっていた映画「ボス」と、同時期にNetflixで公開された「カマキリ」で主演した俳優チョ・ウジンも、約20キロに及ぶ体重変化を見せた。
チョ・ウジンは「『ボス』では明るくコミカルに、『カマキリ』では重くシリアスに見せたかった。物理的な体重差が大きかった。『カマキリ』の時は82キロ、『ボス』の時は59キロだった。今は72キロほど。スタッフが『もう少し顔を細くした方がいい』『筋肉をつけた方がいい』など意見をくれるので、できる限り反映している」。俳優としてのプロ意識をのぞかせた。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News
