ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.10.12 11:45

1970年代のハリウッドを代表する米国の俳優ダイアン・キートンが死去した。79歳だった。

米芸能メディアのピープルとロイター通信などによると、キートンはカリフォルニアの自宅で家族と親しい人たちが見守る中で息を引き取った。死因は明らかにされていない。

1968年のブロードウェイミュージカル『ヘアー』でデビューしたキートンは、1972年にフランシス・フォード・コッポラ監督の、『ゴッドファーザー』でマイケル・コルレオーネの妻ケイ・アダムズ役を務めて注目された。その後1977年ウディ・アレン監督の『アニー・ホール』で明るく愛らしい恋人役を演じ翌年にアカデミー主演女優賞を受賞してハリウッドのトップに上がった。

その後、『マイ・ルーム』(1996年)、『恋愛適齢期』(2003年)などでオスカー候補に数回名前が上がり、『ファースト・ワイフ・クラブ』(1996年)、『ブッククラブ/ネクストチャプター』(2023年)などでも変わらない存在感を見せた。60本を超える作品に出演したキートンは俳優だけでなく、監督、プロデューサー、作家、写真家としても活動した。

中性的なファッション感覚とタートルネックセーター、つばの広い帽子に象徴される独特のスタイルは「ファッションアイコン」と呼ばれた。生涯独身を貫いたが1男2女を養子に迎えて育て、回顧録を含め12冊の著書を残した。

キートンは韓国の映画ファンにもよく知られている。2020年の第92回アカデミー賞受賞式でキアヌ・リーブスとともに脚本賞のプレゼンターとして登場し、映画『パラサイト』のポン・ジュノ監督と脚本家のハン・ジンウォンにトロフィーを渡した。

AP通信は「彼女は才覚と活気、深い内面演技でひとつの世代を代表する俳優だった」と追悼した。

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