伊丹十三 脚本監督 宮本信子 主演『マルタイの女』(1997) 遺作

JUZO ITAMI “MARUTAI NO ONNA”

「マルタイ」とは警察用語で護衛対象者のこと。
『ミンボーの女』公開後の伊丹に対する山口組系後藤組構成員による襲撃事件で、自身が「マルタイ」になった経験、公開2年前に社会問題となったオウム真理教、創価学会、統一教会等、カルト宗教をヒントに描いた作品。

[最優秀助演男優賞/西村雅彦]日本アカデミー賞・ブルーリボン賞・報知映画賞・キネマ旬報賞・日刊スポーツ映画大賞・ヨコハマ映画祭

[優秀主演女優賞/宮本信子][優秀音楽賞/本多俊之]日本アカデミー賞

32件のコメント

  1. このマルタイの女の次に製作に取り掛かっていたのが、企画名「fの女」だったそうです。写真週刊誌の取材方法を映画化しようとしている最中に、「自殺」という事になったという。しかしネットで検索してみても「fの女」と出てくるページが一つも出てこないのには驚きました。私が読んだ雑誌では監督が取材中に女性雑誌記者(元・現役か不明)と親しい関係となり、それがスキャンダルに発展しそうになって「自殺」したという噂もあったという事です。因みに監督は「~の女」シリーズは飽きていたらしく、大病人や、静かな生活等の作品等が評価されたいという望みがあったらしい。

  2. 伊丹さん追悼号の「アサヒグラフ」98.1.30日号でした
    中尾彬さんの「未完成の映画」という追悼エッセイで、伊丹さんと重ね合わせた、中尾さんの妄想で「こんな次回作だったら」という記事ですね。なので、「Fの女」は中尾さんの妄想ですね。わかりにくいですが。
    「冷たい人」の印象だった。これは良い意味の「合理性」でもあろう。とそのあとに書いています。
    全体的にとても何度も考え直した文章だということが伝わってきます。

    伊丹さんは死の直前まで、「医療廃棄物」の取材をしていたので、大病人で興行的に失敗した「病院もの」をエンターテインメント色を濃くして、またやりたかったんじゃないでしょうか。
    看護婦もの、「ゴミ」(まさに、誰もが知っているのに、盲点のもの)、出産、なんかをテーマにしていたのではないかしら。
    惜しいです。

  3. 急いでDVD借りて観たら面白過ぎる!
    たけしや三谷を幼稚に感じる程の衝撃を受けた!
    宮本信子はこの映画で女優として他の誰も超えられない頂点を極めた
    そして西村雅彦の使い方が三谷以上に上手い!
    こんな凄い監督の事を今までろくに知らなかった事が逆に嬉しい

  4. ご生存なら「88歳」生きていらっしゃたら、もう「10本」は作られたかなと思います。御大は7割の脚本を作成できる方です。他の方たちとはそこが大きく違う。8割を出演者に頼る「脚本と監督」とはやっぱり違うよね。
    じゃあ、今作るかなと思ったら、絶対に作らない!「出演」できる人がいないから。山崎努さんはまだご存命だけど、「津川雅彦」さんが3年前に亡くなっている。だから最低限作っても3年前までだろうね。悲しいよ、すごく悲しいけど。
    宮本さんの一人芝居を伊丹さん演出とかもあっても良かったかも。

  5. 当時はつまんねえーと思ったが
    今の20年後観ると面白い。

    ちょっと、ぶれたと言うか
    盛り込みすぎた(笑)

  6. この作品も含め、様々な社会問題にメスを入れてきたから、色々と敵を作っていたと思われますね。

  7. 産廃の女が世に出てたらね❢❢新品の有料ゴミ袋買わされて捨ててるアホ臣民❢購入代金が産廃処理業者=反社の資金源www

  8. 伊丹十三監督を襲撃した山口組・後藤組はビル管理者の一般人を殺害したり、創価学会と組んで一般市民の腕を日本刀で切り落とした卑怯なドブやくざ。

  9. 日本が誇る伊丹監督や、創価学会カルトに反対した住民を襲撃した後藤組と後藤忠政はテロリスト。 外道ヤクザが仏僧になったり慈善事業などと片腹痛い。

  10. 今の時代にこんな刺激を与える映画作れる人がいるのかな?なんとなくだが、お蔵入りになりそう。でもやっぱ最高!伊丹監督!…やっぱ創価学会がらみでヤられたのかな~?ずっと心のモヤモヤが取れない…。創価学会がらみのことがあるから与党は信じられねーんだよ。

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