春と修羅(心象スケッチ)
Spring and Asura  (mental sketch modified)
Translated by
Tomiyama Hidetoshi and Michael Pronko
ZYPRESSEN 春のいちれつ とは?
ZYPRESSEN=糸杉は不吉な事の象徴で葬式の葬列を暗示しているのか?
春の明るい季節なのに自分の心の中はこんなにも黒々と悲しみと怒りに満ち満ちている。
阿修羅は戦いに明け暮れ怒りを持った荒々しい異国の神であった。
しかし釈迦の教えのもと、
波羅門が打つ華原磬の金鼓の妙なる音色に阿修羅は深く悔恨し懺悔する
罪から解き放されるとき阿修羅は、えも言われぬ美しい表情となる。

26件のコメント

  1. 柔和な中にも己の醜き部分と対峙してやまぬ、葛藤をも感じる阿修羅像に、宮沢賢治と重なる

  2. 今の時代で若くしてこの文章を書ける人間がいたら中二とか言われるよな。コメント欄にも多いけどさ、やたら持ち上げる奴こそ文盲。やたらすごさを語る奴ほど塵。やたら誉める奴こそ邪悪。

  3. まっすぐな心がこの世にあれば 怒りと悲しみと絶望から
    半ば狂気へと向かわねばならないでしょう
    木村多江さんの朗読と、この素晴らしい映像が 宮沢賢治の苦しみを
    饒舌に表現してくれたと思います 感謝。

  4. この宇宙的な詩世界が、木村多江さんの抑揚を抑えた、独特の間を取りながらの朗読によって、見事にその魅力を解き放っているように思います。
    (バックの映像と音楽も悪くないですが、それらがなくても木村さんの語りの力で充分、作品の宇宙性が感じられる気がします。)

  5. 哀しいのか怒っているのか諦めているのか、感じ方が目まぐるしく変化して、心がざわつきますね。自分をどうにも出来なくて、空へ散らしてしまおうと思う所、分かる気がします。人は外圧よりも内圧で苦しむのかもと感じます。とても入り込む朗読、すっかり心がやられました。

  6. 何でいい朗読ほど大きな音のBGMでつくっちゃうんだろう。
    本当に声と映像だけで十分なのにな。

  7. 宮沢賢治の絶望と孤独に胸が締めつけられました。とても絵画的で美しいし。木村多江さん、素晴らしい。

  8. 感動しました。CDとかあるのでしょうか?ご存知の方教えください🙇🏻‍♂️

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