コレクション・リポート:ウルトラマンやゴジラに着想する「チェット ロー」

LFWの楽しみの一つが、突飛でコンセプチュアルな若手の創造性を見られること。今季は若手の合同ショー、ファッション・イースト(Fashion East)で2回目となるランウエイショーを行った「チェット ロー(CHET LO)」のハッピームード満点の世界観に魅了された。

アジア系アメリカ人のチェット・ロー(Chet Lo)は、ニューヨークで生まれ育ち、セント・マーチン美術大学でニットウエアデザインを学んで2020年に卒業した。「プロエンザ スクーラー(PROENZA SCHOULER)」と「メゾン マルジェラ」でインターンを経験し、卒業後に自身の名を冠したブランドを立ち上げた。

ローは、日本の漫画、特にゴジラとウルトラマンに着想を得るという。今季はパステルカラーのメルヘンなカラーパレットで構成。オリジナルで制作したゴジラの肌のようにとがったニット生地は、体に吸い付くように密着し、女性特有の曲線美を描き出す。素肌を見せるカットは官能的なシルエットながら、色と質感はソフトとハードの対極の要素を合わせ持ち、ローは「レイブと少女の美学の融合」と表現した。ランウエイを幻想的な空気へと一変させたのは、綿菓子のような質感のアウトラインがぼやけるフェイクファーやフェザーの装飾。センシュアルな西洋の美と、無垢で愛らしい東洋の美、フェミニティに付随する二つの異なる美学をシームレスに表現していた。

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