コレクション・リポート:「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」は、真っ白な空間にさまざまな大きさの長方形のくぼみがあり、その中に座って歩くモデルを見上げる演出。アメリカ人ミュージシャンのスザンヌ・チアーニ(Suzanne Ciani)によるエレクトロ・ミュージックのパフォーマンスと共にショーが幕を開けました。

「考えたのは、エモーショナルなパッチワークというアイデア。子どもの頃、ものを切って組み立てることを始めたのが、私のファッションへの旅の始まりだった」と話すジョニー・ヨハンソン(Jonny Johansson)は今季、見慣れたものや身の回りにあるものから新しいものを生み出すことをテーマにしました。

布団のような中綿入りの素材はオーバーサイズのコートやジャケットになり、ウォッシュドデニムはランダムにパッチワークしてドレスに。古いインテリアを想起させるような柄はボディースーツになり、極細のフリンジがあしらわれた花柄の大判ストールはドレスやスカートへと変わります。着古されたように開いた穴や、修繕のディテール、縫い目からむき出しになった中綿などは、ここ数年の「アクネ」を象徴するスタイルとなっている未完の美を感じさせます。

ルックは @wwd_jp プロフィールのリンクから

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