コレクション・リポート:「シャネル」は馬がランウエイを疾走! ファッションの最高峰、22年春夏オートクチュールの現場からVol.2

「シャネル(CHANEL)」はおなじみのグラン・パレが改修工事中のため、昨年10月のプレタポルテに続いて、グラン・パレ・エフェメールでショーを開催。一時的な施設ではあるが、全体の大きさは本家と変わらないという。そこに、シンプルな演出を好むヴィルジニー・ヴィアール(Virginie Viard)=クリエイティブ・ディレクターにしては珍しく、大がかりなセットを用意した。

今回の舞台装置や演出のためにタッグを組んだのは、彼女が長年コラボレーションを望んでいたというフランス人現代アーティストのグザヴィエ・ヴェイヤン(Xavier Veilhan)だ。グザヴィエが「ミニゴルフ場と馬術の障害飛越のコースの中間のような、庭園があるオープンエアの空間をコンセプトにした」と説明するセットについて、ヴィルジニーは「構成主義(1910〜20年代にロシアで起こった芸術運動)を軸とする彼の作風は、カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)の作品を思い起こさせます」とコメント。天然木の合板など素朴な素材をベースに作る装飾は”万国博覧会”をイメージしており、空中には飛行船のように大きなバルーンや幾何学的なオブジェが浮かび、随所に曲線や回転する大きな円形モチーフが見られる。その中の一際高い台には巨大な楽器のような作品が置かれ、フランス人ミュージシャンのセバスチャン・テリエ(Sebastien Tellier)が生演奏を披露する舞台となった。

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