









ミラノコレクション・リポート: 今季のミラノコレのショー取材を締めくくるのは、「マルニ」。以前からフランチェスコ・リッソ(Francesco Risso)は、デザイナーというよりもアーティストだと思っていましたが、まさにそれを確信する体験でした。会場は、真ん中の小さな舞台を中心に渦を描くようにスロープになった円形デザイン。そこにいる来場者もスタッフもほとんど全員が、ストライプが描かれたアップサイクル素材の服を着ています。これは、一人一人に事前にフィッティングを行い、準備したものだそう。色やアイテムは違えど、一体感を生んでいます。
3部構成のショーにまず登場したのは、その場にいる皆と同じ服を着た合唱団。讃美歌のように神聖なコーラスが会場を包み込み、モデルは男女問わず、巨大なジャケットやニットからドレスまで、さまざまなストライプやボーダーを使った服をまといます。
そして、ボーダーのジャケットに花柄のパンツを着た男性が登場し、エモーショナルに詩を朗読し始めると、第2部がスタート。その着こなしからも分かるように、デザインにデイジーの花が加わります。その方法は、ストライプの上に異なる色のストライプでデイジーモチーフを重ねたドレスから、インターシャで描くレトロな水着のようなニットアイテム、工作するようにピースを組み合わせて作るドレスまで。シューズやバッグは、クラシカルなデザインをニットのトロンプルイユで表現しています。
第3部は女性歌手のソウルフルな歌声と弦楽器の音色で開幕。フランチェスコ流のイブニングスタイルを披露しました。そこからは一気にクライマックスへ。観客から大きな拍手が巻き起こる中、モデルが中央のステージに集まり、ハグしたり、語り合ったり、拍手したり。年齢、性別、人種、体型を問わずあらゆる人の存在をたたえ、再び集えることの喜びを分かち合う儀式のようなショーに、ただただ心が震えました。
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