ピンクのリボンに結ばれて、グラフィカルな紙に包まれて、宝石箱のような眩しさ。フードエッセイストの平野紗季子さんがプロデュースを手がける「(NO) RAISIN SANDWICH(ノー・レーズン・サンドイッチ)」。もう知っとうわい、という方も多いとは思うのですが、ちょっと擬人化するとしたら、クラスでも注目の的な存在。いつもおしゃれで、愛嬌がありウィットに富んでいて。話しかけるときはちょっと緊張しつつ、みたいな。そんな雲の上の誰かをつい頭に思い浮かべてしまうのは、いつも発売後即入手困難になっていたから。ただなんとこの度工房が誕生し、オンラインショップがオープン、そして定期販売がスタート。憧れのあの子がちょっと身近に。正直なところとても嬉しいです!

グラフィカルな包み紙をそっと解くと、YES NOの遊び心のあるタイポグラフィが。湧き上がる高揚感を抑えながら、奥の薄い紙をさらに「失礼します……」とめくると、6つのサンドが顔を覗かせます。箱にきゅっと収まっている姿が愛らしいですね。箱の右側に詰められたのは、定番のレーズンサンド。ザクザクとした食感が心地よいサブレに、ほど良い甘さのクリーム。そこにみずみずしいレーズンの食感が三位一体となり、口のなかでふわっと混ざって広がる感じがたまりません。一方、“ノーレーズン”なサンドは期間限定のもの。左側のピンクのクリームのタイプは「VERY BERRY CHERRY」。爽やかな酸味がすっと脳髄まで一直線に届いて、なんだかあっという間に過ぎ去りそうな夏が思い起こされるよう……。ベリーのじゅわっと溢れるような果実みがまたとってもいいんです。うっとりしながら、気づけば食べ終わっています。
今の私の願いは、美味しい紅茶とともに、友人たちと家で優雅にティータイムを堪能すること。そのおとも(といいますか、主役)として、必ずまたこのノー・レーズン・サンドイッチをオーダーする!と胸に誓っています。(編集S)

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