観る者すべてに「生きる」という意味の本質を問いかけるダイナミックな三人芝居!2022年5月~6月、東京、大阪にて上演
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本作は何気ない日常に潜む社会問題をユーモアと交差する心のやりとりで豊かな人間ドラマを作劇し、今、演劇界でもっとも注目を浴びている演劇ユニット・iakuの横山拓也が2009年に発表した作品です。開幕と同時に大きな反響を呼び、同年の第15回日本劇作家協会新人戯曲賞を受賞。再演を重ねるごとに高い評価を得ております。演出は市井に生きる人間の心の機微を丁寧な表現で高い評価を得ている演劇集団円の内藤裕子。この度の舞台化において横山拓也と内藤裕子が初タッグを組み、横山戯曲の代表作『エダニク』を上演いたします。
ものがたりの舞台となっているのは、とある食肉加工センター。ある日、屠場で厳重に管理されているはずの牛の延髄が紛失。この事件をきっかけに初対面である取引先新入社員と加工センターの職人二人が食肉解体という仕事、企業間の駆け引き、立場の保守など、さまざまな価値観をぶつけ合い、議論が白熱していきます。「生」が「死」に、「生き物」が「物体」に変わる現場で働く者たちの矜持、そして観る者すべてに「生きる」という意味の本質を問いかけるダイナミックな三人芝居です。
新たなキャスト、スタッフによる舞台『エダニク』上演にどうぞご期待ください!