「成功とは、単に自分が何を作り出すかだけではないと学びました」と、ヴァカレロは受賞スピーチで語った。「創作の過程で支えてくれる人たちがあってこそのものなのです。自分を信じてくれる人、自分の可能性を広げてくれる人、こちらから頼まなくとも、必要なときに駆けつけてくれる人。結局のところ、本当の魔法は、何を身につけるかではなく、そばにいてくれる人たちにあるのです」

ルピタ・ニョンゴ、ウィメンズウェア・デザイナー・オブ・ザ・イヤーに輝いたレイチェル・スコット、そしてフランシスコ・コスタ。
Photo: Taylor Hill/Getty Images
今年度のファッション・アイコン・アワードには建築家のピーター・マリノが輝き、授賞式では友人のコーネリア・ゲストがプレゼンターを務めた。(ちなみに同賞の初代受賞者は、コーネリアの母親であり、俳優でソーシャライトのルーシー・ダグラス「C.Z.」ゲストだ)。
「今夜、ここにいるファッションデザイナーたちのみなさんは、僕よりもはるかに大変な仕事をしています」とマリノは壇上で語った。「毎シーズン、自分自身を刷新しなければならないのですから。僕は過去5年間、ずっと同じ服を着回してきたおかげで、かなりのお金を節約することができました。これが究極のセルフブランディングなのか、単なる個人的なこだわりなのかは分かりませんが」
授賞式の最後に表彰されたのは、ウィメンズウェア・デザイナー・オブ・ザ・イヤーを獲得したレイチェル・スコット。「私のような人間が、このような場に立てることは、決して当たり前ではないのだと気づきました。そして、独自の道を進む人や、社会的に疎外された人々の声が封じられている世界において、私は非常に恵まれていると感じると同時に、大きな責任も感じています。私たちには、まだやるべきことがたくさんあります」
