スタッフは見た!週刊テレビのウラ側

    キャスティング会議では必ず名前が上がる俳優に

    バカリズムの脚本でヒットした『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系)にも野呂(左)は出演していた。隣は主演を務めた安藤サクラ(40)バカリズムの脚本でヒットした『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系)にも野呂(左)は出演していた。隣は主演を務めた安藤サクラ(40)

    今年1月期の『リブート』、10月期の『LOST10』(ともにTBS系)と話題作に次々と出演。『ダウンタイム』(Netflix)でも存在感を放っている野呂佳代(42)の評価がうなぎのぼりだ。

    「″野呂佳代が出るドラマにハズレなし″が定説となっています。クリエイターたちからの指名が絶えず、キャスティング会議では必ず名前が上がる俳優になっている」(キー局プロデューサー)

    ’06年に『AKB48』の第2期メンバーとしてデビューするも、アイドルとしては頭打ち。『M‐1グランプリ』に出場するなど、お笑い路線に活路を見出した後に『SDN48』に移籍した。それでもブレイクをはたせず、パチンコ番組などで食い繋ぐ日々が続いた。

    「転機となったのは’13年に出演した『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)の『タレント進路相談』という企画でした。所属事務所の先輩である有吉弘行(52)に″パチンコ番組でも、目の前の仕事を全力でやれバカ!″と一喝されたことで目が覚めたと、本人も明かしています。
    その後、どんな企画にも体当たりで臨むようになり、バラドルとしての地位を確立。苦難の時期を過ごしたことが演技に幅を持たせている」(放送作家)

    俳優として引っ張りだことなったいまでも、野呂はバラエティの仕事を断らない。それも好印象なのだという。

    「仕事がない時期を経験していますからね。偉ぶらないタイプなのでもともとスタッフの好感度は高かったのですが、バラエティにも出続けていることで、″俳優気取り″になっていないのが大きい。俳優としての評価が高まれば高まるほど、おバカ企画に挑戦したときとのギャップが大きくなって、より笑えますからね」(制作会社ディレクター)

    野呂の愛らしいビジュアルも俳優の仕事で強みとなっている。

    「旬に左右されないドラマはコンテンツとしてマネタイズしやすく、地上波では枠が増え、配信作品も増加の一途。俳優たちの取り合いになっています。
    作品にリアリティを与えるために、様々なタイプのバイプレイヤーが必要。″ふっくらタイプ″でかつ知名度抜群の野呂にオファーが殺到するのは当然なのです。バラエティで鍛えられただけに、コメディー作品での安定感は素晴らしいですよね。20代には富田望生(26)という名脇役がいますが、アラフォー世代にはライバルとなる俳優が見当たらない。しばらく野呂の時代が続くでしょう」(前出・キー局プロデューサー)

    野呂は’20年に結婚しているが、「旦那さんが敏腕テレビマンであるのも大きい」と前出の放送作家は言う。

    「もともと制作会社所属のディレクターでしたが、現在は独立して制作会社を立ち上げています。地上波だけでなく配信番組も手がけていて、タレントからの信頼も厚い。そんな有能なテレビマンから日々、アドバイスを貰えるわけですからね。起用する側の本音はなかなか聞けないから、オファーが増えても天狗にならないのは夫の存在も大きいでしょう」

    これまた話題作となった4月クールの『銀河の一票』(フジテレビ系)では準主役を演じたが、主演のオファーが舞い込む日もそう遠くないかもしれない。

    『FRIDAY』2026年11月6日号より

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