駐大阪韓国文化院
    日本初公開となる7作品を紹介、初のドキュメンタリー特集も実施 / 『エクストリーム・ジョブ』の俳優 リュ・スンリョンと4人の監督が大阪を訪れ、観客とのトークイベントに登壇

    大阪韓国文化院(院長:キム・ヘス、以下「文化院」)は、文化院を代表するブランド事業として12年にわたり開催してきた「第12回 大阪韓国映画祭」を、11月20日(金)から24日(火)までの5日間、開催する。今年上映される7作品は、すべて日本初公開となる。また、映画祭開催以来初めてドキュメンタリー作品3作品をラインナップに加え、日本の観客に紹介する。

    開催概要

    国内外の映画祭で高い評価を得た長編映画4作品とドキュメンタリー3作品を上映
    偶然出会った3人の独居高齢者が、無銭飲食という逸脱行為を共にするなかで、人生のささやかな喜びと活力を取り戻していく一方、その内面には超高齢社会の現実が浮かび上がる『人と肉』、受験を強いられる10代の少女たちの居場所と、命ある存在として尊重されない小動物たちの居場所を探し求める物語『山羊たち』、絶望と死に直面した2人が、互いの傷と転落を見つめながら繰り広げる、痛ましくも深く温かな愛の物語『春の宵』、ソウル地下鉄3号線・ 紙杻(チチュク)駅周辺で、一夜のうちに行われる2本のインディペンデント映画の撮影現場を記録した『紙杻の夜』など、韓国のさまざまな映画祭で観客や批評家から高い評価を得た作品が、大阪韓国映画祭を通じて日本の観客に初めて紹介される。

    また、大阪韓国映画祭の開催以来初となる「ドキュメンタリー特集」セクションを設ける。韓国と日本を行き来する監督である「私」の自然な歩みを追いながら、韓国と日本で暮らす在日コリアンの日常に潜む違和感や疎外感を浮き彫りにする『えごまの国のしそ』、1983年に韓国プロ野球(KBO)でシーズン30勝を挙げた伝説の投手、 張明夫(チャン・ミョンブ)と、世間からその存在を消されたヤクザの弟、張龍夫(チャン・ヨンブ)。マウンドの光と裏社会の影という対照的な道を歩んだ兄弟が、在日コリアンに対する差別のなかで、それぞれの生き方を模索してきた人生を、弟・張龍夫(チャン・ヨンブ)の視点から再構成する『張明夫、玄界灘の落ち葉』、司法書士である父の借金を返済するため、その事務員となった主人公が、多額の借金を抱える父と依頼人たちの物語を通じて、借金がもたらす苦しみの原因と、そこから抜け出す道を探っていく『カルマ』を上映する。

    俳優 リュ・スンリョンが大阪を訪問し、観客と交流!『人と肉』ヤン・ジョンヒョン監督、『えごまの国のしそ』キム・イヒャン監督、『カルマ』キム・ミョンウ監督、『紙杻の夜』チャン・ゴンジェ監督も来場
    上映作品4作品の監督と特別ゲストが、今年の映画祭に訪問する。まず、今年のオープニング作品『人と肉』のヤン・ジョンヒョン監督、『えごまの国のしそ』のキム・イヒャン監督、『カルマ』のキム・ミョンウ監督、『紙杻の夜』のチャン・ゴンジェ監督が、11月20日(金)、21日(土)、22日(日)に映画祭に参加し、それぞれの作品の上映後に観客とのトークイベントを行う予定だ。

    『人と肉』のヤン・ジョンヒョン監督は、韓国芸術総合学校映像院で映画演出を専攻。短編映画『犬小屋があった場所』(2000年)で、第1回ミジャンセン短編映画祭審査員特別賞を受賞したほか、ロッテルダム国際映画祭のコンペティション部門に招待され、2001年のインディフォーラム正式上映作品にも選出されるなど、演出力が高く評価された。『えごまの国のしそ』のキム・イヒャン監督は、『在日同胞1世の記録』(YTNドキュメンタリー、29分、2018年)、『離散の島、サハリン』(YTNドキュメンタリー、23分、2018年)、『コロナ時代の移住者たち』(YTNドキュメンタリー、19分、2020年)などを手がけてきた。本作は、監督にとって初の長編作品となる。『カルマ』のキム・ミョンウ監督は、かつて詩人を夢見ていたが、司法書士である父の借金を返済するため、父の事務所で働くようになった。自身の経験をドキュメンタリー映画として完成させた本作は、2026年の第23回EBS国際ドキュメンタリー映画祭で大賞を受賞した。

    大阪韓国映画祭の看板プログラムである「俳優招待 特別上映会」も開催される。今年は、韓国を代表する俳優リュ・スンリョンが11月23日(月)に映画祭に参加し、日本の観客と交流する。リュ・スンリョンは、2013年に映画『7番房の奇跡』で韓国における観客動員数1,000万人を突破し、ドラマ・コメディージャンルとして記念碑的な大ヒットを記録。同年の百想芸術大賞の映画部門<大賞> と大鐘賞映画祭<主演男優賞>を受賞した。また、主演を務めた2019年の映画『エクストリーム・ジョブ』は、韓国映画の歴代興行収入ランキング第3位を記録した。さらに、Disney+のオリジナルシリーズ『ムービング』では、交通事故で亡くなった妻の訃報を受け、葬儀場へ向かいながら号泣するシーンが、韓国のみならず海外の視聴者にも深い感動を与えた。時代を生きる人々に寄り添うドラマ『ソウルの家から大企業に通うキム部長の物語』では、2026年の百想芸術大賞の放送部門<大賞>を受賞。百想芸術大賞史上初めて、映画部門と放送部門の両方で<大賞>に輝いた韓国を代表する名優であり、日本でも高い知名度を誇る。今回の大阪韓国映画祭では、代表作の一つである『エクストリーム・ジョブ』の上映後に、観客とのトークイベントを開催する予定だ。

    キム・ヘス大阪韓国文化院長は、「今年の映画祭では、上映作品すべてが日本初公開となるほか、日本ではなかなか観る機会のないドキュメンタリー作品も選定しました。日本の観客の皆様に、多彩なジャンルの韓国映像コンテンツを紹介する場をつくりたいと考えています。」と述べた。
    参加方法
    – 事前申込・抽選制、各回入替
    – お申込み方法:映画祭ホームページ(https://osakakorea.com/okff2026/)からのみ可能
    – 締切日:11月6日(金)
    – WEBチケット送信:11月10日(火)

    ※定員を超えた場合、抽選で当選された方のみWEBチケットを送信いたします。
    ※抽選に漏れた方には別途ご連絡いたしませんので、あらかじめご了承ください。
    ※お申込みの際に、ご記入いただいたメールアドレスへ送信いたしますので、正確にご記入ください。
    ※未就学児(小学生未満)の入場はお断りさせて頂きます。

    第12回 大阪韓国映画祭 ゲスト紹介

    Guest 監督 ヤン・ジョンヒョン
    登壇上映会 11月20日.金曜日.18:20『人と肉』 ※上映後に登壇
    監督紹介
    韓国芸術総合学校映像院で映画演出を専攻。『犬小屋があった場所』(2000)で第1回ミジャンセン短編映画祭審査員特別賞を受賞し、ロッテルダム国際映画祭コンペティション部門に招待されたほか、2001年インディフォーラム公式上映作品に選出された。長編映画『キル・ミー』、『ザ・ペンション』などを通して、強烈な個性と独自の感覚を発揮している。

    Guest 監督 キム・イヒャン
    登壇上映会 11月21日.土曜日.12:40『えごまの国のしそ』
    ※上映後に登壇
    監督紹介
    1991年生まれ。2017年から2021年までYTNグローバルセンターのプロデューサーとして勤務し、数多くの特集ドキュメンタリーを制作した。
    『えごまの国のしそ』は初の長編監督作品である。

    Guest 監督 キム・ミョンウ
    登壇上映会 11月21日.土曜日.17:50『カルマ』 ※上映後に登壇
    監督紹介
    1995年生まれ。7歳の頃から寺院で育った。かつて詩人を夢見ていた彼は、父親の事務所に加わる前に、短編映画を通じてストーリーテリングを探求した。『カルマ』は、彼にとって初めての長編ドキュメンタリー作品である。

    Guest 監督 チャン・ゴンジェ
    登壇上映会 11月22日.日曜日.18:10『紙杻(チチュク)の夜』 ※上映後に登壇
    監督紹介
    韓国映画アカデミーおよび中央大学校先端映像大学院映像芸術学科で映画撮影と映画演出を学んだ。2009年、長編デビュー作『十八才』を完成させ、第45回ペーザロ国際映画祭で<ニューシネマ大賞>を受賞した。日本のなら国際映画祭との共同製作作品『ひと夏のファンタジア』(2014)は、第19回釜山国際映画祭の<韓国映画監督組合賞>、第16回アジアティカ映画祭の<最優秀作品賞>、 第16回釜山映画評論家協会賞の<脚本賞>など、国内外の主要な映画祭で相次いで招待・受賞を果たした。また、独立映画としては異例の3万6,000人の観客を動員し、韓国独立映画協会が選ぶ「2015年の独立映画」に選出された 。第28回釜山国際映画祭のオープニング作品に選ばれた映画『ケナは韓国が嫌いで』(2023)は、2025年3月に日本全国で劇場公開された。

    Guest 俳優 リュ・スンリョン
    登壇上映会 11月23日.月曜日.15:50『エクストリーム・ジョブ』 ※上映後に登壇
    俳優紹介
    リュ・スンリョンは、ソウル芸術大学の演劇科(90年度入学)を卒業 。
    当初は舞台俳優や映画の端役として活動していたが、無名俳優としての生活は決して楽なものではなかった。しかし、韓国の公演文化界に新たな章を開けたノンバーバルパフォーマンス『NANTA(ナンタ)』の初期メンバーとして活動していたリュ・スンリョンは、大学の先輩であるチャン・ジン監督との出会いをきっかけに、映画の世界へと足を踏み入れた。
    チャン・ジン監督の『小さな恋のステップ』を皮切りに、『拍手する時に去れ』、『偉大なる系譜』など、6作品に出演。特に『偉大なる系譜』と『熱血男児』で見せた演技は、主演俳優にも引けを取らない強烈な存在感を放ち、観客の記憶に深く刻まれた。2012年には映画『僕の妻のすべて』で知名度が飛躍的に上昇し、『王になった男』で2012年大鐘賞映画祭の<助演男優賞>を受賞した。
    2013年には、映画『7番房の奇跡』が観客動員数1,000万人を突破。ドラマ・コメディージャンルとして記念碑的な大ヒットを記録し、2013年百想芸術大賞の映画部門<大賞>と大鐘賞映画祭の<主演男優賞>を受賞した。さらに、主演を務めた2019年の映画『エクストリーム・ジョブ』は、韓国映画の歴代興行収入ランキングで第3位を記録した。
    Disney+(ディズニープラス)のオリジナルシリーズ『ムービング』では、交通事故で亡くなった妻の訃報を受け、葬儀場へ向かいながら慟哭するシーンが、韓国のみならず海外の視聴者の心にも深い感動を与えた。そして、時代を生きる人々の心に寄り添ったドラマ『ソウルの家から大企業に通うキム部長の物語』で、2026年百想芸術大賞の放送部門<大賞>を受賞。これにより、百想芸術大賞史上初めて、映画部門と放送部門の両方で<大賞>を獲得するという快挙を成し遂げた。
    コメディー、ドラマ、時代劇、アクション、ラブストーリー、ファンタジーなど、多彩なジャンルで幅広いキャラクターを演じてきたリュ・スンリョン。今後、どのような演技を見せてくれるのか、ますます期待が高まる。
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    2026/10/30 10:40

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