10月30日、芸能界によると俳優のチェ・ブラムさんが死去した。享年87歳だった。

    【関連】『イ・サン』英祖役のイ・スンジェさん(91)逝去。最高齢で大賞受賞の大御所俳優

    チェ・ブラムさんははMBC『捜査班長』のパク班長、『田園日記』のキム会長役で、長年にわたり視聴者とともに歩んできた国民的俳優だ。独特の重厚な声と温かみのある演技で、世代を超えて愛されてきた。

    韓国芸能界を代表するベテラン俳優たちの訃報が相次いで伝えられている。昨年12月のイ・スンジェさん(享年91歳)、今年1月のアン・ソンギさん(享年74歳)に続き、「国民的父親」として親しまれたチェ・ブラムさんの死去まで報じられ、一つの時代を支えてきた俳優たちとの別れに悲しみが深まっている。

    彼の健康悪化に関する報道は、以前から何度か伝えられていた。約15年間にわたって出演していたKBS 1TV『韓国人の食卓』を降板した後、健康不安説が浮上したのだ。

    当時、チェ・ブラムさんは「背骨のあたりに施術を受けたが、回復が遅れている。だからといって、この問題で人生の旅路を終えるわけではない。15年近く続けてきたので、そろそろ辞める時期だと思った」と自ら説明していた。

    しかし、その後も目立ったテレビ出演はなく、同僚俳優たちから心配する声まで伝えられたことで、健康状態への懸念が高まった。これについて、チェ・ブラムさんの息子はあるメディアを通じて「現在は入院してリハビリ治療を受けながら回復に努めている。歩くことが難しくなり、手術後にリハビリ治療を受けた」と近況を伝えていた。

    チェ・ブラムさん(写真提供=OSEN)

    今年5月には、MBCの家庭の月(5月)特集ドキュメンタリー『パハ、チェ・ブラムです』が放送された。同番組は、チェ・ブラムさんの人生と演技の世界を音楽を通じて振り返る、ラジオ形式のプログラムだった。代表作から俳優としての歩み、そして「国民的父親」としての地位を確立するまでの物語を、まるで一つのプレイリストのように紹介した。

    特に、父親の不在という喪失感を抱えて育ったチェ・ブラムさんが、どのようにして多くの視聴者にとって父親のような存在になったのかに焦点を当てた。ただ、チェ・ブラムさんの人生を取り上げたドキュメンタリーでありながら、本人が直接出演することはなく、惜しまれる結果となった。

    そうした経緯もあり、今回の訃報報道は一層悲しみを誘っている。

    韓国芸能界で相次ぐ、「国民的俳優」たちとの別れ…

    特に韓国芸能界ではここ数年、長年にわたって大衆に愛されてきたベテラン俳優たちとの別れが相次いでいる。昨年は俳優のイ・スンジェさんが世を去り、今年は「国民的俳優」アン・ソンギさんの訃報が伝えられた。さらに、お笑い芸人チョン・ユソンの死去も続き、韓国の大衆文化を一つの時代にわたって牽引してきた人物たちの不在が大きく感じられている。

    故イ・スンジェさん、故アン・ソンギさん(写真提供=OSEN)

    イ・スンジェさんが数多くのドラマや演劇を通じて演技への情熱を示してきた一方、アン・ソンギさんは韓国映画を代表する俳優として長年スクリーンを守ってきた。チェ・ブラムさんもまた、『捜査班長』や『田園日記』を通じて、視聴者の日常に深く根付いた俳優だった。

    3人はいずれも、単に有名な俳優というだけでなく、幅広い世代がともに記憶する国民的俳優だっただけに、悲しみが一層広がっている。

    一つの時代を代表してきた俳優たちが一人、また一人と去っていく中、彼らが残した作品や人生の意味にも改めて光が当てられている。健康を回復し、再び視聴者の前に姿を見せてくれることが期待されていたチェ・ブラムさん。彼の訃報が報じられたことで、長年にわたり大衆とともに歩んできた「国民的父親」の足跡が、改めて深い感動を呼んでいる。

    (記事提供=OSEN)

    ■【関連】アン・ソンギさん永眠 200本超の作品で出演した韓国の“国民俳優”

    ■【関連】国民俳優アン・ソンギとは? 過去出演作の写真で振り返るその人生

    ■【関連】星になった名優イ・スンジェ、国民に愛された理由と91年の人生で遺したもの

    Share.

    Comments are closed.