久松猛朗氏(The Hollywood Reporter Japan)
邦画大作の最新作を上映する「ガラ・セレクション」部門からは、『すべて真夜中の恋人たち』(岨手由貴子監督)の岸井ゆきの、浅野忠信、深川麻衣、『君の話』(中川龍太郎監督)の北村匠海、出口夏希、『ないものねだりの君に光の花束を』(安藤尋監督)の原菜乃華、作間龍斗(ACEes)、『劇場版「虎に翼」』(梛川善郎監督)の伊藤沙莉ら、豪華俳優陣が集結。特別上映される『ヒマチの嬢王』の永野芽郁、伊藤健太郎らも登場した。
『SUKIYAKI 上を向いて歩こう』は、全米ビルボード3週連続1位を記録した名曲「上を向いて歩こう」を生み出した「六八九トリオ」の30年にわたる絆を描く物語。作曲家・中村八大役として主演を務める岡田は、「日本映画として選んでいただき、光栄に思う。音楽を体感でき、映画の良さが詰まった作品を楽しんでほしい」と自信をのぞかせた。
中島は、「雨に反射する光がきれいで、最高のジュエリーのようになっていた。映画の未来を反映しているよう。皆さん、一緒に最高の映画の旅に出かけましょう」と、“ケンティー節”全開で呼びかけた。
メインの「コンペティション部門」には世界から1,892本の応募があり、15本が選出された。日本からは山本英監督の『過怠』、池田暁監督の『妖怪、化物をひろう』、三島有紀子監督の『男ともだち』が選ばれた。
同部門の審査委員長を務めるロルフ・デ・ヒーア監督は、「審査員はさまざまな職業で構成されているが、共通しているのは皆フィルムメーカーであること。小津安二郎、大島渚、黒澤明ら、巨匠の魂を持つ日本で審査できることは光栄。最高の結果をもたらしたい」と意欲を見せた。審査結果は11月4日(水)のクロージングセレモニーで発表される。
7年ぶりにフェスティバル・ディレクターに復帰した久松猛朗氏は、「映画の多種多様の魅力を楽しんでいただきたい」という思いを込め、開幕を宣言した。また、高市早苗首相からも「多くの交流と共創が生まれ、映画文化の発展につながることを祈念しております」とビデオメッセージが寄せられた。
取材/記事:The Hollywood Reporter Japan 特派員 鈴木元
